恩田陸のレビュー一覧

  • 夜果つるところ

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    ネタバレ

    注:内容にかなり触れています。



    『鈍色幻視行』の感想では、『鈍色幻視行』の登場人物たちと同じ気持ちになれるように『夜果つるところ』を先に読んだ方がいいのでは?と書いた。
    が、実際に『夜果つるところ』を読んでみると、先に読むのは『鈍色幻視行』で。
    それをよっぽど気に入った人だけが、『夜果つるところ』を読めばいいのかな?と思うようになった。

    ただ、恩田陸の小説が好きで。恩田陸の小説はほぼ全部読んでいるみたいな人であれば、『夜果つるところ』を先に読むことで、ファンとしての興を満たせるのかもしれないなーとは思う。

    いずれにしても『鈍色幻視行』にある、『夜果つるところ』の抜粋はネタバレにはなっ

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    2025年06月16日
  • 妖し

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    怪異をテーマに10人の作家が描く短編アンソロジー。

    豪華な顔ぶれです!
    怪異がテーマだけあって、ちょっと怖い話や不気味な話が多め。

    亡くなったお母さんの幽霊が現れる、窪美澄さんの「真珠星スピカ」
    室町時代が舞台の武川祐さんの「細川相模守清氏討死ノ事」
    の二作が好きでした。

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    2025年06月11日
  • 月の裏側

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    得体の知れない怖さが、最後まで感じた。
    恩田陸さんは文章がほんとに読みやすい。
    色んなジャンルを書かれてるが、ハズレはあまりないように思う。

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    2025年06月10日
  • 光の帝国 常野物語

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    想像力を掻き立てられる短編集。短編集だけれど、それぞれ少しずつ断片的に繋がっていて、常野一族の謎が少し見えてくる。
    しかしまだまだ謎が多く、壮大な世界観を感じるし、気になることが多すぎるので、2作品目も読んでみたい。

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    2025年06月09日
  • 光の帝国 常野物語

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    ネタバレ

    社会に溶け込んだ、不思議な能力を持つ常野一族を描く連作短編。
    すべての話が繋がるわけではなくて、結局達磨山のことや、黒い塔がなんだったのかわからないまま終わってしまった感があるけど(あとがきを読むと、達磨山の話とかは別の長編物として考えられていたものらしい。)、最後は良い感じで終わった。岬と美咲はどういう関係なんだろう。一族全員が集って大団円ではなかったけど、色んな境遇の人がいるように、常野一族も色んな境遇のなか暮らしているんだというふうに感じた。
    本筋とは異なるところな気がするけど、「草取り」の話ではっとするところがあった。
    「この人たちがそれぞれに目的を持ち、やがては自分の部屋に帰るのだと

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    2025年06月08日
  • 中庭の出来事

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    ネタバレ

    瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げる。容疑は、新作の主演女優候補である3人の女優にかかる。警察は彼女たちに、脚本家の変死をめぐる一人芝居を演じさせようとする。しかし、この「出来事」自体が、それを執筆中の劇作家による戯曲の設定であり、さらにその物語も多重構造を持つ。虚実がめまぐるしく反転する、芝居とミステリが融合した作品。山本周五郎賞受賞作(2007)。

    ・・・
    恩田氏というと青春系、モダンホラー系などありますが(注:勝手なカテゴライズ)、この演劇的な作品も恩田氏の一つの特徴かと思います。

    で本作などはまさにドンピシャの作品です。

    当初二人の女性が対峙する場面で始まりますが、

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    2025年06月05日
  • 夜明けの花園

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    別の短編集にはいっていた話が何個かあったので、読み直しといった感じ?
    それを知らなかったのでちょっとがっかり。

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    2025年06月03日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    理瀬シリーズのスピンオフ目当てで読んでみた。
    短編はちょっと苦手なんだけど、読みやすいのでさくっと読めたかな。

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    2025年06月02日
  • 朝日のようにさわやかに

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    理瀬シリーズのヨハンにまつわる短編が読みたくて。
    少しぞわっとするような不思議な話が多かった。
    かなり短めの話が多いのでさくっと隙間時間に読める。

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    2025年06月02日
  • 六番目の小夜子

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    小夜子という伝統がどういうものなのか、ミステリーっぽくホラーっぽく青春物っぽく描かれ惹き込まれるような作品だった。沙世子がミステリアスでクールな少女という設定の割によく喋るので結構グッときた。

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    2025年06月01日
  • 私の家では何も起こらない

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    短編集だと思っていたら、それぞれがリンクしていた。
    ゾッとするようなもの、笑ってしまうような話もあり、ホラーの中でも読みやすい。

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    2025年06月01日
  • ドミノin上海

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    前作ドミノと続け読み。
    今回は人物以外にもう一匹、パンダも登場。
    盛りだくさんの話が、スッと回収されていくのて気持ちよく、ドタバタコメディなので純粋に楽しめます。

    前作同様、登場人物がたくさん出てくるのですが、今回の舞台は上海。上海人の名前がなかなか頭に入らなくて、人物紹介ページにフリガナしてほしかったな。

    あとはダリオが…泣 



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    2025年05月31日
  • 月の裏側

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    これがSFなら壮大な物語の序章、という感じ。
    特に緩急もなくスラーッと最後まで読んでしまった。つまらない訳ではなく。山場がないというか。始まりそうで本格的には始まらず、ページがなくなった。
    恩田陸を久しぶりに読んだけど、やっぱり文章が読みやすい。登場人物たちの知的な会話。

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    2025年05月31日
  • 珈琲怪談

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    壮年期の男性四人で喫茶店を巡りながら怪談を語り合うお話。
    自分も友人と集まっているような穏やかさを持っていて、ホラー成分は控えめです。

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    2025年05月30日
  • 失われた地図

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    恩田陸さん作のダークファンタジー。雰囲気は常野物語シリーズのエンドゲームに近い。
    1話関係の連作短編だが、最後の最後で話をひっくり返してきて、気になる終わり方で終了。続編に期待したい一冊。

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    2025年05月27日
  • ユージニア

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    真相は藪の中。誰が犯人なのか考察ありきの作品なので、好きか嫌いか意見は分かれる作品だと思う。
    個人的には後者かな。恩田陸作品は好きな物が多いけど、「ミステリ」に関しては信用してない。だいたいの作品がフワッとしたまま終わってしまうから。例えるなら、国語の小説文問題を解かされている気分。それが良いと言う人もいるけど、やっぱり何かしらの答えを明確に示して欲しいと思う派です。

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    2025年05月25日
  • 不連続の世界

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    塚崎多聞が日本のあらゆる場所でいろんな人とミステリーに巻き込まれる短編集。多聞ののんびりした無害な人柄が良い。話はどれもゾッとする部分があった。最後の話は、予想外の結末で面白かった。

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    2025年05月25日
  • 鈍色幻視行

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    ネタバレ

    ユージニアのような一人称で各々が好き勝手に喋るインタビュー形式のパートがあるとは思わなかった。雅春パートでどんなことを語るのかと恐々しながら読んでいたが、杞憂でよかった。

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    2025年05月24日
  • 灰の劇場

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    2人の女性が自殺した三面記事をきっかけに、というあらすじを読み、社会派ミステリーかと思い込んでいた。
    実際には、三面記事に衝撃を受けた私(恩田さん)が、0.その記事の女性2人を主人公に小説を書くまでと、1.その小説が舞台化される過程を描いたものだった。(1).私が執筆した「小説内小説」も登場する。
    章立ての「0」「1」「(1)」の表記を途中までまったく気にしていなかったのだが、先に書いた3つのパート分けを記したものだった。
    「私」のパートは”恩田さんらしき誰か”であり、ノンフィクションのようでフィクションなのだろうと思っていたのだが、あとがきを読むとほとんどが恩田さん本人に起きた事実だという。

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    2025年05月22日
  • ライオンハート

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     時や空間を越え、互いに想い合うもほんの一瞬しか邂逅できず、結ばれない2人を描いたSFラブストーリー。幻想的で個人的には好きな雰囲気だが、苦手な人も多そう。終わり方も好みだが、人には勧めづらい。一生に一度のほんの束の間しか逢えない織姫と彦星のよう。幼少期に一度は運命の相手に憧れるが、大人向けの物語に昇華させているのが凄い。ミレーの『春』の章が好き。その後2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ、とならない運命が切ない。最終章の2人にもすぐに別離が訪れたのだろうか。

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    2025年05月20日