恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ新しいタイプだった。
結子は〜、渡は〜、とかで語られていく中、突然「私の子ども時代は〜」とか出てきて
だれ?!?!と思ったら作者だった。
話の流れで、言いたいことあったら出てくる、みたいなスタンス。新しい。
結子の物事を冷静に見て分析する力、行動力、すごいなあ〜
なんでもかんでも理由をつけているのに理論だけで動いていない、人の気持ちに寄り添ったり、周りの人の長所を見つけるのに長けてきたりするの素敵。
こういう「面白い人」が大手いったりするんだろうなって思った。
歴史全然わからない人間なので、城郭愛好会始まったあたりから私、ついていけるのか、、?!と思ったけど、ギリ大丈夫でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ世界観に引き込まれる!湿原の中に閉じ込められている閉塞感がじわじわ染み込んでくる。
理瀬のモノローグがフラッシュバックのように曖昧で断片的になることが多いため、記憶喪失という展開も自然に受け入れられた。ハロウィンパーティーの怒涛のシーンは、記憶喪失の前提があるため「そういうこともあるかー」と受け入れられたが、さすがに校長先生が力技すぎる。娘に一体何を飲ませたん?理瀬とヨハンへの印象がガラッと変わって閉幕。
治外法権の学園王国、ありえないとはわかりつつ、こういうファンタジーって良いよね、という読後感。ほかの理瀬シリーズも読みたい。 -
Posted by ブクログ
引っ越しを決めた二人が最後の夜を過ごす物語。
登場人物はたった二人、しかも二人は双子なのに別々に生きて来たと言うだけでも小説になりそうだがお互い相思相愛。世間的に許されない感情は悲しいものがありますよね。アキは「私の愛は実際には存在しないことになっている愛なのだ」アキの恋愛は哀しい。ヒロだってアキから離れる為実沙子に走り将来彼女を不幸にするであろうと感じていた。決定的な瞬間はアキが雨の晩高城さんにプロポーズされた日。この時アキは愛する者を二人失ったのだ。二人の生活は地獄になった。
『アキはヒロの目が泳ぐ時木漏れ日が揺れるのを見る。ちらちらと揺らめく光の中を、私達が言葉にせずに押し殺して来た感情