恩田陸のレビュー一覧

  • 夢違

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    死んだはずのあの人がいる!夢なのか現実なのか…。
    この世界観は大好き。結末は読者に委ねられてて、すっきりはしないけど、想像は膨らむ。
    誰かが夢に出てくるのは、自分がその人に会いたいからではなく、その人があなたのことを思ってるから。これが本書のテーマでもあるのかな。
    二人の想いが伝わったんだな、と思った。

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    2024年07月04日
  • スキマワラシ

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    何と言うか、恩田陸とはこういう作家なのである。
    不思議なもの、というと凡庸な作家がホラー的な解釈をしたり、強引にSF的に持っていったりとするが、恩田陸は自然そのままの不思議をそのままにしたがる。
    亡き両親と兄弟たち、そして彼らが体験する不思議な体験はノスタルジックでどこか切なく、優しい感じがする。

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    2024年06月30日
  • ネクロポリス 上

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    私の拙い知能では、上巻の面白さがわからぬ。
    皆さんが感想で言われている、ファンタジーの趣深さが、いまいち掴みきれないのが、自分自身に残念…

    下巻に期待!

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    2024年06月25日
  • 薔薇のなかの蛇

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    未読だった。不覚。
    本作品ではリセはパーティに招かれたゲストなので、素性を知らない人から見た理瀬が描かれる。といっても、観察者であるアーサーも鋭い感覚の持ち主なので、二人の会話は刀を抜かずして実力を測りあう剣豪のようである。
    ヨハンと男との腹の探り合いも同様に興味深い。
    全体的に禍々しく事件自体はグロテスクなのに美しくすら感じるのは、この緊張感漂う怜悧なやり取りが続くからかもしれない。

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    2024年06月24日
  • 夢違

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    久々に恩田陸ワールドに浸ったが、これは正直、途中からついていけなくなった。
    近未来、夢を解析できるようになった時代の物語だが、通常の物語だと読者が着いて来られるように様々な工夫がしてあるが、本作は「ついてくんな」と言われているようだった。トップランナーの作家でこうした作品への挑戦をやめないのは凄いと思う。

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    2024年06月19日
  • スキマワラシ

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    ネタバレ

    なんだか不思議な話だった。途中まであんまり話が進まなくて、う〜ん?って感じではあったけど雰囲気は好きだったな。結構余韻と謎が残る終わりだったと思う。日本の熱さの象徴という推測した白いワンピースの女の子が扉の向こうにかけていくのはなんだか少し寂しかったな〜。

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    2024年06月14日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    うーん…
    ‘’あれ‘’って結局何なんだ?
    阪神の監督の‘’あれ‘’はわかりやすかったけど
    なんかもやもや

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    2024年05月31日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    恩田陸氏による常野物語シリーズ第二巻。本シリーズでは、常野と呼ばれる特殊能力を持つ一族の活躍や生き様が描かれます。

    ・・・
    時は新世紀(20世紀…1900年)初頭。とある田舎の村で周囲を取り仕切る槙村家。その槙村家にいる末娘聡子様にお仕えすることになった、中島医師の娘の峰子。この峰子が老いたときに在りし日を回想する形式で、槙村家で起こった超常現象と悲劇について描いたもの。

    ・・・
    常野という特殊能力をもつ方々が出てくるので、まあ超常現象系の事件がクライマックス。

    ただね、何ていうんだろう、峰子の聡子様へ女子高的憧れやその聡子様の恋心、槙村家の屋敷に集う風変りな方々の描写など、峰子の青春の一ページを切り取ったかのような描写が太宗を占める印象。

    割と淡々と進んでいき、クライマックスが過ぎると途端に現代に戻るのは、まるであり得ない夢を見ていて突然目が覚めたかのようでもありました。

    あっさりとしていますが、ホントそんな感じ。まあ青春小説ですね。

    ・・・
    ということで恩田氏の常野物語第二弾でした。

    本作は超常系<青春系みたいな感じで、少し肩透かしを食らった印象。個人的には派手に超能力かましてほしかったかな。

    第一弾・第二弾と読んだので第三弾もいずれ読みたいと思います。

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    2024年05月21日
  • Q&A

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    一つの凄惨な事件を巡り、多角的な視点から語られる構成。しかし、ページをめくるほどに「原因」は遠のき、ただ不可解な悪意と恐怖だけが濃度を増していきます。ロジカルな解決を求めるミステリーとは一線を画す、理由のない暴力と狂気。その「答えのなさ」にゾクゾクと震えましたが、スッキリとしたカタルシスは皆無です。まさに、読む側の精神力が試される、人を選ぶ怪作だと言えるでしょう。

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    2026年03月27日
  • スキマワラシ

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    ネタバレ

    単行本が出た時から、早く文庫になれなれと思いつつ、いざ文庫になったら分厚くてなんとなく読んでいなかった作品。
    「アレ」って何だったんだろうとか、スキマワラシは何のために、とか疑問は解消されなくて気になった。長すぎ、っていう人もいるけど、一つ一つの章が長くて核心に少しずつしか近づかないのは、語り手である散多の回りくどい話し方と合っていて私はとっても好きだった。

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    2024年05月11日
  • 象と耳鳴り

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    初めて恩田陸作品を読んだ。本当は彼の代表作から入った方がいいのだろうが、この間読んでいた『八本足の蝶』(二階堂奥歯 著)で作者が読んでいた膨大な本の内の一冊だったので気になって読んでみた。
    元々ミステリ小説が好きなのもあり、すぐに場面が進むのでするすると読める。文体も説明口調がくどくなくて読みやすいと感じた。主人公の設定も、見事な洞察力で謎を解き進める様子に無理なく、面白かった。本作中では特に「往復書簡」が気に入った。
    文の構成と紐解き方が鮮やかで面白い。
    短編集なので久々に本を読む気になった人などにもおすすめ。

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    2024年05月07日
  • スキマワラシ

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    読んでいるとその情景がありありと浮かんでくる。さすが恩田陸さん。
    次々と重なっていく謎が、最終章でに一気に解かれた。
    ジローの癖はよくわからないままだったが…。
    私の頭の中で、白いワンピースにおさげの少女が元気よく走り回っている。

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    2024年05月04日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    高校生くらいに呼んだ気がする、再読。
    その頃の感想は「やっぱり恩田さんの描く女の子たちは強くて、こうなりたい」
    今となってはそれが毬子なのか、香澄なのか、芳野なのか、真魚子なのか、わからない。

    てか香澄死ぬんだっけ
    びっくりした

    終わり方も綺麗だったなあ
    香澄の視点で終わる感じがいい

    わたしがあの時感じた「強い女の子」って誰だったのかな
    強くて綺麗なんだよなあ
    誰だろう、でもみんなそれぞれ強さがあった気がするな

    そして美しい
    「少女」の残酷さが美しいな

    ストーリーの展開も静かで美しい
    本格サスペンスには遠いけど、恩田さんの作品が好きな人にはわかる感覚だと思う
    月彦が香澄のお母さんを殺した犯人が香澄だと告げた、最後に香澄の視点でそれはお母さんからの指示だったと
    それを知ってる人はそして誰もいなくなる
    残酷な終わりで美しい

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    2024年05月03日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    向き不向き 2016年の蜜蜂と遠雷がよかったので手に取った1冊です。年末年始の里帰り時に読んでしまえればと思って読み始めたのですがこれがなかなか難しかったです。ずいぶん前の作品かと調べたところ、やはり1999年と古い作品でした。2004年の夜のピクニックは面白かったです。前後のほかの作品も読んでみたいとは思いました。2016年の蜜蜂と遠雷がよかったので。。。

    登場人物の5人が皆女性で誰が誰か覚えられなかった。しかも、その他のキーマンも女性。。。私の壊れかけの脳みそでは追いつけませんでした。

    最終的に下記のようにまでは理解しました。

    時子:故人

    静子:時子の妹

    つかさ:?

    えい子:食事がかかりの仕掛け人

    尚美:?

    絵里子:共犯名役者

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    2025年12月03日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    途中の感染症のくだりは、まるで新型コロナの話のようだった。コロナ禍の前に書かれた作品なのに…と鳥肌が立った。
    総じて面白かったけど、前半、話が動き出すまでが長かった。

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    2024年04月29日
  • 図書室の海

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    他の恩田陸さんの著書のスピンオフや前日談の様な内容があるので、ある程度他の作品も読んだ上で本作を読むと面白いかも

    イヤミスのような、最後にぞくっとくる短編もあって面白かった


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    2024年04月22日
  • ライオンハート

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    とても評価が高かったので期待して読んだがイマイチ感情移入ができなかった。
    主人公が変わっていくので一気読みしないとうまく世界観に馴染めないのかもしれない。
    しかし内容はとてもロマンチックだし、背景描写が印象的。
    大切な場面では舞台背景が匂いまで感じ取れるほど印象に残った。どこもシネマティックで美しい舞台だった。

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    2024年04月21日
  • スキマワラシ

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    恩田さんの文章ってどうしてこんなにスルスルと入ってくるのだろう。
    本の分厚さの割に、体感時間があっという間。
    この本も500ページ越えという大作だけれど、まるで本の中にすべりこんでいくように、抵抗なく読み終えた。

    ちょっと変わった体質を持つ主人公が、その体質のせいで見える風景の謎に迫るお話。
    『スキマワラシ』というタイトルから想像できるように、少し怪談めいた要素があり、それが「恩田陸」らしい世界観を醸し出している。
    訳のわからなさが不穏に感じてドキドキする。でも、不思議と読後感は爽快、爽やかな気持ちになる。
    これぞ恩田陸、というお話。

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    2024年04月20日
  • いのちのパレード 新装版

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    なかなか不思議な物語がいっぱい。
    ちょっとそういう世界があってもおかしくないかもと
    思ってしまう。
    やはり短編は合わないなあ
    じっくりと深く物語にひたりたい

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    2024年04月16日
  • ネクロポリス 下

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    下巻も様々な事件が起こり、謎は深まるばかり。そして、終盤に一気に解決していくが、恩田陸ワールド全開で、これぞファンタジーと言った結末だった。久々のファンタジーの世界観に、ハリーポッターを読んだ時の衝撃を思い出した。

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    2024年04月14日