恩田陸のレビュー一覧

  • 薔薇のなかの蛇

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    理瀬シリーズの本です。同シリーズを何冊か読んだことがあるのですが、昔すぎてあまり覚えてない。理瀬のイメージが違うような気がしました。そしてヨハンって何の仕事してるの?シリーズ全部読みたくなりました。

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    2024年05月18日
  • スキマワラシ

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    ネタバレ

    単行本が出た時から、早く文庫になれなれと思いつつ、いざ文庫になったら分厚くてなんとなく読んでいなかった作品。
    「アレ」って何だったんだろうとか、スキマワラシは何のために、とか疑問は解消されなくて気になった。長すぎ、っていう人もいるけど、一つ一つの章が長くて核心に少しずつしか近づかないのは、語り手である散多の回りくどい話し方と合っていて私はとっても好きだった。

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    2024年05月11日
  • 象と耳鳴り

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    初めて恩田陸作品を読んだ。本当は彼の代表作から入った方がいいのだろうが、この間読んでいた『八本足の蝶』(二階堂奥歯 著)で作者が読んでいた膨大な本の内の一冊だったので気になって読んでみた。
    元々ミステリ小説が好きなのもあり、すぐに場面が進むのでするすると読める。文体も説明口調がくどくなくて読みやすいと感じた。主人公の設定も、見事な洞察力で謎を解き進める様子に無理なく、面白かった。本作中では特に「往復書簡」が気に入った。
    文の構成と紐解き方が鮮やかで面白い。
    短編集なので久々に本を読む気になった人などにもおすすめ。

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    2024年05月07日
  • スキマワラシ

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    読んでいるとその情景がありありと浮かんでくる。さすが恩田陸さん。
    次々と重なっていく謎が、最終章でに一気に解かれた。
    ジローの癖はよくわからないままだったが…。
    私の頭の中で、白いワンピースにおさげの少女が元気よく走り回っている。

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    2024年05月04日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    高校生くらいに呼んだ気がする、再読。
    その頃の感想は「やっぱり恩田さんの描く女の子たちは強くて、こうなりたい」
    今となってはそれが毬子なのか、香澄なのか、芳野なのか、真魚子なのか、わからない。

    てか香澄死ぬんだっけ
    びっくりした

    終わり方も綺麗だったなあ
    香澄の視点で終わる感じがいい

    わたしがあの時感じた「強い女の子」って誰だったのかな
    強くて綺麗なんだよなあ
    誰だろう、でもみんなそれぞれ強さがあった気がするな

    そして美しい
    「少女」の残酷さが美しいな

    ストーリーの展開も静かで美しい
    本格サスペンスには遠いけど、恩田さんの作品が好きな人にはわかる感覚だと思う
    月彦が香澄のお母さんを殺

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    2024年05月03日
  • Q&A

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    大型商業施設で起こった死者69名を出した重大事故が発生。
    目撃者へのインタビューのみで構成されたミステリー。
    これだけの大事故なのに一向に要領を得ない証言、本筋とは違うところで起こる不穏な出来事…
    大好物の設定と構成で一気読みでした

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    2024年04月29日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    途中の感染症のくだりは、まるで新型コロナの話のようだった。コロナ禍の前に書かれた作品なのに…と鳥肌が立った。
    総じて面白かったけど、前半、話が動き出すまでが長かった。

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    2024年04月29日
  • 三月は深き紅の淵を

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    4章で構成されており、それぞれが異なるテイストの物語。ある一冊の本を巡ることが共通している。他の人のレビューにあったように4章が曲者だった。ただ、理瀬の話は引き込まれたのでシリーズを読んでみたいと思った。

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    2024年04月29日
  • 図書室の海

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    他の恩田陸さんの著書のスピンオフや前日談の様な内容があるので、ある程度他の作品も読んだ上で本作を読むと面白いかも

    イヤミスのような、最後にぞくっとくる短編もあって面白かった


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    2024年04月22日
  • ライオンハート

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    とても評価が高かったので期待して読んだがイマイチ感情移入ができなかった。
    主人公が変わっていくので一気読みしないとうまく世界観に馴染めないのかもしれない。
    しかし内容はとてもロマンチックだし、背景描写が印象的。
    大切な場面では舞台背景が匂いまで感じ取れるほど印象に残った。どこもシネマティックで美しい舞台だった。

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    2024年04月21日
  • スキマワラシ

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    恩田さんの文章ってどうしてこんなにスルスルと入ってくるのだろう。
    本の分厚さの割に、体感時間があっという間。
    この本も500ページ越えという大作だけれど、まるで本の中にすべりこんでいくように、抵抗なく読み終えた。

    ちょっと変わった体質を持つ主人公が、その体質のせいで見える風景の謎に迫るお話。
    『スキマワラシ』というタイトルから想像できるように、少し怪談めいた要素があり、それが「恩田陸」らしい世界観を醸し出している。
    訳のわからなさが不穏に感じてドキドキする。でも、不思議と読後感は爽快、爽やかな気持ちになる。
    これぞ恩田陸、というお話。

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    2024年04月20日
  • いのちのパレード 新装版

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    なかなか不思議な物語がいっぱい。
    ちょっとそういう世界があってもおかしくないかもと
    思ってしまう。
    やはり短編は合わないなあ
    じっくりと深く物語にひたりたい

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    2024年04月16日
  • 薔薇のなかの蛇

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    理瀬シリーズにイギリスはよく合うな、と思う。
    晴天ではなく、曇天。
    スカッと晴れていない雰囲気が作品全体を覆っている。

    そして相変わらずネタばらしのスカッと感もなくグダっと終わる。
    恩田作品は物語の世界観を楽しむものなので、まあ、こんなもんか。

    途中までは盛り上がるしね。
    なんだかんだいっても、手にとってしまうしね。

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    2024年04月15日
  • ネクロポリス 下

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    下巻も様々な事件が起こり、謎は深まるばかり。そして、終盤に一気に解決していくが、恩田陸ワールド全開で、これぞファンタジーと言った結末だった。久々のファンタジーの世界観に、ハリーポッターを読んだ時の衝撃を思い出した。

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    2024年04月14日
  • まひるの月を追いかけて

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    兄に興味の無かった妹が、旅の最中に心が変化していくのが面白いです。 女性というのは自分がある関係性の中に蔑ろにされると好きでも無い人でも好きな感情に引っ張られるのかな?

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    2024年04月14日
  • 私と踊って

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    どこか不気味で不穏な話が集まった短編集。
    私は「私と踊って」の幻想的な雰囲気が好きです。
    「東京の日記」は今の日本ではとても笑えない内容。
    こんな未来にならないことを祈ります。

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    2024年04月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    私にしては珍しく良かった

    休日午前の緩やかな時間帯の読書タイム。本書は、ギラギラしないシルバー夫婦等のななつ星とか言う高級電車旅をテーマにしたアンソロジーだ。

    冒頭の井上荒野作品、初めて良かったと感じた。苦手だったんだが、このふんわりした幽霊ものは良いな。本書一番作品かな。

    さらに、アイデアというか恩田陸作品の驚きのなぞなぞに仰天し、あまりよく知らない川上弘美作品のアイデアに脱帽。

    うん、なかなか良い休日をスタートできそうだ。

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    2024年04月07日
  • 月曜日は水玉の犬

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    ネタバレ

    映画や本にまつわるエッセイ。
    今回も初めて知った本がたくさん登場していたので、いつか私も読んでみたいです。

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    2024年04月02日
  • 土曜日は灰色の馬

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    危険。いろいろ読みたくなる。
    恩田陸の読書量と幅広さに感服。でも、不気味とか少女とかやや偏りあるとこが、小説にも現れてて、こんなルーツがあるからなのね、と納得。

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    2024年03月31日
  • 黄昏の百合の骨

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    ネタバレ

    祖母の死の謎、遺言の謎、梨南子・梨耶子姉妹の謎、そして級友の失踪の謎。

    理瀬は意外と隙がある。

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    2024年03月30日