恩田陸のレビュー一覧

  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    恩田陸によるダークファンタジー。
    日本ではあるが、分断され国家権力の及ばぬ隔絶された地『途鎖国』を舞台に
    『在色者』と呼ばれる特殊能力を持った者たちが暗躍するという
    どちらかと言えばAKIRAの様なサイキック路線のような物語。

    在色者である実邦は身分を隠して途鎖国に入国。
    闇月といわれる時期、途鎖では多くの者がある目的をもって山深くを目指す。
    実邦も山を目指すが、実邦を追う入国管理局の葛城、
    謎の男・黒塚の登場など、周囲に不穏な空気が満ちる。
    更に謎の殺人者、恩師が残したメッセージ、隠された過去の悲劇など
    何重にも要素が重なり始めてきたとこで上巻が終わる。

    息を呑む展開の連続で非常に楽しめ

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    2025年08月30日
  • 愚かな薔薇 下

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    日本の田舎の情緒がありつつ、SFを織り交ぜてストーリーが展開されていく。もう少しラストに何か欲しかった。

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    2025年08月27日
  • ドミノin上海

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    ネタバレ

    前作の登場人物も出てきて
    こんな方いたな、と懐かしい気持ちに
    すっきりするくらい、いろんな展開が重なって、最後大渋滞かのように着地する展開が面白い。

    上海編はとても分厚かった。
    読み始めていったら楽しくてあっという間。
    読むまでが大変だった。

    パンダが動物園を脱走したり、
    監督のペットのダリオ、確かイグアナ、が王料理長に誤って調理されたりと、とんでもない展開も多くて面白かった。

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    2025年08月24日
  • スキマワラシ

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    表紙がイラストかわいいと思って購入。
    夏を感じたくて読んだ一冊。

    なかなかに長編だったけどスイスイ読めて面白かった。ちょいホラーな感じもあったけど、最後はほっこりする作品。

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    2025年08月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 愚かな薔薇 下

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    奈智は果たして”通った”のか?木霊は一体誰なのか?というミステリを中心に展開するも、虚ろ舟乗り関係の主要な謎については上巻であらかた明らかになったとおり。
    成長譚としては性のアレゴリーである(と、個人的には解釈している)血切りを受け入れて大人になっていく、という過程の描写に注力しているものの、性の方はともかく、血切りは「そういうもの」として割り切れるのではという考え、また翻って、上巻から少しフワフワしていた「そもそも奈智の虚ろ舟乗りになりたいというモチベーションはどこから来ているのか」という問題がまた首をもたげてきて、上巻ほどは入り込めなかった。とかいいつつ楽しんで読んだけどね。

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    2025年08月18日
  • 愚かな薔薇 上

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    恩田陸さんらしい不思議な世界
    異世界なのか、近未来なのか?
    船が空を飛んでいる

    磐座の地で行われる少年少女のキャンプ
    「虚ろ船乗り」を育てるために開かれる
    それぞれの身体に現れる変化が適正を表す
    なぜか、誰かの血を吸って成長することとなる?

    かつてその地に現れた船の形をした何か
    宇宙からの不時着なのか?
    はたして奈智は「虚ろ船乗り」になれるのか?

    子どもたちの成長と、大人たちの欲望と
    なんだかいろんなものが混ざり合って
    下巻に続く
    早く続きが読みたい

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    2025年08月17日
  • 上と外(下)

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    上巻の最後で、ファンタジックかSFか…と思ったら、そうでもなくて、後半は、ミッションインポッシブルかインディージョーンズになっていった。練のおじいちゃんは、偉大だとよくわかった。情景を思い浮かべながら、面白く読めました。

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    2025年08月15日
  • 月の裏側

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    のどかな水郷都市で次々と起こる不可解な出来事を描いた物語。

    何か得体の知れないものが音を立てずに忍び寄る、そんな不気味さと怖さを演出する手法が見事です。

    現実の不確かさや曖昧さを意識させる幻想的な雰囲気もあり、読後は長い夢を見ていたかのような気持ちになりました。

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    2025年08月14日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    自然の描写がたくさんあるけれど、自分の幼少期に見てきた故郷の自然と重なって鮮明に緑が思い浮かんだ。
    親への愛と親の愛を痛いほど想像する内容で、怖いけど温かい不思議な作品。ホラーだけどホラーじゃないというか……。おすすめの1冊

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    2025年08月12日
  • 灰の劇場

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    最初は少し読み方に戸惑ったが、慣れればするすると読める。フィクションとノンフィクションの間をずっとゆらゆらしていた。

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    2025年08月12日
  • 愚かな薔薇 上

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    恩田陸作品をはじめて読んだ。私の好きな世界観と文章で夢中になって一気に読んだ。
    なかなか話が進まなく主人公の葛藤も長い。しかし世界観がとても魅力的で引き込まれる。
    虚ろ舟乗りとは吸血鬼や屍鬼のような存在なのか、舟に乗るためにその体質になるのか、そもそも舟って何しに行ってどんな作業をしてるんだ?
    序盤読み進めていた時は後半には外海に行ってるのかななんて思っていたが上巻ではほとんどの謎が紐解かれなかった。
    奈智は血切りをしたのか…?
    このわくわく感が熱いうちに下巻に突入しちゃおう。

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    2025年08月12日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    「夜のピクニック」の大人版とでも言うべきか、大学時代の友人グループ4人が、4人それぞれのナレーションで、屋久島(本文中はY島)の4泊5日の旅を通じて、長らく思い出さなかった過去や、過去の様々な謎を解き明かしていく物語。秀作だとは思うのだが、蒔生があまりにもゲスな男で、がっくし。

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    2025年08月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 夜明けの花園

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    結局、このシリーズが好きなんだなあ。
    毎度、ちゃんと同じ空気感をまとっているよね。
    すぐ読み終えちゃったし、短編のせいもあってか物足りなさがあったけど、このくらいが適正なのかも?

    また『麦の海に〜』読み返そうかな。

    読み応えとしては⭐︎2か3くらい。
    単純に好きなので⭐︎4で。

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    2025年08月09日
  • 上と外(上)

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    よくこんな状況を描けるなーと感心するする。実体験では、ないだろうし。またちょっとファンタジックな展開に期待高まる。

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • 八月は冷たい城

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    摩訶不思議な世界観、さすが恩田陸と思いきや二部作の二作目だったようです。
    それはさておき、この不思議さは不気味とも怖いとも違う。子供の頃見たひと夏の変な瞬間、とでも言うべきか。
    言葉のチョイスがいい。「みどりおとこ」に『夏の男』、これらが一体何なのか……結末まで読んで「おお」と唸ってしまった。前作から読まなかった後悔が大きい。やらかした。

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    2025年08月06日
  • 三月は深き紅の淵を

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    理瀬シリーズ1作目、と知らず再読。タイトルの三月〜を巡る話で、どの章もめちゃくちゃ面白くて好き。ある家でその小説を探す青年、小説の作者を追って旅をするうちに混沌に迷い込む女性たち、少女2人の転落死を追う人々、理瀬の話と交錯する生み出す作者、どの章も関係なさそうやのに、繋がりどれも興味深く残るのが凄い。恩田陸さんのこの独特の深海ちっくな雰囲気が大好きでこの世界に飲み込まれたい。

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    2025年08月04日
  • 三月は深き紅の淵を

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    油断した、3章までがすごく綺麗なミステリーだったから4章もその勢いで読んでしまった、恩田陸の怪異的なる文章の海に足を取られてしまった
    やーよくこんなメタ発言ばんばんできるな、この作家本当にすごい、十数年ずっと追いかけてしまう

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    2025年08月04日