恩田陸のレビュー一覧

  • 麦の海に沈む果実

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    久しぶりにわくわくする小説に出会いました☺️

    ダークでミステリーで学園もの。
    理瀬は2月の終わりに、湿原に佇む奇妙な学園に転校することとなる。しかしここは【3月の国】と呼ばれ、3月に転校生がくるもの。2月の終わりにくる転校生は破滅をもたらすと言われている。

    この学園では生徒が消えたりと不可解なことが続いていた。そして理瀬が転校してから次々と生徒が殺される。
    皆何かを隠している。そしてこの既視感は?
    理瀬は友人達と謎を追っていく。

    ぞくぞくするけどワクワクもする。とくに降霊術は怖かったし、カードゲームも震えた。理瀬は一体何者なの?これから何が起こるの?引き込まれる展開の数々。

    そしてなん

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    2025年04月16日
  • 愚かな薔薇 上

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    こわい、というか、不穏な空気感!
    読み終わってから書いているんだけど、そう言われてみれば最初のうちはホラーで、小野不由美さんの屍鬼の空気に似ているかも。

    血切り にまつわる部分がなんとも。
    理性を押し流すほど強い、自分を醜くあさましく感じてしまうような、本能的な、欲望。いくら「普通のことだ」って言われたって、向き合うまでに時間がかかる…
    知った後と前の変化。知った人と知らない人の優越感と劣等感。
    いつも思うことは、知ってしまったらもう2度と知る前には戻れない訳で…知ることは失うことでもある。子どもたちには急いで大人にならないでと言いたい(なんの話?笑)

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    2025年04月16日
  • 七月に流れる花

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    サクッと読める、恩田さんの不気味さというかぞっとする感じを味わえる話だった。謎解きは全然わからん。解決を待つまでちょっと怖くてそわそわした。
    30分くらいで読んだかな?薄いのもあるけど、ほんとにサッと読めた。

    花がきれいなもの、花火は帰る人のためのもの、というくだりが好きだな。

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    2025年04月11日
  • ネバーランド

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    男子校出身の自身にとっては懐かしさと相まってつい感情移入をしてしまった内容だった。特に第四日 遠い季節の寛司の両親に対する台詞はかなり印象的で彼らと同じ目線でも、また、親としての目線で見ても腑におちてしまう印象を受け、心に残った。
    高校生という大人とも子どもとも言えない年齢で、かつ、親元から離れた寮生活をしているシチュエーションが話を通じて一貫して軸となっており、読後感もすっきりとしたものだった。
    改めて再読したい一冊。

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    2025年04月08日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    登場人物がたくさんいたが、それぞれ個性があり、視点が移り変わりながら物語が進んでいくので、読んでいてとても楽しかった!

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    2025年04月06日
  • 愚かな薔薇 下

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    大好きな恩田陸の青春小説。満喫させてもらいました。

    六番目の小夜子、夜のピクニックの系譜がありつつ、常野物語シリーズや蜂蜜〜のテイストもあり、恩田陸ワールド全部乗せという感じ。

    この世界観でまた20年後くらいの設定も読みたいなぁ。。。

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    2025年03月25日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    読み進むにつれてそれぞれに隠し事が次から次へと出てきてぞわぞわしながらもページを捲る手が止まらず一気読み。
    はっきりとした真相はわからないものの、被害者がそんなことを考えてたの…?!という結末にはゾーッとしました。物書きの人で女性ばっかりで集まると会話がにぎやかで読んでて楽しい。
    トマトと茄子のスパゲッティの考察は笑ってしまった。

    ミステリーだけど出てくる料理が美味しそうなのも再読するきっかけのひとつ。しろたえのチーズケーキ(食べたことはありませんが…)に始まって、牡蠣の豆豉蒸し、キッシュ、鯛すきなど読んでてお腹が空いてくる。

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    2025年03月23日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    再読。ベースのジャンルはSFかな。いろんなジャンルを描いてきた恩田さんならではの混合的な要素で多彩。1回目に読んだときより、2回目の方が結末がしっくりきた。宇宙だったり日本の田舎だったり、若者だったり超人だったり、超越だったり迷走だったり、相反する要素を自然に融合させていて、それでも総括はエンタメだった。

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    2025年03月14日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    凄い面白かった。それは間違いないんだけど、男女の描き方が古いと感じてしまった。そんなに古い本じゃないのに。時代のスピードは残酷だ

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    2025年03月14日
  • 祝祭と予感

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    前々から楽しみにしていて、やっと読めました!
    さらっと書かれていて、ちょっと重い内容なはずなところも重く感じないのがとてもうれしい、、
    面白かったし、特に最後の2つの話が好きです!

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    2025年03月06日
  • 愚かな薔薇 上

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    ザ恩田陸!
    常野物語的な雰囲気と思春期ならではのモヤモヤ、
    言語化できない感情を小説として表現されている!

    今社会人になって読んでいるのでもちろんちゃんとフィクションとして、物語として楽しめているが、
    10代の頃に読んでしまっていたら、虚ろ舟乗りを目指してしまっていたと思う…!

    それくらい引力がある作品です。

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    2025年03月05日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    ネタバレ

    結局、三顧の桜や節子の高所恐怖症については真偽が分からなかったが、とても面白かった。
    恩田陸の描くキャラクターはみな分析が得意だと私は考える。
    他人がどういう人か、自分はどんな人か。
    人間関係に限らず、過去や現在、そして未来までも詳しく考えることができる。
    それがこの本や他の恩田陸の作品の魅力の一つであると私は考える。

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    2025年03月03日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    歴史SFとでも言うのだろうか。
    時間遡行装置の発明により、過去の歴史に介入することが
    できる様になった近未来のお話。
    過去を修復してやり直すというプロジェクトの元、
    選ばれたのは1936年2月26日の東京。
    そう、かの有名な二・二六事件である。

    この突飛な設定と壮大な歴史、
    日本史上最大のクーデター事件を取り扱う勇気。
    これにはもう感服である。
    そして読み応えは十分。
    歴史を正す者、その当事者、双方の入り乱れる信念。
    あっという間の上巻であった。

    少しでも二・二六事件についての知識があれば
    より楽しめる作品である。

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    2025年03月01日
  • 鈍色幻視行

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    恩田陸節炸裂という感じで私はとても好き。映像化を試みると必ず人が死ぬといういわく付きの小説の関係者が、日本からアジアを周る豪華客船で一堂に会す。そんなワクワクしそうな設定と舞台の600ページほどある大長編なのだが、これと言ったイベントは起こらない。誰かが殺されそうなシチュエーションだが、誰も死なない。なんならほとんど船も降りない。この閉ざされた海上の空間で、登場人物たちが繰り広げる会話劇を存分に楽しむ趣向だ。

    一応仕掛けはある。主人公は弁護士と作家の夫婦。再婚した2人だが、夫の最初の妻は脚本家で、いわく付きの小説の二度目の映像化の際に自死を遂げている。夫は船上にいるうちに、元妻の日記を読み解

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    2025年02月22日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    〈不思議だ。
     こういうのって、決して特別なシーンじゃないんだね。
     他愛のない、ほんのワンショット。夕暮れ時の、小さな川に架けられた石橋が、真っ赤な水面に黒い影を落としてる。〉

     青春小説を愛おしくを感じるのはどんな時だろう、と考えてみる。たぶんひとによって答えは様々だとは思うのですが、個人的には、〈派手な事件〉や〈特別な事柄〉よりも、〈とりとめのない思考〉に対して感じることのほうが多いように思いました。本書は、学生時代のこと、社会のこと、小説のこと、映画のこと、音楽のこと、高校時代の同級生だった大学生三人のまなざしから、それらに関する〈とりとめのない思考〉が綴られていて、読み進めるうちに

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    2025年02月22日
  • 夜のピクニック

    匿名

    購入済み

    青春

    はるか昔の高校時代の葛藤、切なさ、もやもやした気持、そして友情を喚起させてくれた。
    風景描写もリアルで、自分が登場人物達と過ごしているかのようだった。

    #憧れる #切ない #エモい

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    2025年02月21日
  • 夢違

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    夢は外からやってくる。少し突飛ではあるが、現実世界が夢に影響すること、集団意識が夢に影響すること、なんかわかるきがした。でも、最後が若干すっきりしない

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    2025年02月19日
  • 祝祭と予感

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    また塵たちに会えた☺︎
    本編でフォーカスされていないキャラクターたちの人生も覗けて嬉しかった。特に、菱沼の『春と修羅』に込めた想いに胸が打たれた。

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    2025年02月18日
  • 麦の海に沈む果実

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    読み終わるのが惜しい、、と思いながら一気読み。後味は良いとは言えないけど大好きな忘れられない本になりました。世界観が独特で、出てくるキャラクターが全員とっても魅力的。

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    2025年02月09日
  • 象と耳鳴り

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    ものすごい久々に読んだ恩田陸先生の作品。
    12話収録。
    主人公の「元は名の知れた裁判官である」(p121)切れ者で甘いものが好きなイケオジ〈関根多佳雄〉にもうどハマり。顔がどうとかはわかりませんが纏う雰囲気が素敵。息子で「バリバリの現役検事」(p91)である〈関根春(しゅん)〉も登場回数こそ少ないながら印象的な好キャラ。

    あとがきに曰く「私がある日古本屋で一目ぼれした東京創元社の三十年前のペーパーバック、バリンジャーの『歯と爪』。是非これと同じ意匠で作りたいと思った」(p305)とあり、調べると確かにそっくり。『歯と爪』にはあったらしい袋とじはさすがに無いですが。

    話毎のテーマは色々で、妖

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    2025年02月08日