恩田陸のレビュー一覧

  • 三月は深き紅の淵を

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    大好きな理瀬シリーズの原点(?)のような本。
    短編『回転木馬』はそのまま「麦の海」のプロローグだった。

    入れ子細工に作中作、あまりにわけのわからない世界観の真ん中に位置する『三月は深き紅の淵を』。
    恩田陸のわけのわからなさが癖になってきた今日この頃。

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    2025年09月22日
  • チョコレートコスモス

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    序盤はのろのろと書けない作家さんや
    クセ強な学生劇団などの話で
    読んでいられなかった
    ひとりの少女がクローズアップされて
    演劇の演技描写に話が進むと
    一変
    めくらずにはいられなくなってしまう
    最終その先はどうなったの?
    もっと読みたいと思ってしまう

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    2025年09月21日
  • ユージニア

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    ネタバレ

    面白かった
    何者かによって地元の名士の一家と、たまたきていた近所の人17人が毒殺されるっていうところからかなり惹きつけられた

    初めて恩田陸の本読んだけどこんなに読みやすかったんだ〜
    『蜜蜂と遠雷』の人なんだ
    他の本も急いで買いました

    終わり方は、、あんまり好きじゃなかったけどずっと楽しみながら読めたから星5です

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    2025年09月20日
  • ライオンハート

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    再読完了。
    このお話好きなんですよね。
    苦手なロマンスなのに、なぜか好きなんですよ。

    刹那の出会いと別れを繰り返す男女のお話ですが、これが、時空を超えて結びつく何やら広がりを感じるもので、一つ一つはほんとに切ないながらもポジティブな雰囲気があります。

    んで、そのつながりが小気味良いんです。
    あれ?さっきこの人出てこなかったっけ?と何度も戻りながら(すぐ忘れる)、ああこの人はこうなるんだあ、と答え合わせをしながら進むのも分かりやすく、ショートや短編も好きな自分に合ってるんだと思います。
    また、美術作品や歴史も絡めて物語が紡がれるので、変なリアリティを感じるのです。まさかあの人物が発端だったと

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    2025年09月17日
  • ネクロポリス 下

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    下巻の怒涛の展開がすごいっ
    このファンタジー+ミステリーの世界観面白かったです。
    最後はわりとよい終わりなのもよし◎
    (少し不穏なのもまたよし)
    続き見たさに早く早くーーーと思いながらページを捲ってました。
    とてもよい読書時間でした!

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    2025年09月13日
  • 不連続の世界

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    多聞がシリーズになっていることを「珈琲怪談」で知り、読んでみた。「月の裏側」はこれぞ恩田陸というぞっとする怖い話だった記憶。

    今作も世界観を引き継ぎ、たくさんの不穏なことが起きる。時系列はバラバラの短編集。

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    2025年09月13日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
    「象の眠る山」田中啓文
    個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
    「とりかえっこ」木犀あこ
    60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり

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    2025年09月11日
  • 光の帝国 常野物語

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    2020/3/7
    夜のピクニック蜜蜂と遠雷に続き、恩田陸の次の作品として光の帝国をチョイス。SFって、、と思いつつ手に取ったが、人気あるのも頷ける。短編ながら好きだわぁ、この話。シリーズの蒲公英草紙とエンドゲームも早速手にいれた。

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    2025年09月10日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    一度は乗ってみたい豪華列車。ますます乗ってみたくなった。
    各作家さんが描くそれぞれのドラマが、同じ列車内で繰り広げられているんだなぁと思うと、感慨深い。

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    2025年09月07日
  • 六番目の小夜子

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    序盤は都市伝説的なストーリーが始まるのかなーと読み進めていくと、学校の少し閉鎖的な空間や時間の流れかたを背景に緊張感を高めていき、中盤の展開から引き込まれる内容となりました
    必ずしも登場人物の思い通りにならず、事の真相追及が進まない展開であっても、学校がもつ独特な環境を良く表現しているようで良かったです

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    2025年09月06日
  • 不連続の世界

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    「月の裏側」の続きではなく、時間が巻き戻って、多聞が変な出来事を引き寄せるような短編集。時間も巻き戻り色々で、「木守り男」「悪魔を憐れむ歌」の頃はまだ二十代後半過ぎくらいで、ジャンヌとも結婚していない。しかし、「幻影キネマ」ではもう、40代半ばになる。その辺のポーンと世界観が飛ぶところとか、内容的にも幻想と現実の境目軸の置き方をどうしたらいいか分かりにくいところとか、入り込みづらい人は多いかも、と思いました。
    「木守り男」
    国に災いの起こる時に出てくる、木上にいる亡霊のような木守り男。多聞と友人のロバートはそれを見る。
    「悪魔を憐れむ歌」
    死にたくなる歌というものがあるが、それについての一般的

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    2025年09月06日
  • 薔薇のなかの蛇

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    ネタバレ

    理瀬シリーズ最新長編。
    大人になった理瀬登場だけど、話者はずっと今作の事件の関係者であるアーサー(と、一部ヨハン)。

    ラストでちょっと理瀬の視点が出てきて、実はヨハンも事件の裏に絡んでることが分かる……という構造。

    しかしそもそも、理瀬もヨハンもなんか使命を負ってそうなんだけど、彼らの一族の謎みたいなのが全然明らかにならない。
    今作で出てきたアーサーとアマンダも、今後も絡みそうな意味深な感じで終わったけど、そもそもこのシリーズ終われるのか。(作者の寿命的な意味で)

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    2025年09月03日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    作者の恩田陸曰く、
    始めは地獄の黙示録をやろうというとこから始まった小説らしい。
    そんなダークファンタジー・サイキック大長編の下巻。

    下巻は闇月を迎えた山へ、キーマン達が続々と入山していくとこから始まる。
    復讐を胸に忌まわしき途鎖国に戻って来た実邦。
    実邦に異常なまでに執着し、その後を追う隻眼の入国管理官・葛城。
    その葛城の旧友で快楽殺人者の青柳。
    屋島風塵を裁判の証言台に立たせる為に日本へやって来た黒塚などなど。
    山に君臨する『ソク』と呼ばれる存在。
    その現ソクである神山倖秀と山奥に隠された宝を巡って
    物語は血なまぐさく一気に加速していく。

    サイキック対決、頂上決戦といった感じで
    もうど

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    2025年09月02日
  • 祝祭と予感

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     『蜜蜂と遠雷』のスピンアウトの作品。『祝祭と掃苔』『獅子と芍薬』『今朝とブランコ』『竪琴と葦笛』『鈴蘭と階段』『伝説と予感』の六つの短編。

     栄伝亜夜とマサルの綿貫先生の雑司ヶ谷の広大な霊園での墓参り。二人がコンクールで入賞したことを報告しにいく。風間塵はお墓は初めて見るものだった。

     風間塵の父親は、養蜂の研究者でパリ大学生に勤めている、母親は、コズミックソフトアジアCFOだった。お姉さんは、バレリーナでヨーロッパのバレイ学校に行っている。ふーん。裕福な家庭の子なんだ。ホフマン先生の墓は、ドイツにある。風間塵とホフマンがピアノセッションしたテープがある。

     嵯峨三枝子とナサニエル・シ

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    2025年08月31日
  • 象と耳鳴り

    恩田陸さんの「象と耳鳴り」は、裁判官を退官し、悠々自適の生活を送る関根多佳雄が主人公。
    散歩とミステリが好きな彼が、身の回りに起こった、ちょっとした出来事を推理する連作短編集ですね。

    はっきりとした白黒をつけずに、曖昧なグレーゾーンで終わる話もあれば、「待合室の冒険」のように、その場ですっきりと気持ちよく決着がつく話が混ざっており、なかなかバリエーションに富んでいますね。
    そして、どの話も、ミステリとしてだけでなく、恩田陸さんらしいファンタジー的な雰囲気や映像的な美しさも楽しめますね。

    例えば、「曜変天目の夜」に出てくる茶碗。
    実際には見ることも触ることもできなくても、情景はありありと思い

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    2025年08月30日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    恩田陸によるダークファンタジー。
    日本ではあるが、分断され国家権力の及ばぬ隔絶された地『途鎖国』を舞台に
    『在色者』と呼ばれる特殊能力を持った者たちが暗躍するという
    どちらかと言えばAKIRAの様なサイキック路線のような物語。

    在色者である実邦は身分を隠して途鎖国に入国。
    闇月といわれる時期、途鎖では多くの者がある目的をもって山深くを目指す。
    実邦も山を目指すが、実邦を追う入国管理局の葛城、
    謎の男・黒塚の登場など、周囲に不穏な空気が満ちる。
    更に謎の殺人者、恩師が残したメッセージ、隠された過去の悲劇など
    何重にも要素が重なり始めてきたとこで上巻が終わる。

    息を呑む展開の連続で非常に楽しめ

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    2025年08月30日
  • 愚かな薔薇 下

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    日本の田舎の情緒がありつつ、SFを織り交ぜてストーリーが展開されていく。もう少しラストに何か欲しかった。

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    2025年08月27日
  • ドミノin上海

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    ネタバレ

    前作の登場人物も出てきて
    こんな方いたな、と懐かしい気持ちに
    すっきりするくらい、いろんな展開が重なって、最後大渋滞かのように着地する展開が面白い。

    上海編はとても分厚かった。
    読み始めていったら楽しくてあっという間。
    読むまでが大変だった。

    パンダが動物園を脱走したり、
    監督のペットのダリオ、確かイグアナ、が王料理長に誤って調理されたりと、とんでもない展開も多くて面白かった。

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    2025年08月24日
  • スキマワラシ

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    表紙がイラストかわいいと思って購入。
    夏を感じたくて読んだ一冊。

    なかなかに長編だったけどスイスイ読めて面白かった。ちょいホラーな感じもあったけど、最後はほっこりする作品。

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    2025年08月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日