恩田陸のレビュー一覧

  • 黒と茶の幻想(下)

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    先が気になり、ページをペラペラめくり、終わりに近づくにつれ、読み終わるのがもったいないなと感じ、そんな風に思う本は久しぶり。
    下巻は蒔生視点と節子視点。
    利枝子や彰彦視点では分からなかった節子の内面が意外というか激しかった。
    彰彦と節子のやり取りが好きです。
    口には出さないけど心の底では相手を思っている利枝子と蒔生にぐっときます。
    この物語の続きがあるなら読みたいなぁと思ってしまいます。
    51歳になった4人の物語が読みたい。

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    2026年02月16日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ユッコこと梯結子の人生を描いた一作。常識よりになった成瀬といった感じかも。お茶やお城、和菓子といった和の要素がふんだんに盛り込まれた恩田さんらしい美しい作品でした。家族のつながりも心温まりますね。
    続編も早く読みたいな。

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    2026年02月16日
  • ネバーランド

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    4人の少年、寮で過ごす青春物、、、と思いきや、そこは流石、恩田ワールド、一筋縄ではありませんでした! 4人が抱えているトラウマが明かされていく中、歪んだ扉、は圧巻、そこまでやるか!のショッキング。冒頭のエースをねらえ、的なコミカルさの後に来るもんだから、いやはや。しかし、読後感は良き。寮生活経験者なので懐かしさもあり、満足です。

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    2026年02月15日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    引越し前の男女が部屋で語らうだけなのにどんどん引き込まれていく。
    15ページほど読み進めるごとに新たな事実が分かり、お話がどんどん展開されていくので、読書苦手な人でも読みやすいと思う。
    ミステリとしても面白かったし、友愛と恋愛と家族愛の違いについての考え方が深まった。登場人物と一緒に少しずつ読み解いていく感覚がとても癖
    になる作品でした。

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    2026年02月15日
  • 月の裏側

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    恩田ワールド、流石です。ホラー、ミステリー、ファンタジー、うーん、ひとくくりにはできない。そして日本ならではの郷愁もあり。そして、もしかしたら、盗まれた、世界があるのかもしれない、と思わせてしまう、恩田陸さん、あなたは何者ですか!?当分、抜け出せない恩田ワールドです。

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    2026年02月14日
  • ドミノ

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    登場人物の紹介ページで、人数の多さに気が引けましたが、読み終えるまでそれぞれの人物像や背景がぼやけることはありませんでした!すごい!

    登場人物の数だけストーリーがあり、同時進行していきますが、読みにくさは全く無く、逆にこの次一体誰が何を起こすのか?!と気になってガツガツと読み進めることが出来ました。とてもおもろかったです!

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    2026年02月13日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    とても面白い作品でした。梯結子さんの学生時代を描いた作品で機転を利かせて問題を解決するのが面白かったです。城攻めの話もかなり面白かったです。続編が楽しみです。

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    2026年02月13日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    悌結子という1人の人間の生き様を描いた、いわゆる朝ドラみたいな小説。作中で言及されているが、作者は朝ドラのヒロインに独身がいない、恋愛や配偶者ありきなのがどうかと思っている(意訳)とのことで、恋愛は横に置いて、結子の生き様がイキイキと描かれている。
    就職後の人生が続編で描かれるとのこと。
    結子の視点の置き方や斬新なアイディア、面白く読みました。才能があるな。なんの才能かはわからんけど。最高の褒め言葉だなあ。
    はー続きも楽しみ!

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    2026年02月12日
  • 光の帝国 常野物語

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    連作短編だが、一つ一つのストーリーが濃くて優しくて儚くて哀しみもあって。長編を読んでる感じだった。初版から四半世紀は経ってるが、混沌とした今の時代だからこそ、響くものがある。常野の人々が本当に居るような気がしてならない。

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    2026年02月12日
  • ドミノ

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    めちゃ面白かった!色んな人の色んなドラマが東京駅で繋がって楽しく読めた。えり子姉さんまじかっけー。これ映画化してないの意外だな。映像化したらウケそうなんだけどなー。

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    2026年02月11日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    切ない、なんて切ない物語なんだろうか。今の時代を生きる私たちに、まさに問いかけてくる。そして、美しい日本語で綴られ、硬い文章のようだが、情景が映像のように浮かぶため、読みやすく理解しやすい。シリーズであるエンドゲームを先に読んでいたので、違いに驚きつつ、まさにこれは名作だと思う。

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    2026年02月09日
  • ドミノ

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    「偶然屋」と同じような感じかな?と思いながら読み始めましたが、よりおもしろかった。たくさんの登場人物が出てきますが、ちゃんと書き分けされており認識(?)して読めます。少しずつ交わっていくたくさんの人の偶然が、こんなにも大きな事件になっていくなんて。おもしろかったです。

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    2026年02月09日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズの短編集
    北の原野の湿原に浮かぶ、岩に貼り付いた古く美しい建物で、全寮制の学校で起こる様々な出来事

    水晶の夜、翡翠の朝
     ヨハンの物語 ユーロ・マフィアの跡取りのヨハン
     学園内でも命を狙われるだ…
    麦の海に浮かぶ檻 
     現在の校長の遠い記憶
     タマラ 毒に耐性が出来てしまった悲しい少女
    睡蓮
     理瀬の記憶
    丘をゆく船
     黎二と麗子 親に虐待を受けて育った2人
    月食
     聖を守りにきたのね 数学の代用教員の高橋先生
    絵のない絵本
     父の依頼で南国のホテルにバカンスに訪れた理瀬
     誰が誰を狙っているのか…

    どれも怖くて面白い物語だ~

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    2026年02月08日
  • チョコレートコスモス

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    おもしろかった。
    自分たちだけが知っている無名の天才が成り上がっていく、認められていく様子を追体験できるのが痛快だからおもしろさを感じるのかなとは思った。続編も読んでみようと思う。

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    2026年02月06日
  • 麦の海に沈む果実

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    幻想的で靄がかかった湿原に囲まれた学園が舞台。登場人物が多いのでメモを取りながら読んでいた。ある人物の二面性の落としどころは都合が良いと個人的に感じるし終盤の種明かしは駆け足な気がする。とはいえ非常に楽しめた。 私はあたしの理瀬が気に入ってたみたい。学園舞台の蠱毒である。化物が誕生し鳥肌が立った。

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    2026年02月05日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    さすが本屋大賞の 直木賞の サクサクドンドンと読めた。気持ち悪い感覚よくわかるし着眼点も大したもんだ、読み終えて照ノ富士引退相撲を見てて初切ってオモロってこと

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    2026年02月01日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    女性の内面を描きだす表現がさすが。
    自分の気持ちで言語化できなかった部分も一部腑に落ちる表現があって、自身を深掘りするきっかけにもなった。

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    2026年02月01日
  • ネバーランド

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    子供である自分と大人になりつつある自分の折り合いの付け方に悩んだ昔が思い返される。
    ここまで壮絶な背景がなくても、そういうモラトリアムは誰にでもあるんだろうな。
    戻れない時代と場所にノスタルジーを感じる、秀逸なタイトルだと思う。
    必要以上に湿度が高くないところや、年末の雰囲気も好き。

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    2026年01月30日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    切ない。これは切ない。これだけは言っておきたい。悲しみもあるが、切なさの方が先に立つ。過去、過ぎ去った歴史の物語を読んでいるはずなのだが、どうにも今、この時代を読んでいるような感覚まである。
    戦前の長閑だが、どこか不穏な気配がする時代の空気が見事だし、そこにいる不思議な人々のユーモラスで、ふわふわした存在感が見事だ。そこにいないはずなのに、いそうな感じがするのだ。
    ファンタジー、ではあるのだろうが不思議さと人の世の儚さをテーマにした群像劇でもある。恩田陸、不思議を不思議のままに描かせたら右に出る者のいない作家である。

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    2026年01月27日
  • 光の帝国 常野物語

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    随分と昔に読んだ作品だが読み始めるとあら不思議、やはり覚えているものである。内容の細かなところ、ではなく足が歩き方を覚えているというか。昔暮らした町に戻ってきたような雰囲気があるのだ。
    どこからかやってきてどこかへ行く人々、権力を持たず、群れず。現代的な視点を持つ作家なら巨大な敵を登場させるのだろうが、恩田はそうしない。あくまでもこれを時代と人々の物語として描いていく。あちこちに寄り道しながらたどり着いた場所、そこにある微笑みと優しさに安堵と涙が漏れた。

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    2026年01月27日