あらすじ
リゾートアイランドに集められた、外見と内面の美を競い合うコンテストの最終候補者。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、シェフ、インフルエンサー、大学院生の七人。これから二週間、互いを知りながら、高め合いながら、助け合いながら、最終選考の準備を行う。その日々を見守ってグランプリを決めるはずだった主催者が、二日目の朝、瀕死で見つかった。次々と殺人が起きるなか、巧妙に隠された参加者たちの「嘘」も明らかになっていく――。この中で、一番嘘つきの殺人鬼は誰? 最高に後味の悪いイヤミス長編!
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Posted by ブクログ
クローズドサークルもので女子のドロドロが読めるかなと思って気軽に読み始めてみたけれど、思っていたよりおもしろかった。
これだけクローズドサークル作品が増えるとなかなか驚きってないけれど、これは動機が予想してなかったものだから最後までおもしろかった。
そして犯人たちしか救われないラストもいい。
Posted by ブクログ
ビューティーコンテスト『ミューズ・オブ・ジャパン』のファイナリスト7名はクルーザーでリゾートアイランドに集められる。
そこでは充実したモダンな設備が揃う中で2週間のビューティーキャンプを行い、互いを高めあった後、ファイナルステージが行われる。
ファイナリストと主催者しかいないはずの孤島で主催者がトロフィーで殴られ瀕死の重傷を負う ─────
外見も内面も美しい美女達が集う孤島の楽園。そのシチュエーションにワクワクしてしまう。何このキラキラ感。
それぞれが個性的で魅力的な女性たちだが、事件が起こるごとに、徐々に嘘もバレていき、一人ひとりの本性があらわれ、疑心暗鬼に落ちていく。その過程にもゾクゾクしてしまう。何このドロドロ感。
犯行動機は思ってもいなかったもので、うーんどうだろう!?と思ったけれど、読み返しながら、
本当に自分の大切な人の命の危機に追い込まれたとき、
選択肢の一つになり得るのならば、、、。
それが最善だと思ってしまったならば、、、。
実行できる立場と状況がそろったならば、、、。
そう考えると、人って恐ろしい。
〈ミューズ・オブ・ジャパン募集要項〉
● 十八歳から三十二歳の独身女性
● 日本国籍を有すること
● 結婚、出産経験がないこと
● 心身ともに健康であること
● 身長百六十五センチ以上あること
● タトゥー、ボディピアス、豊胸手術を行っ
た方の募集はご遠慮いただいております
Posted by ブクログ
表紙が気になって読みました。
全員悪女という売り文句に、普段猫をかぶっている女性のドロドロが読みたい!となりました。
本の中に出てくる、個人の容貌と表紙を比べながら読むと面白い。
キャラクターがミスコンの人なのでそれぞれにキャラクター的特徴があり良かったです!
個人的には、十角館の殺人と大枠が似ており、(離島密室殺人)十角館の殺人を映像で見てしまっていたため、犯人や最終展開に物足りなさを感じてしまいました。。。
ただ、部屋を燃やすトリックは知見がない私でも、そういう手でできるのかと簡単に納得アンド驚きができてよかった。
また、悪女と言うには弱いかな、犯人の動機以外は想像通りだったな、と思ってしまった。。
Posted by ブクログ
理由はそれ??
ネットでそこまで調べる事が出来るならミスコンのファイナリストに集めなくても、と思ったり。容姿の描写と表紙のイラストと見比べて、誰かなと思ったり。エンタメ要素多く気軽に読める。イヤミスというほどでもないかな。
Posted by ブクログ
全体としてアイデアが素晴らしい小説だと思ったのですが、「余った受精卵から生まれた子が全員美しくミスコンに出てもおかしくないだけのプロポーションをもっていることってある?」と思ってしまった。私の解釈が間違ってる?
Posted by ブクログ
*リゾートアイランドに集められた、外見と内面の美を競い合うコンテストの最終候補者。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、シェフ、インフルエンサー、大学院生の七人。これから二週間、互いを知りながら、高め合いながら、助け合いながら、最終選考の準備を行う。その日々を見守ってグランプリを決めるはずだった主催者が、二日目の朝、瀕死で見つかった。次々と殺人が起きるなか、巧妙に隠された参加者たちの「嘘」も明らかになっていく――。この中で、一番嘘つきの殺人鬼は誰? 最高に後味の悪いイヤミス長編!*
全員、悪女。と言うほどではないと思うけど、全員何かしら後ろめたい何かを隠しつつの参加なので、全員怪しく見えるのはお約束。
そんな中で、一番嘘つきなのは…、となるわけですが、この結末はちょっと想像できなかった。
やや苦しい展開もあるけど、全般的にはサクサク読みやすく、綺麗に収束するラストも悪くない。
軽めのイヤミスをお求めの方にお勧めです。