恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「怖い話は、こんなふうに、エレガントに優しい声で語られるべきものなのだ」
地元の名士が語った山の話が恐ろしい「悪魔を憐れむ歌」この話は、その歌声を聞くと死にたくる歌「山の音」の謎を追う話で、その歌声の主の女性を『珈琲怪談』にも登場する塚崎多聞が追う。
多聞と友人との会話の中で、『山の音』と言えば、川端康成の小説だよね、という話が出てきて、そうそう私もそう思った。内容ほとんど覚えてないけど、山の音は死を予感する音だったような…
恩田陸さんの『不連続の世界』、『珈琲怪談』は小説や映画、音楽についての雑談が自然に織り込まれているところも素敵です。登場人物たちの会話を聞いていると、「それ読んだ」 -
Posted by ブクログ
とあるショッピングモールで起きた大人数の死傷事件。その発生原因には謎が多く、事故なのか犯罪なのかもよく分からない。その事件の被害者及び関係者に対するQ&Aだけで構成された小説。
読み進めるにつれて群集心理の愚かさやグロテスクさがこれでもかと出てくる展開に、嫌気がさしつつも引き込まれずにはいられない。
結局この事件の真相は何だったのか?タクシー運転手の彼が言っていたことが真実なのだろうか?分からないまま小説は意外なラストを迎える。
全体的にスッキリしない。胸につっかえた嫌な感覚が残る。しかし決して駄作ではない。
好きではないが、つまらなくもない評価が難しい作品だった。 -
Posted by ブクログ
喫茶店をはしごしながら、仲良しの中年男性4人が珈琲を飲みつつ順番に怪談を披露し、語り合う。真夏の京都で、初冬の横浜で、古書街の神保町で、時にビール怪談に、紅茶怪談になったりしながら。
友達と喫茶店をはしごして、怪談するなんて、とても楽しそう。怪談を話すことで、同じ恐怖を共有し、親密度が増す。
人が怪談に惹かれる理由として、現実の方がよほど不可解で怖いからこそ、説明のつかないものに魅力を感じるといったことが書かれていました。
今、文芸界はホラーブームだそうですが、確かに、答えのない不安や曖昧さを抱える現代だからこそ、怪談という形でそれを疑似体験したくなるのかも。
これまであまりホラーや怪談