恩田陸のレビュー一覧

  • エンド・ゲーム 常野物語

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    久々の一気読みだった…!
    常野まだ続きますとあとがきで書いてくれてるので、わたくしいつまでも待ちます…

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    2026年01月13日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    飛んでくるボールはストレートだと思いきや実はカーブがかかっていてそれに備えていたらホップアップしたかと思ったらグルグルとうずを巻いて最終的にどこかに消えていった──何を言ってんだコイツは、と言われそうだが本当にそうなのだから他に言いようがない。
    ラストまで読んで、なるほどなぁ、と納得はするのだが振り返って驚くのは本作の演出や描写の巧みさだ。単なる日常の風景、過去が疑惑の犯行現場に変わっていき、不穏さが充満する様が素晴らしい。何度読んでもやはり騙される。

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    2026年01月12日
  • ネバーランド

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    ネタバレ

    読み始めは、状況を掴むのに精一杯で、
    正直、せめてもっとわかりやすい名前を、
    建物を端的な情報をと思ってしまいました笑
    でも統の登場からどんどんページが進み、
    あっという間に読み切りました!

    4人とも抱えている背景がかなり重いものなのに、
    告白して一夜明けるとあっけらかんとしているのは
    この少年時代ならではなのかなと思います。
    だからこそ重くなりすぎず、むしろ本音で語り合えた”仲間”になれたんだろうなとも思います。

    少年たちはあまりにも大人びていて、
    でも保護下でしか生活できない子供で、
    それゆえに儚さや危うさがある
    それが魅力として表れていました。

    きっと素敵な大人になってるんだろうな

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    2026年01月12日
  • ドミノ

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    複数の登場人物の断片的なエピソードが並行して続いたため、全体像を把握するために夢中になって読み進めた。序盤以降は、登場人物が少しずつ交差し歯車のように噛み合ったかと思えば、すれ違っていく。種々雑多な出来事が連鎖して大騒動に発展していく。不穏な場面にもかかわらず、スピーディーな展開に笑いが止まらなかった。今まで読んだ恩田陸さんの作品の中で一番おもしろかった。

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    2026年01月12日
  • 六番目の小夜子

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    何年先も繰り返し読み返したい小説でした。
    続きが読みたくて、先が知りたくて仕事中も考えちゃう小説なんて久しぶりに出会いました。
    どんな世代でもこの本の学生の青春や不安は共感出来るんじゃないかな。

    今学生の子達よりも、学生を経験した大人の方が、よりこの作品にのめりこんでしまう気がします。

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    2026年01月10日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    この作品、恩田作品の中ではあんまり話題になってない気がするんだけど、めちゃくちゃ面白いじゃんか!もっと売らなくていいの!?

    恩田陸さんには珍しく、「ロジスティクス」がテーマになった作品で、主人公の結子があくまで沈着に、効率よく、かつ人情を大切にして問題解決していく。本作では結子が大学を卒業するまでを描いているのだけど、意外にもビジネスパーソンに読んでもらいたいような作品。社会人編が続編として出そう。

    昔の日本文学みたいに、作者が行間にひょっこり登場して最近考えていることや豆知識を披露する独特の文体も楽しい。ここに来て新境地の文体とは、恩田さんは本当に文学を愛し、愛された人だ。
    初期作品には

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    2026年01月09日
  • 光の帝国 常野物語

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    「いつかこのまばゆい光の生まれたところに、みんなで手をつないで帰ろう」
    少しくすぐったくなる言葉が、最後にはぴったりだと思えるファンタジー小説。
    不思議な能力を持つ「常野」生まれの人々。その生活はとってもキラキラしているのに、能力を狙われ脅かされ、残酷だったりする。光の強い場所は影も濃い。だからこそ魅力的なのだと淡々と教えてくれる本だった。続編があると知り大変うれしい。

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    2026年01月08日
  • 麦の海に沈む果実

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    職場の人がこの本を読んでると聞き、懐かしくなって再読。 やはりこの本は好きだ。 閉ざされた空間で進む物語。春や夏のはずなのに頭で浮かぶ映像はずっと暗い感じ。どの登場人物も腹のなかでなにを考えてるか全然わからん感じ。たまらない。 それでいて理瀬と黎二とヨハンの関係性も妄想が捗る。 そして最後の覚醒。 前回読んだときはショックだと感じたのに今回はとても魅力的に感じた。続編を読んだからこそだろう。 本格ミステリでもなくザ青春でもない。 それがこの本の好きなところ。

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    2026年01月07日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    いや凄まじいSF!
    まかさ、磐座という地から地球、宇宙規模のSFの話に発展するとは思わなかった!
    こうやって地球の滅亡から人間たちは救われるんだと驚き
    誰も置いていかない?人類滅亡の方法があるのかと驚いた!結局みんな出来るようになるんだね。
    お金や権力を持って、自分だけ助かろう!と思う人は結局助からない、なんなら死ぬっていう、人間らしい愚かさも見られた。
    「愚かな薔薇」は愚かじゃなく、人間が生きていく?ために必要な手段だったんだと薔薇を通して知ることができた。伏線だったんだーと納得。
    面白かったー
    そして、城田姉弟がかわいそーよー汗
    いい人に出会えるといいね。

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    2025年12月31日
  • 光の帝国 常野物語

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    オムニバス大好きなんです…
    1冊で終わってないのが嬉しい。

    心があったかくなって、少し重たくなって、読み終わってロス。

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    2025年12月31日
  • 愚かな薔薇 上

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    おすすめ作品、お借りしました!
    「麦の海に沈む果実」を思い出させるような、少年少女たちが閉鎖的な空間で未知と出会い、大人の陰謀めいたものに巻き込まれる話かな〜
    菜智と同じく読者は、「さとばらってなに?」「なんのために外海に行くの?」「自分の両親はどうしてそんなに噂されてるの?」と疑問ばかりだったけど周りに聞いていくうちに明かされる衝撃的な事実。
    まだまだ上巻だから何も分かってないけど、気になるのは帰ってくる舟がどんな悪い知らせを持ってくるのか?ということと、なぜ忠之が奈津を殺したのか?
    ミステリーの謎解きが不得意な私は、下巻でもただ話の流れに身を任せて、真実が解き明かされていくのを見ていきたい

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    2025年12月31日
  • 夜のピクニック

    匿名

    購入済み

    みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
    高校最後の行事。二日間で約80キロを全校生徒で歩く歩行祭。クラスメイトと、親友と、時に他愛ない雑談をしながら、時に黙々とただ歩くだけ。
    実際近くにこんな高校があっても、たとえどんなに制服が可愛かろうと雰囲気が良かろうと、そんな行事がある時点で志望校にすら入れないと思いますが、読んでいると、どうしてうちの高校にはこんな、絶対に思い出に残る行事が無かったのかしらと思ってしまいます。

    #共感する #深い #エモい

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    2025年12月29日
  • ユージニア

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     恩田陸版の「藪の中」とでも言うべきか。日本推理作家協会賞受賞作である。北陸のK市で名家の青澤家で催された米寿を祝う席で、十七人が毒殺された。その場にいた人間で生き残ったのは、盲目の少女一人だけ。その後、ある青年が自殺し、その遺書から彼が犯人とされ、一応の解決をみた。

     そして年月を経てさまざまな視点から語られる大量殺人事件。見落とされた「真実」を語る関係者たち。事件の「真相」は、そして「真犯人」は。

     恩田陸さんは、「ストーリーテラー」だ。これだけの数の視点人物を書き分けているだけでもスゴイ。筆力がないとできない。しかも読者に対して、読み進めると「真相らしき」ものに近づいていると思わせて

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    2025年12月27日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    読んでいて辛くなりました。聡子様、ありがとう。お父様、ほんとご立派です。自身がそこにいたような気分になり。暫く動けなかった。

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    2025年12月23日
  • 図書室の海

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    『夜のピクニック』の、のほほんとした青春ストーリーにハマり、その前段『ピクニックの準備』も含んだ短編集なので買ったら、めちゃ裏切られた〜!

    他の短編が凄すぎてピクニック霞む笑

    どれも書き手が違うのか?くらい振り切れているし、後味が、、ね、、(その後を謎に包んで終わるスタイル)

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    2025年12月21日
  • 七月に流れる花

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    七月と八月で一冊になってるほうもあったのに、タイガのこの表紙が可愛くてこっちで読んだ。
    とりあえず八月のほうも一気に読む。

    もともと児童書だったこともあって、恩田陸にしてはわかりやすく謎解きをしてくれている。
    不穏さが漂う夏、不思議な夏の城、流れる花。みどり。
    最高だな恩田陸〜〜

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    2025年12月17日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    この作品は、三年に一度選ばれる「サヨコ」という存在を巡る物語です。選ばれた生徒は、誰にも知られずに「あること」を実行しなければならない…。そんな不思議な伝統が受け継がれる高校が、物語の舞台となっています。

    読み進めるうちに強く感じたのは、学校という空間が持つ、あの特有のそわそわとした懐かしい空気感です。代々受け継がれてきた伝説の不気味さと、そこに生きる登場人物たちの瑞々しさ。学生時代にしかないきらめきが溶け合う世界観に、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

    すべての謎が綺麗に解明されるわけではありませんが、七不思議や都市伝説にわくわくしたあの頃の感覚を思い出してページをめくる手が止まりませ

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    2025年12月17日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    非常に評価が難しい作品。作品自体は解釈の仕方で評価が分かれると思う。
    私は謎の常野一族の一面を垣間見れて面白かったと思う。

    現代ホラーサスペンスというカテゴリになるのだろうか。
    ただ前作の蒲公英草紙との温度差にびっくりしてしまった。


    前作までは一族の光の部分に焦点を当てた物語だった。
    今回は一族の影の部分に焦点を当てた作品として、私は解釈した。
    超能力を持っているが一族が人間である以上、影があるわけだ。

    一節で、「非常灯に照らされた部屋を深海のよう」という表現が気に入った。
    私の中でぼんやりとしていたイメージが言葉にされたようで感動した。
    そして文章の内容が頭の中にイメージとして浮かぶ

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    2025年12月16日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    日本人として避けてはいけない事実に対して、人としてどう向き合うか。
    人は互いに心通わせ生きていく。歴史的な悲劇も「歴史」として目を向け大切に互いで共有しないといけない。

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    2025年12月15日
  • 麦の海に沈む果実

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    ネタバレ

    様々な事件の犯人に仕立て上げられそうになったり、冷静だった理瀬が自分さえ分からなくなった時など、ハラハラが沢山あった。とにかく恩田さんの言葉には情景をリアルに想像させる力がある。黎二が麗子に刺された瞬間は、痛々しくも綺麗だった。

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    2025年12月13日