あらすじ
私たちの住む悠久のミヤコを何者かが狙っている…! 謎×学園×ハイパーアクション。恩田陸の魅力全開、ゴシック・ジャパンで展開する『夢違』『夜のピクニック』以上の玉手箱!!
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これも恩田陸のファンタジー、独特な世界観で面白かった。
描写がどれも極彩色に伝わってくる感じがして手が止まらない一作。
キャラクターもどれも憎めなくて読むたびにかわいくなっていく。
ただ後半から終わりにかけてが急ぎ足すぎたかも
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話の内容は実はよくわかりませんでした。
でも蘇芳が生き生きと動き回ってるのが目に浮かぶので、頭の中の映像化がすんなりできてスピード感を楽しむことができました。
あとは、美男美女美少女たちが現実なら誰っぽいかなーと想像しながら読むのが楽しかったです。
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恩田さんは「ドミノ」や今作のようなぶっとんだ設定の作品を時々書くから侮れん。
むちゃくちゃ面白かった。
こういう作品もできればたくさん書いてほしいなぁ!
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ミヤコの世界観や魅力的な登場人物など途中まではすごく面白いんだけど、終わりに近づくにつれてあれ?これ終わるの無理だぞ?となって最終的に広げた風呂敷を畳みきらなかった感じがした。ロミロミの時と同じ肩透かしっぽい。ミッチーは笑った。
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文庫本じゃなくてハードカバーで読んだのですが…。
ゲーム感覚で楽しく読めました。結局、虚構の世界の話だったのか?最後そんな感じがしましたが。
なんか今の日本を鑑みて、満更有り得なくもない世界ですよね。
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近未来の日本を舞台にしたアクション活劇。
思っていたよりもファンタジー寄りで意外だった。
400頁超の長編だけど、読みやすいので割とサクサク進んだかな。
なんというか、アニメ化を前提としたかのような舞台設定や人物設定って感じ。読んでいると、頭の中では表紙絵の女の子(蘇芳?)がまさにアニメーションで飛び回っていましたね。
もし、アニメ化するなら美樹本晴彦さんのキャラクターデザインでお願いしたいなぁ(^^;;
んで、ミッチーの声優はやっぱりミッチーで(笑)
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久しぶりに恩田陸。恩田さんは、本当に様々な世界観(物語の舞台?)を作るのがうまいんだなあと思います。何を読んでも退屈しない。
今回の舞台は、ゴシック・ジャパン。「ミヤコ」と「帝国主義エリア」が別れた世界。それぞれのエリアの人がそれぞれに自分たちの生き方を貫いている。ただ、結局は双方に矛盾や対立ができ、主人公の三人がそれに巻き込まれていく、といった感じ。
結論、対立か融和かという大きな問題になっているので、スパッと勧善懲悪的にはいかないのはわかるんですが、なんかスッキリはしない終わりかただったなあ、とは思います。これだったら続編に期待すべきかとも思ったんですが…、最後の最後であの終わりかただとすると続編はないのでしょうね。でも、あの終わりかたはまったく予想してなかったので、おお!と思いました。
また恩田ワールドに浸ろうかと思います!
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読んでて一番思ったのは
「恩田さん楽しそうだな」(笑)
恩田さんの
こういうぶっ飛んだ学園モノも好き
伝統的な美しさを誇るミヤコや
煌びやかで豪華絢爛なナゴヤの街
はたまたバーチャルな幻想世界の中までも
いきいきと駆け巡るキャラクターたち
蘇芳と道博のやりとりがいちいち可愛い
アニメ化したら面白そうだなぁ
みんなキャラが立ってるし
どこを切り取っても絵になるシーンばかり
恩田作品にしては
わりと まとまりのある終わり方
「あっ、オチはそういう視点なのね」と
最後まで楽しませてもらいました
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"ミヤコ"という場所は、日本の中でも隔離された環境。そこで大きな勢力を持つ春日家の3人、紫風と萌黄と蘇芳が中心の物語。他の勢力である改革派や、新しい勢力である「伝道者」たちに春日家の代表的な人物である紫風が狙われる。
なんだこの面白い小説。最初の方は設定がよくわからずもやもやしたまま読み進めていたが、設定を理解し始めるとどんどん読める、というか気になって読んでしまう。
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久々の恩田陸、そしてヒット!
よく作り込まれた世界観の一端を見せてもらってる感じ。映像化したらいいと思う。
恩田陸の『広げた大風呂敷未回収問題』は、まぁ100%スッキリとは言わずとも一応まとまっていたので良しとしよう。★4.6。
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近未来の設定なのに、着物やら刀やらレトロな雰囲気だった。登場人物一人ひとりが個性的で、引き込まれた。終わり方が唐突なのはやはり恩田陸独特なのか。
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う~ん、とってもアニメチック。厨二設定満載感。
やりすぎなくらいこってこてでしたヨ。
ミッチーには吹きましたね…。恩田さん、好きなの?(笑。
これの前に読んだ恩田作品は「夜の底は柔らかな幻」だったので、そういう系(日本だけど日本じゃない系)にもはまってるのかなぁと。
まぁエンタメジュヴナイルとして楽しく読めました。
ロミオとロミオは永遠にが好きだったらお勧めかも。
別の派閥視点の話も読んでみたい。
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何度か繰り返しているのですが、恩田氏というのは実に器用で、色々なスタイルが描ける方だと考えています。
代表的なところで言うと、青春モノ、モダンホラー、伝奇モノ、演劇・舞台系、SF/近未来系、などがあると思います。
で、本作はどういうジャンルかというと、SF/近未来系に近いかなと。ざっくり印象はマンガ、でしょうか。マンガをノベライズしたかのような。
・・・
表紙のデザインもそれっぽいですが、舞台設定がゴシック・ジャパンなる古風な日本を復興させようという勢力であり、その中心となって政治のかじ取りをするのが光舎という学園の生徒会長という。つまり首相は大学生、みたいな。その時点でかなりな創造の世界ですよね。
加えて、現生徒会長もイケメンで、その従姉妹たちも美形で、彼らの出自の春日家というのが武術の達人の一家ときた。
生徒会長選挙もなんなればミスターコンテストさながらで、黄色い声が飛び交う。そのさなかに、春日家が謎の集団に挑まれるというもの。
そして、実は国の成立には隠された背景・上書きされた過去の経緯がある、みたいな話です。
また、所々ギャグみたいのもあり、こういうのもマンガっぽい。
・・・
なお、良く分からないのは、「ミヤコ」の会社とか企業の話が全く出てこず、どのように「ミヤコ」の運営資金を賄っているのか、みたいな現実的な問いもありました。一応は国ですよ。
まあ、読んでいる時は夢中になって気づきませんが、こうして冷静になると、そうした描写はなかったな、と。
まあ、そんなに突込み所ばかり探していても仕方ないですがね。
・・・
ということで一か月ぶりの恩田作品でした。
和風、学園系、美形、みたいなマンガ的な感じなのが好きな人には結構受けるかもしれません。
純文学を欲している方は白けちゃうかもしれませんね。
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和風SF感が強かった。学園シーンも前半しかなかったから、「学園もの」と聞いていたのでちょっと残念。登場人物の名前は相変わらず素敵でした。「ラノベみたいな作風になってる」と聞いていたので、最後の終わり方に「なるほど、確かにラノベ風」と納得しました。人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。
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途中まで和風ファンタジー&学園ものっぽくて面白かったのに設定盛り込みすぎて収集つかなくなった感じ。
最後の尻すぼみ感が強くて、最初の期待が大きかっただけに残念だった。あとちょっと登場人物がラノベっぽい感じ?恩田陸の他作品が好きなだけに残念。
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ガチャガチャした感じで始まり帝都とミヤコ、分裂した日本でどうなっていくのだろうか??と読んでいくとやはりガチャガチャ、騒々しい文章で対立が繰り広げられていく。
最後はゲームの世界なのか??マンガを読んでいるのか??と思うような終わり方で中学生向けてかいてるような小説な内容な気がした。
悩んで旅立たせる事に決定。
Posted by ブクログ
2013年作品
近未来と江戸時代が入り混じった日本という時代の話。
「ダイオード」は一般的なダイオードとは違う意味で幻想世界を作り出せる装置
のようである。
謎の7人の世界を作った末裔が主な登場人物で、セーラームーン的なキャラも出たり、及川光博みたいなキャラが出たりとエンターテーメントを感じる。
未来は成人年齢が引き下げられ、17歳以下でもお酒や煙草もありのようである。
何故か、ステルス戦闘機を思わせる近代兵器や時代劇にでる日本刀など石川五右衛門を思わせる斬鉄剣ならぬ、残月刀も出てくる。
最後は何だったんだろうという、いつもの恩田ワールドで閉じない物語です。
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ミヤコの秘密と学生たちの戦い。
世界観がいい。近未来の日本ということだが、『ロミオとロミオ〜』のように、恩田陸のこんなちょっとズレた世界設定が楽しい。ただ、ちょっとラストが投げっぱなし感が強かったかもしれない。キャラクターはとても魅力的で、続きがあるなら読みたい。ヘタレなんだかやり手なんだかよくわからない道博と、カッコいい系女子蘇芳の組み合わせが好き。
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薔薇を背負って現れるミッチーとか、日本の夏、緊張の夏とか、もうあまりのかっ飛びぶりが度を超えているこの作品。一本突き抜けた世界にまで行き着くとそれは快感に変わるんだということを実感させられるかのような驚天動地の設定には驚きました。これは面白い!と一気に読み進めました。でもこういう人工的な刺激で無理やり興奮させられる時間というのは長くは続かないものです。次第にその感覚も麻痺してしまいました。かっ飛んだ世界を駆け抜けられる時間は長くないのかもしれませんね。そして、後半に入って残されたページ数が少なくなってきて、これどうまとめるのだろうと思っていたら、あまりにもあっさりとした幕切れ。えっ?と思ってしまいました。モヤモヤ地獄見参!消化不良感が襲ってきました。
ということでしたが、前半のかっ飛んだ世界に浸れたことは良かったです。この作品は小説を読むというより、世界観を楽しむ作品。テーマパークのアトラクションを楽しむように。アトラクションに意味などないように、その瞬間の享楽に浸るだけ。そう考えるとなんだか結構面白かったかもしれない。今度また、前半だけアトラクションに乗るような感じで読み返してみようかなぁ、そんな風にも思えてきました。
こういう作品が恩田さんの作品群にあるのも悪くないと思います。というより、よくもまあこんな世界観の作品まで描けるもんだと、ただただビックリです。
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古来からの伝統を守るミヤコと、自由経済の恩恵と快楽を享受する帝国主義に日本が二分されるという仮想の時代を描いたファンタジー。
適度な緊張感と読みやすくアニメのようなスピード感、個性が確立したキャラクターなどによってそれなりに楽しみながら読めましたが、最後の締め方は拍子抜けでした。
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「ロミオとロミオは永遠に」でも見られた、勢いだけでしっちゃかめっちゃかに進んでいく学園ドラマ。ハマれば勢いで読めちゃうけれど、この作品は合わない人も多そう。最後のオチは風呂敷広げるだけ広げて畳み掛けが急なので、ある意味恒例というか恩田さんらしい。各章のタイトルセンス、やはり好きです。
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恩田さんのラノベ。「六番目の小夜子」「ネバーランド」「夜のピクニック」を書いた作家さんの作品とは思えない弾けぶり。キャラもいいし、背景や設定も魅力的。しかしラストがちょっと物足りない、恩田さんらしい終わりかた。双子とかミッチーとか最後までもっと出てきて欲しかった。
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表紙のイラストそのままな世界観。
色々ごちゃまぜなんだけど、手を止められないのはさすが。
でも最後はやはり、え!あとページこれしかないよ!終わらないよ!と言う感じ。色々消化不良だけど、恩田さんが好きだからしょうがない。こういうものだと。
細かい個所をすっきりさせてアニメ映画化してほしいなー
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導入部、設定、キャラはよい。けど風呂敷を畳みきれなかったのか、結末を考え付かなかったのか、ラストはやっつけ気味でかなり苦しかった。惜しい作品。
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世界観に強いこだわりを感じる。それだけの作品だった。
美人(美形)かつ武芸の達人ばかりな登場人物に序盤から満腹だし、相手と対峙したさいに必ずにらみ合い、動きがないが、実際は~というお決まりの説明文。
蘇芳と道博の掛け合いは面白かったけど、萌葱、紫風に読者側が親近感を抱いたり、心境が理解出来るといった場面もなかったためなんとも感想が抱きづらいキャラクターだった。一応は主要人物なのだろうがなぜ容姿や武芸面ばかり強調したのでしょうか。
世界観へのこだわりが強すぎてキャラが薄っぺらかったのは気のせいじゃないと思う。
シリーズ物として3,4冊に分けた方が内容的に纏まったんじゃないの? という作品。詰め込みすぎて逆に薄っぺらくなるんじゃ、本末転倒です。
主要登場人物だけじゃなく読者も手のひらの上をコロコロ転がされて終わった物語でした。道化を演じるキャラが居た方が物語として盛り上がるのは常ですが、それを主人公にさせるとはなんとも斬新。
Posted by ブクログ
ミヤコという架空の国を舞台にした近未来ハイパーアクション。
ロミオとロミオは永遠にに近い感じだろうか。
色彩感とか雰囲気はサイケな感じで良かったのだが、ストーリーとしてはいまいち馴染めなかった。
恩田さんのサイバーパンク的なノリってちょっとダメかも。
ロミオとロミオもいまいち馴染めなかったし。
外国人から見たサムライ日本とクールジャパンを具現化したような世界観は、いつも通り恩田節でチャレンジしてて面白い。
ロボットやらテーマパークやら細かい設定が全くピンとこなかった。
恩田作品でダメなものがあるとわかっただけでも収穫だったのかもしれない。
これきっと続編あるだろうな。