恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ1章はなかなか読み進めるのが大変だったが、2章の彰彦の章から色々な隠された過去の事実が明らかになっていって手が止まらなくなった。
下巻はいよいよ、「蒔生は憂理を殺したのか?」問題が明らかになるのだが……その謎はちょっと消化不良だったかも。
蒔生は、利枝子にまだ何か隠していそうな気がしたんだけど、憂理を無理やり犯した、ということだけだった。
「魂の殺人」と言われるくらいなので(しかも男性が恋愛対象ではない)、殺したと言ってもいいのかもしれないけど。
そして最終章の節子。
なぜ彼女が最後なんだろうと思ったけど、彼女によってもう一段階利枝子と蒔生の解像度が上がる、そして現実に引き戻される、とい -
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ネタバレこれはミステリーなのかファンタジーなのか……。
現実世界の出来事の話ではあるんだけど、そもそも理瀬シリーズに出てくる学校?が現実感が全然ないしよくわからない。
一応、理瀬シリーズの1作に入ってるけど、、全然関係ない人たちが出てきて???となっていたけど、全員憂理の友人だったのか。
アラフォーの男女4人が、日常を離れてY島(おそらく屋久島)に旅をする。
一章ごとに視点が変わっていく。
その度に、視点となる人物の過去や、封印していた思いが明らかになっていく。
展開的にラストは蒔生だと思ってたんだけど、違った。
そして、憂理はもう死んでいるのか!? -
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珈琲怪談を読もうとしたら、なんとシリーズもの。先に読んだ娘が登場人物の関係が全く分からないよ、というので、こちらの一冊目から読みました。
長編のホラー(ダークファンタジー)でした。おこる事象にちょっとびっくりさせられました。舞台は柳川そっくりの箭納倉という運河が街に昔から張り巡らされている地域。この地域では以前から行方不明になった人が数日後などひょっこり戻ってくる事象が散見されていた。
登場人物の協一郎(元教授)、塚崎多聞(独特のオーラを持つレコード会社プロデューサーの男性、女性からすごく好意を持たれることが多く、奥さんはジャンヌというフランス人)、多聞の大学の後輩でもあり、恭一郎の娘、藍子、 -
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飛鳥の設定や性格がピンと来ず、乗り切れない時はあったけど、それ以外の人物の目線の話は面白かった。特に響子目線のときと、巽目線の時が好き。
巽の書いた脚本達は普通に面白そうなので、舞台を見てみたい。
もし実写化とかをするなら、この話自体じゃなくて作中劇の舞台化が一番興味があるかも。
個人メモ
飛鳥:全ての部分に共感できなかった。天才なのでまあそうなのかな、、
響子:誇り高くて好き。山田さんみたいなビジュアルのイメージ
巽:一番ふつうの人。作る話がわりと好み。
演出家の人:どうしても四畳半のアニメの小津のビジュアルで想像してしまう
脚本家の人:妙に気になる集団って時々いるよね
(この作品では就 -
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ネタバレ東京近郊にあるショッピングセンターMで起きた、多数の死傷者を出した事故の話。
体験者に対するQ&A形式で話が進んでいく。
話が進むにつれて時系列も進んでいく。
ナレーションが一切なく、会話のみで進んでいくストーリー展開は斬新。
とても読みやすかった。
「初対面同士でこんなに話すかね」という違和感はありつつも、「まぁ変わった登場人物同士だからこんなもんか」という思いもあり、悪い違和感ではなかった。
ザッピング形式でどんどん主人公が変わっていき、一つの事件を色んな視点から触れていく形式は面白いし好きだなぁと思う。
事件の真相が明らかになっていく展開なのかと思ったらMの事件のいう共通テ -
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ネタバレ理瀬シリーズ・白百合の館篇
学園にいた頃の理瀬とは結構印象が変わっていたけど、記憶を取り戻したからこっちが本当の姿なのだろう。
学園にいた頃同様、事件が頻発するので、続きが気になってすぐに読み終わってしまった。でもどちらかというと、ファンタジー小説のような学園を舞台にした前作の方が、わたしはワクワクして好みだったかな。
最初は疑われていた梨南子だったが、朋子が急に頭角を表してきて、梨南子さん疑ってごめん!と油断した途端、理瀬の首を絞め始めてめちゃくちゃ怖かった。
振り返れば、梨耶子が亡くなった後、理瀬の部屋で寝ていた時に下の階の会話を聞いていた説や、理瀬の部屋に度々侵入して、戸棚を覗いていた説