【感想・ネタバレ】訪問者のレビュー

あらすじ

急死した映画監督・峠昌彦の親友・井上は、湖を一望する山中の洋館を訪ねた。三年前、昌彦を育てた実業家朝霞千沙子が不審死を遂げた湖だ。館には「訪問者に気をつけろ」という不気味な警告状が届いていた。死んだはずの「大おばちゃま」の姿を見たと主張する少女。そして冬の雷が鳴る中、新たな死体が……。やがて残されたシナリオから浮上してきた意外な真実とは?

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推理小説だけど、推理していくのが記者と偽った弁護士と売れない役者。
閉鎖された山中の家で年寄りと家政婦、DVに悩まされた母娘。
どんでん返しに一気読み。

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2021年08月12日

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ネタバレ

面白かった!久しぶりに読んだけど、昔より面白かった気がする。大人なせめぎあいが分かるようになったからか。こんな筋書きなのかなーと思っているものが訪問者が来るたびひっくりかえされる気持ちよさよ。読後感もよく、また読みたい。

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2021年04月07日

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ネタバレ

井上唯之とカメラマンの長田はドアが開くのを待っている。ここは山の中の洋館だ。実業家朝霞千紗子が残した建物に住む千紗子の兄弟が二人を迎え入れた。井上は雑誌記者として、事故死した映画監督の峠昌彦の幼少の頃を取材するのだ。峠は子供のころ朝霞家で育てられたから。この山の中の洋館でこれから何が起こるのだろうか

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2018年10月19日

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ネタバレ

これ、どう回収できるんだろう?と途中で思わせるくらい
多くの要素を提示して来て、結末が大いに気になり読むことが出来る。ただ、結末が少々荒くがっかりしたのも確か。この本の最大のミステリー要素である朝霧千沙子と映画監督の昌彦の死因が、闖入者である小野寺の推測で一堂納得するところに大いに違和感を感じる。また、澄子の旦那の死体はどう処理するのかも謎。むしろ真実を警察に伝えてもよいのではないか?確かに暴力を受けていた過去から殺意を疑われるのは間違いないと思うが早晩行方不明者は捜査されると思うが。あと、わざわざレプリカを作ってまで像の置物を玄関に置いた理由がわからない。
とはいえ読んでいるときの「これ、いったいどうなるんだろう」は充分堪能出来た。

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2025年05月03日

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山中の洋館での出来事
「訪問者には気をつけろ」と警告があったらしい
急死の映画監督の親友が訪れ
それからもまただれだれが訪れ
まぁいろんなことが起こるのですが
過去に死んだ二人の死の真相もなかなかわからず
どうなるのかと思ったら探偵役なキャラが登場して・・・
終盤は展開が早く感じました
そのせいか中盤まではモヤモヤしてましたが
楽しめました

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2024年11月08日

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読みやすいミステリーで、盛り上がりや驚きはあんまり無いのですが、良い意味で心乱されない感じで、ラクに読めました。本格とはまた違って、まさかこの登場人物が探偵役になるのかと、これくらいのも程よいミステリーでいいですね。

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2022年07月14日

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山奥の屋敷である人物の死の真相を解き明かそうとする者たち。そこに新たな訪問者が現れ…

形式としてはクローズド・サークルものでミステリの典型ではある。
オチでアッと驚く大逆転があるわけではないが、終始ドキドキし、怪しい伏線に翻弄される。
読書体験として素直に面白い。

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2022年01月04日

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ずっとわくわくしながら読めた。
「訪問者」というワードが持つミステリアスな魅力を存分に味わえる作品。

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2021年12月14日

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お屋敷モノを書かせたら間違いない。ザ・恩田陸。本作、個人的には「私の家では何も起こらない」とか「三月は深き紅の淵を」に並ぶくらい大好きです。
恩田さんの描く老人たちはどうしてこうも、飄々と狡猾で不気味ささえ感じさせる、なのに、けれども決して憎む対象とはならない、どこか心霊(神霊)にすら近く敵わないもののような、超越した存在のように感じられるのだろうか。今回もお見事でした。

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2020年11月19日

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最後は肩透かしとか言われがちな本作ですが、
本格ミステリー!結末は!?とか思って読むとそうなるんです。
しかしそこはそれ、恩田さんですから、謎解きがメインではないのです。
勿論続きが気になる、どうなるの?はありますが、それ以上にこの雰囲気、描写、そして相変わらずさすがの人物像。登場人物の表情や挙動が目に見えます。
とはいえ、この描写で想像するキャラクターは読み手によって全く違うんでしょうね、、なんて本作をもじってみたり。
大丈夫です、結末云々はさておき、ちゃんと最後までページをめくってしまえる一冊です。
舞台化しても楽しそう。


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2020年10月12日

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恩田陸の作品は話題になったり直木賞受賞したりと目に留める機会は多かったものの、普段は直感でビビっと来た本を購入することが多いため、よし読もう!というきっかけになかなか巡り合わずにいた。ところがこの作品のタイトルは興味をそそるものがあり、遂に恩田作品を手に取った。各章ごとの始まりと凄まじいスピードで展開が繰り広げられる所が面白い。読者が警告文に最後まで気を取られて惑わされるよう仕向けられているという構成になっているのも巧妙で味がある。ただ、最後は少しモヤっとした感じもあるが、本格ミステリーというジャンルでは無いので、そこを鑑みると全体的には面白かった。恩田作品は老人の描写が絶妙という意見をよく見るので、この機に他の作品もぜひ読んでみたいと思った。

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2021年02月20日

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クローズドサークルで繰り広げられるミステリー。次々に訪問者がやってきて、誰しもが怪しい。恩田さんの作品は本当に読みやすい。最後の最後まで、ゾクゾクしながら楽しめたが、もう少し、読み手の身に迫る緊張感を味わいたかった。

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2020年02月24日

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20191022 タイトル通り、訪問者が次から次へと現れて話が進んでいく。よく考えた構成がないと成り立たないと思ったが行き当たりばったりとの事。才能ですよねとしか言いようがない。又、驚かせてもらいたい。

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2019年10月22日

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ネタバレ

クローズド・サークルものが好きなので楽しめた。他の方の感想にもあるように、モヤモヤする点がいくつかあって、もう少し掘り下げてもよかったのではないかと思う。特に気になったのはやはり澄子の夫の死体をどうするのか。このことはスルーというわけにはいかないのでは?と感じたので面白かったけど星3つ。

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2025年07月12日

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ネタバレ

恩田氏の作品は、この五年程、結構読んできました。

当初は『夜のピクニック』の印象が強く、YA系の方だと思いましたが、次第に感じたのは非常に器用な人ということ。

モダンホラー的作品、舞台脚本のような密室推理モノ、或いは両者が入り混じったような作品も。というか、とにかく、多産。毎年一作以上作品を発表されている気がします。

で、今回は2009年発表の作品となります。

・・・
とある地方の名士である朝霞家を訪ねてきたのは、映画監督故峠昌彦の親友井上。井上は、峠の遺言を預かっている弁護士であるが、それを隠して雑誌記者として峠監督の幼少期を伺う、という設定で朝霞家を訪問する。

朝霞家に集うのは、剛腕の長姉千沙子亡きあとの、長男千蔵、次男千次、三男千衛、次女千恵子、次女の夫協一郎、住み込みの手伝いの更科、そして曰くありの少女愛華。

井上は、峠監督の本当の父親を探し当てようとしインタビューに臨むが、屋敷には度重なる意図せざる訪問者が訪れる。

そして次第に解き明かされる真実と、降ってわいた死体。殺人か事故か、各人の意図は何か、朝霞家は何かを隠そうとしているのか。最後に明らかにされる真実は・・・。

・・・
印象ですが、本作は二時間ドラマ・劇的な感じの作品であると感じました。

良くも悪くも舞台設定が丁寧になされ、その要素が「あるある」な感じに仕上がっていると感じます。

先ず金持ち一家の存在。朝霞家です。長姉を亡くしたあと、遺産争いも起こりかねないイザコザがあったということ。

次に、隠し子問題。映画監督の峠は亡くなったものの、朝霞家が運営する孤児院で育てられ、しかも朝霞家の誰かが実の父親であると本人は思っていた。

そして殺人。映画監督の峠が亡くなったのは、何かの口封じのためか。あるいは朝霞家の長姉が亡くなったのも事故ではなく他殺では?

さらにさらに、密室です。豪雨により、お屋敷を囲む土地にがけ崩れがあり、外部と遮断された状況は、ある意味密室になります。

このような「舞台」で、事実が次第に明らかになり、思惑が交錯しつつ、新人物が舞台をかき乱します。

やや典型過ぎるきらいはありますが、時を忘れて楽しめるエンタメであると思いました。

・・・
ということで恩田氏の作品、一か月ぶりでした。

二時間ドラマのような小説を読みたい方なら、まずまず楽しんでいただけると思います。

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2025年05月06日

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恩田陸さんのミステリーはたぶん初。
面白かった。テンポも良く、情報過多になると探偵役が整理してくれるからスラスラ読めた。

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2024年12月27日

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殺人事件を解決するだけのいわゆるミステリーではない。
もちろん、真相への謎解きはあるし、意外な事実も隠されていて裏をかかれたけれど、どちらかというと、それでこの後どうなったんだろう?と想像したくなる余韻が良かった。恩田さんの作品は好きだけど、いつもはもっと衝撃的というか。これは割とストレートな感じかなー。私の読み込みが甘いだけ?!

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2024年10月15日

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如何にもな舞台設定と不気味な仄めかしの数々、ただし真相は肩透かし気味。この結末はありかなしかで言えばありだけれど、やっぱりここは真正面から迎え撃つような解決が欲しかった気がしますね。

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2023年04月24日

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スラスラ読めました!ミステリー好きの人には結末は少し物足りない感がありましが、私的には面白かったので星三つです!

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2022年12月19日

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閉ざされた洋館に謎の訪問者、事故死した映画監督の遺書・・・恐ろしい事件が次々に起こりそうな幕開けだけど、それほど複雑な内容ではなかった。
ちょっと期待はずれかな?読みやすくて面白かったですが。
軽く読めるミステリーでした。

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2022年02月10日

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ちょっとひと昔前のミステリーかと。いい意味なのか悪い意味なのか分かりませんが。色々なジャンルをお持ちの恩田さんという事ですが、次は「蜜蜂と遠雷」を読みます。

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2021年07月13日

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不穏な空気感や雰囲気を感じさせる点は、どの作品にも共通しており、その世界観を楽しみたいときにはぴったりだと思う。久しぶりに恩田陸の作品を読み、楽しめた。

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2021年05月10日

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久々に著者の作品を読む。前半の謎めいた感じがジワジワと盛り上がるのに対し、結末は少し肩透かし感もあり。

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2020年09月13日

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ミステリーなのね…

タイトルどうり各章の始まりは
来客を告げるベルの音で始まる
が、各章のタイトルと内容の関係がわからない
絵本から取ったらしいが

語りての男が探偵の役かと思ったら
途中から現れた男がとっとと推理し
肩透かしをくらった気分

終盤の展開も
なんか都合の良い感じがしたなぁ

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2020年05月09日

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事故に見せかけた連続殺人か?
閉じ込められた山の中の洋館で、さらなる事件が?

密室ミステリーのドキドキ感と洋館に住む個性的な老人たちのキャラクターがマッチして、最後までどうなるの?と引っ張られました。

「訪問者には気を付けろ」という言葉が出てくるのですが、キャッチーですよね。

訪問者という名の異物が混入してくる感じ。
そして、誰が本当の訪問なの?という不思議な感覚。

最後の最後は、あれ?え?と思いましたが、それはミステリーによくある話なので、語るほどのことではありません。

むしろ、読み終えたときに自分も共犯者であり、訪問者であった感じがしてくる作品です。

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2020年05月02日

Posted by ブクログ

これ、過去に読んでたっぽいです(^^;;
陸の孤島的な設定が好みかも?と思ったのですが、なんとなく肩透かし。
だから余計に記憶に残っていなかったのかな?

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2020年01月03日

Posted by ブクログ

「三月は深き紅の淵を」の最初の章に雰囲気が似ている。
老人たち(男性複数、女性1人)と対峙する主人公、古い洋館、という設定かな。
読後感は全然違う。
本作は怖かった‥。
無表情って恐ろしいよね。

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2019年07月13日

Posted by ブクログ

一気に読める。さすが。推理内容については、もうちょっとこうしたら良かったのでは…?とか思ってしまったけど、ちょっともやっとを残しての終わり方も良かった。

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2018年01月17日

Posted by ブクログ

物語の舞台は山荘に限定されている。
舞台にしたら面白いかも・・・などと考えた。
もったいないと思ったのは、千次以外はキャラクターにこれといった個性が感じられなかったこと。
もう少しそれぞれのキャラクターがはっきりと描き分けられていたほうが良かった気がする。
すべてが計算しつくされたものだったのか。
あいまいなまま幕が引かれるラストが、奇妙な余韻を残す。
読み終わったあとに、本当はまったく違う物語だったのでは?と危うい不安定さが残る作品だった。
それにしても、「訪問者にきを付けろ」にあんな解釈があったとは!?
普通の物語のようで、エンドマークの後にもうひとつ別の物語があるような。
不思議な恩田ワールドだった。

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2017年02月27日

Posted by ブクログ

 本当に久々の恩田陸。ファンタジーに片足突っ込んだような作家だという認識を持っていて、ミステリである本作でもその雰囲気を纏っている。
 外界から隔絶された洋館で嵐の夜に起こる事件・・・というのは、私は名探偵コナンでしか味わったことが(多分)ないのだけど、アニメを見ていた小学生時代を思い出してワクワクしながら読んだ。読んでいて容易に風景を想像できるのも良く、非常に楽。

 一方で、この人の小説はファンタジーモノや日常系の方がより面白いのかなとも思った。単にミステリというジャンルが苦手なせいかも知れないけど、もっと曖昧な世界に包まれたい。ので、もう少し他の小説も漁ってみようと思う。

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2016年12月30日

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