恩田陸のレビュー一覧

  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    この作品、恩田作品の中ではあんまり話題になってない気がするんだけど、めちゃくちゃ面白いじゃんか!もっと売らなくていいの!?

    恩田陸さんには珍しく、「ロジスティクス」がテーマになった作品で、主人公の結子があくまで沈着に、効率よく、かつ人情を大切にして問題解決していく。本作では結子が大学を卒業するまでを描いているのだけど、意外にもビジネスパーソンに読んでもらいたいような作品。社会人編が続編として出そう。

    昔の日本文学みたいに、作者が行間にひょっこり登場して最近考えていることや豆知識を披露する独特の文体も楽しい。ここに来て新境地の文体とは、恩田さんは本当に文学を愛し、愛された人だ。
    初期作品には

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    2026年01月09日
  • 光の帝国 常野物語

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    「いつかこのまばゆい光の生まれたところに、みんなで手をつないで帰ろう」
    少しくすぐったくなる言葉が、最後にはぴったりだと思えるファンタジー小説。
    不思議な能力を持つ「常野」生まれの人々。その生活はとってもキラキラしているのに、能力を狙われ脅かされ、残酷だったりする。光の強い場所は影も濃い。だからこそ魅力的なのだと淡々と教えてくれる本だった。続編があると知り大変うれしい。

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    2026年01月08日
  • 夜のピクニック

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    ハラハラするとかドキドキするとかじゃないのに、読む手が止まらなかった。
    高校生という2度とやってこない青春をどう生きるか、どう生きたか。
    貴子や透が今大切な人と共に過ごせてるのは、恵まれているのも、自分の努力もあるんだろうと思う。
    周りに人がいることは、当たり前じゃないんだよ。
    歩行祭、やってみたいな。

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    2026年01月07日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    数年ぶりに再読。
    文章を読んでいるのに、音楽が聞こえてきそうなくらい臨場感を感じる描写で没入感がある。目次も、プログラムを思い起こさせるような作りで、細部まで拘られた本にテンションが上がる。作中で出てきた曲をゆっくり聴いてみたいと感じる。

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    2026年01月07日
  • 麦の海に沈む果実

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    職場の人がこの本を読んでると聞き、懐かしくなって再読。 やはりこの本は好きだ。 閉ざされた空間で進む物語。春や夏のはずなのに頭で浮かぶ映像はずっと暗い感じ。どの登場人物も腹のなかでなにを考えてるか全然わからん感じ。たまらない。 それでいて理瀬と黎二とヨハンの関係性も妄想が捗る。 そして最後の覚醒。 前回読んだときはショックだと感じたのに今回はとても魅力的に感じた。続編を読んだからこそだろう。 本格ミステリでもなくザ青春でもない。 それがこの本の好きなところ。

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    2026年01月07日
  • 夜のピクニック

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    再読回数1番じゃないだろうか。 歩を進めるように、少しずつ紐解かれる登場人物の関係性や、学校のクラスの中に入り込んだみたいな独特のミーハーな話題、まるで一緒に参加しているようでとてもいい。

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    2026年01月07日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    め、め、め、めちゃくちゃ面白い。 音楽という世界での若き才能、若くない才能のぶつかり合いが面白い。上下巻あって長く見えるけど、漫画みたいに読める。

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    2026年01月07日
  • 夜のピクニック

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    この作品は何度も読んでいる作品です。
    最初は、どういうこと?と思うことがあって何度も読んでましたが、また読みたと思うようになってからは何度も読んでいます。
    映画も観ました。
    青春が詰まっている作品だと思います。
    最後は感動する作品です。

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    2026年01月07日
  • 夜のピクニック

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    評価が高い作品であるが、前半だけではやや退屈な印象があった。あまり期待もせずに読み進めたが、後半はとても心を動かされ、はまってしまった。結局、お勧めしたい、素晴らしい作品。

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    2026年01月07日
  • spring another season

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    ネタバレ

    大大大満足です。
    私は、この先の人生も萬春に憧れ、惚れ続ける。
    春はミューズであり、サキュバスみたいな、
    アガペーとエロス的な、人間の魅力という魅力を全部セットにした人で、全人類にモテる、魔性な人間って彼のことだな、って感じる。
    スピンオフでも色気たっぷり茶目っ気たっぷりで、
    より春のことをしれて、またメロメロになってしまった。

    今回のスピンオフは、フランツと春の話が多く、2人の特別な関係がより深く、より密接に描かれている。この一生で一度の、普通の人が生きてるうちに出会えるか出会えないか分からない、最高のパートナーだったんだなぁと感じる。
    何より、フランツの解像度がとても高まった。
    もう一度

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    2026年01月06日
  • spring

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    久しぶりの恩田陸。「遠野物語」「蜂蜜と遠雷」が大好きです。若くて綺麗で才能のある人しかでてこないけど、
    比喩の仕方は天下一品。バレエバーに掴んで踊るシニヨンの女性達を「枝に連なる梅」と表現したのは脱帽した。
    これを読んだ後にネトフリで「10dance」を見たら、はまりました。美しい男達は性別も超えて、リスペクトできる人が好きなんだなあと思った。さあ、もう1回読むぞ

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    2026年01月06日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ピアノの世界には疎いけど、作中で出てきた曲をYouTubeで実際聴いてしまうほど作品にのめり込みました。細かな心情や個性的なコンテスタント、裏方の調律師の細かいことまで作家さんてホントその世界をこと細かに勉強するんだと改めて思いました。下巻も楽しみます。

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    2026年01月05日
  • チョコレートコスモス

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    高校の模試で出会った作品。模試の最中なのに面白すぎて心が熱くなって泣きそうになったのを覚えている。

    私の目の前には確実に舞台が広がっていて、登場人物に圧倒された。みんな生きていた。

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    2026年01月05日
  • 夜のピクニック

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    話の軸が、本妻の息子と不倫相手の娘の関係というセンシティブな内容にあり、主人公(娘)の仲良くなりたいという欲が理解できず読みはじめは不安だったが、息子側の娘家族への嫌悪感の正体は、相手そのものへの憎しみではなく、状況そのもの、見方によればみじめな状況に置かれている自分の立場に対しての怒りであり、本人のプライドの高さ(自律性が高く、未来志向と上昇志向の持ち主であることの裏返し)もあいまってうみだされた感情であるという、一段深く繊細な分析がなされたことにより、ふたりが「対等な関係」を築きうることに気づかされ、物語全体を自然と受け入れることができていた。

    また、ふたりのまわりにいる友人たちのそれぞ

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    2025年12月31日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    いや凄まじいSF!
    まかさ、磐座という地から地球、宇宙規模のSFの話に発展するとは思わなかった!
    こうやって地球の滅亡から人間たちは救われるんだと驚き
    誰も置いていかない?人類滅亡の方法があるのかと驚いた!結局みんな出来るようになるんだね。
    お金や権力を持って、自分だけ助かろう!と思う人は結局助からない、なんなら死ぬっていう、人間らしい愚かさも見られた。
    「愚かな薔薇」は愚かじゃなく、人間が生きていく?ために必要な手段だったんだと薔薇を通して知ることができた。伏線だったんだーと納得。
    面白かったー
    そして、城田姉弟がかわいそーよー汗
    いい人に出会えるといいね。

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    2025年12月31日
  • 光の帝国 常野物語

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    オムニバス大好きなんです…
    1冊で終わってないのが嬉しい。

    心があったかくなって、少し重たくなって、読み終わってロス。

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    2025年12月31日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    読み直し:2021年に読んでその時は以下のメモを残していた
    カバーの通り面白かった。
    実際のオーディションの情景が臨場感を持って感じられる、楽しい話

    また読んで、二人の主人公(サラブレッドの女優 東響子、脅威の才能を持つ新人 みなみ、の続きが見たいととても思った)ガラスの仮面をオマージュしているとか
    5年前に読んだ本だし当然続編あると思って本屋にいってしまった。2025年末現在ダンデライオン(続編)はまだでていない。

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    2025年12月31日
  • 愚かな薔薇 上

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    おすすめ作品、お借りしました!
    「麦の海に沈む果実」を思い出させるような、少年少女たちが閉鎖的な空間で未知と出会い、大人の陰謀めいたものに巻き込まれる話かな〜
    菜智と同じく読者は、「さとばらってなに?」「なんのために外海に行くの?」「自分の両親はどうしてそんなに噂されてるの?」と疑問ばかりだったけど周りに聞いていくうちに明かされる衝撃的な事実。
    まだまだ上巻だから何も分かってないけど、気になるのは帰ってくる舟がどんな悪い知らせを持ってくるのか?ということと、なぜ忠之が奈津を殺したのか?
    ミステリーの謎解きが不得意な私は、下巻でもただ話の流れに身を任せて、真実が解き明かされていくのを見ていきたい

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    2025年12月31日
  • 夜のピクニック

    匿名

    購入済み

    みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
    高校最後の行事。二日間で約80キロを全校生徒で歩く歩行祭。クラスメイトと、親友と、時に他愛ない雑談をしながら、時に黙々とただ歩くだけ。
    実際近くにこんな高校があっても、たとえどんなに制服が可愛かろうと雰囲気が良かろうと、そんな行事がある時点で志望校にすら入れないと思いますが、読んでいると、どうしてうちの高校にはこんな、絶対に思い出に残る行事が無かったのかしらと思ってしまいます。

    #エモい #深い #共感する

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    2025年12月29日
  • チョコレートコスモス

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    あとがき見て、え!続きある!!って喜んだ後、調べて続編まだ出てないんかい!!!!と悲鳴あげた。
    待ってます、恩田陸先生、いつまででも待ちます……

    「蜜蜂と遠雷」に「Spring」と、恩田陸が作り出す天才の話を読んできたけど、恩田陸は本当にもう天才を描くのがうますぎる。
    種類の違う天才、飛鳥と響子の芝居、まだまだ読ませてくださいお願いします……ありがとうございました……欲を言えば「光の帝国」シリーズも何卒……

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    2025年12月29日