【感想・ネタバレ】歩道橋シネマ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐる驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話。

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Posted by ブクログ

色んな恐怖に触れられて、面白くてすぐ読み終えました!球根やありふれた事件などは、人間の狂気が描かれているのでゾワゾワしましたが、そういう作品こそ気になってどんどん読みたくなるんですよね。あまりりすも怖かった〜。若いカップル、ボイスレコーダー捨てて帰ってくれて安心。

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2025年09月30日

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理瀬シリーズの学園長が何故女装しているのか納得。
楽譜を売る男はクスリと笑える。ありふれた事件は意味が全く分からないがあとがきで深く考えずに書いたとあり自分でもよくわからないとあるのでわたしには全くわからなくて当然。他短編が連なっているけど3つが記憶に残る話だった。

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2024年12月08日

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色んなパターンの展開が読めるし短編集は隙間時間に最高です!

と、言っている私は実は一冊でどっぷり世界に浸れる長編派でした。

好きな作者ができて、その方の短編集から入ったからすんなりハマれたのかな。

悪い春  麦の海に浮かぶ檻

が個人的に良かったです。

もやもやして、もう1ターン読んで、またもやもや。

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2025年10月23日

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恩田陸の歩道橋シネマを読みました。
恩田陸版世にも奇妙な物語短編集でした。

「降っても晴れても」は工事現場の事故に巻き込まれた男性の物語でした。
彼はなぜその時間にその場所を歩いていたのか、短編ながら面白く読みました。

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2025年04月04日

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初めて恩田陸の本を読んだ。
何より文章に癖がなく、自然で読み易い。どの短編も面白い。作者の伝えたい事は何なのか?と考えさせられるところも良い。

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2025年02月26日

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「麦の海に浮かぶ檻」が好きでした。他作品のスピンオフとのことなので、そちらも読んでみたいです。
全体的にどの短編も独特の読後感があり、これが恩田陸さんの味なのかなあ、と思っています。好きです。

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2025年01月05日

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秘かに都市伝説となった歩道橋を訪れた「私」が記憶と現実と世界の裂け目を目撃する表題作ほか、ホラー、SF、青春、ミステリなどあらゆるジャンルの全18編を収録する。

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2024年01月27日

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ハードカバーの方を持っていますが、この本に載ってる「球根」の為に文庫本を買いました。恩田陸先生の学園物語はなんでこんなにも心にブッ刺さるのでしょう…。出来れば「球根」の世界を長編で書いてほしいくらい好きです。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恩田さんらしい、ホラー寄りの短編集。

どの話も面白かったですが、どこまでも大真面目な「柊と太陽」が特に面白かったです。
「麦の海に沈む果実」のスピンオフ作品も良かったです。

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2023年10月16日

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恩田陸作品は、不穏な空気を纏っている。それが妙に心地よい。この短編集はホラー、幻想、SFなど多岐にわたり、どれも流石の面白さ。今連載している小説の前哨戦ともいえる作品もあるとのこと。

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2023年05月17日

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18の短編集だが、作者の目線が縦横無尽であることが実感できる.少しゾッとする読後感が楽しめるのもユニークだ.種をしっかり探してそれを温める過程を経て中身の濃い短編にまとめることが、ある種の才能であるとも感じた.

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2023年03月13日

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短編集。
恩田陸先生の、よく知っている日常からちょっとだけずれた異世界や未来の話がすごく好き。背中がざわってする。
どうしてこんなに短い文章で畳み掛けられるんだろう。夢中で読んでしまった。すごいなぁ。

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2022年07月05日

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奇妙なお話が多くて好きだった。
結末が少し弱い。
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それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐる驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話

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2025年04月14日

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再読4回目。
ちょうど読みやすい短編集。わたしがこの著者を好きになった、ホラーなんだかSFなんだかとにかく面白かった、っていう感じを久しぶりに味わった。

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2022年02月05日

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初恩田陸先生。いろいろな風味の作品が詰まった短編集でした。読みやすかった。
他作品のスピンオフ、とあとがきに書かれている作品もあって、読んでみたいなと思いました!

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2025年07月18日

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理瀬シリーズのスピンオフ目当てで読んでみた。
短編はちょっと苦手なんだけど、読みやすいのでさくっと読めたかな。

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2025年06月02日

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恩田さんの作品は、「今このとき」から少し離れた場所を見ているような
距離感を感じる
同じものを見ていても人によって見え方が違うことも
ずっとわけのわからなかったことが、長い時間のあとに、するするっと解けるお話もわりとある印象
記憶力が良い方なのかな?と思う

現実にはいろんなことすぐ忘れてしまうし、記憶も都合のよいように改竄しがちだから…

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2025年05月20日

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表題作の『歩道橋シネマ』を含めた18編の短編集。1番好きなのは『麦の海に浮かぶ檻』です。以前読んだ『麦の海に沈む果実』のスピンオフだったのであの学園、あの世界観を一瞬にして思い出しました。

他に印象に残ったのは『線路脇の家』と『球根』『あまりりす』『楽譜を売る男』『ありふれた事件』です。『ありふれた事件』は最後意表を突く怖さでした。

恩田陸さんは個人的に短編集より長編の方が好みかな。

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2025年03月20日

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怪談、ホラー系多め。
「麦の海に浮かぶ檻」まだ理瀬シリーズ読めてない
「トワイライト」あまりにも有名な伝説。こういう描き方もあるのか
「楽譜を売る男」勝手に想像して実は…というオチ。思わず笑っちゃいました
「柊と太陽」これもある意味勘違いの話

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2024年10月25日

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線路脇の家
球根
逍遥
あまりりす
コボレヒ
悪い春
皇居前広場の回転
麦の海に浮かぶ檻
風鈴
トワイライト
惻隠
楽譜を売る男
柊と太陽
はつゆめ
降っても晴れても
ありふれた事件
春の祭典
歩道橋シネマ
全18

ソフトめ、ややホラー寄り多彩な短編

キリリと捻りが利いている話。
ゾワっとさせられる話。
勘違いに苦笑いしたくなる話。
疑問符が湧く話。
懐かしみを思い出す話。

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2024年01月31日

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2023年97冊目
恩田陸さん/歩道橋シネマ
帯にもあるように、色々なジャンルの18作の短編集。ゾッとしたり衝撃を受けたり、いろんな感情が押し寄せてきました。ミステリー好きな方にオススメしたいです

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2023年12月24日

Posted by ブクログ

短編集。
素人(恩田陸作品に慣れていない人)にはオススメしづらい、恩田陸臭の濃い短編集だった。
久しぶりに恩田陸読んだけど、やっぱり大好きだ!

印象に残った話をいくつかメモ。

・あまりりす
怖かった!
ボイスレコーダーを再生している、という設定。(沈黙)という描写が、みんながワイワイ話しているのにその話題になった瞬間シーーンと不自然に静まり返る様子が思い浮かんでゾッとした。
・麦の海に浮かぶ檻
ここ数年恩田作品を追っていなかったので、この短編集で三月、しかも校長の過去のお話が読めるとは思っておらず驚いたしとても興奮した。特にあの学園内でのスピンオフというのが嬉しかった。
理瀬達とは全く被らない学年の子達でもいいから、またあの学園内での長編を書いてほしいなぁと願う。
どうでもいいけど、巷では理瀬シリーズって呼ぶのね。私は勝手に「三月シリーズ」て呼んでた。
・楽譜を売る男
単純に面白かった。百聞は一見にしかず、というか、なんというか。
恩田さんの頭の中の広がり方の片鱗を見せてもらったような気分。
・はつゆめ
発刊時はまだ出版されていなかった長編小説の予告編らしい。その本編を早く読みたい。
・ありふれた事件
ユージニアを思い出した。ユージニア読み返したい。

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2023年03月14日

Posted by ブクログ

 様々なジャンルの短編18話を収録した短編集。
 ちょっと不気味だったり、怖かったりで、ちょっとホラーっぽい印象のある作品も。
 頑張って読みましたけど、ホラー系はやっぱり苦手ですね。。。
 ただ、大好きだった「麦の海に沈む果実」のスピンオフである「麦の海に浮かぶ檻」があったので、それだけで大収穫でした。
 恩田さんの描く少年少女の年頃特有の不安定さって、切なさと余韻があって好きなのです。

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2023年01月29日

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恩田陸さんの本をはじめて読みました。

この本を読む前に読むべき本があったかもしれない。

別の本で好きになってからこの本にたどり着ければと思いました。
(少し間をおいてから機会があれば戻ってこようと思いました。)

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2022年12月26日

Posted by ブクログ

買おうか買うまいか迷ったけど…
目次を覗いたら「麦の海に浮かぶ檻」というタイトルを発見してしまい、即レジへ。
その名の示す通り「麦の海に沈む果実たち」のスピンオフで時系列で言うと前日譚。ー檻ーに出てくるあの人がー果実ーに出てくるあの人になるんだな…とマニア心がくすぐられた。

恩田さんの得意な都市伝説的な小説が多い。中には語り手が何かものを書いている人で、周りの人も語り手をOさんと呼ぶので、語り手=恩田さん?あれ?これ、エッセイかな?と一瞬思うのですが、たぶん小説でしょう。

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2022年11月21日

Posted by ブクログ

短編集だと知らず購入。
短編集は好まないのだが、意に反し、楽しく読めた。
様々なジャンルの話が詰まっているが、怪異譚が多く、面白かった。
表題作が最後に掲載されていて、後味も良い。

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2022年11月16日

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けっこう難しいよくわからない話も多かった。逍遥がおもしろかった!こんなことができるようになるのももうすぐかもしれないなと。

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2022年08月20日

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なんだか読み辛くてなかなか進まなかった。

ちらほら好きな話はあるけど、
全体的に進まず読むのにひと月もかかった。

表題作が一番好き。憂いがある。

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2022年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろいろ詰め合わせ短編集。
麦の海、消滅、EPITAPHのスピンオフ有り。
EPITAPHのスピンオフは文庫版には収録済みだけど。
消滅スピンのリモートリアルは現実が空想に追いつきそうな分野だなぁ。
はつゆめは続き気になってたので追憶の五重奏楽しみ!
EPITAPH東京、読んだと思ってたけど内容忘れてるので読み返そうっと。

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2022年06月22日

Posted by ブクログ

既視感というか、「その違和感を知っている」というものを掬いとるのがとても巧い。久しぶりに理瀬シリーズに触れられて読み返したくなった(ので読み返した)。

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2022年06月06日

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