恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすすぎる。読書初心者の自分にとっての記念すべき一冊目であったが、活字が全く苦にならず一気に上下巻を読み終えてしまった。
章の最後の一文が毎度秀逸で、とても引き込まれた。
ピアノを題材にしたテーマの作品は、その曲が読者の頭の中で流れている前提で描かれていることがしばしばあり、素人は置いてかれてしまうことがある。その点、本作は曲に対する表現をマニアックすぎない素人でも理解できるところで留めており、私でもついていくことができた。
また、本戦のパートが予選に比べて短かったのも良かった。くどくない。SLUM DUNKの山王戦を彷彿とさせられた。 -
Posted by ブクログ
夢中になって読み終えた!
これはとっても私好みの作品!
西アジアのとある国の荒野にポツンと立つ直方体の建物。入り口は一つ、中は人が一人歩けるほどの幅しかなく、うねうねとした迷路になっている。そこに入った者はいつの間にかフッと消えてしまう。しかし、消えずに出てくる者もいる。何故跡形もなく消えてしまうのか?消えない者との違いは何なのか…
いつからあるのかも分からない建物。大昔からこの建物に挑んでは消えていった者達。そして生きて帰ってきた者達。
そして今、その謎に挑もうとしている恵弥と満…
もうワクワクが止まりません!
これこれ!読書の楽しみってこういうことだよね!
と思い出させてくれるような一冊。
大満足です。 -
Posted by ブクログ
どこにいても何をしていても小説を開くとピアノの音が聴こえてくるみたいな、広いコンサートホールに入っていくような、不思議でドキドキする感覚で読んだ。
出てくるコンテスタント(と呼ぶってことも初めて知った)の緊張が痛いくらいに伝わってくる。心の底から彼らの演奏が聴きたい…!と思った。特に風間塵の演奏を聴いて、0か100かの反応をする聴衆が面白くて、ピアノの演奏に心をぐちゃぐちゃにされてみたくなる。
今まで読んだ中で、一番入り込みたい衝動に駆られたかも。
それぞれの演奏の個性と魅力が、文章で活き活きと伝わってくるのが不思議。音楽を文章で伝えるって凄いなぁ。
「説明はしないー感じさせる。」
マサルの「春と修羅」が聴きたい