恩田陸のレビュー一覧

  • 黄昏の百合の骨

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    古本屋で購入⑻

    好き過ぎて2日で読み終わった。
    今回はあの学園での物語ではなかったけれど、理瀬が住んでいる洋館がこのシリーズの独特の雰囲気を纏っていて、とても好きだった。

    謎が多く、二転三転する展開に飽きることなく没頭。
    続編の『薔薇のなかの蛇』もはやく読みたい。

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    2024年08月05日
  • Q&A

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    タイトル通り、QとAで展開される物語。ただそれだけで描かれるのに、ぐんぐん引き込まれました。読みながら、パズルのピースが埋まっていく不思議な感覚を味わえます。

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    2024年08月03日
  • 月曜日は水玉の犬

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    恩田陸のエッセイは、初めて読んだと思う。
    この人の産み出す作品は、なるほど、こういう読者癖からくるのか、と。私も学生時代大好きだったアガサ・クリスティ、エラリー・クイーン。

    本の紹介にかなりのページが割かれていて、思わず手帳にタイトルをずらずらと書き写しなが読んだ。
    読みたい本がまた山ほど増えてしまったが。

    途中の項で、「…小説家という生業なので、日本語は商売道具であり、日々、膨大な活字を読み、大量の文字情報に接している。その量は今後ますます増えることはあっても減ることは、もはやなさそうだ。」という一文に、小説家が生業ではない私も、闘志を燃やすところだった。

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    2024年08月02日
  • ドミノin上海

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    さすが恩田陸!おもしろい!
    登場人物の描写がきちんとしていて、その統一感が笑えてくる。
    登場人物も多く、何個かの話が同時に進行されていくけれど、読みやすく、最後の回収のされ方があざやかな印象。
    恩田陸さんは、本によって作風が全然違うけれど、どれも手を抜いていない感じがすごい。

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    2024年07月19日
  • 夢違

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    自分の心の中にある想いと浩章さんの想いが重なって凄く幸せな読後感でしたが沢山泣いてしまいました。
    この本を選んで読むことが出来た事に感謝します。

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    2024年07月13日
  • 夢違

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    恩田陸を好きになったきっかけの小説。10年ぶりまた読んでみました。1回目はSF&ホラー感に衝撃的を受け、2回目は結衣子の気持ちになって読めました。
    最後の再会シーンは…幽霊としてなのか、タイムスリップしてきたのか??色々と想像していると、夢の中みたいにふわふわぐるぐるしてきます。
    それがこの小説の魅力だと思います。

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    2024年07月01日
  • 小説以外

    購入済み

    恩田陸先生ファンは必読です!

    日本人作家だからか、ご自身のことをかなりへりくだって書いている面は少々気になりますが、図書館で借りて読んだ時に非常に面白かった覚えがあり、電子書籍にて購入しました!
    目次で少しでも気になる項目があれば、読んでみてくださいね。

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    2024年06月26日
  • 夏の名残りの薔薇

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    中学生の時に初めて読んで、それから何度読み返したか分からない。本当は何が起こっていてどれが時間なのか飲み込まれる感覚が面白い。大好きな作品

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    2024年06月23日
  • 上と外(下)

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    最後まで凄く楽しい時間でした。ページが少なくなってしまうのが淋しなぁ、もう少しで終わってしまうなぁと思いながら読んでいました。
    家族愛と周りの人達の愛と合わせて、とても良い読後感でした。
    上と外に出会えて感謝です!

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    2024年06月15日
  • ドミノin上海

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    前作を読んでから何年たったでしょうか。ずっと勿体無くて積んだままでした。やっぱり裏切られませんでした!ダリオが愛おしい!厳厳が可愛いすぎる!すべての人が一生懸命で緊張感が半端ない!この本は宝物です!

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    2024年06月11日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    親友の旅の物語で、自分にはこんな友人が4人もいないなぁと羨ましい感情を持ちながらも凄く共感していました。自分も頑張らなきゃと思いながらも優しい気持ちになれる物語だと思います。

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    2024年05月26日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    利枝子と彰彦の心や親友との関係が自然な色の文章で入ってきて自分の何かにも照らし合わせながら心地よい時間を過ごせました。

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    2024年05月24日
  • 麦の海に沈む果実

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    ファンタジー要素が土台ではあるが、主人公が共感できる感覚や志向を持っていて、それらが散りばめられているおかげで、物語を重みを持ったリアル感じられる。恩田陸さんの思想や社会、人間への印象を、物語を通じて感じられる。

    後半にかけて、理瀬が狂っていく表現が堰を切ったように流れ出てきて、こちらも追い詰められるような恐怖感があった。
    最後謎が少しずつ明らかにされるというよりかは、急に教えてもらえたような感じだったのが少し拍子抜けだった。

    一つの物語として完全すぎて、理瀬の不安定な部分が作る世界観に惹かれたから、記憶を取り戻した理瀬の続編はもはや読みたくないまである。

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    2024年05月22日
  • 黄昏の百合の骨

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    理瀬の心や風景、全て綺麗な色で描写されていて最高の作品です。
    自分や身近な大切な人に、似ている心情に心を痛めながらも頑張るしかないと感じました。
    大切な一冊になりました。

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    2024年05月12日
  • 中庭の出来事

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    演劇のもつ構造への興味で書いたのが本作で、演劇をやる人間への興味で書いたのが後の「チョコレートコスモス」なんだろうなと思いました。

    本来上演を目的とされる「戯曲」において、(本文にもあるように)セリフはただの「結果」。

    俳優の行動にこそ本質があるので、言葉を使って1から10まで説明する「中庭の出来事」という戯曲は、「戯曲」てして読むととても珍しいです。

    言い換えれば、戯曲部分がとても小説的です。

    逆に、小説部分は余白が多く、読み手の解釈が求められます。それは、俳優が台本を読解する作業にも似て、とても戯曲的です。

    展開として、どこからどこまでが演劇で〜というのももちろん面白いのですが、

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    2024年05月07日
  • 三月は深き紅の淵を

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    初めての推理小説でした。
    何時もより丁寧に読み進んでいく中で展開が予想もつかない流れの中、読書で得られた初めての読後感でした。
    凄く良い時間をありがとうございます!

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    2024年05月01日
  • 私と踊って

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    短編集。でもついになる作品が収録されていたりして面白かった。
    なんとも言えない雰囲気の作品が多く、ふわふわしているものや、最後に急に驚かせてくるようなものがあって楽しめた。
    最初の作品と、猫の話と、私と踊ってが好き。

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    2024年04月15日
  • 夜のピクニック

    青春

    読んでいると、自分までそこに混じって歩いているような気持ちになれました。
    懐かしい気持ちとか新鮮な気持ちとかを自分の中に感じれて、とても楽しく読めました。

    #癒やされる

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    2024年04月11日
  • 黄昏の百合の骨

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    4.5
    面白い
    理瀬が大人になっていて、麦の海〜では語られなかったことや、最後まで気が抜けなかったり。
    文章自体は淡々とした印象だけど、今後の展開が気になる。

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    2024年06月03日
  • 黄昏の百合の骨

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    薔薇の中の蛇の次に読んだ作品。
    薔薇の中の蛇の理瀬は完全に成熟しきった大人の女性のイメージだったが、この作品で描かれている高校生の理瀬は知的ではあるが子供っぽいところもあり可愛らしいイメージ。
    作品同士が繋がっているのかはわからないが、薔薇の中の蛇の理瀬が怖いもの知らずでいつも冷静だったのはこの作品での出来事があったからなのかなと思った。

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    2024年04月01日