恩田陸のレビュー一覧
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本の中の気になった一文を引用して書こうと思います。ネタバレ気になる方は読まないようにしてください。
P321
「世界はつねに揺れているし、価値観は揺さぶられ続けている。そのことを意識しないふりをし、自分が幼時から築いてきたちっぽけなセルフイメージにしがみついて、世界は揺れてなどいない、うねってなどいないと自分に言い聞かせ続けているのだ。」
価値観を揺さぶられたくて、自分は本を読んでいるのかもしれない。
いろんな価値観を知るのは楽しくもあるが、恐ろしくもあるなと思う。
読むたびに惹かれる文章に出会うのが、すごく楽しい。期間をあけて再読したときにまた違う箇所に惹かれるのだろうと思うと、また楽 -
Posted by ブクログ
三年に一度、「サヨコ」と呼ばれる生徒が選ばれるという伝承が残る高校。謎めいた転校生の登場をきっかけに、穏やかな日常は少しずつ不思議な色を帯びていく。
正直、感想をまとめるのが難しい作品だった。それは理解できなかったからではなく、一つの答えにたどり着けないから。答えらしきものは示されても、それが本当に答えなのかは分からない。だから、この物語の答えは読者それぞれの中にあるのだと思う。
読んでいて何度も浮かんだのは、高校時代という特別な時間だった。子どもでも大人でもない、現実と幻想の境界がどこか曖昧だった頃。仲間、友情、恋愛、噂、集団心理――あの頃だけが持つ不思議な熱量は、何気ない出来事さえ複雑 -
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大好きな恩田陸さんの名作。15年以上前からずっと頭の片隅にあったのになぜか未読のまま。今回、集英社文庫の「ナツイチ」フェアで選書されているのを見かけ、ようやく読んでみた。
東北にあるとされる架空の地「常野」をルーツにもつ、不思議な力を持つ一族の連作短編集。各短編での主人公は異なり、「しまう」「遠目・遠耳」「未来予知」「長命」など、その能力は実に多彩。それでも彼らは力を誇示することなく、現実世界に溶け込み、どこかでひっそりと暮らしているという設定がとても魅力的だった。
能力を使った派手な戦いや冒険ではなく、「もし本当にこんな人たちが身近にいたら」と思わせる静かなファンタジーのお話。読み終えた -
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ネタバレ登場人物の色が濃くておもしろかった。
佐々木飛鳥はなんでもすぐにできてしまう人に見えるけど、「恐怖」を知らなくて、よくも悪くも人間味が薄いタイプの人はどこかで芝居に行き詰まると書かれていて、たしかになと思った。
人間の役をやるのに、知らない感情を演じるのは難しそう。
一方で、アイドルのあおいが一瞬だけ勝ち誇った顔を見せたのに対し、東響子が血相変えて大阪を出た場面は、すごく人間らしく、女らしい場面だった。
平常を取り繕って感情が滲み出してしまう女の生々しさがでていた。
わたしは演技の世界をよく知らないし、生で舞台を見たことがないから、情景を想像するのが少し難しかったけど、この作品を呼んで何か -
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『蜜蜂と遠雷』を読み終えて、一番印象に残ったのは、登場人物たちが演奏を通じて「自分自身」と対話していることだった。
演奏中の内省は非常に多い。ただ音楽を奏でているのではなく、楽曲をどう解釈するかを通じて、自分の人生や価値観、そして自分自身の音楽を組み立て直しているように感じた。特にマサルと明石の描写は、その傾向が顕著だった。
風間塵という存在も強く印象に残った。彼はまさに劇薬である。劇薬とは、毒にも薬にもなり得る存在という意味だ。彼は既存の音楽観や価値観を揺さぶり、音楽界に混沌をもたらす。しかし、その混沌は単なる破壊では終わらない。栄伝亜夜は自分の限界に突き当たっていたが、風間塵の演奏を通 -
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ネタバレSFのカテゴリーになるのでしょうか?
日本の世界観で話は動いていくが、キャラクターたちの特殊能力やこの物語の言葉の意味や内容もあまり具体的な説明もなく話は進んでいく。
キャラクターたちの個性がたっているので、アニメーションのようなイメージで読んでました。
人と人の会話シーンや緊迫するシーンなどひとつひとつ際立った話が多く読み進めていて面白い。
どんどんと主人公の目的や結末はどうなるのかとても気になっています。
色んなキャラクターたちの目的がひとつの山の中に真実が隠されているので、下巻の交差する思いがどう終盤にまとまるのか、楽しみです。 -
購入済み
絵柄が好き
続編が出て嬉しいです!
小説で読んだ雰囲気、そのままのコミカライズで
小説を読んだときの感動を再び味わえました。
ピアノのことはぜんぜんわからないですが… -
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わ、わ、わたしにも読めた。
分厚い作品。読み終えれるか不安だったけどとりあえず読んだどー。
正直、ちゃんと読めてないかも。ピアノ弾いてる所が多くて、字を読んでるだけーのところもあったけど。ストーリーは掴めたと思われる。
さすが。恩田陸先生。ラストそうなのかー。と。凡人のわたしの想像とは全然違ってたー。
なぜか、最後の解説で涙がで溢れ、この本読んでよかった。ってまた感動。
すごい作品は、すごい年月と、考え抜かれた思考の積み重ねで出来上がるのね。やり続ける事が大切なんだね。
わたしも少々仕事が辛い。いろいろめんどう。って考えるのではなく、 とにかく行動しよう!
さぁ。、読み終えたので