恩田陸のレビュー一覧

  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    一度は乗ってみたい豪華列車。ますます乗ってみたくなった。
    各作家さんが描くそれぞれのドラマが、同じ列車内で繰り広げられているんだなぁと思うと、感慨深い。

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    2025年09月07日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    興味深い内容だったな、と思う。

    実態のないもの、例えば愛とか家族とか、そうゆうものについて悩み苦しむ主人公たち。その葛藤について、理解はできるけど、共感は出来ないかなあ。
    私はそこまで悩む行為を続けられないと思う。疲れてしまうし諦めてしまうと思う。

    物事を突き詰めることが出来る、出来てしまう
    どちらが良いか悪いか、そんな事は決められないし
    決めてはいけないな。

    やっぱり世界は善悪、白黒はっきりできないことばかり。そのもどかしさの中生きていかないといけないんだな。

    ここまで考えて、うーんまあ私はとりあえず
    後悔しないように、死ぬ時にいい人生だったと思えるように、毎日一生懸命生きよう

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    2025年09月06日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    帯に続きが気になって電車を乗り過ごしたとありましたが、その通りで気になりすぎて即読み終えてしまった!

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    2025年09月06日
  • 六番目の小夜子

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    序盤は都市伝説的なストーリーが始まるのかなーと読み進めていくと、学校の少し閉鎖的な空間や時間の流れかたを背景に緊張感を高めていき、中盤の展開から引き込まれる内容となりました
    必ずしも登場人物の思い通りにならず、事の真相追及が進まない展開であっても、学校がもつ独特な環境を良く表現しているようで良かったです

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    2025年09月06日
  • 不連続の世界

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    「月の裏側」の続きではなく、時間が巻き戻って、多聞が変な出来事を引き寄せるような短編集。時間も巻き戻り色々で、「木守り男」「悪魔を憐れむ歌」の頃はまだ二十代後半過ぎくらいで、ジャンヌとも結婚していない。しかし、「幻影キネマ」ではもう、40代半ばになる。その辺のポーンと世界観が飛ぶところとか、内容的にも幻想と現実の境目軸の置き方をどうしたらいいか分かりにくいところとか、入り込みづらい人は多いかも、と思いました。
    「木守り男」
    国に災いの起こる時に出てくる、木上にいる亡霊のような木守り男。多聞と友人のロバートはそれを見る。
    「悪魔を憐れむ歌」
    死にたくなる歌というものがあるが、それについての一般的

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    2025年09月06日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    「カメラに向かって笑う僕たちは、未来の僕たちと常に共犯関係にある。」それぞれの状況があるなかでも、写真を撮るときは自然と笑顔になって、それを見返すと楽しい思い出になる。そのことが柔らかい言葉で表わされていて、それに気づけて心が軽くなった。

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    2025年09月06日
  • 薔薇のなかの蛇

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    ネタバレ

    理瀬シリーズ最新長編。
    大人になった理瀬登場だけど、話者はずっと今作の事件の関係者であるアーサー(と、一部ヨハン)。

    ラストでちょっと理瀬の視点が出てきて、実はヨハンも事件の裏に絡んでることが分かる……という構造。

    しかしそもそも、理瀬もヨハンもなんか使命を負ってそうなんだけど、彼らの一族の謎みたいなのが全然明らかにならない。
    今作で出てきたアーサーとアマンダも、今後も絡みそうな意味深な感じで終わったけど、そもそもこのシリーズ終われるのか。(作者の寿命的な意味で)

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    2025年09月03日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    作者の恩田陸曰く、
    始めは地獄の黙示録をやろうというとこから始まった小説らしい。
    そんなダークファンタジー・サイキック大長編の下巻。

    下巻は闇月を迎えた山へ、キーマン達が続々と入山していくとこから始まる。
    復讐を胸に忌まわしき途鎖国に戻って来た実邦。
    実邦に異常なまでに執着し、その後を追う隻眼の入国管理官・葛城。
    その葛城の旧友で快楽殺人者の青柳。
    屋島風塵を裁判の証言台に立たせる為に日本へやって来た黒塚などなど。
    山に君臨する『ソク』と呼ばれる存在。
    その現ソクである神山倖秀と山奥に隠された宝を巡って
    物語は血なまぐさく一気に加速していく。

    サイキック対決、頂上決戦といった感じで
    もうど

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    2025年09月02日
  • 酒亭DARKNESS

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    どこかの街のどこかの居酒屋
    モデルになっている街を想像しながら読んでみると楽しいかも
    ホラー短編集だけど怖いだけではなく、どこか懐かしさも感じさせてくれます

    夏の終わりの夜、お酒を片手に読みたくなる本です

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    2025年08月31日
  • 祝祭と予感

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     『蜜蜂と遠雷』のスピンアウトの作品。『祝祭と掃苔』『獅子と芍薬』『今朝とブランコ』『竪琴と葦笛』『鈴蘭と階段』『伝説と予感』の六つの短編。

     栄伝亜夜とマサルの綿貫先生の雑司ヶ谷の広大な霊園での墓参り。二人がコンクールで入賞したことを報告しにいく。風間塵はお墓は初めて見るものだった。

     風間塵の父親は、養蜂の研究者でパリ大学生に勤めている、母親は、コズミックソフトアジアCFOだった。お姉さんは、バレリーナでヨーロッパのバレイ学校に行っている。ふーん。裕福な家庭の子なんだ。ホフマン先生の墓は、ドイツにある。風間塵とホフマンがピアノセッションしたテープがある。

     嵯峨三枝子とナサニエル・シ

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    2025年08月31日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    まだ物語ははじまったばかり。下巻へ急げ。
    いつもは洋楽ロック聴きながらの読書が多いですけど、この本読んでる時は、この曲、どんな感じなんだろと検索して聴きながらになってしまった。

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    2025年08月31日
  • 象と耳鳴り

    恩田陸さんの「象と耳鳴り」は、裁判官を退官し、悠々自適の生活を送る関根多佳雄が主人公。
    散歩とミステリが好きな彼が、身の回りに起こった、ちょっとした出来事を推理する連作短編集ですね。

    はっきりとした白黒をつけずに、曖昧なグレーゾーンで終わる話もあれば、「待合室の冒険」のように、その場ですっきりと気持ちよく決着がつく話が混ざっており、なかなかバリエーションに富んでいますね。
    そして、どの話も、ミステリとしてだけでなく、恩田陸さんらしいファンタジー的な雰囲気や映像的な美しさも楽しめますね。

    例えば、「曜変天目の夜」に出てくる茶碗。
    実際には見ることも触ることもできなくても、情景はありありと思い

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    2025年08月30日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    恩田陸によるダークファンタジー。
    日本ではあるが、分断され国家権力の及ばぬ隔絶された地『途鎖国』を舞台に
    『在色者』と呼ばれる特殊能力を持った者たちが暗躍するという
    どちらかと言えばAKIRAの様なサイキック路線のような物語。

    在色者である実邦は身分を隠して途鎖国に入国。
    闇月といわれる時期、途鎖では多くの者がある目的をもって山深くを目指す。
    実邦も山を目指すが、実邦を追う入国管理局の葛城、
    謎の男・黒塚の登場など、周囲に不穏な空気が満ちる。
    更に謎の殺人者、恩師が残したメッセージ、隠された過去の悲劇など
    何重にも要素が重なり始めてきたとこで上巻が終わる。

    息を呑む展開の連続で非常に楽しめ

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    2025年08月30日
  • ドミノ

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    ここまで秩序的なカオスはないだろう。
    色々な境遇、状況の人が綺麗に一つに集約する。
    登場人物の書き分けもうまく、たくさん出てくるが
    最初の一言を読み返す回数は少なかった。
    とても読みやすく終わりも良い好きな本。

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    2025年08月27日
  • 愚かな薔薇 下

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    日本の田舎の情緒がありつつ、SFを織り交ぜてストーリーが展開されていく。もう少しラストに何か欲しかった。

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    2025年08月27日
  • ドミノin上海

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    ネタバレ

    前作の登場人物も出てきて
    こんな方いたな、と懐かしい気持ちに
    すっきりするくらい、いろんな展開が重なって、最後大渋滞かのように着地する展開が面白い。

    上海編はとても分厚かった。
    読み始めていったら楽しくてあっという間。
    読むまでが大変だった。

    パンダが動物園を脱走したり、
    監督のペットのダリオ、確かイグアナ、が王料理長に誤って調理されたりと、とんでもない展開も多くて面白かった。

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    2025年08月24日
  • スキマワラシ

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    表紙がイラストかわいいと思って購入。
    夏を感じたくて読んだ一冊。

    なかなかに長編だったけどスイスイ読めて面白かった。ちょいホラーな感じもあったけど、最後はほっこりする作品。

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    2025年08月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 愚かな薔薇 下

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    奈智は果たして”通った”のか?木霊は一体誰なのか?というミステリを中心に展開するも、虚ろ舟乗り関係の主要な謎については上巻であらかた明らかになったとおり。
    成長譚としては性のアレゴリーである(と、個人的には解釈している)血切りを受け入れて大人になっていく、という過程の描写に注力しているものの、性の方はともかく、血切りは「そういうもの」として割り切れるのではという考え、また翻って、上巻から少しフワフワしていた「そもそも奈智の虚ろ舟乗りになりたいというモチベーションはどこから来ているのか」という問題がまた首をもたげてきて、上巻ほどは入り込めなかった。とかいいつつ楽しんで読んだけどね。

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    2025年08月18日
  • 愚かな薔薇 上

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    恩田陸さんらしい不思議な世界
    異世界なのか、近未来なのか?
    船が空を飛んでいる

    磐座の地で行われる少年少女のキャンプ
    「虚ろ船乗り」を育てるために開かれる
    それぞれの身体に現れる変化が適正を表す
    なぜか、誰かの血を吸って成長することとなる?

    かつてその地に現れた船の形をした何か
    宇宙からの不時着なのか?
    はたして奈智は「虚ろ船乗り」になれるのか?

    子どもたちの成長と、大人たちの欲望と
    なんだかいろんなものが混ざり合って
    下巻に続く
    早く続きが読みたい

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    2025年08月17日