恩田陸のレビュー一覧

  • 愚かな薔薇 上

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    ザ恩田陸!
    常野物語的な雰囲気と思春期ならではのモヤモヤ、
    言語化できない感情を小説として表現されている!

    今社会人になって読んでいるのでもちろんちゃんとフィクションとして、物語として楽しめているが、
    10代の頃に読んでしまっていたら、虚ろ舟乗りを目指してしまっていたと思う…!

    それくらい引力がある作品です。

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    2025年03月05日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    ネタバレ

    結局、三顧の桜や節子の高所恐怖症については真偽が分からなかったが、とても面白かった。
    恩田陸の描くキャラクターはみな分析が得意だと私は考える。
    他人がどういう人か、自分はどんな人か。
    人間関係に限らず、過去や現在、そして未来までも詳しく考えることができる。
    それがこの本や他の恩田陸の作品の魅力の一つであると私は考える。

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    2025年03月03日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    歴史SFとでも言うのだろうか。
    時間遡行装置の発明により、過去の歴史に介入することが
    できる様になった近未来のお話。
    過去を修復してやり直すというプロジェクトの元、
    選ばれたのは1936年2月26日の東京。
    そう、かの有名な二・二六事件である。

    この突飛な設定と壮大な歴史、
    日本史上最大のクーデター事件を取り扱う勇気。
    これにはもう感服である。
    そして読み応えは十分。
    歴史を正す者、その当事者、双方の入り乱れる信念。
    あっという間の上巻であった。

    少しでも二・二六事件についての知識があれば
    より楽しめる作品である。

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    2025年03月01日
  • 鈍色幻視行

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    恩田陸節炸裂という感じで私はとても好き。映像化を試みると必ず人が死ぬといういわく付きの小説の関係者が、日本からアジアを周る豪華客船で一堂に会す。そんなワクワクしそうな設定と舞台の600ページほどある大長編なのだが、これと言ったイベントは起こらない。誰かが殺されそうなシチュエーションだが、誰も死なない。なんならほとんど船も降りない。この閉ざされた海上の空間で、登場人物たちが繰り広げる会話劇を存分に楽しむ趣向だ。

    一応仕掛けはある。主人公は弁護士と作家の夫婦。再婚した2人だが、夫の最初の妻は脚本家で、いわく付きの小説の二度目の映像化の際に自死を遂げている。夫は船上にいるうちに、元妻の日記を読み解

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    2025年02月22日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    〈不思議だ。
     こういうのって、決して特別なシーンじゃないんだね。
     他愛のない、ほんのワンショット。夕暮れ時の、小さな川に架けられた石橋が、真っ赤な水面に黒い影を落としてる。〉

     青春小説を愛おしくを感じるのはどんな時だろう、と考えてみる。たぶんひとによって答えは様々だとは思うのですが、個人的には、〈派手な事件〉や〈特別な事柄〉よりも、〈とりとめのない思考〉に対して感じることのほうが多いように思いました。本書は、学生時代のこと、社会のこと、小説のこと、映画のこと、音楽のこと、高校時代の同級生だった大学生三人のまなざしから、それらに関する〈とりとめのない思考〉が綴られていて、読み進めるうちに

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    2025年02月22日
  • 夜のピクニック

    匿名

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    青春

    はるか昔の高校時代の葛藤、切なさ、もやもやした気持、そして友情を喚起させてくれた。
    風景描写もリアルで、自分が登場人物達と過ごしているかのようだった。

    #切ない #エモい #憧れる

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    2025年02月21日
  • 夢違

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    夢は外からやってくる。少し突飛ではあるが、現実世界が夢に影響すること、集団意識が夢に影響すること、なんかわかるきがした。でも、最後が若干すっきりしない

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    2025年02月19日
  • 祝祭と予感

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    また塵たちに会えた☺︎
    本編でフォーカスされていないキャラクターたちの人生も覗けて嬉しかった。特に、菱沼の『春と修羅』に込めた想いに胸が打たれた。

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    2025年02月18日
  • 麦の海に沈む果実

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    読み終わるのが惜しい、、と思いながら一気読み。後味は良いとは言えないけど大好きな忘れられない本になりました。世界観が独特で、出てくるキャラクターが全員とっても魅力的。

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    2025年02月09日
  • 象と耳鳴り

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    ものすごい久々に読んだ恩田陸先生の作品。
    12話収録。
    主人公の「元は名の知れた裁判官である」(p121)切れ者で甘いものが好きなイケオジ〈関根多佳雄〉にもうどハマり。顔がどうとかはわかりませんが纏う雰囲気が素敵。息子で「バリバリの現役検事」(p91)である〈関根春(しゅん)〉も登場回数こそ少ないながら印象的な好キャラ。

    あとがきに曰く「私がある日古本屋で一目ぼれした東京創元社の三十年前のペーパーバック、バリンジャーの『歯と爪』。是非これと同じ意匠で作りたいと思った」(p305)とあり、調べると確かにそっくり。『歯と爪』にはあったらしい袋とじはさすがに無いですが。

    話毎のテーマは色々で、妖

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    2025年02月08日
  • 夜果つるところ

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    不思議な余韻のある作品だった。かなり好き。
    あっと驚く展開とか、感動する言葉があるとかそういうわけではなくて、ただ文章の醸し出す雰囲気に飲まれるというか、自分が主人公の心に少しずつ溶け込んでいくような感覚。
    他の作品も読んでみます。すごく良かった。

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    2025年02月08日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    世界観が素晴らしい
    4人の同級生と旅をするだけの話だが、それぞれの視点に立って各章が語られている

    恩田陸の本の中ではベスト

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    2025年02月04日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    何時もながら恩田さんの本は面白い。3部作の最後を読み真ん中を読み、始めを読んだが、それですら謎解きをしているようで面白かった。

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    2025年02月02日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズを再読したくなってしまう短編だった。思い出しながら読んでいたので短い話なのに長く感じる。校長の話と毒の話は読んだ気がするのだがどこで読んだのだろう??

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    2025年02月02日
  • Q&A

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    今までに読んだ本の中で最も「怖かった」本です。Q&Aで繰り広げられる描写がより読者の想像を豊かにさせていて、自分自身でどんどん怖いものを造っていってしまったように思えます。幽霊や心理現象ではなく、人間が一番怖いのだと納得しました。はっきりしない終わり方も怖さを引き立てている気がします。
    斬新で素晴らしい作品です!

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    2025年01月29日
  • 上と外(下)

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    ネタバレ

    昨晩上巻を読んで、今日あっという間に下巻駆け抜けました。面白い!
    『成人式』が終わった朝の無邪気な少年たちの描写を見て、緊迫感がある中で生き抜いた彼らがまだ子どもということを改めて実感しました。
    マヤ文明のこと全然知らなかったけれど、すごく興味が湧いたので調べてみようと思います。
    あともんじゃ焼き食べたい!

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    2025年01月22日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    面白かった。
    安心して最後まで読めました。
    出てくる料理が美味しそうで、恩田さんもおいしいものが好きなのかな…と想像してしまいます。

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    2025年01月19日
  • spring

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    マンガでも読みたい

    小説を読んでいるのにまるでマンガを読んでいるかのような錯覚に陥りましたた。それは緻密な描写力によるものに違いありません。

    主人公を近しい3人の観点から、そして最後に自分の観点から語る展開は一種オムニバス映画を見ているようでもあり、同時に主人公たるものが私の中でほどよいスピードで肉付けされていきました。

    数時間で読めてしまう小説は物足りないし、かといって長過ぎる小説は中だるみしてしまう。そういう意味では常にわくわくしながら読み応えのある素敵な小説でした。

    #エモい #感動する #アツい

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    2025年01月08日
  • Q&A

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    場面描写がないのに、すらすら画が浮かぶ!
    すごいな。
    映像作品のような小説だった。

    そして、2004年刊行にもかかわらず、
    めちゃくちゃ現代に通ずるメッセージがあると思う。
    SNSが普及して、なおさら、現実と虚構の狭間が曖昧になっている今だからこそ、ハッとさせられた。
    けっきょく、あの瞬間、何が起こっていたのか。考察が捗るなぁ〜〜。

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    2025年01月07日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    2025年一冊目は大好きな恩田陸さん
    間違いなく面白かった!
    美味しい食事をしながら、大作家の突然の死の謎について、思うところを四年越しで吐露し合う頭の良い女性達の会話が大好き
    刺激し合える女友達に会いたくなる

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    2025年01月03日