愚かな薔薇 下
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愚かな薔薇 下

880円 (税込)

4pt

体の変質は、虚ろ舟に乗るため。でも……、
飲む? 他人の血を? そんなの嫌だ…。
SF? サスペンス? ミステリー?
恩田エンタメの魅力が超凝縮!!
奇跡の超大作SFは、
誰も見たことのない世界へ!?



「これは21世紀の『地球幼年期の終わり』だ。
山間の夏祭りの中で少年や少女が変化してい
く。進化なのか? 人類はどこへ向かうの
か? 巡る星々。過去と未来。愛、愛はどこ
へ行くのか?」
――萩尾望都
単行本初刊時帯表4より

磐座に集められた少年少女たちは体が変質し、
歳をとらなくなる。そのかわり、一定期間、他
人の血を飲まないと、死んでしまうという。そ
の過程で初めて他人の血を飲むことを「血切
り」と呼ぶ。深志は奈智の血切りの相手は自分
だと決めていたと言うが、奈智は、「他人の血
を飲むなどという化け物じみた行為は、嫌だ」
と思い悩む。「そんなことなら、虚ろ舟乗りな
んかに、なりたくない」と。

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愚かな薔薇 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 愚かな薔薇 上
    869円 (税込)
    母方の故郷・磐座を訪れた少女・奈智は、 あるキャンプに参加。その目的は――? 吐血、変質して、どうなる? 青春小説? ホラー? ファンタジー? 恩田ワールド全部盛りにして、到達点! 「構造的には、世界の秘密を発見する本格 SFだが、同時にファンタジーでありホラ ーであり伝奇小説であり思春期小説であり ラブロマンスであり少女漫画であり……と 自在にジャンルを横断し、見たことのない 世界へ読者をいざなう。恩田陸のジャンル 小説の集大成とも言うべき大作だ」  ――大森望(翻訳家、書評家)     週刊新潮より 十四歳の少女、高田奈智は、四年ぶりに磐座 の地を訪れた。二カ月の間、磐座城周辺で行 われる、あるキャンプに参加することになっ ている。しかし到着の翌朝、体の変調を感じ、 激しく多量に吐血してしまう。そして奈智は、 親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天 知雅樹らから、今回の目的を聞くことになる。 それは、星々の世界―― 外海に旅立つ「虚ろ 舟乗り」を育てることであった。
  • 愚かな薔薇 下
    880円 (税込)
    体の変質は、虚ろ舟に乗るため。でも……、 飲む? 他人の血を? そんなの嫌だ…。 SF? サスペンス? ミステリー? 恩田エンタメの魅力が超凝縮!! 奇跡の超大作SFは、 誰も見たことのない世界へ!? 「これは21世紀の『地球幼年期の終わり』だ。 山間の夏祭りの中で少年や少女が変化してい く。進化なのか? 人類はどこへ向かうの か? 巡る星々。過去と未来。愛、愛はどこ へ行くのか?」  ――萩尾望都     単行本初刊時帯表4より 磐座に集められた少年少女たちは体が変質し、 歳をとらなくなる。そのかわり、一定期間、他 人の血を飲まないと、死んでしまうという。そ の過程で初めて他人の血を飲むことを「血切 り」と呼ぶ。深志は奈智の血切りの相手は自分 だと決めていたと言うが、奈智は、「他人の血 を飲むなどという化け物じみた行為は、嫌だ」 と思い悩む。「そんなことなら、虚ろ舟乗りな んかに、なりたくない」と。

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愚かな薔薇 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    愚かな薔薇とは、枯れない薔薇
    永遠の命
    身体が変化するためには
    キャンプ生たちが血を吸わないと
    生きていけないという設定が
    西洋のドラキュラ伝説を思わせる

    ホラーであり、ミステリーであり、SFであり
    少年少女の成長を追う青春小説でもある

    地球のこれからをいつかは考えなければいけないのだろうけれど

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    大好きな恩田陸の青春小説。満喫させてもらいました。

    六番目の小夜子、夜のピクニックの系譜がありつつ、常野物語シリーズや蜂蜜〜のテイストもあり、恩田陸ワールド全部乗せという感じ。

    この世界観でまた20年後くらいの設定も読みたいなぁ。。。

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    日本の田舎の情緒がありつつ、SFを織り交ぜてストーリーが展開されていく。もう少しラストに何か欲しかった。

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    奈智は果たして”通った”のか?木霊は一体誰なのか?というミステリを中心に展開するも、虚ろ舟乗り関係の主要な謎については上巻であらかた明らかになったとおり。
    成長譚としては性のアレゴリーである(と、個人的には解釈している)血切りを受け入れて大人になっていく、という過程の描写に注力しているものの、性の方

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    思春期の危うさと不気味さを感じながら、人間の在り方がぐらっとするようなSFの世界観に引き込まれた。あの村に居た感覚になれる、そういう没入感をくれる恩田陸、大好き

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    今の子どもたちに贈るメッセージ。
    新しい時代はすぐ目の前に来ている。それは必ずしも良いことばかりではなく、困難と悲哀に満ち満ちたものとなるだろう。それでも越えてゆけ。
    古い世代の、親の世代の習わし、常識に囚われるな。それを真似しなくていい。すべてがフロンティアだという覚悟を持て。そうでなければ、この

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    終わり方はRDG(荻原規子さん)みたいだなーと思った。滅びゆくことが決まっている人類、抗う人類。「滅びゆくこと」の部分は作中では民間人にはあまり実感がなくて…静かに、終わりが始まる感じが。

    「一つになりましょう…」がここでも出てきた。
    集合体が一つの意識を持つというのはどういう感じなのだろう…感情

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    最高に恩田陸で一気に読んだ。
    やはり恩田陸には正しい小説では無く、こういう理屈や分析を超えたギリギリのファンタジーを書いていて欲しい。

    うすかわ一枚下に密やかに確かにある「その世界」
    ほんの少しまなざしを変えるだけで見えてくるそれを、わたしは知っていた気がする。
    そう、思わず「やっぱりそうだったん

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    謎が次々と明らかになっていく!
    様々なジャンルの要素を持ったこの話も見事にエンディングに向かい、すっきりとした読後感となりました。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    ポーの一族へのリスペクトで書かれた作品らしい。
    何も考えずに手に取った作品だったけど、こんな偶然嬉しかったな…

    0
    2025年04月01日

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