恩田陸のレビュー一覧

  • 薔薇のなかの蛇

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    理瀬シリーズの、幻想的で不穏な空気感がとても好き!毎回序盤から中盤にかけては抜群に面白いけど、終盤はふっと物語が肩すかしのように終わってしまうことが多く、あれ、もう終わり?意外とオチがあっけないのね、と戸惑いを覚える。
    それでも不思議と読み心地がよく、気づけばまた手に取ってしまうクセになる魅力がある

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    2025年12月02日
  • 終りなき夜に生れつく

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    途鎖国、特殊能力を持つ者を集めた結社で主人公の神山が自分の力に目覚め、王と呼ばれ君臨する、模写を描いた物語。少し入りづらさがあり、評価を下げた。

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    2025年12月02日
  • 夜果つるところ

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    『鈍色幻視行』の登場人物達が語る内容から、赤江瀑作品のように読むだけで酔った心地になる華麗で絢爛で退廃的な美しい物語を想像していたので、ストーリーそのものはそれに近いものでありつつも、文体が恩田陸のままであったことに肩透かしを食らったように感じてしまいました。

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    2025年12月01日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    前作『MAZE[メイズ]』のような、右に行かされては左に行かされて、ここはどこだと思うようなストーリー展開。
    急激さや衝撃さはないが、それが物語の肝であると思う。忍び寄るような、日常の嘘と真実。
    今回は舞台が日本で雪国だからか、東北出の私は妙に親近感が湧いて世界観に馴染んでしまった。
    南国の人が呼んだら異世界みたいに感じてまた違う体験があるのかもしれない。

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    2025年11月28日
  • ライオンハート

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    エドワードとエリザベスという2人の男女の、輪廻転生のストーリー。
    年齢もバラバラでも必ず出会い、惹かれあい、でも結ばれないという人生を積み重ねた先にあらわれた奇跡。
    読後感がとても良い。

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    2025年11月28日
  • 夜明けの花園

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    ネタバレ

    「水晶の夜、翡翠の朝」「麦の海に浮かぶ檻」「睡蓮」「丘をゆく船」「月蝕」「絵のない絵本」

    水野理瀬シリーズの短編集。
    シリーズに登場したキャラクターたちのその後だったり、前日譚的な話が読めるのが嬉しい。またシリーズを読み返したくなる。

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    2025年11月24日
  • きのうの世界(上)

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    ネタバレ

    相変わらずとても雰囲気のある作品で引き込まれていく。「あなた」の章が不思議な感じで好き。その他の人びとの話で徐々に事件が見えてきているのに更に謎も(笑)上巻は凄く良い感じで進んで行きましたね(笑)しかし恩田陸は後半になって急に失速してしまったりゴチャゴチャしてしまったりするので最後まで油断はできませんね(笑)

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    2025年11月24日
  • きのうの世界(下)

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    ネタバレ

    いろんな意味で恩田陸らしい作品。前半はとても雰囲気がよく引き込まれていく感じなのに急に失速してしまったかのような展開になってしまう。後半は後半で楽しめる内容だとは思いますが前半での期待値からするとね(笑)

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    2025年11月24日
  • 月の裏側

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    ネタバレ

    久しぶりに本を読んだのもあって序盤は物語に入り込むのが難しかった。しかし話が進むにつれてどんどん引き込まれて面白かった。
    主要な登場人物4人の感情の機微が伝わってきた。ラストも不気味だった。人間の記憶がどれほど曖昧なものかと考え直すきっかけになった。
    わからなかったのは、小林さんは結局盗まれていたのか?多聞さんはどうして黒いゴム長靴を履いていたのか。あと、「月の裏側」というタイトルとの関係性もわからなかった。

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    2025年11月20日
  • ブラック・ベルベット

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    第一部から、この第三部を読み切りました。
    不思議。
    結末はあっけないものなのに、何故かハラハラさせられる。
    他の作品もそうなのか。
    恩田陸さんは初読みだったので、他の作品も読んでみたいと思いました。このシリーズの続編があればいいのに。続編というか、めぐみの。

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    2025年11月19日
  • 猫と針

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    戯曲。高校時代の友人の葬式帰りに集まった5人の男女の密室心理サスペンスだが、まさに恩田陸らしい不穏な雰囲気が漂っている。”人はその場にいない人の話をする”という帯の言葉通り、入れかわり立ちかわり何人かが席を外して残った人の会話が面白い。しかし登場人物の名前がみな平凡な名字で、会話しかないので、キャラ立ちが感じられなくて残念。やはり上演された劇を見たいと思った。
    戯曲の他に、著者が当時を振り返った日記というかメモもあり、そちらも面白かった。

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    2025年11月16日
  • 蛇行する川のほとり

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    憧れてた先輩に誘われた合宿。過去の殺人事件の真相にせまる!謎がとかれたと思った、最後の最後での真相。子供のころの記憶を辿るあいまいさがなんだか不思議な世界感でした。知らなくてもいい真相もあるのかな…

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    2025年11月14日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • 私の家では何も起こらない

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    ずば抜けての怖さがある訳ではないですが、全部のお話がゾワッとして、幽霊的な怖さと人間的な怖さの両方を感じられました。
    読んだ後、じわじわ怖くなり、目を瞑ると光景が浮かんでしまいました。

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    2025年11月11日
  • 不連続の世界

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    最後の話が面白かった

    よくわからない話が続いていくようで、最後でえっとなるのはよかった
    前作があるのを知らなかったので読んでみたい

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    2025年11月09日
  • 不連続の世界

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    【月の裏側】が最初とは知らず、こちらから読んでしまいました。
    時系列が急に変わるので、いつの間にか多聞がジャンヌと結婚していたのでびっくり!笑
    これこそが不連続の世界?と思っていたが違った。

    少しぞっとするような話を多聞が解決するけど、
    最後の話だけ多聞が気付かされる話。
    男4人で夜行列車に乗って怪談して讃岐うどんを食べに行くって楽しすぎる旅でしょ!
    でもみんなの話怖すぎるけど、、笑
    多聞の話は最初意味が分からなかったが
    最後なるほど!
    みんないい友達だなぁ。

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    2025年11月09日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    恩田さんらしいSF要素のある小説だが、結末があっけなかったのと、違和感を覚える設定もあった。
    空港での入国前のタイミングという設定は面白いなと思った。

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    2025年11月04日
  • 月の裏側

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    ネタバレ

    オーディブルで聞きました。多門と愛子、恭一郎の会話のテンポが良くて聞き入ってしまう。あいつが出てきても淡々と進める4人の会話が心地よい。
    途中からこれってホラーなの?どのように締めくくるの?って思いつつ聞いていました。

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    2025年11月03日
  • 月の裏側

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    塚崎多聞シリーズ再読。前に読んだのは多分20年前とかで内容ほぼ忘れてたので新鮮な気持ちで楽しめた。主人公達が失踪事件の謎解きを進めるなかで〈人間もどき〉の存在に気づくも、その正体がはっきりしないまま終わるラストが不気味。自分が〈盗まれ〉て、〈何かにすり変わられる〉…「自分はずっと"自分”のままで生きてきた」と当たり前に思って生きてるけどその確証って実はないのかも、なんて考えて怖くなった。

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    2025年11月03日
  • きのうの世界(上)

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    2025.11.02

    あまり期待せずに読み始めたけど、恩田作品にしては珍しく?筋立てて話が進み、意外と面白くてサクサク上巻を読み終えられた。(この直前に読んだいのちのパレードが駄作と感じたのもあるが)

    謎めいた街にやってきて殺された市川五郎とその弟、探偵役の「あなた」、田中健三…みんな何か知っていて何か重大な街の秘密を抱えていそうでなぜか不穏な雰囲気が漂っていてワクワクする。こういう恩田作品が好きで学生時代はハマっていたんだよなあと思い出した作品です。

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    2025年11月02日