恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ恩田陸氏による青春小説、とのことです。
結構恩田氏の作品は読んできましたが、かなり恩田色が濃いと思います。それを一言で言えば、『劇ががっている』ということでしょうか。
三人の大学生、もともと高校の同級だった「ザキザキトリオ」。彼ら各々の視点で短篇が三篇(そして付録が幾つか)。
文筆・映画・音楽と夫々の道を選んだ三人の大学時の回想ですが、文筆に進んだと思われる楡崎綾音の回想が一番恩田氏らしい?かな。独白・自問自答の篇で、ドラマやマンガに出てくる主人公が過去を振り返るみたいな。
まあでもそういうクサさを突っ込むのもある意味ファン的には面白いのかもしれません。
甘酸っぱさとか、感動とか、そういう感じの一般受けするような作品ではないと思います。
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ということで久しぶりの恩田作品でした。
本作は早稲田出身の恩田氏らしく、早稲田の名物サークルに着想を得たようですね。その点でも早稲田関係者にはおすすめできるかもしれません。 -
Posted by ブクログ
珈琲怪談から遡って1作目をAudibleで聞く。真っ先に思い出したのは『双亡亭壊すべし』と『ソラリス』なんだけれど、きっと「盗まれた」という表現の通り『盗まれた街』リスペクトなんだろう。有名な作品だけど読んだことがない。途中までだんだん増していく不気味な雰囲気がよい。あとタイトルが今タイムリーな気がする。が、話が佳境に!という辺りでAudibleの残り時間があまり残っておらず、嫌な予感がしてきたところで『愚かな薔薇』同様壮大だけどよくわからない感じで終わる。風呂敷の広げ方というか、雰囲気作りはやっぱり毎回うまくて好きなんだけど、なんか尻切れトンボな感じで終わるんだよなあ。惜しい。
主人公が思ったより変な人物である。こんな話のあとで怪談こわいーって男共できゃーきゃーやってたの?ほんとに? -
Posted by ブクログ
2026.04.15 ★3.3
インスタレーション。
アーティストの心象風景に入り込むような展示物。
この本を読んでいると、その中に入った時のような不思議な感覚になった。
芸術的才能と狂気は紙一重。
そんな使い古された言葉を噛み締める物語だった。
↓↓↓内容↓↓↓
建築学部に通う大学生の平口捷は、姉と二人暮らしの平凡な生活を送っていた。そんな彼の前に若き天才美術家・烏山響一が同級生として現れる。カリスマ的な雰囲気があり取り巻きが絶えないが、なぜか響一の方から捷に近づいてくる。そして、届いた招待状。訪れた熊野の山奥には、密かに作られた野外美術館が……。奇怪な芸術作品は、見る者を悪夢に引きずり込む。幻想ホラー大作。 -
匿名
購入済み感想
読んだ感想としては、学園のホラーとミステリ―要素がある。途中で、野犬が出てきてたり、炎が出てきたりする描写が印象的だ。少し、ホラーで夢の中にいるようなありえないシチュエーションを感じた。また、高校の中の、男女の恋愛要素も多くある。転校生として、やってきた津村小夜子、そして担任の黒川がこの伝説の謎のカギになっている。
「夜のピクニック」のあとに読んだ。人の名前がよく出てくるところが、読みにくいところだと感じた。主語は必要だが、あまりにも多い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなに有名な作家さんなのに、これまで全く読んで来なかったのだけど、3月になるたびにXなどで見かけることが多いので、前々から気になっていた。
それが、これか…という衝撃。
4部作という形をとっていて、各章でこの表題作が登場する。いや、出ては来るもののそれぞれ違った形で登場しており、3章4章に至ってはまだ存在もしていない。
していない…というのも変かもしれないのだけども、あまり先にあらすじを知りすぎてしまうのももったいないので、このくらいにしておく。
第4章ははじめ、ちょっとわかりにくくて迷子になって何度も読み返してしまった。
読み終えると、振り返って「あれかー書いてたなー」となってまた少し読み上げしてしまう。
そりゃ、3月のたびに読み返すのもアリだなぁ、となるわ。