【感想・ネタバレ】消滅 VANISHING POINT (下)のレビュー

あらすじ

北米からの帰国者に感染力の高い新型肺炎の疑いが生じる。連行は細菌兵器ゆえの隔離、ヒューマノイド対応だったのか。テロ集団は
なぜ「破壊」でなく「消滅」という用語を使うのか。様々な憶測が渦巻くが依然、首謀者が誰か掴めない。やがて孤絶した空港に近づく高潮の危険。隔離された10人の忍耐と疲労が限界を超え「消滅」が近づいた時、爆発音が!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ワクワク胸ときめかせて
読め始めた下巻
10人が、それぞれに考える
いったい誰が、何のためにテロを企てるのか
破壊でなく消滅の意味

最後までヒヤヒヤ、ハラハラ
だけど、いつのまにか
10人の絆が芽生えていく?
他人の考えを聞いてまた考える
考えすぎて
次第にパニックに陥る

はたしてどんな結末が‥
読み進めるうちに
これは結論がないのではないかと
不安になった
キャスリンの変な受け答えが
ふっと息抜きになって
彩を添える

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2025年08月24日

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恩田陸の素晴らしさの一つにこれこの少ない残り数十ページで本当に終わるのだろうかと思っていると急にアクセル全開で走り出し全て綺麗に伏線回収するところがある
ゴールした後の余韻も丁寧に描いてくれて胸の体重が半分になりながら本を閉じることができる
ドミノや夜のピクニック系列

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2023年11月24日

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上巻から一気読みしました。
全く関係のない10人が、次第にそれぞれの背景が明らかになっていって、お互い疑心暗鬼になりながら物語を紡いでいく様子は「12人の優しい日本人たち」を何故か彷彿とさせます。
最後、伏線が一点に集約されていくその鮮やかさには舌を巻きました。さすが恩田陸、想像を超えてきますね。

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2021年07月28日

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ネタバレ

ブラック・ベルベットでも思ったけど、コロナ禍で読むとぞわっとする系。
何せ新型のウィルス性の孤独の肺炎とかね…!
あとアッ○ルウォッチの予言みたいなことになってたのには笑いました。
2015年に単行本で出て、その前に読売で連載してたんですけど時代の先を行ってましたわ-。
うちは読売新聞だったので、本になってから読もうと心を鬼にしてスルーしてたもんです。そんなおもひで。

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒューマノイドとか出てきたりテロリストに疑われてたりなど、現実的にはあまり起こらないような内容。
でもなぜかすごい先が気になってさくさく読み進めていった。
テロリストを探しているヒューマノイドのキャサリンが本当はテロリスト??と疑ったり、何かしらやましいことがある中年女性とか謎の親父、何かありそうな親子など気になる人たちも続々。
すべてラストでスッキリした。

他の人たちの口コミ読むとイマイチって感想も多いけど、私は「はぁーーー面白かった!」と思った。

空港好きだしこれもまた面白く感じた一因なのかも。

あと、謎の肺炎が今の新型コロナウイルスとリンクしていつ書かれたの??と思ったら5-6年前だった。
謎のウイルスが現実世界とリンクした。

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2022年01月30日

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ネタバレ

上巻では登場人物の多さに覚えきれなかったが下巻にくるとそれぞれのキャラクターの個性がでてくるので見分けがつくようになる。
あえて名前をださずにいる登場人物がいることで尚のことこの中にテロリストがいるように思わせつつ結末は違う方向にいき驚き。
読みやすく、楽しく読ませていただきました。

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2021年07月15日

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ネタバレ

すごく良かった。
上下巻のボリュームがあるのに実際はほとんど何も起きてないという。作者さんの文章力というか、小説力に脱帽ですね。
そして最後の終わり方が、みんなが想像してたことと多分真逆の方にいったのも良かった。
個人的な好みとしてはもっと消滅させてしまうとんでもないことが起きても良かったからちょっと物足りなかったけど…。
登場人物多くて結局名前は覚えられなかったけど、特徴さえ覚えてたら問題ないので、途中で諦めた。

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2021年07月03日

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上下巻の下巻
テロリストを探し出しの続き
展開は遅いなぁと感じつつそれなりに先が気になりました
そしてもうほんとにテロリストはいないんじゃないかと思いながら読んだ終盤の展開もよかったです

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2021年04月17日

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面白かったです。
テロリストが消滅させたのはそれか〜!!となりました。予想は外れたけどこんな消滅なら…とも、競争は世界規模で激しくなるかも、とも思いました。
疑心暗鬼の渦巻く極限状態でも、正しい人たちが多くて良かったです。それを思うと、事態が動くきっかけを中年女にした当局の判断は正しいです。他の人ならこうはいかない。。
イレギュラーはサイコメトラーな少年だけど、記憶どころか未来まで視えるって凄いな。証人保護プログラムで保護されても、彼のその後ってどうなんだろ?キャスリン同様、彼もトップシークレットだと思いました。
キャスリンみたいなヒューマノイドって極秘で実用化されてたりするのかな。話し方ところどころおかしくて笑ってしまったけれど、よく考えるとヒヤッとします。
2015年刊行の作品に、新型ではないとはいえ「コロナウイルス」の文字があるのもなんか、、、「孤独な肺炎」の方は時代病みたいなものだったけど。

言葉の端々や場の状況に、少しでも違和感を感じたら掘り下げて、少しずつ情報が増えていったりするの凄いなと思いました。「消滅」自体はそれとは別の所にあったわけだけれど。
思いの外、スカッとする終わり方で良かったです。

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2020年10月08日

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少し石持浅海氏のテイストが混じったような展開でしたが、最後は意外な結末でした。
暴力的な展開にならずに緊張感を保ったまま進行し、穏やかな種明かしにも関わらず拍子抜け感がないところが素晴らしい。

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2020年03月22日

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ネタバレ

作者あとがきが面白かった。科学は数学の考え方には自分はとんと遠いが、確かに将棋ドキュメンタリーなどは面白い。
またラスト描写、ピラフをガン見していたメンバーが妙に印象に残ったが、だからこそのエンドロール的展開に笑ってしまった。

「この中にテロリストがいる」と入管に引っかかったメンバーそれぞれが推測し合う物語。
途中、テロの方法が感染病では、という説もあったりして
今空港は大変だろうなぁ、とタイムリーに思ったり。
舞台化も出来そう。キャスリンを演じる人は本当に大変だろうけれど。

何を「消滅」させるのか、そのオチもタイムリーに不満に感じたことがあったので興味深かった。

(Avril LavigneのPVを偶然観て、Head Above Waterの意味、「頭を水面に出すだけでいいのか?荒波から引き揚げてほしいとは望まないのか?!!」と気になってCDを借りたら訳が『荒波を乗り越えさせて』
…乗り越えるって下手したら船が与えられる位のイメージを持ってしまうのは自分だけだろうか。。。
オリジナル言語のままで触れられないデメリットを痛感。。。)

本当に、そんな時代が来てほしい。。。






恩田氏の作品をみると、覚えておきたいな、という文章がいつもある。
『慢性的に暴力を受けていると、だんだん絶望が傍観へと変わっていく。痛みをまともに受け止めないよう、心も身体も閉じていく。現実を見ないよう、ある種の殻をまとうようになるのだ。やがては、自分はあまりにもつまらなくダメな人間なので、暴力を受けてしかるべき存在なのだと自らを卑下し、貶めるようになる。』
『勾留期間が長くなると、やってもいない犯罪を自白してしまうという気持ちがほんの少しだけわかるような気がする。とにかくここを出たい、ここから解放されたい、という気持ちが強まるのだ。』
『以前、何かで、なぜ人間の顔に眉毛があるのかという話を読んだことがある。人間は外敵を一刻でも早く見つけ出すため、「顔」を無条件で認識するようにできているらしい。壁のシミや、ポストや、天井の節目に「顔」を見てしまうのも、本能にそう刷り込まれているからだというのだ。で、敵を発見したら、まずするのは威嚇である。…極力無駄な戦いを避けるためだ。特に、眉は感情のサインを表現しやすい。眉を吊り上げ、「近寄ってはならない」ということを伝えるのだ。』
『なるほど、ギャンブルというのはこんなふうにして発生したのだな、と実感した。何が起きるか分からない不確実な未来は、人間にとって恐怖である。……先の見えない恐怖を興奮に変え、楽しみに転じる。…この先どうなるのか、誰か教えてほしい。宙ぶらりんかつ受け身の状態でいることが耐えがたい。しかし、「賭ける」という主体的な行動を取ることで、運命を「利用する」側に立ちたいという望みが少しだけかなえられるのだ。…余裕をもちたい、という願望が…』

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2020年02月05日

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ネタバレ

鳥の巣頭とヘッドホン男が違う人とはわかってるのに度々同一人物かのように読んでしまった。SF苦手だけど要素少なめだからサクサク読めた。今回はちゃんと結末のあった恩田陸だけど、空港を出たら消滅が遂行されるくだりがよくわからず。負けず嫌いな女性医師が好きだった

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2025年03月21日

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ネタバレ

上下巻まとめての感想。空港の入管で足止めされた人たちが「この中にテロリストがいる」と言われてみんなで推理していく話。
足止めを食った人の中にテロリストがいるのかと思いきや結局ベンジーが怪しいという話だったので筋としては肩透かしをくらった気分。でも登場人物それぞれの視点で物語が進んでいく過程を読むのは面白かった。
何かに追われている母子のことがちょっと気になった。

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2025年01月04日

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いよいよ真相にせまってくる中盤以降、登場人物の視点をかえてお互いに推理しあう展開は面白く読めた。本作の着地点(オチ)については著者があとがきで述べているように「近未来物」の難しさを感じざるを得ない。このテーマで今書かれたものなら2024年に芥川賞をとった「東京都同情塔」のようなところにもっと踏み込んだような気がする。このテーマは2015年当時の科学技術とその一般的な認識において、まだまだ今日的なテーマとして提示できるものではなかったように思うので、これは仕方がないことだと思う。気づいてくれる人があまりいなくて残念と、著者があとがきで種明かしした登場人物たちのネーミングは、あざといくらいだったのですぐ気づいたが、その由来と本作の内容にはまったく関連性がなく、気づかないというより関心が湧かなかっただけのように思う。

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2024年03月21日

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ネタバレ

複数人の思考を読めて面白かったけど、そこまでクライマックスへの期待を上げた分、もう少し意外な結末であればもっと面白かったのではと思いました。

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2024年01月28日

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空港で別室に集められた人々、この中にテロリストの仲間がいるらしく探す話。話が進むにつれて疑心暗鬼も深まり、あの人もあの人も怪しい、一周回って最早怪しくない、とこちらも疑惑が深まる。各々の隠し事が何で、消滅は何を指すのか。個人的にはその後の世界にめちゃくちゃ行きたい、まさに私が求めている世界がそこにはある。

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2023年08月22日

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11人の中から感染症を疑われる患者が出た。
これはバイオテロなのか。
さらに大型台風による高潮の危険が迫る。

どのような結末が待っているのかと期待したけれど、ラストは意外。
突然通信障害が直り、スマホから流れたのはラジオ体操のメロディー。
そして有名なプログラムソフト開発者のスコットが現れ、バベルと名付けられたソフトのプロモーションを始める。

上巻が良かっただけに、下巻の結末にはちょっとガッカリ。

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2023年07月06日

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上巻からの謎はそのままでいったいどうなるのか!ってワクワクしながら読み進めた。悲惨なテロではなくみんな喜ぶ幸せなテロなのか?と期待も膨らみ、いよいよというところであれれとなってしまった。

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2023年04月13日

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ズコーって感じの結末ではあったかな。
何よりも最大の謎で重要でスゴいのはキャスリンの存在だと思うのだが、スルーされちゃった感があるね。

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2022年10月19日

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ネタバレ

ちょっと物足りない結末だったかな、という印象。上巻のほうが勢いあったかも。
でも互いのことを知らない人たちが一箇所に集められて、ともに長い時間を過ごすことで一種の仲間みたいな気持ちになって、個室を用意された時に離ればなれになっていいのか、と葛藤するシーンは印象的だった。個々のキャラをうまく書きわけているのはさすが。それとやっぱり犬は空港の犬だったんだなーと。また、3人でラーメン屋に行って連絡先交換するくだりが微笑ましかった。
今後キャスリンみたいなロボットが現れるのか、現れたらいいな、とこれからの未来に期待。

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2022年07月18日

Posted by ブクログ

うーむ、やっぱりこじんまり終わってしまった。。。
アメリカの小説みたいな大法螺吹きを期待するのはどだい無理とは分かりつつ。分かり易く言えば、「トップガン」はアメリカしか作れないが、「シンウルトラマン」も日本でしか作れない。どっちが好きですか?という感じですかね。
それはともかくそうは言ってももう少し発展させてほしかったなぁ、どうも複数人物の話の設定に拘泥してしまったような気が。でも映画監督に名前の由来があるというのはちょっと嬉しい、読んでて確かにそうかな?と思ってたもんで。

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2022年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たまたま上巻の感想に『バベルの末裔』の話を書いてしまっていて、慌てて消した。内容はそんなに被ってないけど。言語よりも言葉、その根底の思想、だよね、壁を作るのって。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

電撃的な解決で終了。結末だけ見ると会議の意味はあったのかな?と思うが、状況として様々な所から読み取れるものがあった。複雑な人間心理、状況、機械と挙げれば多くある。その中で読み進めていくのが面白かった。

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

上巻から一気読み。登場人物もみんな個性があって面白い!キャスリンの台詞には思わずクスッと。

結末が予想外だったけどやや物足りなさを感じました。全体的に続きが気になってサクサク読めました。

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2021年07月21日

Posted by ブクログ

上巻で色んなネタが盛り込まれていて期待いっぱいで読んだけれど、下巻でのネタの回収は割と平凡な感じだった気がしました。
もっと奇想天外な結末かなと思ってたので。
でも、上下巻通して楽しい読書時間でした。
登場人物がそれぞれ魅力的で思い入れが強くなってたので、読み終わって寂しい気持ちです。

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2021年06月10日

Posted by ブクログ

ヒューマノイドの人間ではありません、○○です。に焦点が当たったが、それに対して大きな展開もなく、最後は今まで何だったんだ?という感じだった。

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2021年05月06日

Posted by ブクログ

空港内の一幕モノ。謎も多く、キャラも魅力的で楽しく読めました!消滅っていうキーワードは人をドキドキさせますね。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

ちゃんと回収されます(笑)
ベンジーがカギとは見ていましたが、ああなるとは。前向きな最後でした。
恩田さんの本は何冊か読んでますが、ジャンル分け難しい作家さん。作品もジャンルに縛られないものってイメージです。

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2021年01月26日

Posted by ブクログ

後半ちょっと失速したかなー
ベンジャミンの設定がイマイチ活かされていないし。
テロが結局なんだったのかもちょっと物足りなかった。
恩田陸さんは「ユージニア」もそうだったなー
前半めちゃくちゃおもしろかったのに後半ちょっと失速。
それでも上質のエンタメ小説であることに変わりはないんだけど。
恩田陸さんの群像劇「ドミノ」は最高傑作だと思っていて
この「消滅」も群像劇なのでもうちょっとおもしろい展開を期待したが、、、ちょっと残念。

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2020年05月30日

Posted by ブクログ

舞台は空港の一室
テロリストがこの中に一人いるとして拘束され、当局から軟禁される
テロリストは誰?

話の展開が気にならない訳ではないが、舞台が変わらないので、続きを早く読み進めたいとはあまり感じなかった。

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2020年04月18日

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