恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の続きということで理瀬シリーズすっかりハマってしまいました♡
今回は、亡き祖母の遺言により魔女の館と呼ばれる、祖母が住んでいた家に叔母2人と一緒に住むことに。
近所では気味悪がられているこの家で祖母は不可解な死を遂げている。
そして祖母と血のつながりがない叔母2人は何かを企み腹の探り合いをしながら理瀬は過ごしていく。
百合の匂いが漂うこのグラバー邸ではどんな秘密が待っているのだろうか?
2作目も不穏なミステリー。
今回は理瀬の従兄弟の亘や稔が登場し、
前作と違う覚醒した理瀬にドキドキします☺️
昔や次の理瀬が知りたくなり、3作目も買ってしまいました。
理瀬ワールド中毒になって抜け出せないです!笑 -
Posted by ブクログ
話が大きく動き出すのは、文庫本で180ページくらいから、それまではゆるやかに主要なキャラクターの人となりが描かれていきます。掛け合いの楽しさや文章の読み心地の良さもあって、導入が終わるまでにそんなページが掛かっていたことに驚きました。とはいえ、ネタバレとは言えないものの、ここからの展開を語ってしまうのは若干ためらいがあります(文庫本の裏表紙には書かれていますが)
すこし伏せながら伝えるとしたら、本作は空港の入管で別室に案内された性別も年齢もバラバラの11人の日本人が、彼ら同士で議論して、「この中にたったひとりいるある思惑を持った人物」を導き出すミステリです。緊迫した状況の中に、登場人物同士の和んでしまうやり取りが随所、挟み込まれているのが印象的です。登場人物たちの様々な隠し事が明かされていく中で、真相が明らかになり、『消滅』とともに、希望のヴィジョンが描き出されます。それに対する〈彼女〉の反応も良いなぁ、と。とても余韻の良い小説でした。