恩田陸のレビュー一覧
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『私と踊って』
恩田陸先生らしい話がぎゅっと詰まった短編小説集。
最後に恩田陸先生のあとがきが1話ずつに添えられているのも嬉しい。
なんだろう。どうしようもなく、すべての話に“恩田陸”の残り香みたいなものを感じる。
ジャンルが変わっても、様式が変わっても、見事すべてに“恩田陸”。
どれも好きだけど個人的に好きなのは「忠告」と「協力」だ。
「忠告」での出来事で全てを完全に信じ切った私の心にあまりに衝撃の事実が「協力」で飛び込んでくる。
あと、「東京の日記」も随分と惹き込まれた。
プロパガンダと、和菓子、日記。他人を通って見ているせいで、とんでもないことが起きているのに、なんだかのんびりして -
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高校生だからもうある程度大人で周りの友達の遠慮や配慮に気がついたり、でもまだ子供だから自分の意思が表に出てしまったり。
高校生という大人になりかけの、大人に向けて一歩踏み出そうとしているみんなのそれぞれの思いが伝わってきた。
この本は高校生になる前だかなってすぐだったかに読んだ。すごく前のことだから大筋しか覚えてなかった。
当時読んだ理由はこういう行事をやっていた高校に行きたかったのに行けなかったから。この行事がある代わりに修学旅行ないなんて嫌だから行かないことになってよかったなんて思おうとしてたけど本当は羨ましかったから。
たしか読んだときはやっぱり羨ましいとか思った気がするけど、今大人 -
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ずっと積んでいたシリーズ。
超能力一族が出てくるファンタジー小説なんだなぁと予想して読み始めたが、そんなあさっい展開を予想をしていた自分が恥ずかしい…
一度覚えたことは忘れない、未来予知ができる
など、不思議な能力を持つ人々が出てきますが、
超能力を使ってドンパチ戦闘!という展開の物語ではありませんでした。
短編集でしたが、連作というよりは、「常野」という土地をバックボーンとした登場人物達が、
各地で普通の人として普通に暮らしている中での物語です。
子を想う親の愛に涙したかと思えば、得体の知れない存在に慄かされたりと、
色んな面で楽しませていただきました!
最後の話は音楽を愛するチェリストとフ -
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ネタバレ導入がなんやら難しい言葉が連なっていて1ページ目で、これ初心者には向いてないわ!ってなりしばらく閉じていたのだが、時間ができなんとか読み進めているとめちゃくちゃ面白くてキャラクターと世界観が刺さりまくった。導入の意味も最後まで読むとわかる。小説っておもしれ〜!この学園の世界観と登場人物の特徴、中学生の時に読んでいたら相当拗らせた人間になってたww 不幸な生い立ちだけど血筋と能力は優秀な女...とかいって妄想にハマり悦に浸ってそうだわ。最終章までは色んな事件が起りながらも憧れ学園生活楽しそう♩くらいの気持ちで見ていたら最後...何だこの気持ちは。全ての人間に裏切られた気持ちだった。つらい。私の純
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三宅香帆さんとの対談動画を見て、恩田さんに人間的な興味を持ち、「どんな文章を書くのだろう」と、お恥ずかしながら初めて手に取りました。(その日立ち寄ったのが小さい本屋さんだったので、夜のピクニックしかなかった)
80キロをひたすら歩くという、場面はずっと変わらないはずなのに、心の描写が素晴らしくて、不思議と読む手が止まらず、気づけば夢中になっていました!
私は学生時代に青春を謳歌したタイプではないけど、『夜のピクニック』を読んで、その時間を追体験できたような気持ちになり、とても満足しました。
恩田さんの本、これから少しずつ読んでいこうと思います。 -
Posted by ブクログ
なぜ作家は亡くなったのか。みんなの軽口とともに4年前の事件が明かされていく。スリル満点。どこかお芝居を見ているみたいにテンポいい。
作家の時子が亡くなって、しばらく経った。うぐいす館にみんなが集まる。ベテラン編集者のえい子が料理を作っていた。つかさに尚美、静子、絵里子。1年ぶりの顔合わせ。フジシロチヒロという人からカサブランカの花束が届いていて、メッセージがついていた。「皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のための花を捧げます」と書いてある。フジシロチヒロは時子が最後に書いていた小説の主人公の名前だった。静子さんが、自分が時子を殺したと言い始める。みんなは4年前のおさらいを始める。