恩田陸のレビュー一覧

  • ネバーランド

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    ネタバレ

    4人が暮らす松籟館は、少年たちが「対等な個人」として全き自分であれる聖域であると同時に、大人たちの視線によって「未成熟な子供」という枠に閉じ込められる場所でもある。この二面性を孕んでいるからこそ、本作のネバーランドというタイトルは非常に示唆に富んでおり、奥深さを感じました。

    四人それぞれが抱える心の傷や葛藤は決して小さなものではありませんが、この冬休みの出来事を経て、彼らの過去や現状への向き合い方が確かに変わっていく。その心の変容がとても面白く、印象に残る作品でした。

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    2026年06月07日
  • 小説以外

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    蜜蜂と遠雷しか読んだことがなかった。
    これだけ作者のことが分かった上でこれからたくさんの小説を読めることがうれしい。
    まずは夜のピクニックから。

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    2026年06月07日
  • チョコレートコスモス

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    結構分厚い本なのに、特に後半は熱が上がって一気に読み終わった。
    恵まれすぎている響子に最初は共感出来なかったけど、そんな自分を俯瞰で分析する賢さと、吹っ切れていくかっこよさが、まさに憧れのスターという感じですごく魅力的で、何人かいるメインキャラの中でも特に印象的だった。

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    2026年06月01日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    受賞に恥じない秀作です。
    ヒンソな私の本棚の中でも、
    指折りのお気に入りです。

    ラフマニノフを聴くようになった、きっかけの
    本でもあります。
    ピアノを全くさわれもしない私にとって、
    ラフマニノフって、誰ダレ?
    って、な感じでしたが。

    絶対音感の持ち主の世界も
    知りません。
    見えている世界も、聞こえている世界も。

    飛んでいる蜂の羽の音なんて聞こえるハズもなく、

    あっ
    でも、寝てる時の 耳元でなる蚊の
    ぷーんって、いう いやぁ~な音には、
    速攻で飛び起きますが、
             (ちがうかっ!)

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    2026年06月01日
  • チョコレートコスモス

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    圧巻!
    女優、脚本家、大学の演劇サークルなど、世間的には華やかな世界の登場人物たち。彼らが自分の答えを見つけるためにもがき、考え、体当たり。天才少女の危うさにヒヤヒヤさせられ、オーディションの熱気には手に汗握り…。
    ざらっとした後味の残る、ビターチョコレートのような物語だった。
    続編のダンデライオン、まだ刊行されていないらしい。出たら絶対読みたい。

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    2026年05月29日
  • 上と外(下)

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    面白かった。
    読み終わって、あとがき読んでなんか涙が出た。
    初めて作者に、ありがとうって無意識に言葉が出た。

    練もチカももなんて良い子たちなの。わたしも読みながらこの2人と一緒に冒険させてもらった気分。小さな大切な事がいっぱい散りばめられてる作品。

    例えばー。
    ひとの感情は長続きしない。勇気を出して頑張る時は必要。行動する時は、まずよく考えてから動く。
    荷物はもつ。準備をしておくって事よ。たぶん。
    事前の学びは必要→だから本を読む。もっと沢山あっただろうけど、覚えてない。でも、わたしの心の奥になんか残ってるんだろう。

    大切な事は、自己啓発本ではなくて、小説が教えてくれる。

    あー。この本を上下巻読んでいた時間よ。ありがとう。楽しかったぜ!

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    2026年05月27日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    ひとつの謎に対する真実を追う中で写し出される人間の感情
    恋愛モノなのかミステリーなのかサスペンスなのか 全体で見たらどこかの括りだと捉えられるかもしれないけど
    ひとつは純愛であって ひとつは人間のありのままが否応にも描かれてる
    「2人で大きな罪を共有したら 今ここで彼に殺されて2人で死んだら、一生自分と彼を繋ぎ止めるものが出来るかもしれない」という焦燥感が痛くて苦しいほど伝わってきた
    最後に薄れていった相手への興味は保身からか真実の発覚からか分からないけど
    その時の感情全てがあまりにもリアルで
    視点が交互に入れ替わるのに「今どっちだっけ?」ってならなくて自然に話と動作主の感情が入ってくる書き方が凄く上手かった
    構成も綺麗で内容というか心情描写が結構好み

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    2026年05月18日
  • 麦の海に沈む果実

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    ネタバレ

    再読。暗い感じの学園で華やかなイベントや食事があり、普通の学校のような学生同士の会話や授業がある、ちぐはぐな場所で主人公の理瀬が翻弄される話です。殺人、自殺?失踪と色々おこるけど、怖いというより不気味な感じがしました。ミステリーでは無いので、事件に対しては完全な答えが無いものもありますが、それが気にならないほど雰囲気やキャラクターが良かった。

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    2026年05月18日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    最後に読んだのが6年前の大学生の時。
    そのときは、喰らいすぎてメンタル不調に陥った。
    いつか恋愛が終わることが悲しすぎて。恋心はただの幻想でしかないんだと思ってしまって。
    6年経た今ならわかる。たしかに恋愛期間はいつか終わる。だが、その輝きはとても素晴らしくて、終わるからダメなのではない。
    とても良い読後感でした。大好きな小説です。
    「見上げたときの木洩れ日が、海の底から見上げる魚のように見えた」なんて美しい描写だろう。

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    2026年05月14日
  • 夜明けの花園

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    凄く面白かった!!
    不思議なお話だったけど、引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。
    初めて、恩田陸さんの本を読みましたが、また恩田陸さんの違う本も読んでみたいと思いました。

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    2026年05月07日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    最初は日常ものかと思ったけど・・もう世界観に惹き込まれた。すべてのキャラがたっていて、かわいらし!!
    途中のナレーションみたいな流れも好き
    朝ドラ、わかる

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    2026年05月07日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    良い本とは「読んだ後に深く考えさせる本である」と言うが、まさにこの本は読後にあれこれと考えさせる本であると思う。
    2人の男女がページをめくる度に真実に近づいていくストーリーだが、随所に恋愛のエッセンスが撒き散らされていて、過去の恋愛、現在の恋愛、そして人を愛することとは何であるのかを考えるキッカケとなった。

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    2026年05月05日
  • 蜜蜂と遠雷(2)

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    原作の良さを損なわない最高のコミカライズだと思います。ただ1巻目から2巻目の発売に間があったため、次巻はいつ発売するのかヤキモチします(笑)

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    2026年05月05日
  • 蜜蜂と遠雷 (1)

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    小説を読んだ後にすぐ読んだのですが、絵柄もキャラも小説のイメージにピッタリと合うし、あの長い小説をうまく構成し直した上、絵で音や心情を表現していて最高のコミカライズだなと思いました。

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    2026年05月05日
  • spring another season

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    スプリングのスピンオフ小説。
    本編ではうかがい知れなかった登場人物の背景や想いを味わうことができた。

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    2026年05月05日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    一見バラバラに見えた経験や出来事が、後になって思いがけない形でつながっていく展開がとても印象的でした。「あの時の出来事がここに関係してくるのか」と気づく瞬間があり、物語の面白さをより深く感じられました。あと、登場人物たちの常識にとらわれない奇抜な発想も魅力的で、そのユニークさが状況を打開する鍵になっているところが面白かったです。全体を通して、どんな経験も無駄ではなく、未来につながる可能性があると感じさせてくれる作品でした。

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    2026年05月02日
  • 祝祭と予感

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    オーディブルにて。
    蜜蜂と遠雷のスピンオフ。この物語の世界にひきこまれてしまっているのでやっぱり最高。
    映画はまだ観ていないが風間塵役の鈴鹿央士がナレーション。これもすごくよかった。
    直木賞と本屋大賞を獲得してるんだから、おもしろいのは当然。ページが多くてびびってる人、クラッシック音楽に興味ないって人も蜜蜂と遠雷、祝祭と予感をぜひ読んでほしい。素晴らしいです。

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    2026年05月01日
  • 月の裏側

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    恩田陸さん、好きで結構読んでるんですが、私が合わない作品も稀にあり。挫折しそうになり実際に中断して他の小説読む期間がありましたが、皆様の感想を読んで再度、一から読み直しました。結果、申し上げると最後まで読み良かったです。私の感想はネタバレにならないよう控えてますが素晴らしかったです。先の評価された方、感謝申し上げます。

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    2026年04月28日
  • 黄昏の百合の骨

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    まさかの犯人すぎて驚きが隠せなかった。どこまで行っても最後のページまで予測できない展開。身震いした。と同時に続きが出てほしい!

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    2026年04月27日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    おそらく新刊で買ったものだと思うんだけど(15〜6年前?)まったく読んだ記憶なくてびっくり笑
    結局のところすべてが「こういうこと(だはず!)」っていう、朧げな記憶と仮説で完結って感じだけど…
    男女の心理戦がおもしろかった!
    人間の生々しさがじっとり伝わってきて、ぞわぞわが止まらなくて一気読みしたから首と背中が痛い…

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    2026年04月27日