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刻々と変貎する《東京》を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者K”は、吸血鬼だと名乗る吉屋と出会う。彼は「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが……。スピンオフ小説「悪い春」を特別収録。
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Posted by ブクログ
恩田陸らしい作品だったなぁと。タイトルにある「東京エピタフ」の戯曲が彼女の「木曜組曲」の設定とほぼ同じで、その部分は嗤ってしまったけれども。 このふあふあとしたとらえどころのなさが彼女のSFやホラーの楽しさなんだよなぁと改めて思う。
もし可能なら単行本で読むのがおすすめかも。 装丁が素晴らしくて、よりこの作品の世界観を感覚で掴みやすいです。
なんとも不思議な構成の本。人を食ったような、ともいえる。作者が戯曲を書くために、東京のあちこちを訪れたり、思いをはせたりする。その戯曲もある程度は紹介されていて(戯曲のためのメモが面白かった。実際にこんな風に作られていくのかな?と思って)、でも未完。そして自称吸血鬼の不思議な男も現れる。なんだかよく...続きを読むわからないまま終わるのだけれど、そこは恩田さんの作品だから、で自分の中では解決してしまう。 本の中にある東京は自分が知っているものとは視点が違って、今度東京に行ったときは改めて訪れてみようと思った。
エピタフ=墓碑銘 詩の形式で墓石に刻まれる 都市もそこに住む人も流れ去っていく幻のようなものかもしれない。毎日の街の姿が堆積していって、目の前に拡がるのは、今 一番上にあるもの。明日には隠れてしまう、いや一瞬後には隠れてしまうのか。 街の古い記憶は図書や映像の中にしかなくて、誰かが思い出せば表に...続きを読むでてくるけど、ほとんどの時間を埋もれてしまっているのだろう。個人の記憶はもう忘れていくばかり。
再読3回目。 虚構と現実が入り交じって、さらに作中作まで絡んでくるお話。断片的で重層的で、あと何回か読みたいと思った。作中作の「エピタフ東京」も完成形が気になる。
エッセイとフィクションが浸食し合ったような不思議みのあるお話。 終盤の襲来後どうなったん!?あれは夢オチ??
東京を舞台にした戯曲を書いている主人公(まあ恩田さんでしょう)が、その舞台となる東京を色々な角度から切り取って東京という街の実像に迫っていく過程を書き記したエッセイ、という感じでしょうか。東京のあんな点こんな点とかなり興味深い内容です、少し物知りになったような気がします。ただし、視点が途中で謎の男性...続きを読むが見る東京に変わったり、肝心の戯曲の冒頭場面や設定詳細が登場したりと、なかなかに全体像を理解するのが難しい作品でした。 そして、頭に浮かんだのは「三月は深き紅の淵を」の〈回転木馬〉です。まさしくあれに似た構成。あの作品も章自体の全体像を理解するのに苦しみましたが、こちらはもう少し整理された印象を受けました。ただ、その肝心の戯曲の話題が途中でパッタリ止まってしまって、後半、話の展開がどんどん散漫になっていったのが残念でした。いきなり巨大生物襲来とか、少しかっ飛び過ぎて流石についていけない感が…。 ただひとつ興味深い記述がありました。「筆者はここ数年、資料として大量のピアノ曲を聴いているのだが…」これは恐らく「蜜蜂と遠雷」に関係することなのだと思いますが、バルトークにも触れられています。まさかこんなところでこんな記述に触れられるとは思わなかったので、ちょっと得した気分です。 あと、一点面白いなと思った点は、恩田さんが自身の書く戯曲について以下のような注意書きをしていた点でしょうか。 「台詞は膨大な量になる予定」 もの凄い納得感。流石、わかっていらっしゃる…。恩田さんの書いた戯曲に出演する役者さんは相当な覚悟が必要です。
戯曲を書く作者がストーリーを模索しながら東京をさ迷う連作短編集。 同時に買った奥田英郎の著作だと勘違いして読んでしまい「頑張って恩田陸みたいな実験的な小説書いてるけど失敗だったなー」と思いながら読んでしまい、奥付きひっくり返して脱力した次第…
〈筆者K〉は戯曲『エピタフ東京』の執筆に行き詰まりながらも、失われつつある東京の魅力への探求を続けていた。 ある日、自分を吸血鬼と名乗る吉屋という男に出会うが―。 〈筆者K〉が執筆に悩みながら東京の日常を過ごすエッセイ風の章、吸血鬼を自称する男の視点の章、そして戯曲『エピタフ東京』の脚本部分と、3...続きを読むつのパートで構成されています。 一応フィクションの体裁を取っていますが、エッセイのような、ドキュメンタリーのような。 ストーリーの起承転結は期待してはいけません。 だんだん〈筆者K〉が恩田陸自身に思えてきて、恩田さんの日々の雑感や小説になる前のアイディアの断片を読んでいる気になります。 それはそれで小説家の頭の中を覗いている感じで楽しいのですが、人によっては読むのが辛いかもしれない…。 時系列もばらばらで、断片的な思考をかき集めたとりとめの無い感じ、この混沌さ・酩酊感がまさに「東京」という都市そのもので、自分にはしっくりきました。 人や物事がバラバラな方向で散らばっているかと思えば意外なところで繋がっていたり。 無機質なようでいて、意外に懐が深かったり。 現実と虚構が違和感なく両立してたり。 なんか東京って改めて考えると不思議ですよねー。 他人のフィルターから「東京」を可視化したら、まったく違った絵が浮かび上がってきそうです。 わたしも何十年も住んでるけど、全容が全くつかめません。 印象に残ったエピソード(というか、断片的思考)をいくつか。 ・友人B子と将門塚を訪れたら、こけしの首を捻ったときのキュッという音が聞こえた気がした。 ・松本サリン事件が解決する前に、「松本サリンはオウムのしわざ」とガードレールに狂ったように沢山書いてあった。 ・記憶の中の安部公房回想録の表紙カバーは、現実では存在しないモノだった。(←こういうの、よくある!と思いました。私だけ?) ・東京のバーで聞こえてきた周囲の会話から、海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」を引き合いに出しながら都市と女性の関係(東京と女子)について考察する。 どのエピソードも少し不思議な話や的を得た考察が多く、心に残りました。 個人的な話になりますが、読んでる途中で不思議なことがありました。 安部公房の小説「燃えつきた地図」について、追う者と追われる者の反転を吸血鬼の吉屋が考察する章があるのですが、このエピソードを読む直前、都内の小説好きが集まるバーで、私は隣に座った初対面の人と「燃えつきた地図」の話をしたんですよ!! しかも自分から振ったわけではなく、話の流れで相手の方がこの話をしてくれたんですよ。 安部公房を今時読んでいる人も珍しいし、しかもピンポイントで「燃えつきた地図」の話をするなんて! 偶然だなーと思うか、よくあることだよねと思うかはあなた次第です 笑。 まあ、東京だしね。よくある話かもね。
これは東京にまつわるエッセイだ。 物語を期待したが、相変わらずチャレンジングな構成を 試したがる筆者の趣味嗜好の本だった。 ただ、エッセイとしては大変面白かったのだが… そういえば、戯曲EPITAPHは桐野夏生のoutを連想させた。
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