恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ物書きを生業とする強い女たちのキャラクターが立っていておもしろかった。最後のお互いに上手ウワテをいく展開もかっこいい。けれども親近者の死をテーマにしているにもかかわらず、常に食べ物はしっかりと口にしていて、みんなどことなく他人事で冷静な感じが終始ちょっと不気味な印象があった。最後までその感覚が拭いきれず、誰の嘘にも共感できなかったのがのめり込めなかった要因かもなあ。
一旦真相がわかって落ち着いたときの、えい子さんの「書き直し」が好きだった。
本筋から少しズレるかもしれないけど、つかさが尚美に対して感じた同じ「観察者」としての立場の違いがなんだか面白かった。mbtiでいうと尚美はINFJぽいと -
Posted by ブクログ
理瀬シリーズの短編集。
各章、主人公や時間軸が違います。
なんだかんだで舞台が学園が舞台になっているものが好き。
理瀬が大学生になってしまっているから、今後はそれは望めないかもしれないけど、理瀬やファミリーたち、憂理・ヨハンたちの学園生活がまた読みたい。
それぞれのキャラクターが魅力的なので、こうやって短編でもいいから、またみんなに会えると嬉しいな。
「水晶の夜、翡翠の朝」
理瀬が去った後のヨハンの学園生活。
ヨハン、本当天使の顔で悪魔の所行。容赦ないわ!
「麦の海に浮かぶ檻」
校長先生が学園の生徒だった時代の話。
校長も悲しい過去を背負っていたんだね。。女装の理由が切ない。
「睡蓮」 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ恩田陸氏による2004年の作品。
当時、氏は飛行機恐怖症であったとのこと。とはいえ海外への憧れは強く、ムズムズしていた模様。
本作では恐怖症をおして、ゆきたかった英国・アイルランドへ赴き、その道中を綴るという作品。
なお、文庫化に伴い、『麒麟麦酒横浜工場』『札幌落雪注意』『オリオンは新年、東の空から上る』を収録
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で、本作、ありていに言えば恩田氏による旅行記です。
飛行機恐怖症をアルコールで紛らわせるさま、飛行機で読む本をチョイスする、そして現地で楽しむ様子など、私のポイントにドはまりしまして、楽しめました。
特に好きだったのは、こんなくだり。
随行したK嬢は恩田氏の搭乗前