恩田陸のレビュー一覧

  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    文章表現がとにかく美しい。
    読書なのに音が聞こえてくるような感覚。美しさ、華麗さ、そして絢爛さに引き込まれる。

    中でも印象的だったのが「音楽を連れ出す」という言葉。
    この作品の核はここにあるのではないかと思う。

    他の演奏者たちが覚醒していく瞬間――それは、まさに“音楽を連れ出せた”瞬間だったのではないか。

    物語はコンクールを軸に進むが、それぞれの背景にあるドラマもいい。
    過去の栄光、挫折、そして突如現れる天才。
    それぞれが想いや悩みを抱えながらも、音楽で確かに繋がっている。

    そして、初めて出会ったはずの彼らの間に、音楽を通して友情のようなものが芽生えていく瞬間も印象的だった。

    たった

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    2026年04月19日
  • 黄昏の百合の骨

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    不穏さが癖になる。恩田陸の小説はいつもこうだ。白昼夢の世界に迷い込んだような夢見心地と、その夢から覚めた時のような揺蕩う感覚がある。
    一軒の洋館を巡る話、と言われれば幽霊ものか、はたまた歴史ものだろうかと考えるが、そこは恩田陸。意地悪くも、甘く、それでいて苦い作品に仕上げている。
    振り返ってみれば難しい事は一つもない(いや、だからこそだからか)のだが、スルスルと読ませる力がある。自分にはこういう友人はいない。それなのにどこかでいたのでは、あるいはまだ夢を見ているのかと。

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    2026年04月19日
  • 夜のピクニック

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    高校生最後の行事「歩行祭」
    80キロ歩くとんでもない行事だが、友人や恋愛や夢さまざまなテーマが詰め込まれている作品でした。
    もう20歳の身ですが高校時代はあっという間だったな思いました。今になって気づきましたが、急かしてくる学校へ自転車で爆走したり、友人と何気ない会話をしているその一瞬一瞬が青春だったんだなと気づかされました。

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    2026年04月19日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    こんな本も出てたんだー!と思って拝読。これまで天才が主人公だったのに比べ、ロジスティックの才能というギフティッドとは違う種の人種を描いた話。にしても、「キモチワルイ」がすっきり解決する痛快感は、天才の活躍に劣らずスッキリ。

    城郭研究部分が、カラマーゾフの兄弟の神学部分並みに辛かったが(本来ここで日本史を復讐すべきなのだがどうにも戦国時代って全く興味を惹かれない)、その他推し並べて面白かった。早く続きが読みたい!商社の内情読みたい!

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    2026年04月18日
  • spring another season

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    本編を読まずに、このスピンオフを先に読んでしまった。
    でも、とてもよかった!

    バレエをよく知らなくても、
    文章表現がとてもイメージしやすく、読みやすかった。

    登場人物たちのバレエを始めた頃のことから、
    大人になって、昔を振り返る話など、色々な視点から読めて、本編を早く読みたくなった。

    アスリートにしろ、芸術を目指す人にしろ、職人にしろ、才能に目覚め極めることは、本人にしかわからない努力の末に手に入れると思う。

    パラパラ漫画、楽しかった♪

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    2026年04月18日
  • spring

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    舞台上で演者に自分の思っていること、言いたいことを代弁してもらっている

    ミュージカルやら演劇でなぜか泣く理由が言語化されて感動。

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    2026年04月17日
  • spring

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    舞台か長編映画を観ているような、美しい物語。
    天才たちの織りなす美しい物語です。
    バレエという特殊な職に人生を捧げた人たち、特にその主人公の独特な世界の捉え方には圧倒されます。
    躍動感溢れる描写と、主人公を中心に変わっていく周囲と成長していく舞台。映画化して欲しいくらいに美しいと思いました。

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    2026年04月17日
  • チョコレートコスモス

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    とっても面白かったです!
    役者の世界を垣間見ることができますした。
    オーディションという名のバトルもの。途中からこっちまで手に汗握ってました。
    中盤あたりの響子の気持ちがダイレクトに伝わってきて苦しかった。
    芹澤さんの「役者は、人間をやるんだよ。」と言う言葉。
    AI技術が台頭してきたこの時代に、この台詞は胸に沁みた。

    あとがきにあった続編の構想などをみて、早く読みたいと思いました。
    たくさんの方が待ち続けていることかと思いますが、そのうちの1人になりたいと思います。

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    2026年04月16日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    最後まで夢中になって読みました。
    (上)でも感想をかきましたが、ステージの風景が見えてくるような感覚になりました。
    クラシックにそれほど詳しくありませんが、大好きなラフマニノフのコンチェルト2番を表現している部分は、わかるわかる〜と思いながらよみました。

    最後の編集者の方のあとがきも楽しく拝見しました。作者の恩田陸さんが実際に浜松国際コンクールを何度も取材されたとの事。
    やはり、説得力のある文章を産み出すのは、書くに至るまでの過程も大変なご苦労があるのだなぁ。
    だけど、苦労されてもこんなに素敵な物語を産み出す事ができること、うらやましいなぁ。

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    2026年04月16日
  • チョコレートコスモス

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    蜜蜂と遠雷が好きな人は99%と好き。ガラスの仮面が好きな人は80%好き。そんな作品。
    恩田陸の作品は表現が瑞々しく、平易な言葉で世界を鮮明に書き上げる手法は圧巻としか言いようがない。
    超面白いです!

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    2026年04月15日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    あーー面白かった。
    本の中の本を読んでいるような気分にもなるし、色んな天才視点で語られていくので自分も天才になれるんじゃないかと勘違いしてしまった。

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    2026年04月15日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    面白かった。
    ピアノのコンクールの話で、音を文章で表現するってこんな方法があるんだっていう驚きもありつつ、
    話が面白過ぎてあっという間に読んでしまった。

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    2026年04月15日
  • 夜のピクニック

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    甘酸っぱい青春、キラキラした青春、これだーつて体験はしなかった50代ですが修学旅行やら体育祭やら何やらドキドキした思い出が蘇った作品。読みやすいし中学生の息子に読ませたい。

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    2026年04月14日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ずっと読んでみたかった作品。
    映画はまだ観ていませんが、キャストの鈴鹿央士さんをおもい浮かべて読んでみました。
    彼が生き生きとピアノを奏でているところが目に浮かぶように、色彩が見えてくるように、爽やかに綴られていました。素晴らしかったです。
    (下)をこれから読みます。楽しみです!!

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    2026年04月12日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    2026.4.12 3回目?くらいの再読。やっぱり自分の中でトップクラスに大好きな小説のひとつです。

    世界的に有名な日本のピアノコンクールが舞台で、それぞれのコンテンタントの人生、血のにじむような努力と希望と絶望がみずみずしく描かれてます。コンテストは残酷でもあり、一度味わうともう一生忘れることのできない幸福にも満ちていて、その中で自分自身を大きく乗り越えていく様子に読んでいて何度も鳥肌が立ちました。
    クラシックの知識はほとんどないですが、本当に描写が美しくて迫力があって、その場に居合わせているような没入感が凄まじいです。
    上下巻もあっという間に読み切れて、終わるのが惜しいと思う作品です。音

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    2026年04月12日
  • 夜のピクニック

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    ウォーキングってお喋りしたり考え事したりで内向的になる。他人の取り留めのない思考を見せて貰えるの楽しい。

    甲田貴子と西脇融の感情

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    2026年04月12日
  • Q&A

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    集団行動から災害が起きるというのは今に始まった話ではないけども、こうやってドロドロした所を含めて深掘りしていくのは実に楽しいではないか。怪しげな陰謀論も大元を辿ればシンプルでツマラン動機だったり、まぁそんなものよね。その他の宗教団体その他、ネタはあるあるだけど、描写がステキ。そうかもね、って思っちゃう。
    マジになってみると、いみじくも登場人物が言っていたように原因などはどうでも良いのではないか。このレベルのレアイベントならその後にリスクマネジメントができてれば良いんかなぁと。

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    2026年04月12日
  • 夜のピクニック

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    続きが気になりすぎて深夜にまで読み進めてしまうくらい本当に本当にのめり込む、私も一緒に夜のピクニック行ったのでは…と錯覚起こす。

    恋でも友情でもない、近いのにこんなに遠い。自分の感情が理解しきれないけど、一歩踏み出して見たり、諦めてみたり。

    こんな素敵な本、巡り会えて、本当にありがとうございます、ありがとうございます…

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    2026年04月12日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷の番外編。
    彼らの物語の前後を切り取ったお話。

    蜜蜂と遠雷では多くは語られなかった人物たちの生活が知れて、あの世界はちゃんと生きているんだと感じられた。
    物語の世界観がしっかりしていて、私たちのすぐそばで生活しているような気がする。

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    2026年04月08日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    自分が才能がある側じゃない事を知っているからこそ、この作品の才能ある登場人物達の考えや人柄、センスに惹かれてしまう

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    2026年04月08日