恩田陸のレビュー一覧

  • 妖し

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    時代小説がどうしても苦手で読み飛ばし

    ホラーをほとんど読まないんだけど
    あの、滴るような甘い果実がとても気になる。

    あの果実は‥

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    2020年07月01日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    「いや、本当に、世界の終わりは背中合わせのところにあるのだ。」

    神原恵弥の“悪目立ち”が全開
    こういうタイプは案外好かれる

    タイトルがいい
    バド パウエルだ

    クリスマスのH市に眠る『クレオパトラ』の都市伝説…恵弥は双子の妹を東京に連れ戻すほか、ある極秘ミッションを密かに計画していた
    鋭い推理と思いきや思い過ごしだったり、真実と仮説が交錯する

    前作とは異なりホラー要素はないけど、むしろ現実的な恐ろしさ

    『朝日のようにさわやかに』の「冷凍みかん」の話とリンクさせていて面白かった

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    2020年06月28日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    ハードカバーを読んだのだけど、見つけられなくて文庫本バージョンに書く。
    冷凍みかんの話がありそうで怖い。
    内容とは関係ないが、借りた本のやけた紙の色合いと古びた本特有の匂いがしていつの本だろうと思ってしまった。見たら17年も前の本で、その時私は何してたんだっけとかそんなことを考えさせられた。

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    2020年06月27日
  • MAZE 新装版

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    こんな夢見たことあったかも

    切り立った崖の先の開けた場所にそれはある
    鉄条網のような茨に守られた小高い丘の上の白い遺跡
    人が作ったのか、自然の仕業か、はたまた宇宙人か…
    そこは『存在しない場所』『有り得ない場所』として知られ、数百年前から存在しているよう

    この謎の遺跡の調査に訪れたウイルスハンター神原恵弥と友人 満
    満は遺跡の謎を解く推理を毎日行い、7日間で徐々に真理に近づき、ある日の奇怪な幻想体験を経て謎は解明される

    ホラーとして怖かったけど、真実を知ると呆気ない
    現実はそんなもの

    女家族で育ちオネエことばを話す、神原恵弥シリーズの一作目

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    2020年06月26日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

    購入済み

    音がうるさい

    音楽が、音が鳴り響きまず。ただ、いくつもの、ストーリーがあるため音が途中ぶつかります。それゆえに、雑音も聴こえます。

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    2020年06月24日
  • 妖し

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    【収録作品】「曇天の店」 恩田陸/「わたしキャベンディッシュ」 米澤穂信/「ANNIVERSARY」 村山由佳/「真珠星スピカ」 窪美澄/「マイ、マイマイ」 彩瀬まる/「李果を食む」 阿部智里/「フクライ駅から」 朱川湊人/「細川相模守清氏討死ノ事」 武川佑/「かぐわしきひと」 乾ルカ/「喪中の客」 小池真理子

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    2020年06月20日
  • きのうの世界(下)

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    ネタバレ

    世界観は大好きです。
    ただ、あまりにふんわり終わりすぎたのがちょっと。街の秘密、主人公の脳裏、もっと深く結論が欲しかった気がします。

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    2020年06月18日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    ネタバレ

    たぶん、5月連休明けか、中旬くらいに読んだんだと思う。


    読んでいて、ふと、思った。
    これって、もしかして、恩田陸版「なんとなく、クリスタル」?って(爆)

    といっても、「なんとなく、クリスタル」は、主人公(だったか?)の女性がパイドパイパーハウスに新譜を見に行こうか迷うシーンしか記憶にないwこともあり、内容ではなくて。
    この「ブラザー・サン シスター・ムーン」に出てくる3人の日常の雰囲気が、なんとなーく、“なんとなく、クリスタル”だなーって。
    ていうか、それこそ「なんとなく、クリスタル」なんて題名にした方が、この本の内容に合っている気がするのだ。
    いや、別に、「なんとなく、クリスタル」にこ

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    2020年06月09日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    MAZEに続き神原恵弥シリーズを読んだ。
    前作が若干ファンタジー?SF?要素があったのに対してこちらは現実味のあるミステリーだった。
    途中から和見にイライラさせられたのは恵弥に感情移入していたからだと思いたい。というか恵弥以外わりと全員イライラするかもしれない。
    調べたら函館大火って実際にあったことなのね。不謹慎だとは自覚してるけど、小説に出てくると面白いなと思ってしまう。
    ミステリー系面白くて一気に読んじゃうな…またシリーズ追っていきます。

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    2020年06月03日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    なんとなく「夜の底は〜」に近いなと思った。個人的にはあちらの方が怖かったんだよな…神山の得体の知れなさが。
    比較してしまうのは良くないかもしれないけど、烏山はそこまでカリスマ性を感じなかった…すごい人なんだとは思うんだけど…
    そんな風に思うのはラストでひっくり返されたから。悪は悪のままであるからこそ光るのではと思う。想像もしなかった善にやられる悪という構図は定番といえば定番だけどやや納得できないラストだった。
    というか姉ちゃん一人であそこまで来たの?インスタレーション沢山あったのに?
    夏海は世界を支配する側になりたいと思っているが、本性曝け出したところでものすごい小物感あるなぁと思ってしまった

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    2020年06月02日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    後半ちょっと失速したかなー
    ベンジャミンの設定がイマイチ活かされていないし。
    テロが結局なんだったのかもちょっと物足りなかった。
    恩田陸さんは「ユージニア」もそうだったなー
    前半めちゃくちゃおもしろかったのに後半ちょっと失速。
    それでも上質のエンタメ小説であることに変わりはないんだけど。
    恩田陸さんの群像劇「ドミノ」は最高傑作だと思っていて
    この「消滅」も群像劇なのでもうちょっとおもしろい展開を期待したが、、、ちょっと残念。

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    2020年05月30日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    これまで何冊か恩田陸の本を読んできて感じたことが、どこかモヤモヤして終わること。この本は一気に読み進めてしまったが、読み終わった今でも物語の解釈を進める私がいる。伏線なのか表現技法なのか、謎を残して終わるところも恩田陸らしい。また読んでみようと思った作品の一つとなった。

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    2020年05月26日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    最初はどういうことか良くわからないまま読んでたけど、どんどん世界に引き摺り込まれていく。
    ちょいちょい出てくる少年が何者なのか。
    誰がハッキングしてるんか。
    歴史は変わってしまうのか。
    下巻が楽しみ過ぎる。

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    2020年05月21日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    序盤から何やら正体不明の怖さにぞくぞくさせられた。よくよく考えるととてつもなく厭な話。最後は納得出来ない人多いでしょうが、私はこに終わり方でよかったんじゃないかと素直に思う。

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    2020年05月18日
  • 妖し

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    十人の人気作家が作る、妖しげな世界。

    「ANNIVERSARY」は言葉の持つ明るい世界とは異なる、なんだか奇妙な、悲しい世界だ。
    世界がループするのだ。
    ちょうど今読み返している『D.Gray-man』にも、繰り返される日々の話が出てきていた。
    この漫画について語るのはまた別の機会として、とにかく元の世界においてきた子供のことが気になってしまう。
    愛する者との離別を考えると、胸が苦しくなる。

    『李果を食む」は、私が感じ取ったおぞましさは二つあった。
    どちらだ。
    どっちなんだ。
    いや、どちらでも構わないだろう。
    もうすぐ、スモモの季節。
    あの甘酸っぱいすももを、私はこの話を思い出さずに食べら

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    2020年05月16日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    上巻の謎が解き明かされる下巻。

    それぞれの秘密、それぞれの思惑が明らかになる回でした。
    抒情的なモノローグの数々は素晴らしいのだけれど、謎が解けてスッキリした! という感じではなかったので☆3で。

    社会をうまく渡る大人たちが、ふと見せる影が印象的な作品でした。

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    2020年05月15日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    学生時代を共に過ごした男女四人が、大人になりお互い家庭をもつようになってから、ふとしたことをきっかけに屋久島旅行に向かう。
    旅のテーマは、「美しい謎」の謎解きと、過去との対峙。

    幻想的な太古の森を歩くうち、それぞれが今抱える問題や悩みを超えて、忘れかけていた過去と向き合い自分と直面する。
    心の疚しい人間には見えないという、伝説の三顧の桜は、果たして見えるのだろうか?




    今年の夏に屋久島に行くので、屋久島舞台の小説をと思って読みました。
    大人になっても学生時代の友人と変わらず会えるって、素敵なことですね!

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    2020年05月13日
  • 訪問者

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    ミステリーなのね…

    タイトルどうり各章の始まりは
    来客を告げるベルの音で始まる
    が、各章のタイトルと内容の関係がわからない
    絵本から取ったらしいが

    語りての男が探偵の役かと思ったら
    途中から現れた男がとっとと推理し
    肩透かしをくらった気分

    終盤の展開も
    なんか都合の良い感じがしたなぁ

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    2020年05月09日
  • 訪問者

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    事故に見せかけた連続殺人か?
    閉じ込められた山の中の洋館で、さらなる事件が?

    密室ミステリーのドキドキ感と洋館に住む個性的な老人たちのキャラクターがマッチして、最後までどうなるの?と引っ張られました。

    「訪問者には気を付けろ」という言葉が出てくるのですが、キャッチーですよね。

    訪問者という名の異物が混入してくる感じ。
    そして、誰が本当の訪問なの?という不思議な感覚。

    最後の最後は、あれ?え?と思いましたが、それはミステリーによくある話なので、語るほどのことではありません。

    むしろ、読み終えたときに自分も共犯者であり、訪問者であった感じがしてくる作品です。

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    2020年05月02日
  • 私と踊って

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     様々な短編があり、とても読みやすかったです。
    最初の「心変わり」の続きが気になる!
    そして、「忠告」と「協力」の対照的なところが面白い。犬と猫って、こういうイメージだよなと勝手に感心してました。すっかり猫には騙された。

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    2020年05月01日