恩田陸のレビュー一覧
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飛鳥の設定や性格がピンと来ず、乗り切れない時はあったけど、それ以外の人物の目線の話は面白かった。特に響子目線のときと、巽目線の時が好き。
巽の書いた脚本達は普通に面白そうなので、舞台を見てみたい。
もし実写化とかをするなら、この話自体じゃなくて作中劇の舞台化が一番興味があるかも。
個人メモ
飛鳥:全ての部分に共感できなかった。天才なのでまあそうなのかな、、
響子:誇り高くて好き。山田さんみたいなビジュアルのイメージ
巽:一番ふつうの人。作る話がわりと好み。
演出家の人:どうしても四畳半のアニメの小津のビジュアルで想像してしまう
脚本家の人:妙に気になる集団って時々いるよね
(この作品では就 -
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ネタバレ東京近郊にあるショッピングセンターMで起きた、多数の死傷者を出した事故の話。
体験者に対するQ&A形式で話が進んでいく。
話が進むにつれて時系列も進んでいく。
ナレーションが一切なく、会話のみで進んでいくストーリー展開は斬新。
とても読みやすかった。
「初対面同士でこんなに話すかね」という違和感はありつつも、「まぁ変わった登場人物同士だからこんなもんか」という思いもあり、悪い違和感ではなかった。
ザッピング形式でどんどん主人公が変わっていき、一つの事件を色んな視点から触れていく形式は面白いし好きだなぁと思う。
事件の真相が明らかになっていく展開なのかと思ったらMの事件のいう共通テ -
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ネタバレ理瀬シリーズ・白百合の館篇
学園にいた頃の理瀬とは結構印象が変わっていたけど、記憶を取り戻したからこっちが本当の姿なのだろう。
学園にいた頃同様、事件が頻発するので、続きが気になってすぐに読み終わってしまった。でもどちらかというと、ファンタジー小説のような学園を舞台にした前作の方が、わたしはワクワクして好みだったかな。
最初は疑われていた梨南子だったが、朋子が急に頭角を表してきて、梨南子さん疑ってごめん!と油断した途端、理瀬の首を絞め始めてめちゃくちゃ怖かった。
振り返れば、梨耶子が亡くなった後、理瀬の部屋で寝ていた時に下の階の会話を聞いていた説や、理瀬の部屋に度々侵入して、戸棚を覗いていた説 -
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異母兄にあたる男性が仕事中に奈良で消息を絶った。その恋人でもあった四歳年上の女性から、「一緒に奈良に行かない?」と誘われる。静は彼女に連れられて旅を続けるうちに、様々な隠された秘密を知り、それぞれの想いに触れていく。
……ということでなかなか説明が難しいのが本作『まひるの月を追いかけて』で、この旅(物語)はどういうふうに転がっていくのだろうか、というのがまったく読めず、決して読む側を安心させてはくれません。安心と引き換えに、新たな世界を求めようと、歩き慣れた道をふいに逸れてしまいたくなるひとに、特におすすめしたい作品でした。普遍的な懐かしさを喚起する描写も魅力的でした。 -
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学園ミステリー。ある全寮制の学校には色々な事情を持つ生徒が入寮しているが、生徒がよく行方知れずになる。しかし、大事にはならず内々には処理されているという内容。
「ゆりかご」…外部要因から守るために入れられた生徒、「育成所」…技能を伸ばすために入れられた生徒、「墓場」…捨てるために入れられた生徒、という登場人物への属性付けが面白い。
個人的にはヨハンがどういう人物なのか書かれる「水晶の夜、翡翠の朝」が分かりやすくて好みだった。
裏では権謀術数渦巻く学園という感じではあるが、こんなにバタバタ生徒が死んで運営を維持できるのか、などと思った。
シリーズものの最新作だったのを知らずに読んでしまった -
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念願の理瀬シリーズです
本作の理瀬や『黄昏の百合の骨』での理瀬を見ると、『麦の海に沈む果実』の冒頭の部分を本当によく思い出す。あの不思議と若干の不安を纏った少女が、田舎の電車に乗っている描写からはじまる異世界・ゴシックミステリーへの入口。
『薔薇のなかの蛇』
舞台はイギリス!ヨハンの健在ぶりに嬉しくなって、終盤になってもまだまだ謎多き場面設定にゾクゾクする
何回も何回も読んでは戻って読んでは戻ってを繰り返すほど、こんな世界観が大好きです
ひゃーー続編というかまだまだ理瀬シリーズ深いなぁって!!!
ずっとアーサー視点だったのに、最後の含みのあるアーサーの笑みにやられました///(// -