恩田陸のレビュー一覧

  • 鈍色幻視行

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    なかなか長い本だったけど、、そのおかけでどっぷりと不思議な世界に浸ることができた。
    豪華客船の中での非日常のやりとりがよりいっそう恩田陸ワールドに誘ってくれたような気がする。
    結局どうなったのかというはっきりとした答えは導かれないけど、ふんわりと余韻を残して煙に巻かれた感じがよかった。
    好き嫌いが別れる作品かもしれない。

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    2025年04月13日
  • 夜明けの花園

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    雰囲気が薄暗くてとても好み。『麦の海に浮かぶ檻』とかもう題名だけでゾクゾクしちゃう。ファンタジックな短編もあれば妙に現実的な一編もあり、もしかしたら世界のどこかにこんな学校あるのかも、と思えてくる。

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    2025年04月12日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    薬物によって亡くなった作家・重松時子にゆかりのある五人の女性が、その死の真相を推理する物語。

    ノンフィクションライター、純文学作家、流行作家、編集者、出版プロダクション経営者といった、物書き関連の職業に就いた女性の視点による言葉が、作者の想いを投影しているようで、興味深いものがありました。

    また、それぞれのキャラクターを通して、作者の多面性がさりげなく表現されているところにも、心惹かれます。

    心理サスペンス的な緊張感と、くだけた女子会を思わせる緩和のバランスも絶妙。
    特に、トマトと茄子のスパゲッティのエピソードが面白かったです。

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    2025年04月12日
  • ネバーランド

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    恩田陸の本は何冊か読んでどれも好きだなあ。文章がスルスル入ってくる。
    松らい館の古くて重厚そうな雰囲気、若者たちの馬鹿馬鹿しく騒ぐ感じに相反して、それぞれのこころの重たいもの、それらを解放していく仲間たち。
    深刻な内容と、若さが放つ爽やかさが、異質ながら混ざり合った物語だった。
    幽霊になった?子については最後まで詳しくは明かされず、気になります。

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    2025年04月11日
  • 愚かな薔薇 下

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    謎が次々と明らかになっていく!
    様々なジャンルの要素を持ったこの話も見事にエンディングに向かい、すっきりとした読後感となりました。

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    2025年04月09日
  • 愚かな薔薇 上

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    恩田さんの長編小説は読みごたえがありました。確かに青春モノであり、ミステリーでもありますが、私は三体のようなSFの要素が大きいかなと感じました。
    上下巻一気読みです❗

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    2025年04月09日
  • 終りなき夜に生れつく

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    「夜の底は柔らかな幻」の短編。それを知らなくて短編から読んでしまったが、そんなの気にならないほどひとつひとつの話が面白く、読み入ってしまった!これが恩田陸!一気にハマってしまった!!

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    2025年04月07日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    恩田陸の歩道橋シネマを読みました。
    恩田陸版世にも奇妙な物語短編集でした。

    「降っても晴れても」は工事現場の事故に巻き込まれた男性の物語でした。
    彼はなぜその時間にその場所を歩いていたのか、短編ながら面白く読みました。

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    2025年04月04日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    常野物語シリーズの三作目にあたる今作。
    ノスタルジックであり、温かみのあった二作目とは打って代わって、緊張感と緊迫感のあるシーンが連続するサスペンス、SF作品。
    気づいたら一気に読んでしまった。
    きれいに爽快感のある終わり方ではなく、最終話で一気にどんでん返しがあり、かつ含みがある終わらせ方は恩田作品らしさ、の一言につきる一冊。

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    2025年04月03日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷のスピンオフ作品。
    短編集なので、あっという間に読み終えられます。亜夜やマサル、風間塵のその後がチラッと覗けます。思ってたよりもサラッとチラッとでした。が、これはこれでよいのかもしれません。
    彼らの無限の可能性は読む人がそれぞれに自由に想像できる方がいいのかもです。明石さんの話がなかったのが少々気になりましたが。

    個人的には菱沼先生の話が素敵でした。
    本編では予選の課題曲を作曲した人で偉い大御所先生…くらいの印象しかなかったのでお弟子さんとの絆よかったです。ホップ組曲聴いてみたいです。


    結構駆け足で読んでしまったので、本編と含めて時間のある時にじっくりと再読したいです、

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    2025年04月02日
  • 愚かな薔薇 下

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    ポーの一族へのリスペクトで書かれた作品らしい。
    何も考えずに手に取った作品だったけど、こんな偶然嬉しかったな…

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    2025年04月01日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズの短編集。
    こういうダークな学園もの大好き。
    全寮制の学校の話とかって、自分に馴染みがなかったから余計におもしろく感じるのかも。

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    2025年03月29日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    世界観にゾクゾクした。
    恩田陸の世界観が好きな人には刺さる。
    特に理瀬シリーズとか。

    結末がイマイチだったという感想を見てしまってから読んだけど、それは否定できなかった(笑)
    むしろその感想を見てから読んだから覚悟が出来てた分、ガッカリ感が減少できたかも。

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    2025年03月25日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    感想書くため再読。
    初めの「光の帝国」より、こっちの方が好きだなあ。
    優しい雰囲気が漂う中で、そこに集まる人たちの過去や人柄、想いが明らかになり、そしてそれぞれが変わっていく。んー、なんかいいね。
    と思ったら、とんでもない災害。また後味の悪いことに…、と思ったら、聡子様の奮起、強い想いが明らかになり、悲しいながらもポジティブな雰囲気に感動した!
    で、(またまた)と思ったら、戦後の混乱状態に時が進み、この対照的な雰囲気の違いが、戦後の大変さを際立たせて、しんみりしてしまう。
    最後が少々ポジティブさが欠けた感があるけど、全体的な優しいイメージが(峰子さんのお話口調がお上品で)なんというか安心して読

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    2025年03月25日
  • 夜果つるところ

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    ネタバレ

    まず、リバーシブル・カバーが非常に素晴らしい発想。『鈍色幻視行』を読んだ方にとっては驚きと感動の両方が味わえるだろう。実際に飯合梓の『夜果つるところ』を読んでいるような気分になる。 物語の中身は陰鬱な状況が続く。主人公のビイちゃんの生みの親である和江はビイちゃんに襲いかかる、時には悪魔と叫ぶ。そして、登場人物の何人も殺される。和江もその紳士も心中する。犬も殺される。犬を庇ったりんも殺される。 なるほど。呪われた作品と言われるのもわかる気がするな。

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    2025年03月24日
  • 鈍色幻視行

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    全部で約650頁近くある分厚い本。しかし全部で47の章で構成されており一つ一つの章の量はちょうど良い長さ。 舞台は豪華客船。豪華客船に乗ってゆっくりと大海原を渡り、旅をするというのはとても贅沢な時間である。主人公である蕗谷梢は豪華客演を舞台に「飯合梓『夜果つるところ』」の謎を追求する。我々読者は豪華客船の旅という贅沢な時間の中で、蕗谷梢とともに上記作品の謎を解明するための旅に出る。 特に印象を受けた場面は、蕗谷梢がインタビューをする場面。完全に蕗谷目線で書かれているあたりは恩田先生の手腕が光っていた。

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    2025年03月24日
  • 愚かな薔薇 下

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    後半はもうSFの世界でした。
    ついに血切りを決意した奈智。
    前半で葛藤する奈智の姿を読んでいるので、決意してからの奈智の変化に驚きます。大人になったなと。
    最後までもしかしたら血切りをせぬまま、虚ろ舟乗りになることもないまま終わるのかもと思っていました。
    こういう結末になるんだな、と相変わらず恩田陸ワールドを見せつけられた気がします。

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    2025年03月23日
  • 鈍色幻視行

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    賛否が分かれるような気もするが、わたしは好きなタイプの物語だった。

    豪華なクルーズ。
    非日常と日常が溶け合う旅。
    そして、そこに確実に「存在」する、飯合梓という作家と、『夜果つるところ』という小説。

    全体的にミステリというよりは幻想小説に近い印象で、すっきりした解決というよりはそれぞれの心の落ち着きどころをもたらす結末。
    それでも、恩田陸の確かな筆致、安定していて安心できるストーリー、叙情的で内省的な、雅春と梢のモノローグが、読んでいて心地よかった。

    読み終えた今は、なんだかぼんやりとしているが、何となく(言葉にはできないけれど)これで良かったんだ、という気持ち。
    もちろん、作中作であり

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    2025年03月22日
  • 私の家では何も起こらない

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    丘の上に建つ幽霊屋敷に関わった人たちが語り手となり、私達を恐怖に陥れる連作短編集。

    キッチンの床下。我が家にもあります。ビン詰めも保管してるけど…あんな恐ろしい物は置いてません(⁠T⁠T⁠)

    夜になるとどこからともなく聞こえてくるズルッ、ザザッ、ズルッ、ザザッという「這う奴ら」の音。

    今夜聞こえちゃったらどうしよう(⁠+⁠_⁠+⁠)





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    2025年03月21日
  • ネクロポリス 下

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    ページを捲る手が止まらなかった!!!
    恩田陸のダークファンタジーは、不気味で、幻想的で、けど現実的で、クセになる、とても好きでした

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    2025年03月20日