恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何も知らず「夜果つるところ」を読んで感想を見たらこっちを先に読んだ方がいいという作者の言葉をみてすぐに読んだ。だけど、「夜果つるところ」を先に読んでいて良かったと思う。
記憶が新しいうちに含みの多い作品だから自分の考察と照らし合わすことができた。
「鈍色幻視行」は650ページ以上の長編だったけど、読みやすく疲労感が少なかった。
いわく付きの謎の本と作者をめぐった、同じ船の中で2週間共にする様々な人生を持つ登場人物達による視点。 真実は虚構にしかない。どんな現実もそれぞれが見たいように見てるそれは本当にノンフィクションなのか。真実なんて、パレードで降ってくる紙吹雪のようなもの。
鑑賞作品の真実、