恩田陸のレビュー一覧

  • おともだち できた?

    Posted by ブクログ

    社会人S、「タイトルと文は絵本らしくほのぼのしてますが絵が不気味さを醸していき、怖いラストに至り、背筋が涼しくなります。一番怖い部分が間接描写で想像に委ねられているのも恐怖がふくらみます」

    0
    2018年09月04日
  • ブラック・ベルベット

    Posted by ブクログ

    神原恵弥シリーズ第3弾。
    1作目に出ていた同窓生の満が再登場するは、恵弥の元彼・橘が初お披露目となるは、このシリーズのファンとしては盛り沢山で嬉しい限りでした。
    いままでは答えを明示されることが無く、モヤモヤ感を残していたのですが、今作は答えが明らかになっているので、読後もスッキリ!
    次作に繋がる謎を残しているところをみると、4作目もありそう。楽しみです♪

    0
    2018年07月21日
  • ブラック・ベルベット

    Posted by ブクログ

    濃いキャラクターの登場人物に、全く日本とは違う国の世界観、まるでミステリーツアーに連れて行かれたような読み応えでした。

    0
    2018年07月10日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

    Posted by ブクログ

    館をテーマにしたミステリアンソロジー。さまざまな読み心地だけれど、どの作品に登場する館も魅力的です。
    お気に入りは恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」。やはり大好きなあのシリーズ路線なので。この雰囲気がたまらなく素敵です。
    井上真偽「囚人館の殺人」も凄かった! オカルト路線かと思いきや、最後まで読むとしっかり本格。ものすごく伏線がいろいろとあって、やられたなあ、と。事件の凄惨さと真逆の静かな読後感も印象的でした。
    そしてこれまたある意味凄すぎるのが白井智之「首無館の殺人」。よくぞこれほど鬼畜でグロテスクなトリックを考えつくものだなあ……真似できません。

    0
    2018年06月29日
  • EPITAPH東京

    Posted by ブクログ

    恩田陸らしい作品だったなぁと。タイトルにある「東京エピタフ」の戯曲が彼女の「木曜組曲」の設定とほぼ同じで、その部分は嗤ってしまったけれども。

    このふあふあとしたとらえどころのなさが彼女のSFやホラーの楽しさなんだよなぁと改めて思う。

    0
    2018年06月17日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の頃の話なので、軍隊とか軍人が沢山出てきて難しいと言うのが読み始めの印象。
    やけどすぐにストーリーに入り込めて、普通の小説として面白かった!
    3回読み直しました!

    0
    2018年06月05日
  • 錆びた太陽

    Posted by ブクログ

    原発のことはナイーブな話題だから、それをこんな風に面白い話にするのはやっぱりすごいなあと思った。ボスかっこいい。時々出てくる、開発者のこだわりが面白い。

    0
    2018年05月24日
  • おともだち できた?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「oh・・・・」という感想。
    その後、色々考える。




    啓発本として、親御さんに読ませた方がいいのか
    本当の意味に気づかなくても、絵から多少何かを感じられる子供に読ませた方がいいのか。。。

    引っ越すと、その地域では当然な事も知らないわけで。
    知らない土地は怖い、というのを改めて感じる。
    海外旅行は気をつけるが、国内はなかなか忘れがちだし。

    子の女の子は自発的に独りでいたわけではないが
    一人ですぐどっか行ってしまう小学生なら、戒めとして読ませたいかも。

    具体的に、「~してはいけません。」と注意するより
    よほど印象深く、効果がありそうだ。。

    子どものときは絵があまりうまくない?絵本が謎

    0
    2018年04月12日
  • 錆びた太陽

    購入済み

    現実とどちらが

    あ~この人はやっぱりきちんと現実に対峙できる人なんだな、と。
    しかしちょっと肩透かしを食った読後感で、それが何故かしばらく考えてみたのですが。
    結局、この小説の中でも日本政府は許せない存在なのですが・・・、現実の方が、汚染された土地を安全と言い張って住民を戻そうとする現実の政府の方が、よほどひどくて。まだ小説の方がましと思える、この恐ろしさ。

    0
    2018年03月22日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

    Posted by ブクログ

    わたしは好きですよ
    恩田氏の著作の中でも大好きな作品です。
    人類のあまりの傲慢さ・・歴史に介入せんとする姿勢
    まあ人間的には「黒歴史」は潰したいというの理解できますが。
    実際に当の「2.26事件」を生き抜いた人々に対する
    冒涜以外の何者でもないでしょう。
    頼むから「死なせてくれ」そういうの辛いですよね。

    0
    2018年02月19日
  • 2030年の旅

    Posted by ブクログ

    未来がどんなん?に興味があったのと、恩田陸につられて購入。
    いろんな作家の短編集なので、好き嫌いはあるかも知れないけど、
    恩田陸 逍遥
    支倉凍砂 AI情表現
    山内マリコ 五十歳
    喜田喜久 革命のメソッド
    が面白かった。

    2030年にもなって、ヘイSiriとか言ってるのは、かなり時代遅れらしいw

    0
    2017年11月29日
  • きのうの世界(下)

    Posted by ブクログ

    最後まで不気味な雰囲気を楽しめる作品だった。
    吾郎の弟はどうなったのか、「あなた」の死因はなんだったのか、高校生たちの今後など、散りばめられた伏線が回収されずに終わった。ちょっともやもやだけど、回収されなかったからこそ不気味な雰囲気を最後まで楽しめたと思う。
    有川浩さんのエッセイで紹介されていた本だったけど、さすが面白かった。

    0
    2017年11月18日
  • きのうの世界(上)

    Posted by ブクログ

    最初はなかなか話に入り込めず…でも粘った甲斐があった。途中からはページをめくる手が止まらないくらい面白かった。すごく不気味な雰囲気で、「あなた」と書かれているのが余計に怖かった。まだまだ上巻ではわからないことばかりなので、下巻でどのように展開するのか楽しみ。

    0
    2017年11月13日
  • puzzle(パズル)

    Posted by ブクログ

    廃墟好き、または軍艦島マニアにはたまらない一冊。
    軍艦島を訪れた男二人が、瓦礫の廃墟を散策しながら島で起きた不可思議な変死事件を推理する。
    恩田陸の描く場所や空間の魅力が好きなら必読。機知と皮肉に富んだ会話だけで充足感がある。
    過去になった営みと過去にされた事件が交錯し、非日常と日常の境界線が曖昧になっていくノスタルジックな感覚がえもいえぬ。

    0
    2017年08月22日
  • 六番目の小夜子

    青春ものとホラー要素が調和

    恩田陸の作品にはまったきっかけです。
    物語全体に不吉な予感が漂い、それと限られた場所で限られた時間を過ごすキリキリするような焦燥感がうまく調和していました。
    その中にうまく青春もの要素も入っていて好きな本のベスト5に入ります。
    物語中盤の小夜子の一人芝居?本番?のあたりの緊張感は圧巻です。
    ただ、全ての謎が解けてすっきりしたい人にはあまり向いていないかも。

    0
    2017年08月21日
  • 光の帝国 常野物語

    購入済み

    読み返して楽しめる

    もうどれくらい読み返したかわからない
    何度読み返しても楽しめるし、最後の章は泣けます

    0
    2017年06月05日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    極上エンターテイメント。圧巻の下巻でした♪あぁ恩田さん凄すぎます。面白かった。読み終わるの本当にもったいなくて大切に読みました。在色者の葛城と実邦が最後の最後でまっさらな人と人として気持ちを通わせたシーンで涙でした。なんだか凄く良かったな。この先の生き延びた登場人物の全ての人の結末的なのは想像してね、ってことかな?

    0
    2017年04月17日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

    Posted by ブクログ

    ずっと積読になってました。恩田さんの不思議な世界へワープしながらとっても楽しい読書時間を過ごしてます♪下巻も一気に読もう♪おねぇキャラの軍くんが良い味だしてるだぁ。先に読んじゃったけど「終りなき夜に生れつく」でも好きなキャラだったので下巻でもどんな風に登場してくれるかわくわくです。

    0
    2017年04月11日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

    Posted by ブクログ

    怒涛の下巻。
    ぐんぐん盛り上がって……残りページを見て焦るのもいつもの恩田節です(笑)
    どうまとめるのかな?と思ったら……なるほどね。
    つまりは、そして二人だけになった、って感じ?(笑)

    イマイチな評価な下巻だけど、私的には恩田さんまぁまぁ(伏線)拾ってるやん、って感じでした(笑)
    それなりに決着付いているような。

    てか、あとがき読んでびびった。「イサオ・オサリヴァンを捜して」からの話か!!そりゃ面白いわ。
    てか、早く「グリーンスリーブス」が早く読みたいです。

    0
    2017年02月08日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

    Posted by ブクログ

    恩田さんらしさ全開の上巻。
    いきなり始まる不思議ワールドに「???」となりながら気づけば途鎖国にどっぷりハマってしまうこの雰囲気、さすがです。

    「月の裏側」や「禁じられた楽園」の空気を感じてワクワクしながら読みました。

    さて、問題は下巻ですよ。

    このワクワク展開をどう落とすのか……恩田さんだということを頭に置きながら引き続き楽しもうと思います。

    どれぐらい拾ってくれるかなー。

    0
    2017年02月06日