恩田陸のレビュー一覧

  • 八月は冷たい城

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    「七月に流れる花」を読んでいたので夏流城でのルールや設定などはある程度分かっていた。

    やはり光彦を含む少年サイドで描かれていて、「七月に〜」の方には見られなかった光彦・蘇芳の接点も描かれていた。
    「みどりおとこ」についても迫っており、どこか温かく思えるような話。



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    2020年09月25日
  • 七月に流れる花

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    何も知らないミチルと共に、真実に向かっていく感じを純粋に楽しめた。

    「七月に流れる花」は少女サイド、「八月は冷たい城」の方では少年サイドの話の模様。

    ミチルが声を聞いた、蘇芳と関係がありそうな少年はどのように繋がってくるのか。

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    2020年09月25日
  • MAZE 新装版

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    びっくりして、初めて本を投げた。笑
    終わり方はあんまりスッキリしませんが、こう言うものなんだろうと思った。

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    2020年09月17日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    ネタバレ

    烏山響一と黒瀬淳の二人が焦点となる話。
    イメージ映像合戦でエンドゲームを思い出した。

    失踪した黒瀬淳を追う話はサスペンスで引き込まれるし、烏山響一のほうの捷と律子は何が起きるのかというワクワクで面白かった。
    特に何億何十億と巨大な資産を投じた山の中の美術館のシーンは面白かった。ゲストハウスのカラクリはきっと地震体験の家のようなものなんだろうな。
    記者の橘とその弟、首無し死体についてはよくわからない。弟が首無し死体になったのか?橘がそうなるには時系列的に合わないし。

    作者自ら〈バリバリ邪悪路線の男〉と言われた烏山響一については、その評価に笑うが、自分はあまり邪悪さを感じなかった。置き去りにす

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    2020年09月14日
  • 訪問者

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    久々に著者の作品を読む。前半の謎めいた感じがジワジワと盛り上がるのに対し、結末は少し肩透かし感もあり。

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    2020年09月13日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    前半は先が気になってどんどん読み進んだけど、インスタレーションに入ったところから情景が今ひとつ浮かんでこなくてスピードダウン。最後もあ〜やっぱりこの人が出てくるんだ〜って予想通りでちょっと期待値より下だったかな〜

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    2020年09月08日
  • puzzle(パズル)

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    さくさく読めたけど一番最初にああいうの持ってくるのマジで内容頭に入ってこないな…
    志土って聞いたらシドヴィシャスを連想したけど違った。春も志土も頭良すぎて置いてけぼりにされる。
    これ短編集とかで出した方が良かったんじゃないかな。関根家シリーズで他の家族とかのも読みたい。

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    2020年09月06日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    MAZEが、考古学的なミステリーだったのに対し、ある博士の死からはじまる王道のミステリーだった。函館を舞台にした物語。おもしろくなくはなく、どんどん読み進められるし、無理やり解答を提示するわけでもないのだけど、読み終わったあと、何も残らなかったなあ。余韻も考えさせられたりも。

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    2020年08月25日
  • puzzle(パズル)

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    サッと読み終わりました。
    少し不思議なミステリー小説。タイトルの通り最後にパズルのピースがハマっていくような様は良かったです。
    本格的な推理小説ではありませんが気楽に読めます。

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    2020年08月24日
  • 土曜日は灰色の馬

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    「土曜日は灰色の馬」恩田陸
    書評エッセイ集。特になし。

    恩田さんによる15年間くらいの各所に寄稿した書評の寄せ集め。
    エンターテインメントの素養の高さに唸らされる。

    ただ、本好きだということはこれまでも節々語っていらしたけど、イラストも、あんなに味のあるものを描かれるとは。また新しい一面を知った気がします。
    (3)

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    2020年08月21日
  • 終りなき夜に生れつく

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    夜の底は柔らかな幻の登場人物の過去の話。

    これを読んでからまた前の本を読むのもいいかなと、思ったのですが、確か、あの本は訳が分からないまま終わったような……。

    この本はこの本で充分楽しめました。

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    2020年08月21日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    就寝前に読むと悪夢をみそうだったが、思わず引き込まれて止まらなかった。
    陰と陽のパワーは、世界に溢れてる。そして、人の中にも。どちらを引き出すかは、自分自身によるのかな。

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    2020年08月15日
  • 八月は冷たい城

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    短くて読みやすかったがあっさりし過ぎている気もした。
    七月〜の方は読んでいないが、蘇芳のいる女の子たちの側の話なのだろう。

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    2020年08月13日
  • MAZE 新装版

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    人が消える迷宮にはどんなからくりが?それぞれの目的は?と、ワクワクしながらよめた。満の推理には、ほほうと思わされたけど、その後がなんだかあっけない収束だったなあ。不思議さを残すラストはよかった。

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    2020年08月13日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    気になって一気に読んだけど、私の読解力がないせいか???が沢山残った。もう一度読み返した方が良いのかなって思うけど気力がない

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    2020年08月13日
  • MAZE 新装版

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    人間、どんなにハードな仕事をしていても、夕食にまともなものが食べられるとあれば、たいがいのことは我慢できるものである。

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    2020年08月12日
  • 土曜日は灰色の馬

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    どんどん出てくる圧倒的な知識。褒めるだけじゃなくて、残念だった本やドラマにも触れているけど、その理由がいい。「物語の神様の存在を感じない」

    漫画も大好き恩田さんだけど、いくえみ綾とか矢沢あいじゃないくって山岸涼子、美内すずえっていうのが好きって言うの納得。

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    2020年08月09日
  • Q&A

    ネタバレ 購入済み

    最後以外は面白いけど

    作品説明を読んで、「面白そう」と
    思い、実際終盤までは楽しめたんですが、
    オチでちょっと肩透かしを食らった感が
    あり、そこはちょっとマイナスかな。

    いやこの話をいれるにしても、順番を
    一つ前と入れ換えるだけで大分違うと
    思うんですが。

    最後に胸糞悪さだけを優先されたような
    気になってしまいました

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    2020年08月08日
  • 朝日のようにさわやかに

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    恩田陸さんの短編集を読むのは初かも。
    麦の海に沈む果実のスピンオフストーリーも収録。
    タイトルからは想像してなかったが、少しダーク調の物語ばかりで、多くはファンタジー要素のあるもの。でも私はその中でも一番普通っぽい「楽園を追われて」が好きかな。「少し不思議」な話が好み。他の話は、ハマれなかった。

    恩田陸さんの長編は、「上と外」「麦の海に沈む果実」「蜜蜂と遠雷」の実はまだ3冊しか読んでいない。
    ピアノ好きなこともあり、私は蜜蜂と遠雷が大好きなのだが、恩田さんは本当はどんな作品が得意なんだろう。個人的には恩田さんの作品はミステリー要素、ファンタジー要素の

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    2020年07月13日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    常野物語の第三作目。

    第一作目の「光の帝國」で、出てきたオセロ・ゲームの拝島家族の続編で、二作目の「蒲公英草子」より読みやすいが、内容が複雑すぎて、読後の納得感とか満足感というのが、本作においては感じられなかった。もちろん、これは私の理解力と想像力の低さであるが、いくつか登場人物の登場理由、常野と力の関係などわからないところをいくつか残し、いつのまにか結論に至って終わってしまったというのが、正直な感想。

    その一つに、本作では父・拝島肇の失踪理由、「裏返す」力の見え方の違いが過去の回想より明らかになるが、なぜこの力が必要となり常野一族に備わったのかが、わからないままであるということだ。

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    2020年07月04日