恩田陸のレビュー一覧
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音楽を題材とした小説やマンガに出会うと、「これが映像化されたら、果たしてどんな作品になるだろう」と期待半分・不安半分な気持ちになります。名作が名映像となればそれはもう結構な事で、「四月は君の嘘」のアニメ化なんて相当巧くいった事例だと思っていますが、さて本作はどうでしょう。
-チョットこれは厳しいかも知れません(実写映画は観てませんし、評判も存じ上げていません)。
音が出ない文学作品で音楽を扱う事の意味が、これでもかと示されていたと思います。音が出ないのはハンディキャップではありません。音が出ないからこそ紡げる物語がぎっしりと詰まっていました。音楽を音楽なしにここまで表現できる、読み手にメロ -
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ネタバレ理瀬シリーズ、色々読んだけど、やっぱりこの学園ものが一番面白かった。
まず、一人称が名前(「理瀬」)なのに、心情が挟み込まれてるのが新鮮だと思った。なのに、第十章の嵐の告発で、ついに理瀬が登場人物から消えたのには驚いた!今まで理瀬だと思っていた「わたし」はいったい誰だったんだろうと狐につままれたような気分になった。
第十三章でヨハンが亜沙美を殺したと告発した場面で、第五章で「13」人目の訪問者が現れた後、「青の丘」は大火に見舞われたとあり、13…?まさかね…と思ってたら、ほんとに亜沙美を殺していた…怖い。「13」に意味を持たせるのもまた王道ホラーな感じで良い。
振り返って読んでみると、伏線とま -
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下巻は、いよいよコンクールのクライマックスに突入します。上巻で築かれた人間関係やキャラクターの成長が、一気に花開いていく展開は圧巻。緊張感と熱量が最後まで途切れず、ページをめくる手が止まりませんでした。
特に演奏シーンは、言葉なのに「音楽」が聞こえるような不思議な感覚を味わえますし、それぞれの登場人物の生き方や信念が音を通して描かれるのがとても美しい。読後感は爽快で、まるでコンサートを聴き終わったあとの拍手の余韻のような満足感があります。
上巻で感じたワクワクが、下巻でしっかりと報われる構成で、「音楽小説の金字塔」と言われるのも納得の完成度でした。 -
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ネタバレ「堕ちる」が面白かったので今作も期待して読みました。期待以上でした。
今作品もネコが出てきます。ネタバレ感想
アイソレーテッドサークル
異世界に大学生達が迷い込み殺戮に巻き込まれる。得体の知れないモノに殺される恐怖とリセットされたかと思いきや夢の続きは…。
お家さん
このお話一番怖かったし戦慄しました。
まじめな丁稚くんが主人公でお家さんに気に入れられるが数々の霊を目撃していき…。
お家さんの得体の知れなさに恐怖しました。ショート映画を見てるみたいで面白かったです。
窓から出すヮ
今話題の背筋さん作品。
途中意味わからなくなりましたが現実なのか非現実なのか混乱してしまう作品でした。どこか -
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一次、二次、三次予選そして本選と、一緒に過ごしているかのようだった。
お互いがお互いの演奏について影響を受け、自分の音楽とはなにか?を見つけ出していく。それはほとんどが、マサル、亜夜、明石の目線で描かれている。審査員は審査員で、審査をする自分の実力を試されているかのような葛藤。一方で、最大のキーパーソンとなる風間塵自身の思いはそれほど描かれていない。彼は誰からも影響を受けたりしないのだろう(師匠以外に)。それによって読者の想像力を掻き立て、どんどん風間塵が特別な存在として際立つ展開。
ピアノコンクールという、知らない人は全く知らない事柄についての小説で、私も文字通りズブの素人であったが、見 -
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ネタバレ表現が細かく、上巻以上に物語に引き込まれた。自分がこのコンクールの観客やスタッフにでもなったんじゃないかというくらい。3次予選の結果発表の時間になってもなかなか審査員が来ないというシーンは読んでいた自分もハラハラドキドキした。
本選が亜夜のこれから演奏するというシーンで描き終わっていて、審査員の2人の会話で結果と後日談みたいな感じで終わっていたのが良かった。これからの亜夜、マサル、塵、奏、明石たちの道がのびてるという感じがした。(もちろん審査員2人のこれからも)
コンクールで使われた曲が一覧になっているので、探して聴いてみようと思う。 -
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ネタバレ祝祭 と 予感
蜜峰と遠雷を読み終えてから
読まなければと思っていました。
この物語でしか感じられなかった強烈な色彩を
想いながらの時間でした。
読み進めて直ぐに
風間塵さん、マサルさん、亜夜さんに再会!
この物語に深く入りながら楽しくて、楽しくて
あっという間の時間でした。
また 響きと灯り が凄く心を刺激して
恩田陸さんの素敵な色彩を感じられて
物語も恩田陸さんも大好きだなぁと
心から感じられた読後感でした♪
物語のなかで
「 こんにちは。お名前は? 」
男の子は頷いてニコッと笑った
「 かざまじん、です 」
はきはきとした声。
「 僕は、ユウジ 」
彼は、ゆっくりと言った -
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あ〜面白かった!
前にちょうど読んでいた夜果つるところという小説をベースにその作品・作者の飯合梓について話をする
な〜んにも知らずに読んでいたけど先に夜果つるところを読めて良かった
夜果つるところ、は映像化しようとして、ことごとく失敗に終わる呪われた作品
関与するところ先々に死者が出てしまう、撮影中の事故、心中、自殺。そんな呪われた小説について夫の雅春に誘われ、監督・プロデューサー・飯合梓の出版編集者・熱狂的ファン…が一同に揃う船旅がある。
小説家の梢はそこにインタビュアー、オブザーバーとしてそこに入り本の題材にするとして参加した
どんなことが語られるのか?呪われた作品の真実とは?
面白かっ