恩田陸のレビュー一覧

  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    誰も死なない、大怪我をしたのも嫌な学生たちだけ(その傷もどうやら治りそうだし)、ずっと緊張感を持って読めつつ、最後には安堵できる内容でした。
    ちゃんと種明かしもあって、起こりうる範囲でのミステリーで、読み切ってしまいたいと思わせるテンポでした。沙世子と秋、付き合ってたらいいけど、大学の間はまだ言い合いしてるかもなーと思いました。

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    2026年07月22日
  • 上と外(上)

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    最初は退屈で我慢の序盤だったけれど、物語が動き出してからはエスカレーターに乗っている間も惜しんで読むほど一気に引き込まれた。
    練と千華子の賢さ・逞しさ・強さに感銘を受けていたところ「これは中学生と小学生の会話か」といったセリフが出てきて慌てて序盤を読み返し、そんな若かったのかとビックリ(序盤を斜め読みし過ぎていた)。
    冒険とミステリーと歴史と社会問題が混ざり合った壮大なストーリー。下巻も一気に読みたい!

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    2026年07月22日
  • 図書室の海

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    恩田陸さんの名前で選んだ短編集。私は長編に悪い人が出てこないところが多分好きなのだが、こちらは意外に「悪そうな人」とか素性のわからない人」がわんさか出てきて意外だった。

    どっちかというと学園もののドロドロした感じ、理不尽なルール、子供時代の自分の自由にならないのに閉じ込められている無力感(←三宅香帆さんのいうところの昔の学園ものっぽい?)が多い作品群だった。それはそれで面白く、どっちかというと昔よく読んだ小川洋子さんを思い出した。どの作品も結末が気になって一気に読んでしまった。

    一番好きなのは睡蓮かなあ。この兄妹の関係は?大きい女(男?)は何者?と謎が謎のまま。でも「春よこい」もよかった。

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    2026年07月19日
  • MAZE 新装版

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    ネタバレ

    久しぶりに恩田ワールドに浸りたく、再読。
    結末あんまり覚えてないなと思ってたけど、物語の起承転までがロマンに溢れて魅力的すぎるから、どうしても結が弱くなって印象に残らなかったのかも。物語と直接関係ない雑談が知的で面白いのも好き。
    ラスト、上下左右の闇に人が無数に浮かんでいる場面だけなぜか脳裏に映像として焼き付いていて、何か挿絵なり特別な装丁なりがあったんだっけ?と思ってたら、全然文章だけで表現されていて驚いた。恩田さんはイメージを読者の脳裏に描く魔術師だ。
    そして神原恵弥のキャラは改めて良きですね。

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    2026年07月18日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    常野物語三作目
    どんな話になるのか楽しみだったが
    拝島瑛子親子の物語となっていた
    てっきり春田家が出てくるかと思っていた
    なかなか壮絶な不思議物語となっていて
    ファンタジーの世界というより
    ホラーの世界かも
    なんだかしっくりこない感じもあるし
    きっと続きがあるはずと思わせる
    が、もう何年もたつが続きは出てこない
    世界が広がりすぎて取り留めなく感じる
    「アレ」と呼ばれる存在の意味もわからない
    裏返された人々はどうなってしまうのか
    謎だけが残る
    あーどうにかして〜
    恩田陸さん続きをお願いいたします

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    2026年07月17日
  • チョコレートコスモス

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    ガラスの仮面を思い出させるストーリー。芸能一家に生まれた若手女優東響子と素人天才女優の飛鳥がオーディションを通して女優としての道に目覚める。
    久しぶりに夜更かしして読み切った没入できる作品。

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    2026年07月17日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    「光の帝国」の続編である常野物語
    今回は20世紀初め、東北の農村でのお話
    旧家、槙村家でのお話。
    末娘と、その話し相手の峯子、
    物語は峯子の日記として進む。

    代々槙村家には言い伝えがある。
    「常野」の人が来たならおもてなしをしなければいけないと。
    その夏やってきた親子は「常野」の人
    他にも槙村家にはさまざまな人々が滞在していた。そしてその夏は、忘れられない夏だった。

    穏やかな日々を暮らす峯子たちに、押し寄せる
    何か。そしてみんな成長していく。
    成長、青春、感動の物語。
    早く続きを読まなくてはならない!



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    2026年07月16日
  • 光の帝国 常野物語

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    「常野」の人々の連作短編集
    不思議な力がある一族は、穏やかで知的で
    権力の志向を持たず、普通の人々の中に
    埋もれて生きている。
    春田家の人々は膨大な書物を暗記する。
    美弥子には未来が見える
    拝島家は何かを裏返す
    川添律は音楽に秀でている
    ツル先生は長生きで足が速い
    かつての教え子たちの悲しみを乗り越えて
    ここまで生きてきたツル先生はまた何かを思う

    不思議な不思議な物語
    実は近くにも常野の人がいるのかもしれない
    密かに生きながらこの世を憂いているかもしれない。

    常野物語はまだ続く


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    2026年07月16日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    美しい。文字を読んでいるつもりが、自分で絵を書いていくような感覚がした。
    "緊張”ひとつとっても、表現の仕方によって重さが違う。なおかつ、全てが想像でき、その緊張を味わうことができる感動。

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    2026年07月14日
  • 祝祭と予感

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    こちらも良かった〜。先生の文章からは何故こんなに音が聴こえてくる気がするんだろうと思いながら読んでいましたが、後書きを読んでまさしく先生が音を奏でていたのか(小説の中でのピアニスト)と思いました。ピアノを習っていた身としても、手遊び程度だったためピアノ曲のタイトルを聞いてもピンと来ないものばかりでしたが、何かキラキラしたものが聴こえてくる感覚を持ちながら読み終えました。この一貫してあるワクワク感は、今後も忘れられないだろう作品でした。

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    2026年07月14日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    楽しかったー!何より終わり方、いや本の後ろに行くにつれて、終わるじゃなくて各々の始まりに向かっていく形でこれからの未来に期待するような気持ちで終えました。本選まではドキドキしながら結果発表だったのに、本戦の結果発表はすごい清々しい気持ちで見れたかつ笑顔になれた。あと解説が良かったです。担当編集さんの解説初めて読んだ気がします!本当に思い出で、ピアニストたちの心情とかの表現はどうしてるんだろうとか気になってた部分は、こういった背景もあるのかとか、編集さんのお話も含めて楽しい物語でした!

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    2026年07月14日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    楽しすぎる!恩田陸先生の長編作品初読みですが、もう全然ページを捲る手をとめさせてくれない。視点がコロコロと変わって区切りがついているはずなのに、違和感を感じさせない。そんなことよりどんどんのめり込ませる文章にワクワクが止まらない。かつピアノの楽しさ、舞台の怖さは、かつてピアノを習っていた自分にも共感できるところもあって、色んな音、感情が流れ込んでくるようだった!

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    2026年07月14日
  • 私と踊って

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    『私と踊って』

    恩田陸先生らしい話がぎゅっと詰まった短編小説集。
    最後に恩田陸先生のあとがきが1話ずつに添えられているのも嬉しい。

    なんだろう。どうしようもなく、すべての話に“恩田陸”の残り香みたいなものを感じる。
    ジャンルが変わっても、様式が変わっても、見事すべてに“恩田陸”。

    どれも好きだけど個人的に好きなのは「忠告」と「協力」だ。
    「忠告」での出来事で全てを完全に信じ切った私の心にあまりに衝撃の事実が「協力」で飛び込んでくる。
    あと、「東京の日記」も随分と惹き込まれた。
    プロパガンダと、和菓子、日記。他人を通って見ているせいで、とんでもないことが起きているのに、なんだかのんびりして

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    2026年07月14日
  • 夜のピクニック

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    娘や息子らが中高生の頃、楽しく読書できそうな本を手の届きやすい自宅に置こうと思って夜ピクを購入しました。自分でも読んで、楽しく読めました。子供らも読んで、感想を話したりできました。家族共通の話題作りと、子供の読書の習慣づけと思ってましたが、自分が一番楽しんでます。

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    2026年08月15日
  • 灰の劇場

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    実話とフィクションが混ざった話で面白いかった。漠然とした不安がいろいろ書かれて共感できた。(死ぬほどではないけど)

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    2026年07月11日
  • 酒亭DARKNESS

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    全国の居酒屋からインスパイアされた、居酒屋ホラー。怖いホラーというより、不穏な、少しぞわっとなるくらいのレベル感。私はそんな恩田さんの小説が大好きなので、本作も本当に大好きです。フェーン現象が起きると“入ってくる”から戸を開けてはいけない、「曇天の店」や、日光東照宮について語る「祖父の墓」あたりがとてもお気に入り。

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    2026年07月11日
  • 不連続の世界

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    塚崎多聞シリーズ。
    珈琲怪談で語られていた塚崎多聞のエピソードは最後に収録されている。
    こちらは短編集となっておりトラベルミステリーのようなスリラーのような小説。読み終わると少しゾクっとする感覚がある。
    珈琲怪談の塚崎多聞がもっと肉付けされリアリティを感じた。

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    2026年07月10日
  • チョコレートコスモス

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    おもしろかった!!500ページ超えなのに一気読みしてしまった。次どうなるの?どう演じるの?がずっとあってわくわくした。
    響子みたいな恵まれた天才がそのままうまくいく感じの話めっちゃすきなのでそこもよかった

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    2026年07月10日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    商人家系の末っ子梯結子は幼少期より観察力と閃きを活かし、子供ながら問題点に取り組む才能ある少女であった。これからどの様な人生を送るのか幼少期〜大学卒業までを描く青春編。

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    2026年07月09日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷のスピンオフ作品と知り
    ずーっと読みたかった!!
    やっと読めました!!

    あまり厚くない本とは言え、
    一瞬で読み終わってしまって
    え?もう終わり?となりました(笑)
    もっと読みたい!!読ませてください!!

    また蜜蜂と遠雷を読みたくなりました。
    なんなら続編とか出ませんか?
    スピンオフでもいいんだけど。
    あの登場人物たちの物語がもっと読みたいです。

    後半のエッセイは個人的には微妙と言うか、
    もともとエッセイみたいなのは好みじゃないので
    あまり面白いとは思いませんでした。
    音楽の知識がある人は面白いのかも?

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    2026年07月08日