恩田陸のレビュー一覧

  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    疾走感溢れる学園モノSF。
    思考をどっぷりドリップさせてくれる。
    今でさえ懐かしいお菓子や雑誌や歌や映画、実在のものをパロった施設や台詞が登場し、そこここに哀愁と切なさが入り交じってなぜか終始そこはかとない不安が付きまとう。
    でもだからこそ時々垣間見せる期待と高揚感が気持ち良く、わりと分厚い1冊をさくさく読めた。
    下巻が楽しみ。

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    2015年10月20日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    間違いなくSFなのだけれど、よくよく考えると、これって一種の歴史観を示してもいるのかもしれない。
    私がそれを感じるのは、「登場人物たちは『正史』通りに確定しようとしている」という部分。
    つまり、「正史」って、「勝者の記した『正しい史実』」だから。
    恩田先生がどこまで「正史」に意味を込めたかは分からないのだけれど、この話のオチ(あまりに衝撃的な展開)を思い出すに、「歴史」ではなく「正史」としたのは、やっぱりそういう考え方が根っこにあってのものな気がする。

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    2015年06月10日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    うーん、再読なので面白いのは知っていたけれど、やっぱり面白い。
    前回読んだのは高校の時で、二・二六事件やその周辺の時代背景をそこまで知っていたわけではなかった。
    今だってそう詳しくはないけれど、多少知識が増えたことで、より深く読むことができたような気がする。
    栗原たちや国連の行動が招きかねない「未来」、これって現代日本に生きる私たちにとって、すごく、恐ろしいものなんだよなぁ…

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    2015年06月09日
  • 劫尽童女

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    まったく予備知識を持たずに読んでたので、一章の終りにああ!ってなってしまいましたが、その後も各章でおお!となり、一章ずつ一気に読んでました。
    移動時間とかで読むことが多いので、こう集中して読めたのは久しぶりで、連休だったからこその贅沢でしたが、すごく引き込まれる内容だったことは確か。
    途中でやめられないストーリー力がありました。
    最後はちょっとうるうるしそうになってしまいました。
    こんな終わりは痛いというか、切なすぎる。
    ルカが可愛そうで仕方なかった。

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    2015年05月10日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    「自意識過剰なのにコンプレックスの塊で、やっとプライバシーを手に入れたのに人恋しく、何者かになりたくてたまらないのに、足を踏み出すのは恐ろしかった。」

    「愛のために何もしなかった。だから、いけなかったんです。」

    女性的「気まぐれで、感情的で、強烈な自尊心があるくせに非常に小心者で、とても嫉妬深い上に異常なほど猜疑心が強いのである。」

    「未来は決して劇的なものでも新鮮なものでもなく、こんなふうにだらだらと変わりばえのしないものかもしれない。」

    オズマバンドと先輩早瀬さんとがセッションする場面、頭の中で音楽が流れてきてにやにやした。

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    2014年09月27日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    久しぶりの恩田作品で当たりでしたー。でもラストはやっぱり恩田先生。展開がいいのに最終的には結構アッサリ。いつも通りw
    トータル的に見てかなり楽しみました。やっぱり学園モノが好き。

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    2014年01月14日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    ネタバレ

    ★上下巻のレビューになります★

    いやあ、秀逸!
    掘り出し物みつけたー!って気分でいっぱい。

    汚染物質でいっぱいになった地球から新地球へ人類は移住。
    残った汚染物質の片付け処理班として日本だけが置き去りに。
    そんな、夢も希望もない地球で育つ若者の唯一の希望…
    それは、「大東京学園」に入学し、卒業総代となること!

    そうしなければ、汚染された身体では子供を作ることも許されず、
    過酷な労働に安い賃金。
    卒業できれば官僚への道は決まり!

    ただ、入学してみるとそこは、死と隣り合わせのキチガイ授業、
    夜には前世代のサブカルの塊の秘密基地。

    そんなおかしな世界に飛び込んだシゲルとアキラ。
    彼らは無事

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    2013年11月06日
  • 劫尽童女

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    続けて恩田陸の作品を手に取りました。
    【超能力を与えられた少女・・・】なんだかSFチックなストーリーなのでしょうか?

    読後:
    超・能力少女のSFストーリーでした!恩田陸さんがこんな感じのSF系が好きだったなんて。なんだか短編でその後を書いてもらいたいと思いました。

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    2013年06月23日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    再読。時々思い出したように読みたくなる。
    飛行機嫌いの恩田陸さんが、初めて海外へ取材旅行に行った時のことをまとめたエッセイ。
    著者の人柄がよく現れていておもしろい。
    理瀬シリーズの最新作『薔薇のなかの蛇』の為の取材だったらしい。早く単行本にならないかな…。

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    2012年06月02日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    極端でわかりやすいSF設定。星新一のようだともちらっと思いました。文のセンスがちょっと古風、しかし面白かったです。

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    2012年05月19日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    世界観が凄く好きです。
    この小説の世界のような未来が来ちゃうのかもしれない、と思ってしまったり、登場人物と同じように緊張感を持てたりしてとても楽しく読めました。

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    2012年03月05日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    これおもしろいんだけどなー。
    恩田陸ファンの人意外は無理かなー?
    恩田さんの飛行機怖い話がおかしくておかしくて。
    飛行機旅行は飛行機怖くておかしなことになってるけど、鉄道旅行は一転イキイキしてて微笑ましい。

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    2011年12月31日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    初読み恩田作品でした!

    タイトルに惹かれて選びましたが
    内容もなかなか良かったです。

    シゲルが好き。
    すんごく可愛い!

    メインの二人はそれぞれ重い事情があったりと
    所々ダークな部分もありますが
    二人の友情最高です\(^-^)/

    未来のお話で
    学園ものです。(とても簡単にいうと)

    早く下巻が読みたい!
    続きが気になります♪

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    2011年10月30日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    ネタバレ

    ハラハラドキドキが止まらない展開、かなり残酷で恐ろしい場所で、次々に素敵な仲間が倒れていく悲しい展開、だけどアキラやシゲルがスッとするほど爽快に決めてくれる。すごいおもしろかった。
    あとがきにもあった通り、かなり残酷な終わり方だったなあ…結局同じ歴史を人は繰り返す、でもそれを誰も非難はできない、みたいな。でもあいつら頑張ったんだからいい目見せてあげてもいいじゃないの!本音はそんな感じ^^

    あとオオムタがかっこよかったです。

    新宿組整列の絵を描きたいなんて思ってしまった。
    始終脳内イメージが青エクだった。なんでだ。アキラ:燐、リュウガサキ:坊、シマザキ:志摩くんだった。なんでだ。

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    2011年06月09日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    恐怖の報酬、ってなに!!(笑)と題名見てまずにやにやしました。
    更に出勤の電車の中で読みながらにやにやしました。
    エッセイと物語にギャップがありすぎてそれさえもツボです。
    何度もリピートしたくなる本。

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    2011年05月08日
  • 朝日のようにさわやかに

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    短編集で、どの話も凄い面白い!
    すぐに読み終えることができて
    ブラックな話だったり
    凄く短いのに心にずんってきたり
    続きが読みたくなる話だったり
    でも、時には理解できないのもあったけど
    そういうのがいっぱい詰まってて
    お得感満載の本でした!

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    2019年01月16日
  • 小説以外

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    活字だらけでくちょんくちょんになっている私の脳みその隙間をするすると器用に入ってくる文体。ご本人はエッセイなんて・・・と卑下していらっしゃるけど、そんなこたないですよ!!恩田先生!「読書モチベーションが下がったときに再読する本リスト」に追加。

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    2009年12月08日
  • 三月は深き紅の淵を

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    ネタバレ

    何度も読み返せるスルメのような本。
    おいしいもの食べてくだくだおしゃべり。いいな〜。
    ずっと読んでいたくなる、読み心地の良い文章。

    四つの章が入れ子構造になっている。
    この書籍に書かれている四つの章と、幻の「三月は深き紅の淵を」の内容がリンクしている。
    一つの章は後に「黒と茶の幻想」に、もう一つの章は「麦の海に沈む果実」に結実した。
    大もとのこの本がやっぱり好きだなあ。

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    2025年06月22日
  • 不安な童話

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    恩田さんの長編推理小説。
    謎解きしながら裏を読みながら進めていくハラハラドキドキ感はたまりません。
    しかし、そんなあさはかな読みでは解くことはできず、しっかりとやられて
    しまいました。

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    2009年10月04日
  • 小説以外

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    デビューからの14年間に発表された全エッセイをまとめたもの。エッセイは読むものであって書くものではない、とご本人は言っており、エッセイでも好きな本読んできた本をテーマにしたものだったり、あとは他の作家の作品に寄せた解説文など、タイトル通りに恩田さんが書いた小説以外の文章を集めた本です。恩田さん、お話を書くのは好きだけど自分のことを書くのは苦手、ということでストレートに自分のことが書かれてるところは無いのですが、こういう本を読んでこう思っていた、とか、誰の作品の持っているこういう雰囲気が好きだ、とか、本を通じて恩田さんの人となりも透けて見えて、とても面白かったです。

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    2009年10月07日