全部の話とても面白かった!いろんなジャンルの話があってワクワクする!当たり前だけど全部がメインで満足感すごすぎる本。
プレゼント
探偵と彼の事件記録を小説に記す人の話。やけに高性能な機械のホテルが伏線となり、今回の事件の詳細が語られる。現代ならではの題材って感じ。
二つの宇宙
夏休みの間のおばあちゃんと彼女との日常についての話。変わったおばあちゃんで人との関わりを遮断してる人だけど優しさだったり愛というものが伝わる。やっぱり言葉選びや情景などの表現方法がとても好みで世界がすごく美しく見える。
真実のトランク
ゴリゴリのSFミステリー。どんな展開が起きるのかと続きが気になってしまう話。なにか嫌なことが起きそうな不穏な雰囲気があるが優しさを感じることのできる話だった。
きっとあの日の光と同じ
高校生から現在までの純愛物語。青春!って感じ。何も起きなかった花火の日から急に時間飛んで一気に幸せな話へ変化していって嬉しかった。(もとより充分青春物語として心温まるものだったけど)
無明
夏の日にお母さんが赤ちゃんを殺害未遂する話。現代の風景をとても精密に描写してる。母親は生活が苦しいからわざと捕まって過ごしやすい環境を手に入れると。最後に当時の母親視点になった時に意味わからんくなった。けど生きてほしいというポジティブな願いではある。(空海の言葉らしい)
見越しのマツ
向かいの豪邸にあるでかい松の木を巡って起きる話。物語の途中に急に幻影が出てきたのはびっくりしたけどすごく心躍るような終わり方で良かった。きっと驚くような展開は起きないんだろうけど同じ地区で育った同年代がマツをきっかけに合流するっていい。
伝説の季節
学校の伝統も一人の少女を廻る話。最初のルールとかマニュアルとか出てきた時の変なゲームみたいな期待感とは全く異なり深い話であった。思ってはいけないのだろうが少し不穏にも感じた。これから起きる話こそメインであるのだろうが満足感はあった。