恩田陸のレビュー一覧

  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ピアノの世界には疎いけど、作中で出てきた曲をYouTubeで実際聴いてしまうほど作品にのめり込みました。細かな心情や個性的なコンテスタント、裏方の調律師の細かいことまで作家さんてホントその世界をこと細かに勉強するんだと改めて思いました。下巻も楽しみます。

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    2026年01月05日
  • チョコレートコスモス

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    高校の模試で出会った作品。模試の最中なのに面白すぎて心が熱くなって泣きそうになったのを覚えている。

    私の目の前には確実に舞台が広がっていて、登場人物に圧倒された。みんな生きていた。

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    2026年01月05日
  • 夜のピクニック

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    話の軸が、本妻の息子と不倫相手の娘の関係というセンシティブな内容にあり、主人公(娘)の仲良くなりたいという欲が理解できず読みはじめは不安だったが、息子側の娘家族への嫌悪感の正体は、相手そのものへの憎しみではなく、状況そのもの、見方によればみじめな状況に置かれている自分の立場に対しての怒りであり、本人のプライドの高さ(自律性が高く、未来志向と上昇志向の持ち主であることの裏返し)もあいまってうみだされた感情であるという、一段深く繊細な分析がなされたことにより、ふたりが「対等な関係」を築きうることに気づかされ、物語全体を自然と受け入れることができていた。

    また、ふたりのまわりにいる友人たちのそれぞ

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    2025年12月31日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    いや凄まじいSF!
    まかさ、磐座という地から地球、宇宙規模のSFの話に発展するとは思わなかった!
    こうやって地球の滅亡から人間たちは救われるんだと驚き
    誰も置いていかない?人類滅亡の方法があるのかと驚いた!結局みんな出来るようになるんだね。
    お金や権力を持って、自分だけ助かろう!と思う人は結局助からない、なんなら死ぬっていう、人間らしい愚かさも見られた。
    「愚かな薔薇」は愚かじゃなく、人間が生きていく?ために必要な手段だったんだと薔薇を通して知ることができた。伏線だったんだーと納得。
    面白かったー
    そして、城田姉弟がかわいそーよー汗
    いい人に出会えるといいね。

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    2025年12月31日
  • 光の帝国 常野物語

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    オムニバス大好きなんです…
    1冊で終わってないのが嬉しい。

    心があったかくなって、少し重たくなって、読み終わってロス。

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    2025年12月31日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    読み直し:2021年に読んでその時は以下のメモを残していた
    カバーの通り面白かった。
    実際のオーディションの情景が臨場感を持って感じられる、楽しい話

    また読んで、二人の主人公(サラブレッドの女優 東響子、脅威の才能を持つ新人 みなみ、の続きが見たいととても思った)ガラスの仮面をオマージュしているとか
    5年前に読んだ本だし当然続編あると思って本屋にいってしまった。2025年末現在ダンデライオン(続編)はまだでていない。

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    2025年12月31日
  • 愚かな薔薇 上

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    おすすめ作品、お借りしました!
    「麦の海に沈む果実」を思い出させるような、少年少女たちが閉鎖的な空間で未知と出会い、大人の陰謀めいたものに巻き込まれる話かな〜
    菜智と同じく読者は、「さとばらってなに?」「なんのために外海に行くの?」「自分の両親はどうしてそんなに噂されてるの?」と疑問ばかりだったけど周りに聞いていくうちに明かされる衝撃的な事実。
    まだまだ上巻だから何も分かってないけど、気になるのは帰ってくる舟がどんな悪い知らせを持ってくるのか?ということと、なぜ忠之が奈津を殺したのか?
    ミステリーの謎解きが不得意な私は、下巻でもただ話の流れに身を任せて、真実が解き明かされていくのを見ていきたい

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    2025年12月31日
  • 夜のピクニック

    匿名

    購入済み

    みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
    高校最後の行事。二日間で約80キロを全校生徒で歩く歩行祭。クラスメイトと、親友と、時に他愛ない雑談をしながら、時に黙々とただ歩くだけ。
    実際近くにこんな高校があっても、たとえどんなに制服が可愛かろうと雰囲気が良かろうと、そんな行事がある時点で志望校にすら入れないと思いますが、読んでいると、どうしてうちの高校にはこんな、絶対に思い出に残る行事が無かったのかしらと思ってしまいます。

    #共感する #エモい #深い

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    2025年12月29日
  • チョコレートコスモス

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    あとがき見て、え!続きある!!って喜んだ後、調べて続編まだ出てないんかい!!!!と悲鳴あげた。
    待ってます、恩田陸先生、いつまででも待ちます……

    「蜜蜂と遠雷」に「Spring」と、恩田陸が作り出す天才の話を読んできたけど、恩田陸は本当にもう天才を描くのがうますぎる。
    種類の違う天才、飛鳥と響子の芝居、まだまだ読ませてくださいお願いします……ありがとうございました……欲を言えば「光の帝国」シリーズも何卒……

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    2025年12月29日
  • ユージニア

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     恩田陸版の「藪の中」とでも言うべきか。日本推理作家協会賞受賞作である。北陸のK市で名家の青澤家で催された米寿を祝う席で、十七人が毒殺された。その場にいた人間で生き残ったのは、盲目の少女一人だけ。その後、ある青年が自殺し、その遺書から彼が犯人とされ、一応の解決をみた。

     そして年月を経てさまざまな視点から語られる大量殺人事件。見落とされた「真実」を語る関係者たち。事件の「真相」は、そして「真犯人」は。

     恩田陸さんは、「ストーリーテラー」だ。これだけの数の視点人物を書き分けているだけでもスゴイ。筆力がないとできない。しかも読者に対して、読み進めると「真相らしき」ものに近づいていると思わせて

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    2025年12月27日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    作者の「天才」のイメージに共感した。

    ナサニエル「…作曲家も、演奏家も、みんなさ。元々音楽はそこらじゅうにあって、それをどこかで聴きとって譜面にしてる。…創りだしたんじゃなく、伝えてるだけさ」
    彫刻家「別に造っているわけじゃない、木の中に埋まっている仏様を掘り出しているだけだ」

    どうやってたどり着くのかな。それぞれの頂点に。下巻が楽しみ。

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    2025年12月27日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    文章がすごく綺麗だと思った。そんな大舞台に立ったことはないが、登場人物の感情がありありと書かれていてドキドキするし、どちらかに偏りそうな心情も、大人から少年の書き分けられていて読みやすかった。
    読みやすさではマーガレットとか、そのくらい少女漫画を読んでいるような感覚。
    胸熱くなる小説を読むならこれだと思う。

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    2025年12月24日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    読んでいて辛くなりました。聡子様、ありがとう。お父様、ほんとご立派です。自身がそこにいたような気分になり。暫く動けなかった。

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    2025年12月23日
  • spring another season

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    ネタバレ

    「spring」が大好きなので、本当にご褒美のような作品集でした。素晴らしかったです。
    フランツとの関係がより深く描かれていて、胸に迫るものがあったし、私はJUNが好きなので、やっぱりJUNの好青年っぷりが堪らなかった。
    晩年?のHALのストーリーが読めるとは思わなかった。感動。
    バレエに生きる人々のバレエを通じた非凡な世界。楽しかった。

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    2025年12月21日
  • 図書室の海

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    『夜のピクニック』の、のほほんとした青春ストーリーにハマり、その前段『ピクニックの準備』も含んだ短編集なので買ったら、めちゃ裏切られた〜!

    他の短編が凄すぎてピクニック霞む笑

    どれも書き手が違うのか?くらい振り切れているし、後味が、、ね、、(その後を謎に包んで終わるスタイル)

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    2025年12月21日
  • spring

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    個人的にとても好きなお話でした。
    バレエのことをほとんど何も知らず、作曲家や童話、神話もよく分からない。ぼんやりとしたイメージで読み進める箇所もかなりある。それでも文章から読み取れる作品の雰囲気やキャラクターたちの人となりや関係性がとても魅力的で、読み進めるのが楽しかったです。
    読み心地としては『蜜蜂と遠雷』に近いのですが、ただあの作品のようにコンテストで優劣や勝ち負けが出るという物語の大きな“引き“になる要素がないため、そういうエンタメらしいアップダウンのある話を期待して読むと「思っていた感じと違うな…」となってしまうかもしれませんが…。
    『蜜蜂と遠雷』を読んだ時は恩田陸さんの音楽を文章に落

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    2025年12月21日
  • spring

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    こんなに生き生きとしている文章、すごすぎる。
    読めば読むほどキラキラしてくる。
    読んでるのに、イメージが勝手に出てくる。
    特に、湧き出すの、七瀬と春の章が好き。
    バレエと音楽、ほとんど知らない内容なのに、2人の生き生きとした会話に引きずり込まれてしまった。
    本当にこんなバレエ作品あるのか?と調べてしまった。
    アサシン観てみたい!

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    2025年12月20日
  • 夜のピクニック

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     学生時代に読んでみたかった本。しかし、高校時代に読んでも、作品に出てくる人の優しさに気づくこともできなかったかもしれないが。 
     大きな事件は起きないが、人間模様、人に向けた感情、人に言えない背景などが盛り込まれている私の好きな小説だ。
     「雑音だって自分を作ってる」や「順番が逆だったらってことない」と融と忍が話してるところが好きだ。高校生の時にこんな素敵な会話できていなかったなと思い出す。
     大人になって透かさないようにしようとしてもカッコつけてしまってる。本質は簡単に変えれないが、色んな事があっての自分で、とにかく楽しみ、周りには最低限の気配りができる人になりたいと感じた。

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    2025年12月17日
  • 七月に流れる花

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    七月と八月で一冊になってるほうもあったのに、タイガのこの表紙が可愛くてこっちで読んだ。
    とりあえず八月のほうも一気に読む。

    もともと児童書だったこともあって、恩田陸にしてはわかりやすく謎解きをしてくれている。
    不穏さが漂う夏、不思議な夏の城、流れる花。みどり。
    最高だな恩田陸〜〜

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    2025年12月17日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    この作品は、三年に一度選ばれる「サヨコ」という存在を巡る物語です。選ばれた生徒は、誰にも知られずに「あること」を実行しなければならない…。そんな不思議な伝統が受け継がれる高校が、物語の舞台となっています。

    読み進めるうちに強く感じたのは、学校という空間が持つ、あの特有のそわそわとした懐かしい空気感です。代々受け継がれてきた伝説の不気味さと、そこに生きる登場人物たちの瑞々しさ。学生時代にしかないきらめきが溶け合う世界観に、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

    すべての謎が綺麗に解明されるわけではありませんが、七不思議や都市伝説にわくわくしたあの頃の感覚を思い出してページをめくる手が止まりませ

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    2025年12月17日