恩田陸のレビュー一覧

  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    音楽を文章で描くということが、ここまで成立するのかと驚いた。

    当然ながら本から実際に音が鳴るわけではない。それでも、演奏が始まると音が聴こえるように感じる。時には、音の色や形、広がりまで見えてくるような感覚さえあった。

    ピアノの響きを直接説明するだけではなく、風景や記憶、感情、空気の動きにまで変換しながら音楽を描いていく。その表現の豊かさに何度も引き込まれた。

    また、同じ曲であっても、演奏する人物によってまったく違う音楽として立ち上がってくる。それぞれが歩んできた人生や、音楽との距離、抱えているものが演奏に滲み出ているからなのだと思う。

    「読む」のに「聴こえる」。
    「文字」なのに「観え

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    2026年08月07日
  • ネバーランド

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    冬休みに帰省しない組が集まってわちゃわちゃする話だが、帰省しないだけあって、みんな親に問題抱えすぎ。寮に住んでいてそのまま残る組は3人だが、片親で父親は天文学者のため家を空けることが多く実質一人暮らしの統も参戦。

    美国となら一緒に寝てもいいよなどとサラッと発言している寛司など、若干のゲイ要素あり。
    それぞれに悩みを抱えており、なんやかんやで順番に告白している。統のキャラクターが濃くて好き。

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    2026年08月06日
  • 夜のピクニック

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    「こんな青春味わいたかったー!!」と読み終わる頃には胸があったかくなりました。年頃に抱える悩みも、親・親友・クラスメイトとの関係性も、全てがその時期にしか味わえない尊いものである事が感じられてもっと自分も大事に過ごしておけばよかったと思いました。
    歯痒さからスタートした物語でしたが、最後にはほっこりする、良かったなーとしみじみ感じれる物語でした。

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    2026年08月06日
  • 傾斜のマリア

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    ネタバレ

    待ってたよー!
    神原恵弥シリーズ大好き!
    まさかの前作の続き的な位置付けとは!
    色んな意味で嬉しい。

    「クレオパトラの夢」のように多田との旅というのもいい。恩田さんの作品だーと読んでいて本当に幸せを感じる。
    何やらキナくさくなってきてるのに、読み手としてはやけにウキウキしてしまう。
    結果、恵弥より上手なのは慶子と和見でまたもや恵弥はしてやられたりというのがまた良い。

    橘に裏切られたと感じる恵弥が切なかった。

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    2026年08月05日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

    購入済み

    教養書としても面白い

    上下巻合わせて感想を述べたい。本書はピアノコンクールを描く小説で、ピアノの天才達による対決と交歓とともに、誰が優勝するのか、ハラハラドキドキの展開に惹き込まれつつ、文字による音楽表現という超絶技巧の演奏シーンに強く魅せられる。🎹また、本書は教養書でもある。ツマラナイ本を面白く読む方法、部下に対する客観的評価と主観的好悪の折り合い方、優れたレビューとは何か、「ケロロ軍曹」の福田雄一監督が嫌われる理由!?など、多くの気づきを得た。🎹

    #タメになる

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    2026年08月05日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

    購入済み

    恩田睦やるじゃないか。

    直木賞&本屋大賞W受賞の名作だ。しかし、著者恩田陸について、デビュー作「六番目の小夜子」が、傑作であったTV版と異なり、どうにも凡作に思えたこともあり、本書には長く食指が伸びなかった😓(TV版の脚本と鈴木杏&栗山千明による熱演は素晴らし過ぎだ😲)とはいえ、近頃では、高橋源一郎「飛ぶ教室」による本書紹介のほか、電子書籍の大幅値引があったため、読み始める🤗感想は下巻でまとめたい🧐

    #カッコいい

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    2026年08月05日
  • 教科書には、載せられない!? 君に綴る5つのパロディ

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    教科書に乗ったことがある作品5選をそれぞれの違う作家さんが、解釈し新しい物語を作っています。
    私は、「鼻」×あおにまる先生
    「我輩は猫である」×佐東みどり先生の作品が印象に残った。

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    2026年08月04日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ネタバレ

    いつか読みたいな、と思いつつ10年も経ってしまった。
    今年の直木賞の発表を機に読みました。
    分厚い上に上下巻。
    でも読み始めると引込まれてしまいダレることなくあっという間に読むことが出来た。

    終始表紙のような色彩の映像が流れてくる文章。
    でも三次予選前の4人で海に行くところ、三次予選2日目に塵が駅前に行くところ、最後に塵が海に行くところなどたまに入るシーンで彩度の低い映像が流れてくるのがとても印象的だった。
    文庫版では最後にコンテストの結果が載っていたが、連載版では結果は載っていなかったようなのでその余白もとても素敵。
    コンクールの勝敗よりも音楽を通した亜夜・塵・マサルの変化や関係性に惹かれ

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    2026年08月03日
  • いのちのパレード 新装版

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    次はどんな世界を覗けるんだろうと興味津々で読み進めました。
    『貴方の善良なる教え子より』が分かりやすく、そして恐ろしかったです。

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    2026年08月03日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    理瀬シリーズ制覇を目指すも、なかなか書店では出会えなかった。上下巻って場所取るし難しいよね

    上巻は間延びとはまったく思わなかった。
    幼なじみ4人での旅行、かつての恋愛、梶原憂理の存在、自分を構成する要素は何か。

    屋久島を歩くなかで見えてくる、自分たちの関係性。

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    2026年08月03日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    再読
    以前読んだ時にすごく良い!と思って、今回読書会に参加するにあたり再度読み直し。

    内容を全く覚えていない自分にびっくり!しながらも、読み進める手が止まらない。
    読み終えてやはりこの本を推したいと思った。
    あぁ、『ダンデライオン』『チェリーブロッサム』は読めないのか⁈

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    2026年08月02日
  • 私の家では何も起こらない

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    この方、ホラー書いてたっけ?と読み始めたけど出てくる人全員がおかしくて怖かった…

    じわじわ怖さがきて、本読んでない時もずっと考えてしまってた。もっとこういう本書いて欲しいなあ

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    2026年08月01日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    参加者それぞれの思惑の中、予選は進みついにコンクールは最終予選に。コンテスタントはそれぞれどんなピアノ協奏曲を選ぶのか。そして勝者は?

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    2026年08月01日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ひたすら想像力をかき立てられる。どこからがほんわり、やる気がみなぎる。自分が悩んでいることなどちっぽけに感じて、もっと広い世界に飛び出してみたくなる。栄伝亜夜が本物の音楽家であることを思い出す過程は、例えでもあったように、ホコリを叩いていくようなイメージで、いつからかずっとそばに居た奏にとても感情移入していた。
    浜松国際ピアノコンクールに必ずいく。2027年11月。
    その練習としてまずは、9月のピアノリサイタルに行ってみようと思う。

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    2026年07月30日
  • ブラック・ベルベット

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    シリーズ3作目。
    読み通してみると、1作目だけがちょっと現実とファンタジーの境目みたいな世界観だった気がする。2作目と今作は割とリアルな世界観。

    T共和国に引っ張り出されたメグミ。
    DFと呼ばれる薬の噂と、真っ黒な苔が生える死体、そして行方不明の女。どう繋がっていくのか最後までわからず面白かった!

    元カレの橘とか、1作目でお馴染みの満も登場。
    用心棒をしていたエディは今作で終わりかなあ、もっとエディの話が読みたかったけど。
    4作目が発売になってるのでそっちも読むぞー!
    楽しみだなあ。

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    2026年07月30日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ピアノコンクールを文章で展開するというのは、とても実験的なことだと思うが、登壇する人物と、それぞれの思い、音楽への向き合い方を、ちょうど「織り込む」ような感じで構成されていて、同じ課題曲が複数回登場するにも関わらず、冗長さを感じさせない。
    物語の面白さとともに、そういった実験的な凄さが魅力
    後半も期待したい。

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    2026年07月30日
  • ドミノ

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    夏の読書フェアで気になって購入。
    気軽に読み進められるし飽きない。
    勉強に疲れた中高生や読書初心者に勧めたい。

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    2026年07月30日
  • 祝祭と予感

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    生きていく。この世界で。

    「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ作品。
    その後の話しもあれば、課題曲が「春と修羅」になった理由が知れたり、塵とホフマン先生の出会いのエピソードなどが知れ、読み始めから読み終わりまでずっと頭の中で音楽が流れていました!

    正直まだまだ足りない笑
    もっともっと彼らのこの先がみたいです…と
    心から思えた作品です。

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    2026年07月29日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    本当に「なんとかしなくちゃ」という話だった。学生時代に読みたかった〜!学生時代から実績のある人ってこういうかんじなんだろうな。登場人物が皆魅力的で、楽しく読めた。恩田さんの小説は読んでるこちらまで教養が豊かになるな、と思います。好きだなぁ。

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    2026年07月24日
  • 三月は深き紅の淵を

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    1冊の本にまつわる4つのお話。
    どれもつながっているようでつながっていないような、とらえどころのない不思議な感じがしました。
    特に4章では場面が様々に入れ替わり、あれ?これは…?となりながらも続きが気になりさくさくと読み進めることができました。
    中でも理瀬パートはいきなり面白く、この先のシリーズが気になっています。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年07月23日