EPITAPH東京

EPITAPH東京

小説・文芸
704円 (税込)

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刻々と変貎する《東京》を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者K”は、吸血鬼だと名乗る吉屋と出会う。彼は「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが……。スピンオフ小説「悪い春」を特別収録。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日文庫
  • タイトル
    :
    EPITAPH東京
  • タイトルID
    :
    532517
  • ページ数
    :
    352ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年07月06日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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EPITAPH東京 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    恩田陸らしい作品だったなぁと。タイトルにある「東京エピタフ」の戯曲が彼女の「木曜組曲」の設定とほぼ同じで、その部分は嗤ってしまったけれども。

    このふあふあとしたとらえどころのなさが彼女のSFやホラーの楽しさなんだよなぁと改めて思う。

    0
    2018年06月17日

    Posted by ブクログ

    うまいなー。
    とりとめもない話のようでいて、なんとなく面白い。私も大好きな東京の、いろんな横顔。
    一つの出来事、風景に対して、思うことはもちろん人それぞれで、共感したり、はたまた「えー、自分とは違うな」と思ったり。「物語のような」レールに、なんとなく載せられて、連れていかれる感じ。
    吸血鬼の友人が書いている章が時々出てくるので、また先を読みたくなるのも一興。こういう進み方の小説も、あるんだなぁと、初めて体験しました。
    好き嫌いは分かれるかもしれないけど、私は楽しみました。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    もし可能なら単行本で読むのがおすすめかも。
    装丁が素晴らしくて、よりこの作品の世界観を感覚で掴みやすいです。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    なんとも不思議な構成の本。人を食ったような、ともいえる。作者が戯曲を書くために、東京のあちこちを訪れたり、思いをはせたりする。その戯曲もある程度は紹介されていて(戯曲のためのメモが面白かった。実際にこんな風に作られていくのかな?と思って)、でも未完。そして自称吸血鬼の不思議な男も現れる。なんだかよくわからないまま終わるのだけれど、そこは恩田さんの作品だから、で自分の中では解決してしまう。
    本の中にある東京は自分が知っているものとは視点が違って、今度東京に行ったときは改めて訪れてみようと思った。

    0
    2020年11月18日

    Posted by ブクログ

    エピタフ=墓碑銘 詩の形式で墓石に刻まれる

    都市もそこに住む人も流れ去っていく幻のようなものかもしれない。毎日の街の姿が堆積していって、目の前に拡がるのは、今 一番上にあるもの。明日には隠れてしまう、いや一瞬後には隠れてしまうのか。
    街の古い記憶は図書や映像の中にしかなくて、誰かが思い出せば表にでてくるけど、ほとんどの時間を埋もれてしまっているのだろう。個人の記憶はもう忘れていくばかり。

    0
    2018年05月03日

    Posted by ブクログ

    再読3回目。
    虚構と現実が入り交じって、さらに作中作まで絡んでくるお話。断片的で重層的で、あと何回か読みたいと思った。作中作の「エピタフ東京」も完成形が気になる。

    0
    2018年04月18日

    Posted by ブクログ

    戯曲を書く作者がストーリーを模索しながら東京をさ迷う連作短編集。
    同時に買った奥田英郎の著作だと勘違いして読んでしまい「頑張って恩田陸みたいな実験的な小説書いてるけど失敗だったなー」と思いながら読んでしまい、奥付きひっくり返して脱力した次第…

    0
    2019年12月05日

    Posted by ブクログ

    〈筆者K〉は戯曲『エピタフ東京』の執筆に行き詰まりながらも、失われつつある東京の魅力への探求を続けていた。
    ある日、自分を吸血鬼と名乗る吉屋という男に出会うが―。

    〈筆者K〉が執筆に悩みながら東京の日常を過ごすエッセイ風の章、吸血鬼を自称する男の視点の章、そして戯曲『エピタフ東京』の脚本部分と、3つのパートで構成されています。

    一応フィクションの体裁を取っていますが、エッセイのような、ドキュメンタリーのような。
    ストーリーの起承転結は期待してはいけません。

    だんだん〈筆者K〉が恩田陸自身に思えてきて、恩田さんの日々の雑感や小説になる前のアイディアの断片を読んでいる気になります。
    それはそれで小説家の頭の中を覗いている感じで楽しいのですが、人によっては読むのが辛いかもしれない…。

    時系列もばらばらで、断片的な思考をかき集めたとりとめの無い感じ、この混沌さ・酩酊感がまさに「東京」という都市そのもので、自分にはしっくりきました。
    人や物事がバラバラな方向で散らばっているかと思えば意外なところで繋がっていたり。
    無機質なようでいて、意外に懐が深かったり。
    現実と虚構が違和感なく両立してたり。
    なんか東京って改めて考えると不思議ですよねー。
    他人のフィルターから「東京」を可視化したら、まったく違った絵が浮かび上がってきそうです。
    わたしも何十年も住んでるけど、全容が全くつかめません。

    印象に残ったエピソード(というか、断片的思考)をいくつか。
    ・友人B子と将門塚を訪れたら、こけしの首を捻ったときのキュッという音が聞こえた気がした。
    ・松本サリン事件が解決する前に、「松本サリンはオウムのしわざ」とガードレールに狂ったように沢山書いてあった。
    ・記憶の中の安部公房回想録の表紙カバーは、現実では存在しないモノだった。(←こういうの、よくある!と思いました。私だけ?)
    ・東京のバーで聞こえてきた周囲の会話から、海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」を引き合いに出しながら都市と女性の関係(東京と女子)について考察する。

    どのエピソードも少し不思議な話や的を得た考察が多く、心に残りました。

    個人的な話になりますが、読んでる途中で不思議なことがありました。
    安部公房の小説「燃えつきた地図」について、追う者と追われる者の反転を吸血鬼の吉屋が考察する章があるのですが、このエピソードを読む直前、都内の小説好きが集まるバーで、私は隣に座った初対面の人と「燃えつきた地図」の話をしたんですよ!!
    しかも自分から振ったわけではなく、話の流れで相手の方がこの話をしてくれたんですよ。
    安部公房を今時読んでいる人も珍しいし、しかもピンポイントで「燃えつきた地図」の話をするなんて!

    偶然だなーと思うか、よくあることだよねと思うかはあなた次第です 笑。
    まあ、東京だしね。よくある話かもね。

    0
    2019年09月03日

    Posted by ブクログ

    これは東京にまつわるエッセイだ。
    物語を期待したが、相変わらずチャレンジングな構成を
    試したがる筆者の趣味嗜好の本だった。
    ただ、エッセイとしては大変面白かったのだが…
    そういえば、戯曲EPITAPHは桐野夏生のoutを連想させた。

    0
    2019年06月26日

    Posted by ブクログ

     東京を舞台にした戯曲<エピタフ東京>を書きあぐねている筆者は、吸血鬼だとなのる男と出会う。

     東京のあちこちを舞台に、というか題材にしているのだけど、どうも田舎者にはぴんとこない。
     多分、空気感がわからないからなんだろう。
     例えば、熱帯を舞台に、ってなれば、あのむっとするような暑い空気をいやでも感じる。が、東京にそういう特徴があるかといえば、ない。それをあえて文章化しようとしているのだけど…。
     東京の当たり前が、当たり前すぎて、それが当たり前じゃないのにはわからない。

     まぁ、わからないなってところが伝わってくるのは、文章力の確かさなんだろう。

     東京に限らず、世界中どこだって過去の死者の上に街はある。
     ただ、それに寄り添っているか押さえつけているかで、東京は後者のように感じだ。
     そのエネルギーが歪みを生んでいるような。

     だから、吸血鬼がいる。

     と、まるで恩田陸の目くらましをくらった気分なのだ。
     中の戯曲もそんな感じだったし、だまし絵の階段みたいな小説だった。

    0
    2018年12月31日

EPITAPH東京 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日文庫
  • タイトル
    :
    EPITAPH東京
  • タイトルID
    :
    532517
  • ページ数
    :
    352ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年07月06日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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