恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレひとつの謎に対する真実を追う中で写し出される人間の感情
恋愛モノなのかミステリーなのかサスペンスなのか 全体で見たらどこかの括りだと捉えられるかもしれないけど
ひとつは純愛であって ひとつは人間のありのままが否応にも描かれてる
「2人で大きな罪を共有したら 今ここで彼に殺されて2人で死んだら、一生自分と彼を繋ぎ止めるものが出来るかもしれない」という焦燥感が痛くて苦しいほど伝わってきた
最後に薄れていった相手への興味は保身からか真実の発覚からか分からないけど
その時の感情全てがあまりにもリアルで
視点が交互に入れ替わるのに「今どっちだっけ?」ってならなくて自然に話と動作主の感情が入ってくる書き方 -
Posted by ブクログ
全くピアノも弾けず、音楽についての知識もないのに、読んでいるだけで自分も演奏しているように息切れすらしてくる。
そして登場人物の演奏が終わった時には一緒に安堵を感じてどっと疲れているような感覚。
登場人物みんなの人生が描かれているのがとても素敵だし、それぞれの生活に音楽がずっとそばにあって寄り添って生きているんだなと思ったし、これからもそうなんだろうなと感じた。
みんなが報われる結果を期待して、その通りになってくれたからとても気持ちが良く読み進められた。
自然の中に音楽を聴く、という意味では海でのんびりこの本を読めたことはとても正解だったなと思った。
疲れることなく上下巻を一気に読める -
Posted by ブクログ
頁を捲る手が止まらなくて、本当に一瞬で読み切っちゃった
こんなに引き込まれた本久しぶり
登場人物がそれぞれ本当に魅力的で、ある意味主人公が何人もいるかのような、面白い本になってる
そして伏線と視点の切り替わりも絶妙で、展開も遅くもなく早くもなく非常に読みやすい
ちょうど先日、欲望という名の電車を観に行ったので、最後のオーディションのシーンがすごく想像しやすくて、観ててよかったと思えた
本を読むのも好きだし、映画を見るのも好きだからどっちも続けていきたいなと思える素敵な作品でした
にしても、恩田陸って才能のある人間の描き方が瑞々しくて多彩で、本当にすごい