恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
バレエに関する専門用語が多くて、「?」となりながら読んでいたから読み切るのは時間がかかった。でも舞台を観ることが好きな人は絶対に楽しく読めると思う。
スーパースターは完全に双方向、まさにこれ。私は舞台を観ることが好きなので、見る側の私がどんなに「好き!」という気持ちを持っていってもスターたちはさらに大きな愛を抱えて待っていてくれている、ということがとてもよく分かる。すごく惹き込まれながらゆっくりと読んだ。
作中作の言語化、動きの言語化も素晴らしくて、情景が浮かんでくる。特に「ヤヌス」と「ムジカ・エクス・マキナ」は実際にみてみたい!と本気で思った。国宝みたいに映像化したら面白そうだなとも思った。 -
Posted by ブクログ
先日、お昼に「夜のピクニック」を職場で読んでいたところ、上司から声をかけられ、同じ恩田陸氏の作品である本書が大変面白いと紹介を受けた。
その上司から本をお借りし読んでみたところ、これが確かに面白い。
まるで推理パズル。
文章構成がとても独特で、取材時の音声資料のような形式や、過去を追憶するような形式、日記形式など、あの手この手で情報を小出ししてくる。
章ごとに散らされた情報から事実を拾い上げ、繋ぎ合わせ、推測する。
読者はまさに探偵役である。果たして真相に辿り着けるのか。
上記のような構成なので、推理に関しては文章によるリードがまったくない。大胆な小説だと思った。
惜しむらくは終わり方か。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ多分、これを前回読んだ時は、高校生だったかな。
ふんわり、こんなこと、私の人生にはないだろうな、こんなイベントないだろうなと思ってたのを覚えている。
あの頃は、日常がひどく日常で、刺激に飢えていた。内向型なのに、刺激に飢えるなんて、ちょっと私らしい。
なんとなくまた読みたくなって大人になっての再読。
ー日常生活は、意外に細々としたスケジュールに区切られていて、雑念が入らないようになっている。チャイムが鳴り、移動する。バスに乗り、降りる。歯を磨く。食事をする。どれも慣れてしまえば、深く考えることなく反射的にできる。むしろ、長時間連続して思考し続ける機会を、意識的に排除するようになっているのだ -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった…
子どもの頃にドラマ版を観てるようでただ流しながらごはん食べてただけだから山田孝之がサヨコだということしか覚えてなくて、新潮文庫50周年の『プレゼント』に載ってたスピンオフを読んで、いざ原作。
いい順番で読めたかもしれない。ぼんやりと知ってることが、少しずつわかってきて、おもしろかった。
文化祭の劇のシーン、すごすぎて勝手に涙出た。この劇のやり方を思いつく恩田陸がすごすぎて。こわい。すごい。
設楽くんが、劇の「六番目の小夜子」は本当はさわやかに感動して終わるはずだったんだよって話してて、それにしては1,500人が一人ずつ順番に台詞を言ってくなんて、怖い雰囲気にしかならない -
Posted by ブクログ
ネタバレ多田からの依頼で失踪した友人の妻を探すためにT国に来た神原恵弥。しかし、彼女は恵弥の目の前で殺害される。T国には恵弥のかつての恋人・橘浩文と友人・時枝満。妻を殺害されたはずの夫の奇妙な行動に違和感をおぼえた恵弥は調査を始める。黒い苔に覆われた死体の噂、「アンタレス」と呼ばれる謎の日本人。
神原恵弥シリーズの第3作目。前2作に登場していたキャラクターたちが全員出てきて良かった。特に『MAZE』の時枝満の再登場が嬉しかった。恵弥の目的と黒い苔に覆われた死体、アンタレスなど色んな謎が絡んで面白い展開になってる。今回で恵弥の立場がちょっと変わって来そうな結末。シリーズの続き出ないかな。