あらすじ
この殺人事件は真実なのか、それとも幻か!?
沢渡三姉妹が山奥のホテルで毎秋、開催する豪華なパーティ。
不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。はたして犯人は――
沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。
参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。
不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。
これは真実なのか、それとも幻か!?
巻末には杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。
「『夏の名残りの薔薇』は本格ミステリという「閉じる」小説形式のルールを遵守しながら、同時に「閉じない」モチーフを小説内に定着させるという、極めて曲芸的な目論見によって書かれた作品である。(中略)小説内の犯人が目論んだ計画とは別に、作者が小説内で狙った仕掛けについても注意して読み進めなければならない――。」
(解説・杉江松恋)
感情タグBEST3
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ねるまえにちまちま読む。一章ごとにどきどきながら眠りにつき、変な夢を見た。つまり寝る前に読む本ではない。
演劇のように絵が浮かぶ、古いホテルの数日間で繰り広げられる、事実とは。しんじつとは。のはなし。
音楽のことはよくわかりませんが、不協和音を聞いた時みたいな不穏な気持ちが襲ってくる恩田陸の醍醐味小説。つぎは一気読みする。
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何だろう、ぐるぐるするような話。 限られた空間なのに登場人物が多い。主役の三姉妹は作り話を披露して、楽しんでいる?のか…お茶会、は恩田作品にはよく出るワードで、好きな場面でもある。各章で最後に死ぬ人物が変わる。そして、最後には全てをそれぞれが明らかにしていく。桜子が辰吉に言ったのは本当だったのか。こういう、何だか、何だろうって思ったままの話が好きだ。何回も読みたくなるし、ずっとわからないままでいたい。毎回印象が変わるのもたのしい。桜子の世界に入れる人がいつか現れるのか。個人的には時光が好き。
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2025年1冊目『夏の名残りの薔薇』(恩田陸 著、2008年3月、文藝春秋)
雪に閉ざされたホテルで巻き起こる“不連続殺人事件“を描いたミステリー。
章ごとに語り手が入れ替わり、しかも認知する現実が各々で奇妙に食い違うという「藪の中」形式を取っている。その上、「去年マリエンバートで/不滅の女」という映画のテキストの断片が端々に挿し込まれるので、読んでいて眩暈を覚えそうになる。
この構造がそれほど上手く作用しているとは思わないが、幻想的な世界観は良い。
〈去年、ここでは本当に何も起きなかったんでしょうか〉
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もー!わかってるのに、めっちゃ面白い!気になる〜〜!となって一気読みして最後放り投げられるっていういつものパターンにはまりました。わかってるのに…。
でもまた何度でも繰り返してしまうの。そういう中毒性が恩田作品には確かにある。
昔読んだ時は学生で、なんというか…日本文学!として真面目に読んでたけど
大人になって読み返すと少女漫画っぽくてちょっと笑ってしまった。
エッセイを読むと恩田さんは強く少女漫画に影響を受けているとのことでなるほど。
でもなんていうんだろ、恩田作品て脚本ぽくて演劇ぽくて、キャラクターと設定がすごく魅力的だから否応なしに惹かれてしまう。
特に導入がもう…!読むっきゃない!という抗いがたい設定なんだよねーー!
そして読んでいて強く感じるのが、日常にとけるミステリー、謎を愛してやまない気持ちというか。
ふと気づいてゾッとするような小さな違和感、風景にまぎれているほつれ、それをねえ、って誰かに話したくなる物語として読みたくなる、そういう衝動。
そこにすごく共感して、わかるー!と楽しく夢中になってると最後にハイ、さよならーとぶん投げられてしまうという。
ここまでめっちゃくちゃ楽しかったけど、この散りばめられた謎、伏線どうするの…?あれ…もう残りページないけど…ま、まさか……でおしまい!笑
そんでいやなんでよーー!?ともんどり打つことになる。毎回!でも好きなんだよー!泣
本作にしても構造は最高に面白いしお得意の老女姉妹でてきて姉弟のキャラクターも魅力的、そして舞台は古い瀟洒なホテル!
絶対面白い!サイコー!やったー!と読んでいくとやっぱ途中からだんだんぼやけてそのままラストで煙に巻かれてしまうのよね。
恩田作品て登場人物が途中でとけていってしまう感覚がある。
最初は際立って確立した人々なのに、話が進むにつれてストーリーに引っ張られてキャラクターの輪郭がぼやけてしまう、書き手の恩田さんが見えてきちゃうというか。いいんだけど!
でも物語の立ち上げ方、こういうお話を書きたいって構想を広げていく鮮やかさが天才的で、
それをいつまでも見ていたいって思っちゃうんだよね。
なので大満足。恩田作品でしか得られない読後感を摂取できて満足しました。
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何が本当で何が嘘なのかがわからなくなります。
結局はそれぞれの記憶による物語なので、読者の信じたいものを真実とするしかないのかなと。
ただこの小説は真実が何かはあまり大事ではなく、その過程に至る登場人物の語る言葉が大事だと思います。
読書の醍醐味でもある、各登場人物の紡ぐセリフを存分に楽しめた。
Posted by ブクログ
光文社新書の「文学こそ最高の教養である」を読んでいたら「去年マリエンバートで」が出てきて、そういえば恩田さんがこの映画から話を書いていたなーと自宅本棚を探して引っ張り出した(笑)久しぶりに読み返したらほとんど覚えてなくていろいろ楽しかった。
これは、たぶん「去年マリエンバートで」の内容がわかってないとピンとこないんだろうな、と思いつつ、私も映画見たことないのでアレですが、フランス文学であることと大まかなあらすじを頭に入れたら、あのラストはストンと腑に落ちた。恩田さん風にいうなら「閉じた」感じ。
少しずつずれて重なるこの感じがたまらなく好きだなぁ。恩田さんっぽくて良い。
巻末にインタビューがあるのが最高。ほんとめちゃくちゃ本読んでるんだよなぁ。私もガツガツ読みたい。
Posted by ブクログ
山頂に聳え立つホテルを貸し切って毎年開かれる豪奢なパーティ。主催者の老三姉妹は秘密を抱えた客たちの前で、見事な作り話のアンサンブルを聞かせるのが恒例となっている。ホテルのなかで閉じた人間模様が繰り広げられ、変奏するごとに異なる人物が殺されていく。読者は誰が夢みた死を見せられているのか。ロブ=グリエの映画脚本を大胆にカットバックさせる手法で書かれた、幻想的で妖艶なミステリー。
面白い!常野物語が期待はずれだったのを挽回してくれた。恩田さんはあまり評判を聞かないタイトルのほうが好きかも知れん。
一番の収穫はアラン・ロブ=グリエの『去年マリエンバートで」原作およびアラン・レネ監督の映画を知れたこと。ヌーヴェルヴァーグの難解映画として有名らしい。理解できずとも画面を見ているだけでうっとりできる作品だ。
大量のロブ=グリエの引用と共に"協奏"される本作も、映画と同じく表層のみがあり過去という奥行きを失った登場人物たちによる殺人劇が何度も繰り返される。三姉妹の語りが全体を繋いで、個々の人物が自分の知り得ることを語り、"死ぬべき人物"を選びだして物語的に殺すという構成が演劇的で楽しく、辰吉や時光などキャラクター全員に死の順番が回るまで続けてほしかった。竹本健治『匣の中の失楽』然り、こういう語り直しやパラレル設定が好きで解決篇はどうでもよくなってしまう(笑)。
引用の多さはちょっとズルく感じるほどだが、そのスタイルの大きな違いによって、恩田文体の俗っぽさというか偽物性みたいなものに客観視点が加わっていて良かったと思う。
恩田さんらしくて好きだったのは沢渡三姉妹のキャラ造形。3人で協力して作り話をする老女たちの愛憎関係は、桜子たちの恋愛なんかよりよほど強い力をもっている。だからこそ語り手側として彼女たちを召喚しなかったのがよかった。先に死んだという兄たちの話が桜子と時光の関係と重なるのかと思ってたので、そこは拍子抜けだったけど。
ひと月くらい集中的に恩田作品を読み、わかったのは、文体がゆるいときと締まっているときの差が激しすぎること。明らかに書き飛ばしているときの重複情報の多さは私には我慢ならない。また、演劇的な手法で書かれたものは好きだなと思った。本作は大きく括って『中庭の出来事』タイプの作風だが、軽くて洒落た読みごこちになっている。
Posted by ブクログ
山奥のクラシックホテルを舞台として、ある企業の創業者一族やその関係者が腹を探り合うミステリー。
華麗で有能で悪趣味な人々と奇妙な幻想が調和して、耽美な雰囲気を醸し出していた。
「変奏」によって結末の違うストーリーが繰り返されて、読んでいる間は狐につままれたような気持ちになったけれど、どれが本当でどれが嘘か、どれが現実でどれが妄想か分からないミステリアスな部分がこの本の魅力となっていた。
作家の匙加減で幾通りにも枝分かれしていくのが面白い。テーマ性があり、クラシック曲や映画の脚本の引用などよく練られた一冊だった。
Posted by ブクログ
うん。うん。恩田陸だね~
この、誰かが死ぬ結末を、回避して次の章が始まる流れ、面白い。
途中に挟まれる文章が、最初ウザかったんだけど、ちゃんと機能してたね。
Posted by ブクログ
再読6回目。
真実とは、事実とは、記憶とは、本当のこととは...? 自分の知っていることや記憶していることをどこまで信用していいのだろう、と考えさせる1冊。
結末はちょっと想定外だったけど、まあ好きな感じです。
Posted by ブクログ
自分にとっては二度読み必須。
最初は他者から目線と、当人目線でこうも受け取る印象が違うのか、と驚き
終章を読んで、改めて再読するとおぼろげではあるが
自分なりにテーマを見出し、惹かれ、浸れるように。
一方で
恩田氏のこういった作品は、カチリ と一つにしたり、枠にはめたりして読まなくてもよいのかな、とも思う。
分析せずゆったり雰囲気に浸るのも読書の醍醐味かと。。
巻末の杉江松恋氏の他作品を並べての 見解にも大分助けられる。
巻末に恩田氏のインタビューが載っているのだが
小学生で『そして誰もいなくなった』を読み(自分は高校生だったが難しく感じた)、今現在も年間200冊「しか」読めない恩田氏の書く作品は
RPGでいうレベル15の状態なのにレベル150、ひょっとしたら1500の敵に挑むようなものなのかな、と。
恩田氏の作品を面白いと感じられるようになる為には
作品の読む順番が重要で、レベルアップしつつ挑まなければならないのかも、と己の力不足を認識。。
気になった箇所
『人間はつまらない真実よりも面白いフィクションに金を払う。世の中の人間は、真実など誰も必要としていない。嘘でも楽しませろ。自分をミステリアスに見せろ。謎めいた人間の方が、人は興味を抱くし尊敬の念を抱くものだ、と。』
Posted by ブクログ
マクベスの魔女の如く印象的な三老女を筆頭に、腹に一物も二物もありそうな登場人物がぞろぞろ。バートラムホテルを思わせる舞台で錯綜するストーリーが結末までうねる。
お見事でした。
Posted by ブクログ
人物相関図を書きながら読んでいたら
どんどん複雑になっていって
書いて正解だと思った
インタビューで、人と人との関係性を描くのが好きって言ってたけど、まさにそんな作品だった
結局、何が本当に起きてて、何が起きていないのか
どこまでが真実でどこまでが作り話なのかが曖昧なまま終わる
先が気になる構成だった
引用部分の意味が全然わからなかった
Posted by ブクログ
最近、月一で読んでいる恩田氏の作品。
今回の作品、結構ドラマドラマしているな、というのが印象ですかね。
・・・
内容をザックリ言うと、夏の人里離れた高級ホテルで繰り広げられる群像劇、といったところ。
一代で財を成した沢渡グループが運営するホテル。先代の娘たち(と言っても既に60過ぎ?)三人がホステス(招き主)となり、ゲストたちと交流するというもの。
奇怪な事件が起こったり、身内の不実が暴露されたり、過去の不祥事が明らかになったり。
人里離れた格式高いホテルは「密室」であり、まさに用意された「舞台」。そして事件は起こるべくして起こる、そんな予定調和さえ感じさせます。
・・・
本当に申し訳ないのですが、私が小説読むというのは、言わば消費しているだけなんです。
だから感想なんて、端的に言えば面白かったか面白くなかったか、誤解を恐れずに言えば、実はそれだけ。
今回の作品は、その二分法でいえば面白かったに入りますが、これをもう少し砕けば、ドラマ的だなあ、とか、全部で6章あるもすべて異なる人物での一人称語りである点が面白かった、とかまあそんなもんです。
・・・
ところが、巻末の杉江松恋さんの解説がこれまた細かい。
恩田氏作品群のカテゴライズから始まり、そのうち本作はこれこれに属する、だとか、「記憶」というワードをテーマにして他作品と本作品との共通点を探ったり、あるいは「祝祭」というワードをキーに、恩田氏の作品にビールを飲むシーンが意図的に表れると主張したり、と。
おそらく、好き・ファンだ、というエネルギ―が、作品群に共通点を見出したり、分類することに喜びを感じさせたりするのでしょうが、文字通り作品の「消費」者としてはなんか軽い気持ちで申し訳ない、とちょっと済まない気にすらなりました(笑)
まあでも、恩田氏の作品は結構読んだので、改めて恩田作品ロードマップを見返した気分にもなりました。
・・・
ということで一カ月ぶりの恩田氏の作品でした。
ホテル、密室、事件、ということで舞台映えしそうなエンタメでした。丁度夏のホテルが舞台ですので、残暑がきついこの時期、お休みでホテルに滞在される方など是非いかがでしょうか。
Posted by ブクログ
風景描写が細やかでそれだけで不穏で不思議で不可侵な空気が伝わってくる、独特な恩田陸ワールド作品でした。あ〜、恩田陸!って感じでなんとも言えない雰囲気が堪らなかったです。
何が本当で何がウソ(幻想)か分からないまま、第6変奏まで行ってしまいました(笑) 読み終えて少し読み返して全部を理解、スッキリ終えられて満足です!恩田陸さんが引用した「去年マリエンバードで」ぜひ読んでみたいと思いました。
積読になってる「三月は深き紅の淵を」と「黒と茶の幻想」も早く手をつけたいところです。
Posted by ブクログ
【目次】主題/第一変奏/第二変奏/第三変奏/第四変奏/第五変奏/第六変奏
あとがき-二つのマリエンバートの狭間で
心地よく秘密めいた恩田陸 杉江松恋
恩田陸スペシャル・インタビュー(聞き手・杉江松恋)
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【2022年78冊目】
章が変わるごとに絶妙に変化を見せるストーリー。何が真実で、虚構で、過去で、未来なのか、混乱したまま物語は終焉までひた走ります。
頭の切り替えがなかなかに難しかった。物語と本筋では関係ない引用が多々あったのも混乱を引き起こす呼び水の一つだったかなと。
地に足がつかない、なんとも奇妙な小説でした。
Posted by ブクログ
山奥のホテルで、大富豪の三姉妹から招かれた人間だけが参加できるパーティー。
そこで起きる殺人事件。
おぉ!どうなる!と思いきや、次の章ではその殺人は無かった事として話が進む。
何とも不思議な小説。
映画のような世界観だなーと思っていたら、本当にある映画のオマージュ作品なのだとか。
訳がわからないなりに、雰囲気は楽しめた1冊。
Posted by ブクログ
元ネタの映画を観たことがないと、だいぶ退屈な小説。アラン・レネは…ヒロシマ・モナムールは観たことあったんだけどな…観たらまたパラパラ読み直そうかなと思う。
話の構造は面白いし、こういう小説もアリだと思う。私も過去をねつ造することがあるし、そのことが小説になってて興味深かった。ただ、雰囲気のせいもあるのか、物語の世界には没頭できなかった。
Posted by ブクログ
富豪の三姉妹が催す毎年のパーティに集まる人々は、
どこか裏があって……という話。
当初の関係とは違う裏の関係が徐々に明らかになり、
そして起きる殺人事件。
とりあえず最後まで読んで一応の解決はみたけれど
「だからなんなんだ」という感じでもやもやした。
よく考えると、毎回恩田陸先生の本は
あらすじ :いいやん!
読みやすさ:いいやん!
落ち :うーん
ってなる気がする。
あと話の合間に、実際の映画のストーリーが挟まれるんだけど
「どうせそこまで意味ないんだろうなー」って斜め読みしたら、
案の定そこまで意味はなかった。
たぶんその分削ったら1/3は薄くなるなぁという感想で終わった。
Posted by ブクログ
ホテルものは好きなので借りたのだが、
最初にうち、合間に入る違う話がよくわからず、飛ばして読んでしまった。
章ごとに、人ごとに違う視点違う現実がある。
Posted by ブクログ
ある企業の創業家である3人姉妹が山奥のホテルで催すパーティーの顛末を参加者たちが語る物語です。
最終章すらも変奏であることに代わりなく、真相が読者に任せられるとんでもない物語ですが、物語の構成は早々に読者に示されており、大きな逸脱がないにも関わらず、最後まで引っ張る技はさすがです。
また私のような不注意な読者が後になってその企みに気づくと、作者に対する恐ろしさは倍増と言えます。
技巧的な作品であるため充足感は低めですが、背徳的なテーマを始め人の欲望や願望が散りばめられ、妖しさに満ち満ちた魅力的な作品でした。
Posted by ブクログ
富豪の姉妹が山間のホテルに親しい人を集めて数日に渡って催されるパーティー。でたらめな話の中に、何かしら真実が匂わされ、事件が起こりそうな兆し。
三姉妹の作り話とともに各章の語り手が異なり、当然それぞれ異なった見解を語る。その語り自体も何処までが真実で何処までが作る話なのか思い込みなのかわからない。
恩田流藪の中。
Posted by ブクログ
「夏の名残りの薔薇」恩田陸
ノスタルジックロマンス。アンバーホワイト。
いかにもな設定の山上のクラシックホテル(!)で繰り広げられる、虚偽と幻想の愛憎群劇?だいぶ恩田文学でてます。
ナニガシカを秘めた男女達が集まって過ごす数日間、という時間的にも空間的にも限定された物語は良くも悪くも気が滅入る感覚、自分は結構好きです。
あまし青空の下で読む本ではないかもですね(笑)
随時引用される『去年マリエンバードで』というフランス文学が、
恩田さんがこの物語を記述する上での色になったんだろうなあってのをひしひし感じるんですが、
悲しいかな原典全文を読んでいないヘタレ読書としてはいまいち興にのれなかった。。すみませんって感じです。
個人的には『木曜組曲』より残ったなあって感じでした。(3)