恩田陸のレビュー一覧

  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    私自身はクラシックには全く造形がないが、マサル、亜夜、明石、塵と言う4名の才能溢れるコンテスタント達を通して、音楽の世界を楽しむことが出来た。それぞれの生い立ちやコンテストに臨む心情、音楽に対する愛情がしっかりと描かれていて、引きこまれるように読み進めた。コンテストに臨みながらも、純粋に音楽を楽しむ4人のコンテスタントと、新たな才能の登場に振り回される審査員たちの対比も面白い。下巻も楽しみ。

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    2026年06月03日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    下巻はピアノコンクールの第三次から本選終了までをカバー。文字を読んでいるのに音楽が聞こえてきて感情が揺さぶられる。実際に出てくる曲たちを聴いてもそうはならないのに不思議だ。一気に読んで大満足。自分はピアノを習っているのにピアノリサイタルやましてやコンクールなどはほぼ行ったことがない。この作品中にコンクールのあコンテスタント同志が刺激しあって進化する様子が書かれ、自分も生の演奏を聴きたくなった。編集者による解説も良かった。作品完成までの裏話まで読めるとは。

    小説の映画化がされているようだが、これはやはり音楽を文字にしたという凄い作品だから映画化はちょっとどうなのかなとも思った。小説の朗読とコン

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    2026年06月03日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    上巻はピアノコンクールの予選から第二次の結果発表までをカバー。出場者たちの様々な背景・演奏までの曲の解釈や思いを綴りながら、根底には、音楽とは音楽家とは何かと言った疑問を呈す。一気に読んだ。出てくる作品たちを配信サービスで聴きながら、この本を読んだら生演奏で聴かなきゃ悪いような気になる。コンクールの裏事情も面白いけれど、何より面白いのはタイトルにも示唆されている自然の音に関する部分。個人的には最年長で参加の明石の部分に色々心動かされた。音楽家になるってお金にならないし、大変だろうな。

    プロの音楽家になった友人の息子さんがいるが(ピアノではなくパーカッション)、子供の頃から見て来たが、親も本当

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    2026年06月02日
  • チョコレートコスモス

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    結構分厚い本なのに、特に後半は熱が上がって一気に読み終わった。
    恵まれすぎている響子に最初は共感出来なかったけど、そんな自分を俯瞰で分析する賢さと、吹っ切れていくかっこよさが、まさに憧れのスターという感じですごく魅力的で、何人かいるメインキャラの中でも特に印象的だった。

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    2026年06月01日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    受賞に恥じない秀作です。
    ヒンソな私の本棚の中でも、
    指折りのお気に入りです。

    ラフマニノフを聴くようになった、きっかけの
    本でもあります。
    ピアノを全くさわれもしない私にとって、
    ラフマニノフって、誰ダレ?
    って、な感じでしたが。

    絶対音感の持ち主の世界も
    知りません。
    見えている世界も、聞こえている世界も。

    飛んでいる蜂の羽の音なんて聞こえるハズもなく、

    あっ
    でも、寝てる時の 耳元でなる蚊の
    ぷーんって、いう いやぁ~な音には、
    速攻で飛び起きますが、
             (ちがうかっ!)

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    2026年06月01日
  • 夜のピクニック

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    夜にみんなで歩く、みたいな非日常感のある状況になったら、普段言えないこととか、胸の内明かしちゃうのガチで見覚えしかなくて刺さりまくり。
    ちなみに、最近山手線一周歩こうとした時に、バイブルとして持っていきました。お守りになった。

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    2026年06月01日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    年齢的に明石さんに感情移入しました。
    コンサートは行ったことはないが、読書後はコンサートに行ったような余韻が残った。
    文章だけ、そしてクラシックもオーケストラをあまり聞いたことが無いけれど、頭の中に音楽が鳴り、オーケストラのコンサートの雰囲気を感じる事が出来ました。
    クラシックを聞いてみたくなった本です。

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    2026年06月01日
  • ドミノ

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    すごーいテンポが良くてめっちゃサクサク読めて、あー!!なるほど!だからドミノって思った。
    すごーい面白かった!

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    2026年05月31日
  • チョコレートコスモス

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    圧巻!
    女優、脚本家、大学の演劇サークルなど、世間的には華やかな世界の登場人物たち。彼らが自分の答えを見つけるためにもがき、考え、体当たり。天才少女の危うさにヒヤヒヤさせられ、オーディションの熱気には手に汗握り…。
    ざらっとした後味の残る、ビターチョコレートのような物語だった。
    続編のダンデライオン、まだ刊行されていないらしい。出たら絶対読みたい。

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    2026年05月29日
  • 夜のピクニック

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    再読。
    青春の一片なんだけど、ただ『過去の点』じゃなくて
    大人になった今へ地続きで繋がってるんだと思わせられた。
    というのは、大人になって読み返しても高校時代と同じ文章が刺さったから。

    『雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。おまえにはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのって、今だけだから、あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。おまえ、いつか絶対、あの時聞いておけばよかったって後悔する日が来ると思う』

    この文章、当時は「わかってるんだけど、とはいえ鬱陶しいが勝つな〜」と思った記憶

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    2026年05月28日
  • 夜のピクニック

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    久しぶりに読んだ青春小説。多分、私はこれからもずっとこの本を愛すと思う。 「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」 「近づきたがってる、理解しあいたがってる。そんな気がしたんだ」

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    2026年05月27日
  • 上と外(下)

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    面白かった。
    読み終わって、あとがき読んでなんか涙が出た。
    初めて作者に、ありがとうって無意識に言葉が出た。

    練もチカももなんて良い子たちなの。わたしも読みながらこの2人と一緒に冒険させてもらった気分。小さな大切な事がいっぱい散りばめられてる作品。

    例えばー。
    ひとの感情は長続きしない。勇気を出して頑張る時は必要。行動する時は、まずよく考えてから動く。
    荷物はもつ。準備をしておくって事よ。たぶん。
    事前の学びは必要→だから本を読む。もっと沢山あっただろうけど、覚えてない。でも、わたしの心の奥になんか残ってるんだろう。

    大切な事は、自己啓発本ではなくて、小説が教えてくれる。

    あー。この本

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    2026年05月27日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    綺麗な言葉が散りばめられた物語。
    行ったこともない見たこともない、聞いたこともない景色と音が自分の頭の中に創造される。
    読み手が完成させる物語、でもそれは未完成。
    その未完成なイメージに本物の景色や音楽を超える感動があるように感じる。

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    2026年05月27日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ネタバレ

    ピアノのことは詳しくないけど、気になった曲を聴いてみたりしながら読むのが楽しかった。恩田さんの人の描写が改めて好きだと思った。人の営みに対するあたたかい眼差しを感じる。

    「世界が、自分の知らない-いや、もしかすると誰も知らない、とてつもなく美しいものに満ちていると気付いた瞬間、あまりにも自分がちっぽけなことに驚いたのと同時に感じた畏れ。...ああ、本当に、この世界は音楽に満ちている。」

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    2026年05月20日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    昔、映画を観ていつか原作を読みたい!!っと思っていましたが、余りの本の厚さに長い年月がたってしまいました(*_*)

    芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する4人のピアニストたちの物語です。

    母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜がコンクールの短い期間の間に成長する姿は圧感です!!
    私の知らない音楽の素晴らしさ、そして奥深さを覗かせてくれた一冊です。

    もう一度映画を見直します(*´꒳`*)
    そしてこちらのアルバムも出てるみたいなので早速聴いてみようと思います。

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    2026年05月19日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    ひとつの謎に対する真実を追う中で写し出される人間の感情
    恋愛モノなのかミステリーなのかサスペンスなのか 全体で見たらどこかの括りだと捉えられるかもしれないけど
    ひとつは純愛であって ひとつは人間のありのままが否応にも描かれてる
    「2人で大きな罪を共有したら 今ここで彼に殺されて2人で死んだら、一生自分と彼を繋ぎ止めるものが出来るかもしれない」という焦燥感が痛くて苦しいほど伝わってきた
    最後に薄れていった相手への興味は保身からか真実の発覚からか分からないけど
    その時の感情全てがあまりにもリアルで
    視点が交互に入れ替わるのに「今どっちだっけ?」ってならなくて自然に話と動作主の感情が入ってくる書き方

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    2026年05月18日
  • 麦の海に沈む果実

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    ネタバレ

    再読。暗い感じの学園で華やかなイベントや食事があり、普通の学校のような学生同士の会話や授業がある、ちぐはぐな場所で主人公の理瀬が翻弄される話です。殺人、自殺?失踪と色々おこるけど、怖いというより不気味な感じがしました。ミステリーでは無いので、事件に対しては完全な答えが無いものもありますが、それが気にならないほど雰囲気やキャラクターが良かった。

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    2026年05月18日
  • 夜果つるところ

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    ミステリアスで、暗くて、美しくて、残酷で高貴。
    「鈍色幻視行」では、この物語に魅せられた人達やこの物語を映像化しようとして頓挫した事に関わった人達が登場する。
    蜷川実花監督で映画化したらハマるだろう。でもやはりそれぞれのアタマのなかで描かれた映像だけにとどめておいたほうがいい気もする。

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    2026年05月17日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    全くピアノも弾けず、音楽についての知識もないのに、読んでいるだけで自分も演奏しているように息切れすらしてくる。
    そして登場人物の演奏が終わった時には一緒に安堵を感じてどっと疲れているような感覚。
    登場人物みんなの人生が描かれているのがとても素敵だし、それぞれの生活に音楽がずっとそばにあって寄り添って生きているんだなと思ったし、これからもそうなんだろうなと感じた。
    みんなが報われる結果を期待して、その通りになってくれたからとても気持ちが良く読み進められた。
    自然の中に音楽を聴く、という意味では海でのんびりこの本を読めたことはとても正解だったなと思った。
    疲れることなく上下巻を一気に読める

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    2026年05月16日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    え〜圧倒的。読みやすくそして迫力の演技が目の前にあるかのようなそんなシーンが終盤連続する。読書下手な私でもついページが進み、洗濯機が鳴ってるのにめくる手が止まらず…ちょっと洗濯物生乾き気味になっちゃったかも…笑

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    2026年05月16日