恩田陸のレビュー一覧

  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ


    線路脇の家
    球根
    逍遥
    あまりりす
    コボレヒ
    悪い春
    皇居前広場の回転
    麦の海に浮かぶ檻
    風鈴
    トワイライト
    惻隠
    楽譜を売る男
    柊と太陽
    はつゆめ
    降っても晴れても
    ありふれた事件
    春の祭典
    歩道橋シネマ
    全18

    ソフトめ、ややホラー寄り多彩な短編

    キリリと捻りが利いている話。
    ゾワっとさせられる話。
    勘違いに苦笑いしたくなる話。
    疑問符が湧く話。
    懐かしみを思い出す話。

    0
    2024年01月31日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく惹かれるタイトルで、ちょっと怪しげだけど怖過ぎなくて、好きな世界観でとても楽しく読めました。
    でも、結局謎が謎のままでちょっと消化不良のままなのが残念。多少謎が残るのは良いけど、伏線っぽいものが複数残ったまま、不思議なままはモヤモヤ。ちゃんと読み込めてないのかなぁ?

    0
    2024年01月28日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

    Posted by ブクログ

    テロリストは一体誰で、どんなことをしようとしているのか、色々な期待が膨らんで面白かった。結末に期待。

    0
    2024年01月28日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    複数人の思考を読めて面白かったけど、そこまでクライマックスへの期待を上げた分、もう少し意外な結末であればもっと面白かったのではと思いました。

    0
    2024年01月28日
  • 上と外(下)

    Posted by ブクログ

    下巻はマヤ遺跡の地下でのレンとチカの動きが中心。この物語の主題がここにありそうだ。成人式で王(ジャガー)と闘うレン。地下水路で迷子のチカ。父母の兄妹救出劇。時々ネットの地図サイトを参照したが、シティとティカルは相当距離が離れていたり、ティカル周辺には火山がなかったり、と著者が架空のG国と表記した理由が分かった。作中ではレンもチカも心の中で自問自答するくだりがあるが、自分的にはリアリティを感じなかった。終盤の大団円という結末は、やはり青春小説だったのだな~

    0
    2024年01月16日
  • ドミノin上海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1巻目よりもだいぶアニメチックというか現実離れしたところはあったり、当初から最後に一堂に会するところを目指して書かれている感じがしたりしたけど、相変わらず先が読めず面白かった。

    天敵同士(一橋と刑事、厳厳と飼育員など)がいがみ合いながらもなんだかんだ尊重しあっているいい関係なのがほっこりする。

    0
    2024年01月13日
  • 図書室の海

    Posted by ブクログ

    短編集というものをあまり読まないからスパンスパンと読み進められるのが新鮮だった。
    でも自分の読解力の問題で一つ一つの話を読み解いて楽しむって流れができなかった。
    なんなら読み取ろうとしすぎて「この話ってつまりどういうこと?ちょっと読んでみてよ」って人に聞いた。(茶色の小瓶)
    小夜子や夜のピクニックの前日譚は胸アツ!

    0
    2024年01月13日
  • 図書室の海

    Posted by ブクログ

    以前夜のピクニックを読んだので、その予告編が書かれているこの本を読んだ。

    ファンタジー要素のある話が多くて展開が読みにくいからか、読んでいるのが面白かった。


    お気に入りは、「国境の南」「図書室の海」

    0
    2024年01月06日
  • ドミノin上海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こことここが繋がるのね、的な楽しさは最後の方あるけどそこに至るまで500ページある。多分、文章がわかりやすすぎる。心情描写が豊かな本の方が向いてる気がする。

    0
    2024年01月05日
  • 黒と茶の幻想(下)

    Posted by ブクログ

    正直、「麦の海に沈む果実」のようなサスペンスを期待していたため物足りなさを感じた。
    Y島や寝台列車などの描写が印象的だった。
    次作品にも挑戦したい。

    0
    2024年01月03日
  • 中庭の出来事

    Posted by ブクログ

    読み進めていくと、どれが芝居でどれが小説内の現実で、と自分の頭では上手く整理できなかった。アイデアは素晴らしい。何回か読むとよりその世界観に浸れるのではないか。

    0
    2023年12月30日
  • ドミノin上海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前回以上にドタバタで、スケールが大きくみんなそれぞれ求めてるものは違うのに一同に介してしまうのが毎回すごいとおもってしまいます。前回出た人たちも色々いるので、また前回の話を読み返したくなりました。そういえば転職した彼もつながって再会するのかと思ってましたが、さすがにそこまでひどいことはしなかったですね。

    0
    2023年12月29日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2023年97冊目
    恩田陸さん/歩道橋シネマ
    帯にもあるように、色々なジャンルの18作の短編集。ゾッとしたり衝撃を受けたり、いろんな感情が押し寄せてきました。ミステリー好きな方にオススメしたいです

    0
    2023年12月24日
  • 図書室の海

    Posted by ブクログ

    恩田陸さんの短編集になります。
    短編集といっても「夜のピクニック」「六番目の小夜子」そして「理瀬シリーズ」の前日談やスピンオフなど、初めて読んでもどこかに知っている人物が現れるという面白い感覚で読みました。

    オデュッセイアが内容ではハマり、こういうファンタジー系の描きぶりは流石です。
    茶色の小壜もどこかピリッと不気味さを出すのもほんとに上手だと思いますね。

    0
    2023年12月15日
  • 私の家では何も起こらない

    Posted by ブクログ

    丘の上に建つ幽霊屋敷にまつわる短編集。
    暗くて静か。不思議で心がざわざわする。読んでるとじわーっと嫌な感じが広がる。そんな怖さの本でした。
    大工の親子が強くて好き。

    0
    2023年12月12日
  • 蒲公英草紙 常野物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    常野(とこの)のシリーズの一つ。
    恩田陸の作品は、どれも読みやすいのだが、今回、登場人物が多くて、それぞれに抱えているものがあり、それらが少しずつ語られているからなのか、どの人が誰なのかが、ちょっと混乱した。また、思い出が語られることもあり、今、いったい何歳なのか、何年経ったのかがわからなくなった。最終的に、運命の日が来た時、彼らは何歳だったんだろう?

    話の始まりから、いずれ物語が戦争に突入するのではないかと感じさせられていたので、もっと、そのあたりが書き込まれるのかと思っていたのだが、そこは少し肩透かし感があった。

    とはいえ、全体的に読みやすく、ほのかな哀しみと癒しがあり、良作だった。

    0
    2023年12月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    ななつ星、いつか私も乗りたい!
    特急の列車で日帰り旅行をよくするけど、近くの席の人達を見ながら、この人はどこの駅から乗ってきてどこまで行くんだろう?とか、着物着て京都で降りるということはお茶会か何か?とか想像することがあります。
    この物語を読んでその列車に乗っている人の数だけ物語はあるよなぁと思いました。
    ななつ星だったらなおさら。

    0
    2023年12月10日
  • 月曜日は水玉の犬

    Posted by ブクログ

    作家さんはこれほどの本を読み知識があることを知って改めて尊敬。この知識を見せられた後で文学部卒業を名乗れない。。

    0
    2023年12月07日
  • ネクロポリス 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み進めている間、ずっとワクワクして手が止まりませんでした。謎が解けていくのはとても面白かったのですが、オチまでの展開が早すぎたかな…と思います。少し消化不良で、できればあの丘に行く時の、ラインマンとケント、ジュンの活躍がもっと見たかったなーと思いました。

    0
    2023年11月26日
  • きのうの世界(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さて、前半から読まれている皆様、お疲れ様です。後半はもう少し読みやすいと思います。

    何しろ事件の全貌が見えてきてますからね。

    街に隠された歴史とそれを取り巻く人間たち。すこしずつ詳らかになる謎。ここにきてやはり恩田氏の技巧が唸るというものでしょう。

    ・・・
    町の建築に代々携わる謎の建築企業新村グループとそれを統括する老女志津。
    その秘密に気づきつつある高校生の和音。
    偶然にも和音と同様、亡くなった吾郎の死に不振なものを感じる高校生修平。
    こうした人間関係が絡まりつつも物語を展開させます。

    ・・・
    そして何より印象的なのは吾郎の死、ではないでしょうか。

    魂が肉体から離れるとどうなるか。

    0
    2023年11月23日