恩田陸のレビュー一覧
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購入済み
久しぶりに読み直し!!
懐かしい!!
夜中のピクニック、そういう話だったな~、
そんであの幽霊とか騒がれてたやつはあいつだったな~~~、、、、とか笑
学生らしいみんなの発言や会話や行動がすごく懐かしくてあったかい気持ちなった。 -
Posted by ブクログ
2024/09/17
オススメしてもらって読んだ久々のミステリー。
舞台は「M」という複合型の施設内で起きた集団パニック事件(ということに作中ではなっている)
タイトルの通り、場面や人物、時系列が細々した章ごとに変わって全ての物語が「Q&A」の方式で進んでいく。
もともと事件が起きた後のインタビューという形式で話が進んでいくのだが、「M」で起きた事件の概要も、質問している人も答えている人もそれぞれの全容が読み進めてもほんの少しずつしか明らかになっていかない。
また、「M」の施設内で起きたことや周りで関わった人へのインタビューの中身も、人によって言ってることがバラバラで最後まで読み進めて -
Posted by ブクログ
この本を深夜に一気読みしたせいか、余韻が今もずっと残っていて、何か夢を見ていたような、それとも自分がそこにいたかのような錯覚がする。それほど引き込まれ、ページを捲る手が止まらないような作品だった。
まず少年たちが素敵だし、恩田先生の特徴だけれど名前が綺麗。語感も漢字も良い
「常野シリーズ」や「蛇行する〜」やこの「ネバーランド」など初期作品を読んできたが、多くの人が言うように恩田先生はやはり初期が良いと私も思う!
この危うげな少年たちの関係性も、レトロな寮も冬というどこか儚く閉塞感のある季節も、それぞれの要素がめちゃくちゃ相性が良い。
早く冬になってまた読み返したいなあ -
Posted by ブクログ
特殊能力を持ちひっそりと暮らす常野一族の連作短編集。
日常の近くにファンタジーがあり、引き込まれる世界観…!
ふんわりとした優しさや物悲しさも感じる多彩なお話の詰め合わせに読む手が止まらなかった……短編の中でもタイトルになっている「光の帝国」とラストの話が一番好き
◯好きな一節◯
「音楽にすれば全てが美しい。憎しみも軽蔑も嫉妬も、どんなに醜いおぞましい感情でも、それを音楽で、表現すればそれは芸術だから。だから音楽はどんな時でも味方なんだって。武器なんだって。心変わりしない。浮気もしない。いなくなったり死んだりしない。世界一の味方なんだ」