【感想・ネタバレ】酒亭DARKNESSのレビュー

あらすじ

話、聞いてもらえます?

全国各地の酒場の片隅でふと語られる、ちょっと不思議で不穏な話。
酒を片手にした謎解きの果てに見えてくるものとは──

・老舗の居酒屋を譲られた三代目が、
二代目から提示された奇妙な条件とは?(「跡継ぎの条件」)

・オカルト方面の才能がまったくないい男が、
ある飲み屋街で受けた「お告げ」。(「夜のお告げ」)

・「鈴が鳴ったら、風を除けろ」。
ユタ家系の親戚に渡された鈴が、ある朝、鳴った。(「風を除ける」)

・フェーン現象が起きる時には、
戸を開けちゃいけないと祖母が言う。「入ってくるから」(「曇天の店」)

著者が全国の居酒屋からインスパイアされた「居酒屋ホラー」13編+α!
あらゆるタイプの「怖さ」をお楽しみください。

※本作に収録されている13編+αのうち、「跡継ぎの条件」「昭和94年の横丁」「曇天の店」は、それぞれ2019年に電子書籍として配信した短編「跡継ぎの条件」「昭和94年の横丁」「曇天の店」と同じ作品です。ご了承のほど、お願いいたします。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

何なの居酒屋インスパイアホラーって?!
読んだら確かに居酒屋インスパイアホラーだった(笑)。
短編でちょっとゾクっとする感じが「珈琲怪談」ぽい。
サクサク読めて面白かった。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

内容の感じとしては『珈琲怪談』と似た感じ。
それが居酒屋にインスパイアされたものになっただけというか。
短編なので読みやすさはある。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 今年は『珈琲怪談』という恩田陸さんのホラー作品を読んだが、本作も恩田陸さんによるホラー作品だそうである。今回、全13編の舞台は居酒屋。あとがきによると、いずれも実際の店がモデルだそうだが、さすがに店名は明記されていない。

 「跡継ぎの条件」。小さな繁盛店で、カウンターの1席だけ空いている理由とは? 次の跡継ぎは見つかるか。「夜のお告げ」。横浜某所にあるその建物は見たことがあるが、立ち入る度胸はない。恩田流のひねりと料理法が光る。

 「昭和94年の横丁」。今年は昭和100年に当たるそう。ホラーというより幻想譚か。「風を除ける」。舞台が沖縄料理店かどうかより、現実に発生した悲劇をネタにするとは。自分もそれを持ちたいような、持ちたくないような。

 「黒の欠片」。その名城に行ったことはあるが? 「曇天の店」。毎年、猛暑とセットで聞く言葉、フェーン現象。その真の正体とは? 「三味線の音」。内容よりも、恩田さん同様に、川に関するある事実の方が衝撃でした。

 「笑うカピタン」。徳川幕府の長い鎖国政策下、あまり語られない歴史があった。「歌うカステラ」。本作中唯一、食べたくなる話か。失礼。「祖父の墓」。舞台は修学旅行のメッカである超有名スポット。なるほど、祖父の墓である。

 「白の迷路」。世界遺産であるその場所だから、ふと気づいたのだろうか。「アトランダムな神々」。ここが恋人の聖地扱いされているのは、いかがなものかと、自分も思う。「空飛ぶ梅」。最後に現代的かつ笑えないネタを持ってきたな。

 ここまで本編13編。正直、ホラーとは言い難い話が多い。恩田さん曰く口直しとして、横書きで巻末から読む「ムーン・リヴァー」が収録されているが、本編13編と区別しなくてもよかったような。いずれも「らしい」作品には違いない。

 そもそも、『孤独のグルメ』のホラー版をやりましょうと、編集者から提案されたらしいが、美味しそうなシーンは少なかった。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

怖いのかと構えていたけれど、サクサク読めて楽しい
こんな短編でもすぐに恩田陸ワールドを感じられるのは流石
『歌うカステラ』と『ムーン・リヴァー』が特に好きでした
横書きの小説は昔ケータイ小説読んだぶりかも…!

あとがきに「メチャメチャ」「マジで」と書かれているのを見て、恩田さんもそういう言葉を使われるんだ…!とちょっぴり親近感がわきました

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

超短編ホラー(摩訶不思議系)集。あとがきありの14話で220ページです。最後は横書きで後ろから読むようになってますので、お気をつけ下さい。
これ、どのくらい経費で取材したんだろう。いいなぁ。ってくらい、日本各地の酒場を元にしたお話があり、どれも少し怖く、不思議で楽しいです。沖縄と横浜と長崎が好きな話
読みたがれば小学生でも。基本は中学校以上。
一、跡継ぎの条件 東京・大森
代々の店主で引き継がれている禁忌は?
二、夜のお告げ 神奈川・野毛
野毛といっても都橋。都橋と野毛は全然違う!んだけどね~。ま、今の野毛はだいぶお店変わったし。しみじみ。幻視でお告げ受けた話とその謎解き。
三、昭和94年の横丁 愛知・名古屋
今年は昭和100年。時空捻れで素敵な横丁へ。
四、風を除ける 東京・代田橋
沖縄の店が集まったエリアと、石敢當。風と鈴の音がなんとも雰囲気ある。ちりん。
五、黒の欠片 長野・松本
二十六夜に天守に米三石三斗三升三合三勺を炊いて供えよという大火を免れた話と今の天守閣と石膏デッサンと。
六、曇天の店 富山・高岡
フェーン現象がこんなに怖いホラーに仕立て上がるとは。カワケは創作らしいけど、上手い。
七、三味線の音 新潟・古町
千曲川が長野の県境越えると信濃川になる話と頭の上に口がある二口女と、髪結いを生業にしている祖母と母。
八、笑うカピタン 長崎・浜町
出島観光とそこで手に入れた箸置きが招いた不思議。
九、歌うカステラ 長崎・ある住宅街
長崎から佐賀、福岡の小倉までの街道を、シュガーロードとも呼ぶという会話から、砂糖を上手く使ったカフェでコースを食べる。カスドース食べたい。
十、祖父の墓 栃木・日光
家光から見たおじいちゃんのお墓。
十一、白の迷宮 兵庫・姫路
白鷺城で狭間に囲まれ頭のなかで閉店するレストランの、マダムのベルトが浮かぶ。
十二、アトランダムな神々 大阪・新世界/曽根崎
ビリケン像の奇異な姿からの恋愛の神たちの話へ。うん、考えすぎだよ。
十三、空飛ぶ梅 東京・湯島
太宰府のつもりで読み進めたけど湯島が舞台だった。梅と稲妻か。なるほど。
特別編 ムーン・リヴァー 九州・ななつ星
お世話になった叔母は行きたがっていた寝台列車の旅までもたなかった。遺品のハーモニカと旅する兄妹。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

恩田陸らしい視点のホラー短編集。
あとがきによると「あちこちで飲みたい」という理由から始まったシリーズのよう。雑談から得るものが多い作品になるのは作者のお人柄ゆえのような気がする。交流の意義を思う。
基本的に登場人物に名前がない構成が不思議と没入感をもたらしてくれた。
怪奇は逃げ切ったと思っていた過去にたまに追いつかれてしまうことで現れ、恐怖はいつも思い出の中に潜んでいる。
3編目でふと村上龍『五分後の世界』を想起。口裂け女、家康と家光、ビリケン、曾根崎心中、それぞれの考察が面白い!14編目は泣いた。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

少し前に読んだ「珈琲怪談」は、喫茶店を巡りながら怪談話を語り合うという短編集だった。今回は日本各地の酒場がモチーフの怪談短編集。相変わらず映像的で情緒ある語り口。珈琲怪談よりも好き。まるで、上質な、少しだけ奇妙な話をつまみながら、良い感じに酔えるような。

跡継ぎの条件
感じの良いこの古い店は、現店主が3代目。3代目を継ぐにあたり示された条件は、ある時間帯だけ必ずひと席の空席を作ること。オーソドックスな怪談はこの短編集の導入にふさわしい。

夜のお告げ
飲み屋が連なる小路。路地の入り口と出口で止まれという小さな声を聞き立ち止まると、目の前で事故が。危機一髪で命拾い。しかしこれは本当にオカルトなのか?真相は…はー、なるほど。発想が面白かった。

昭和94年の横丁
アーケード街でふと顔をあげたら路地の向こうに昭和が続いている世界が。真夏の白夢。

風を除ける
沖縄テイストの酒場で沖縄の言い伝えや風習について友人と語っていると…。世にも奇妙な物語、的な。この手の話は結構好き。

黒の欠片
一番怖かった。そして混乱した。どういうことだ?もう1回読み返した。

曇天の店
フェーン現象の不気味さよ。たしかに。怪談と相性がいいな。最後の奥さんと夫婦の緊張関係に背筋がゾッとする。余韻がある。ジーッという蝉の声が聞こえるような。

三味線の音
花街の美容師の家の息子。実は昔見ていたけど理解していなかったことを、大人になって理解が追いついてようやく怖さが追いつく、という現象って本当にゾッとする。

笑うカピタン
長崎に行きたくなる。これもまたオーソドックスな気がするが、良き。土地に染み込む歴史って、確かに怖さ醸し出すものがある。

歌うカステラ
すてきなお菓子とお茶のオンパレード。こんな不思議なら体験したい。お菓子が好き、ではなく、砂糖が好き、と言ったところに主人公が違和感を持ったというくだりがあるが、こういう些細な怖さを拾い上げてホラー要素として使うのがほんとに上手だ、恩田陸さんは。酒場が出てこないではないか、と一瞬思ったが、なるほど砂糖に酔ったのか。

祖父の墓
日光東照宮の話。日本の歴史と神社仏閣って確かにミステリアスで怖さがある。というのを、湯葉ならぬ湯波を食べながら酒場で語る。

白の迷路
汚さないぞという気概を感じる真っ白衣装のレストランの店員。そこに、攻め入られないという気概を表す白い城壁の城を重ね合わせるのがラストの展開に効いてくる。凛とした切なさと、あとから事の重大さに気がつく、というところがホラー要素に。

アトランダムな神々
大阪の酒場。曽根崎心中にあやかる観光地やカップルについて一言申す、がユニーク。

空飛ぶ梅
稲妻と梅の木の枝ぶりは似ているよね、という酒の席でのダベリから記憶が遡り…あのときのあの悪戯の手口は、最近逮捕された同級生の投資詐欺の手口と相似しているのでは…あの時の犯人もあいつか…?と思い当たる。

ゾッとするエピソードが13編続いてあとがきを挟んだあと、心温まるエピソードがラストに待っているという憎い演出:

ムーン・リヴァー
豪華列車の旅を楽しみにしながら病で亡くなった叔母の代わりに二人旅に出た中年の兄弟。生前列車のパンフレットを観ながら伯母が残したあの言葉の謎を解こう。

ふう、少し呑みすぎたかな。良い気分だ。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

ワイワイガヤガヤの飲み屋街に、背筋がちょっとぞくっとなる瞬間がある短編集。
恩田陸さん、ナイストゥミーチュー!
初めまして!!
『夜のピクニック』も『spring』も読んだことない。
読んでみたい。

文の感じと、お話の世界観の雰囲気が結構好みで、話も一つ一つの落ちが面白かった!どうなるの?どういう結果になるの?が全く読めなくて、そこにくるか〜となってぞくっ。鳥肌。

読みやすいものばかりかと思いきや、短編によっては日本史に疎い私にはよく分からないところもあり、また改めて勉強として、読み直したいなぁ。

まだ少し明るい早めの夕方から、友達と飲み屋街に行って、お店(酒亭)を何軒もハシゴしたくなる気持ちが上がりまくりの本ですよっ!!お酒に合う食べ物も沢山出てくる。(たまんね)

あいさんにDMでそのお話しをさせてもらって、東京にいつか私が遊びに行ったときに、あいさんに浅草で居酒屋のハシゴにお付き合いいただく約束を取ってつけた!!笑
(いつか実現しますように)

そしてなぜ私がこの本を選んだかというと、また装丁が好きだから!!ごちゃごちゃの飲み屋街の写真が大好き。

中の写真も含めて、ブックデザインがお洒落。私の大好きな日本が詰まってる。他の写真も良かった。

これは単行本で手に入れて、自分の本棚に置けるのが嬉しいっ!写真だけでも見返したい。

そしてもう一度言う、外で飲みたい〜!!

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

本当にお久しぶりの恩田陸さん。

オイラを読書の世界に招き入れていただいた恩人(勝手にそう思っているだけね笑)です。

相変わらずの読みやすくて、オイラの読書のリズムと合う文章でした。

ただテーマがオイラの苦手分野だったので、星を一つだけ減らしていただきました…苦笑。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「跡継ぎの条件」「夜のお告げ」「昭和94年の横丁」
「風を除ける」「黒の欠片」「曇天の店」「三味線の音」
「笑うカピタン」「歌うカステラ」「祖父の墓」
「白の迷宮」「アトランダムな神々」「空飛ぶ梅」
「特別編ムーン・リバー」

恩田陸さんらしい良いホラー。そんなに怖くないと油断していたら「風を除ける」で鳥肌が…。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

どこかの街のどこかの居酒屋
モデルになっている街を想像しながら読んでみると楽しいかも
ホラー短編集だけど怖いだけではなく、どこか懐かしさも感じさせてくれます

夏の終わりの夜、お酒を片手に読みたくなる本です

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

さくっと読める短編集だった。全体的に昭和レトロな街並みと居酒屋、どこからか異次元の不思議空間が漂う。時々出てくる料理にほっこり。まったりとした読書時間が楽しい。

共感したフレーズ〜
「梅の香りは
ふわりとした塊のような三次元の香りではなく、一本の線が鼻に突き刺さってくるような、一次元の香り。」
うんうん、それな!

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2025年12月19日

Posted by ブクログ

旅先の居酒屋で出会ったり思い出す記憶の中からほんのりと現れる怪談短編集

出てくる居酒屋の雰囲気がどこも素敵で、酔っ払って軽口を叩きながら「それってさ〜」って話すのがリアル

「跡継ぎの条件」「風を除ける」「曇天の店」が好き

思ったよりゾワゾワ系ではなく、不思議を覗いたり通りすがる系なので、夜も安心して眠れそうで良かった笑

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

ホラーのような。世にも奇妙な物語のような。恩田陸さんは珈琲怪談を読んだ後だったので、その居酒屋バージョンで似た感じがしました。短編集なので読みやすかったです。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

13の短編集と特別編が収録されている
帯に「全国の居酒屋からインスパイアされた
居酒屋ホラー」と買いてあったが、全部の話が
ホラーではなく、「昭和94年の横丁」のように
世にも奇妙な物語に出てくるような話もあったり
「歌うカステラ」のような、ほんわかした話もある
(長崎の焼菓子一口香が美味しそう)
最後に話が繋がることはないため
どの話から読んでも大丈夫

全国各地の話が出てきて、短い話が14話
なかなか面白いし、時間がない時にサクッと
読めていいと思う

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

購入して直ぐに読み始めて半分くらいで何故か積読コーナーに行ってしまった本書。当時は怪談ブームではなかった。先週、怪談ブームに便乗して「珈琲怪談」を読んだばかりなのに、今週も怪談ものを一日で一気に読んでしまった。前回中断してしまった所から最後まで行き、始めに戻って本書の前半部分を一気に読み切った。この本をしっかり読もうと試行錯誤しているうちに、結果的に前半部分を3回も読むことになった。

あとがきを見ると、本書のコンセプトは「孤独のグルメ」のホラー版にしましょう、と文藝春秋の編集者が提案したのが出版のきっかけとのこと。結果的には「居酒屋ホラー」の形をとったが、短編の数が集まるまで少々時間がかかってしまったと作者は反省しているようだ(オール讀物:2018/8(曇天の店)~2025/8(空飛ぶ梅;書き下ろし))。全部で14作品あるので、全部にコメントするのは差し控えたい。各作品で酒の肴として美味しそうな料理が出てきて、ものによってはそれが実在するお店で実際に出てくるので、機会があったら是非訪問してその美味しさを堪能したいものだ。変わり種としては、スイーツというか砂糖たっぷりの極甘のお菓子に心ときめいた(歌うカステラ)。

本作品のジャンルは一応ホラーに属するのだが、怪談話の恐怖度はいずれもほんの僅か。先週読んだ「珈琲怪談」と同レベルの恐怖度。「居酒屋ホラー」というよりは寧ろ「日本のいたるところのグルメの旅で幻を見た」の方が相応しいように思える。他のホラー作品にはまだ遭遇していないので、もしかしたら作者のホラー度は元々全てこの様なレベルなのかもしれない。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

ページの中から、言葉の風が聞こえてくる。風は時として激しく優しく読むものを包んで、追い越して、進んでいく。軽く、重く、心地よく、後味を残して。
恩田陸さんの世界観の一部に手を伸ばせるような感覚の本。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

個人的な感覚で、この作家は当たりはずれの大きい作家と認識しているが、この作品は良かった。ホラーではないけれど不穏な空気感や居酒屋、小料理屋でのちょっとした会話の物語が雰囲気良く並べられていた。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

全国の居酒屋で語られるホラー短編集。
1話がとっても短くて、隙間時間に読むのにぴったりだった。
めちゃくちゃ怖い!という話はなくて、少しゾッとしたり、不思議な気分になったり…
そこにいない人の視線や気配を感じる時の怖さが、うまく描かれているなと思った。
夜、一人で読んでいたので、思わず振り返ってみたりして。何もいなくて良かった!

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

飲みながら怖い話をする主人公たち。
一話がとても短い。あまり怖い話はなく、不思議な感じのものが多かった。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

日本各地の居酒屋を舞台にした10ページ程のホラー短編集。恩田氏の長編ものよりかホラー感は少ないものの、ゾワッと感は健在。私も居酒屋大好きなので、飲んでる最中に一文をヒョコッと思い出しそうで怖い。跡継ぎの条件と、ホラーではないが巻末のムーン・リヴァーがよかった。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

なんだか無理くりホラーに仕立てたような違和感。バケバケ放映中で、本来苦手なホンモノの怪談、妖怪にシンパシー感じ始めているせい?そう言えば「アマビエ」どうしたんだろう。「アトランダムな神々」と付け足しのムーンリバーがいちばん良かった。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

怖いと言うより不思議な話し
が多かった。
旅をしながら、土地の居酒屋で
その土地に伝わる不思議な話し
とか、日本海側のフェーン現象
からくる風の話し、沖縄の鈴の
話しが興味深かった。
時代が変わったり何かが
無くなっても人の念というものは
残る気がする。
前回読んだ珈琲怪談の方が
私的には面白いと思いました。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

日本各地で飲みながら、不思議なお話を紡いでいく。

お酒を飲んでいなくても、知らない土地でふと違和感、デジャブを感じる時ってあるある。

怖い話というより、現代の民話的な要素、妖怪はでてこないけれどそんなジャンルに近いかも。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

居酒屋ベースのホラーテイスト短編集。

13+1編収録。
あとがきにあるように「孤独のグルメのホラー版」とのことですが、著者が訪ねた土地土地の雰囲気とそこで着想した疑念や妄想が、まとまりなく描かれている感じで嫌いではないです。
このような掌編から長編が生まれるかもしれないので楽しみです。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

居酒屋で聞いた不思議な話の短編集。タイトルから怖いの期待してたけど眠れなくなるほど怖いものは無く、ちょっと肩透かしを食らった。まぁ、自分が勝手に期待してただけだしな…と言った感じ。収録されていた話にもそんなに魅力は感じなかった。

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

「これはホラーなのか?」と疑問に思う一冊。
前半の「鈴」までは良かったのだが「見間違い」が原因だったりそもそもただの推測や妄想だったりが大半を占めており微妙

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

おちがいまいち分からない内容もあったけど総じて面白かった。
地方の特徴とかも描かれてて、行きたくなる。
電車の中で読むには最高だった

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

恩田陸さんの文章だから読める?
どちらかというとホラー小説余り読まない人向けかなと印象で余り酒亭というタイトル気にしなくてもいいかな。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

老舗の居酒屋を譲られた三代目が、二代目から提示
された奇妙な条件とは…。「跡継ぎの条件」など、
全国の居酒屋からインスパイアされた「居酒屋ホラー」
13編+αを収録する。

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2025年09月07日

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