恩田陸のレビュー一覧

  • 三月は深き紅の淵を

    Posted by ブクログ

    たった1人に一晩だけ貸すことができる本、『三月は深き紅の淵を』。その本を巡る4本の話。
    第一章は『待っている人々』。会社の会長宅に招待を受けた男性が、屋敷内にあるとされるが10年以上探しても見つからないという本探しに巻き込まれる。
    第二章は『出雲夜想曲』。『三月は深き紅の淵を』の作者を求めて、2人の編集者の女性が夜行列車で出雲へ向かう。
    第三章は『虹と雲と鳥と』。2人の少女が公園の展望台から落下して亡くなった。2人の間に何があったのか。少女の元家庭教師の女性と元彼氏の少年が解き明かそうとする。
    第四章は『回転木馬』。『三月は深き紅の淵を』を書こうとする女性を描いた話。

    確かこの間読んだ『27

    0
    2024年07月09日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    古道具屋を営む兄弟の弟目線の話。
    語り口調なんだけど、途中から書き方が変わってきてそこに何か意味があるのかな?私にはイマイチわからなかった。
    面白かったけど、なんかスッキリ!という感じの終わり方ではなかった。

    0
    2024年07月07日
  • Q&A

    Posted by ブクログ

    何が起きたのか明かさず、被害にあった負傷者数や現場にいた人へのインタビューから徐々に読者の不安と期待を煽る。本当に2004年の作品かと思うほど、斬新な物語の進行方式。
    まったく古さを感じない作品の雰囲気とは裏腹に、「茶髪」という言葉が軽薄な若者言葉と揶揄されていたりといった当時の風潮も描かれており、その温度差も楽しめた。

    特に、不幸な人と自分を比べ、自分は恵まれているという優越感に浸る大学生の話は、東日本大地震の被災者である私に刺さった。
    非現実的な「なにか」が起こっている異様な雰囲気は、当時中学生だった私にとっても、不安や恐怖よりもずっと好奇心が刺激された出来事だった。
    いま振り返ってみれ

    0
    2024年12月09日
  • 夢違

    Posted by ブクログ

    死んだはずのあの人がいる!夢なのか現実なのか…。
    この世界観は大好き。結末は読者に委ねられてて、すっきりはしないけど、想像は膨らむ。
    誰かが夢に出てくるのは、自分がその人に会いたいからではなく、その人があなたのことを思ってるから。これが本書のテーマでもあるのかな。
    二人の想いが伝わったんだな、と思った。

    0
    2024年07月04日
  • 三月は深き紅の淵を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全四章から構成されており、幻想的な作品でした。一章〜三章はギリギリ理解できましたが、四章はとても抽象的で、場面がコロコロ変わるので追っていくことが難しかったです。

    一章〜三章の雰囲気は結構好みでしたね。

    今回の作品はそこまで私に刺さりませんでしたが、作者の情景描写や感性のレベルは本当に高いと思います。私が作者と同じ景色を見たとしても到底あんな描写はできません。
    プロ中のプロだと思いました。

    0
    2024年07月03日
  • 灰の劇場

    Posted by ブクログ

    淡白なのか、淡々としていて、本当に灰色っぽく感じました。

    文字だけと真相は分かりませんが、それでも自分の足を運んで想像してみることは必要なのかもしれません。

    0
    2024年07月01日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    何と言うか、恩田陸とはこういう作家なのである。
    不思議なもの、というと凡庸な作家がホラー的な解釈をしたり、強引にSF的に持っていったりとするが、恩田陸は自然そのままの不思議をそのままにしたがる。
    亡き両親と兄弟たち、そして彼らが体験する不思議な体験はノスタルジックでどこか切なく、優しい感じがする。

    0
    2024年06月30日
  • 錆びた太陽

    Posted by ブクログ

    財護徳子の来た目的があまりピンとこなかった。近未来の話ではあるが、今の時代の問題点などを盛り込んでいると思った。
    サクッと読める一冊でした。

    0
    2024年06月27日
  • ネクロポリス 上

    Posted by ブクログ

    私の拙い知能では、上巻の面白さがわからぬ。
    皆さんが感想で言われている、ファンタジーの趣深さが、いまいち掴みきれないのが、自分自身に残念…

    下巻に期待!

    0
    2024年06月25日
  • 薔薇のなかの蛇

    Posted by ブクログ

    未読だった。不覚。
    本作品ではリセはパーティに招かれたゲストなので、素性を知らない人から見た理瀬が描かれる。といっても、観察者であるアーサーも鋭い感覚の持ち主なので、二人の会話は刀を抜かずして実力を測りあう剣豪のようである。
    ヨハンと男との腹の探り合いも同様に興味深い。
    全体的に禍々しく事件自体はグロテスクなのに美しくすら感じるのは、この緊張感漂う怜悧なやり取りが続くからかもしれない。

    0
    2024年06月24日
  • 私の家では何も起こらない

    Posted by ブクログ

    好きな感じの本。
    ある一軒の家で起こる出来事を描いた短編連作。
    固有名詞が何も出てこなくて想像力を掻き立てられるのがいい。外国の児童文学みたいな。ホラー味があることもあいまって「モンタギューおじさんの怖い話」を彷彿とさせます。
    途中、…ん?どの話と繋がってるんだ?っていう、ちょっと難解なお話もあったけど、まあそれも御愛嬌。
    装丁も好き。厚みも良い。

    タイトルから、冴えない主婦の日常に起こった不思議な出来事…!!みたいな話を想像してたのは、内緒(笑)

    0
    2024年06月22日
  • 夢違

    Posted by ブクログ

    久々に恩田陸ワールドに浸ったが、これは正直、途中からついていけなくなった。
    近未来、夢を解析できるようになった時代の物語だが、通常の物語だと読者が着いて来られるように様々な工夫がしてあるが、本作は「ついてくんな」と言われているようだった。トップランナーの作家でこうした作品への挑戦をやめないのは凄いと思う。

    0
    2024年06月19日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだか不思議な話だった。途中まであんまり話が進まなくて、う〜ん?って感じではあったけど雰囲気は好きだったな。結構余韻と謎が残る終わりだったと思う。日本の熱さの象徴という推測した白いワンピースの女の子が扉の向こうにかけていくのはなんだか少し寂しかったな〜。

    0
    2024年06月14日
  • エンド・ゲーム 常野物語

    Posted by ブクログ

    うーん…
    ‘’あれ‘’って結局何なんだ?
    阪神の監督の‘’あれ‘’はわかりやすかったけど
    なんかもやもや

    0
    2024年05月31日
  • 蒲公英草紙 常野物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恩田陸氏による常野物語シリーズ第二巻。本シリーズでは、常野と呼ばれる特殊能力を持つ一族の活躍や生き様が描かれます。

    ・・・
    時は新世紀(20世紀…1900年)初頭。とある田舎の村で周囲を取り仕切る槙村家。その槙村家にいる末娘聡子様にお仕えすることになった、中島医師の娘の峰子。この峰子が老いたときに在りし日を回想する形式で、槙村家で起こった超常現象と悲劇について描いたもの。

    ・・・
    常野という特殊能力をもつ方々が出てくるので、まあ超常現象系の事件がクライマックス。

    ただね、何ていうんだろう、峰子の聡子様へ女子高的憧れやその聡子様の恋心、槙村家の屋敷に集う風変りな方々の描写など、峰子の青春の

    0
    2024年05月21日
  • Q&A

    Posted by ブクログ

    一つの凄惨な事件を巡り、多角的な視点から語られる構成。しかし、ページをめくるほどに「原因」は遠のき、ただ不可解な悪意と恐怖だけが濃度を増していきます。ロジカルな解決を求めるミステリーとは一線を画す、理由のない暴力と狂気。その「答えのなさ」にゾクゾクと震えましたが、スッキリとしたカタルシスは皆無です。まさに、読む側の精神力が試される、人を選ぶ怪作だと言えるでしょう。

    0
    2026年03月27日
  • 薔薇のなかの蛇

    Posted by ブクログ

    理瀬シリーズの本です。同シリーズを何冊か読んだことがあるのですが、昔すぎてあまり覚えてない。理瀬のイメージが違うような気がしました。そしてヨハンって何の仕事してるの?シリーズ全部読みたくなりました。

    0
    2024年05月18日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単行本が出た時から、早く文庫になれなれと思いつつ、いざ文庫になったら分厚くてなんとなく読んでいなかった作品。
    「アレ」って何だったんだろうとか、スキマワラシは何のために、とか疑問は解消されなくて気になった。長すぎ、っていう人もいるけど、一つ一つの章が長くて核心に少しずつしか近づかないのは、語り手である散多の回りくどい話し方と合っていて私はとっても好きだった。

    0
    2024年05月11日
  • 象と耳鳴り

    Posted by ブクログ



    初めて恩田陸作品を読んだ。本当は彼の代表作から入った方がいいのだろうが、この間読んでいた『八本足の蝶』(二階堂奥歯 著)で作者が読んでいた膨大な本の内の一冊だったので気になって読んでみた。
    元々ミステリ小説が好きなのもあり、すぐに場面が進むのでするすると読める。文体も説明口調がくどくなくて読みやすいと感じた。主人公の設定も、見事な洞察力で謎を解き進める様子に無理なく、面白かった。本作中では特に「往復書簡」が気に入った。
    文の構成と紐解き方が鮮やかで面白い。
    短編集なので久々に本を読む気になった人などにもおすすめ。

    0
    2024年05月07日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    読んでいるとその情景がありありと浮かんでくる。さすが恩田陸さん。
    次々と重なっていく謎が、最終章でに一気に解かれた。
    ジローの癖はよくわからないままだったが…。
    私の頭の中で、白いワンピースにおさげの少女が元気よく走り回っている。

    0
    2024年05月04日