恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリー、ホラー、青春、学園。ありとあらゆる要素を詰め込んだ作品でした。
前作の『三月は深き紅の淵を』の最後にサラッとでてきたある学園。そこを舞台にスタートしましたが、なんとも言えぬ不安感。何かわからない恐怖がずっと付きまとい、終始不思議な世界でした。
連続で起こる事件に加えて、読者を混乱させる描写。最終的に明らかになる恐怖の事実。恩田陸ワールドとはこのこと!読後も三月の国から中々抜け出せません!
正直この作品だけでも楽しめますが、理瀬、憂理、ヨハン、麗子、黎二のその後が気になり過ぎる終わり方だったので刊行順に続きを読んでいこうと思います! -
Posted by ブクログ
ネタバレ1章はなかなか読み進めるのが大変だったが、2章の彰彦の章から色々な隠された過去の事実が明らかになっていって手が止まらなくなった。
下巻はいよいよ、「蒔生は憂理を殺したのか?」問題が明らかになるのだが……その謎はちょっと消化不良だったかも。
蒔生は、利枝子にまだ何か隠していそうな気がしたんだけど、憂理を無理やり犯した、ということだけだった。
「魂の殺人」と言われるくらいなので(しかも男性が恋愛対象ではない)、殺したと言ってもいいのかもしれないけど。
そして最終章の節子。
なぜ彼女が最後なんだろうと思ったけど、彼女によってもう一段階利枝子と蒔生の解像度が上がる、そして現実に引き戻される、とい -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはミステリーなのかファンタジーなのか……。
現実世界の出来事の話ではあるんだけど、そもそも理瀬シリーズに出てくる学校?が現実感が全然ないしよくわからない。
一応、理瀬シリーズの1作に入ってるけど、、全然関係ない人たちが出てきて???となっていたけど、全員憂理の友人だったのか。
アラフォーの男女4人が、日常を離れてY島(おそらく屋久島)に旅をする。
一章ごとに視点が変わっていく。
その度に、視点となる人物の過去や、封印していた思いが明らかになっていく。
展開的にラストは蒔生だと思ってたんだけど、違った。
そして、憂理はもう死んでいるのか!? -
Posted by ブクログ
珈琲怪談を読もうとしたら、なんとシリーズもの。先に読んだ娘が登場人物の関係が全く分からないよ、というので、こちらの一冊目から読みました。
長編のホラー(ダークファンタジー)でした。おこる事象にちょっとびっくりさせられました。舞台は柳川そっくりの箭納倉という運河が街に昔から張り巡らされている地域。この地域では以前から行方不明になった人が数日後などひょっこり戻ってくる事象が散見されていた。
登場人物の協一郎(元教授)、塚崎多聞(独特のオーラを持つレコード会社プロデューサーの男性、女性からすごく好意を持たれることが多く、奥さんはジャンヌというフランス人)、多聞の大学の後輩でもあり、恭一郎の娘、藍子、