恩田陸のレビュー一覧

  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    ネタバレ

    20年以上前に読んだ作品を再読しました。

    会話劇は面白いですね。

    真実は「事故」だったけれども、未必の故意っていうやつだったんでしょうか。

    重松時子役を浅丘ルリ子さんで映画化(ドラマ化?)されましたよね。食事のシーンが印象的でした。


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    2025年08月29日
  • 図書室の海

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    ネタバレ

    短編集。とりあえず全部大好きな深海のようで薄氷を踏むような雰囲気で好き。昔読んでよく分からんってなったのを、再読したらめちゃくちゃ好みだった。はっきり書かれてないのが昔ダメやったんやろなぁ、そこを漸く読み取れるようになったのか。


    「春よ、こい」
    春を目指して巻き戻る少女たちの女性たちの話。タイムリープ感と海底のようなしっとりじっとりした感じが大変好み。

    「茶色の小壜」
    会社の同僚が血を見て笑っている、それが気になり調べる女性の話。同僚の女性を同じように気になってたのに、いつ足を掴まれていたのか。はっきりと明記できない怪しさが好き。

    「イサオ・オサリヴァンを捜して」
    イサオのことを知って

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    2025年08月28日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    中盤までの不穏な空気感はよかったが、後半はトーンダウンした感じです。
    ここまで二転三転すると驚きより、何でもありのような印象をもってしまいます。

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    2025年08月25日
  • 灰の劇場

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    ネタバレ

    フィクションとノンフィクションが交互に描かれていて戸惑う。
    最初はそれすら分からなくて、しかも人物がイニシャルで表現されているから、「ん?なに?これは今は何が描かれているの?」となってしまう。
    でも小さな三面記事からその人物や背景を想像していくっていうのが面白い。そしてある程度の現実を明らかにしたときに、そっちの方がドラマっぽいと感じてしまうことの面白さ。
    読みづらかったけど、また時間をおいて呼んでみたい。

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    2025年08月23日
  • 灰の劇場

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    視点が頻繁に変わるのではじめは戸惑うし疲れるかも。
    いつもの恩田陸の文体とは異なっていて、個人的には『文学』を読んでるって感じがした。
    ノンフィクションパートも小話というよりはしっかり濃くて、作家のプライベートを覗き見しているような錯覚を覚えた。
    再読する機会があったら0と1をそれぞれ抜き出して読んでみたいかな。

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    2025年08月22日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

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    2025年08月18日
  • 私の家では何も起こらない

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    丘に佇む洋館には、さまざまな幽霊が住んでいる。その、幽霊にまつわる連作短編って感じ。タイトルが良い。私の家では何も起こらない。てっきり、何も起こらない=幽霊はいない、なんて図式を勝手に作っていたので、読み始めてそういうことか、と。怖い話もさることながら、見える大工親子が幽霊たちと家を修繕していくほっこりエピソードが1番良かった。

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    2025年08月18日
  • 六番目の小夜子

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    サヨコ伝説のルールが全体的に把握できないまま読み進め、終盤なんでこんな展開になったのか分からず戸惑ってしまった。
    ところどころ著者らしさの綺麗で考えさせられる文面や、ちょっとしたミステリアスな雰囲気に青春が包み込む感じは読み応えあった。

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    2025年08月17日
  • ユージニア

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    かつて街を悪夢で覆った名家の大量毒殺事件。
    数十年の時を経て解き明かされていく遺された者たちの思い。
    といったストーリー。
    大雑把に言えば、真犯人は誰だ?という内容と展開。

    読み終えてまず思ったのは、自分が試されているということ。
    真相は藪の中。一言で言えば、それで片付く。
    あっけないと言えばあっけない。
    こういった読者に委ねる手法、個人的には好まないが
    この『ユージニア』に関しては、その試され方が高度かつ恐ろしく感じた。

    要は、あなたの物語を書きなさいということだ。
    読む人の数によって、幾つもの解釈が生まれる。
    この物語においては、関係者の証言というインタビュー形式、
    もっと乱雑に言えば

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    2025年08月17日
  • 愚かな薔薇 下

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    奈智の選択は人々の運命は…とソワソワした気持ちでの下巻。
    最後は慌ててまとめたのかな?と感じるほどあっさりと終わってしまった。もっと登場人物たちについて一人一人深掘りしてほしかった。
    上巻から続けて読み小出しにされる情報で少しずつ世界観に浸っていたので後半の一気に終わる感じは少し寂しく感じた。もっと余韻にも浸らせて欲しかった。
    この後の奈智達の行く先に想いを馳せてその景色を想像する後味はとても好みだった。
    夏休みの今の時期に読むのには最適だった。

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    2025年08月15日
  • 小説以外

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    恩田陸作品はいくつか読んだことがあるが、タイトル通り小説以外のエッセイや解説、書評などをまとめた作品。

    小説家って、面白い物語を届けてくれる妖精みたいなイメージだけど、エッセイとかを読むと人間なんだって思って面白い。


    ↓印象に残ったところ↓↓

    読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。 本を開いた瞬間から、そこには送り手と受け手がいて、最後のページまで双方の共同作業が続いてい

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    2025年08月14日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    面白かった。面白かったけど怖くて心臓バクバクしながら読んだ。特に8月の方。
    みどりおとこを想像しながら読むと色んなシーンが脳裏に焼き付いて怖い、、

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    2025年08月10日
  • 麦の海に沈む果実

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    理瀬シリーズ2作目、やけど実質1作目感ある。
    全寮制の自称三月の国、にやってきた理瀬とそこで起きる不可解な事件の話。
    癖のある校長と寮生たち、誰が真実を握っているのか、この学園は何なのか、自然と恩田ワールドに引き込まれる。
    この深海みたいな、薄氷を履むような、独特の空気感大好きでずっと浸っていたくなる。
    理瀬がこれからどう生きていくのか、他の子達はどうするのか、気になる。

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    2025年08月09日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

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    2025年08月08日
  • 灰の劇場

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    二つの異なる時代が交互に描かれる手法で、初めのうちは混乱してしまった。著者自身があとがきで述べているように、非常に挑戦的で戸惑う作品であった。個人的には難しく、おもしろい!と思える内容ではなかったので星3つ
    やはり恩田陸作品はノスタルジーの感じるものが好きだ。

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    2025年08月07日
  • ユージニア

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    章が変わるたびに、語り手は誰だろう?となる。読んでいるうちに自然と誰だかわかる作りもすごいが、最後まで聞き手が誰だかはっきりしないという構成もすごい。

    意図的だったのか運命のいたずらだったのか。
    自信が絶望に、神秘性が凡庸に。
    グレーのグラデーションを見ているようだった。

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    2025年08月03日
  • 三月は深き紅の淵を

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    なんとそそられるタイトルでしょうか…。
    そんなテンションのまま読み始めたらビックリ、
    内容構成がややこしすぎる…!!笑

    第二章までは普通のミステリーとして読めてたけど、
    第三章で少し方向性が変わり、第四章でアクセル全開。

    あらすじ通りに進んできたはずなのに、
    気づいたら全く違う出口に出た感じ。

    経験が浅いから何とも言えないけど、
    ある程度ミステリーを読んでる人向けかな?

    言葉にするのが難しい、不思議な体験でした。

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    2025年08月02日
  • ユージニア

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    掴みきれないというのが本を読んだ率直な感想。
    ずっと核心ではなく輪郭をなぞったまま本が終わってしまった。

    でもその掴めなさと、たくさんの人が語る1つの出来事の見え方の違い、核ではなく曖昧な部分がこの本の魅力だと感じた。

    理解するにはあと何回かは読む必要がありそう。

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    2025年08月01日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    ネタバレ

    空港で足止めをくらった男女数名。テロの犯行予告があり犯人に該当するとのことで突如犯人探しが始まった。

    誰がテロリストなのか、どんな犯行なのかを想像させられる場面が多く最後までミステリーとして読んでました。
    恩田さん作品では途中まで良かったのにと思うことが結構あるのですが今回もそれ。

    犯人自身気が付いてないから誰か特定できないんじゃないか、消滅とは感染症?もしかしたら全て嘘でキャスリンが犯人?なんて色々考えましたがそんなことはなく意外とハッピーエンド。
    途中で見破ったキャスリンがネタを仕込み被疑者の中から別で捕まっていたベンジーが本当のことを言うように仕向ける。多分これがなくても時間になれば

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    2025年08月01日
  • まひるの月を追いかけて

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    ネタバレ

    個人的には結末の後味が悪いと感じる作品でした。
    主人公の静は、奈良で行方をくらました異母兄を探すため、兄の恋人とともに奇妙な旅に出掛けるというストーリーでしたが、なぜ兄が恋人のもとを去ったのか、そしてなぜ兄の恋人は妹の静を旅に
    誘ったのか、静にとって家族とは?といった謎が明かされていくたびに不穏な感じがしました。
    ハッピーエンドが好きな方にはあまり刺さらないかもしれませんが、バッドエンドでも構わないという方には面白く感じるかもしれません。

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    2025年07月31日