恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとても不思議な小説だった。文章は平易でわかりやすいのに、展開や描写が突然切り替わるので混乱する。が、得てして夢ってそういうものなのでわざとそうなっているのかもしれない。
夢は外からやってくる…とても面白い考え方だと思う。大学の哲学の授業で、集合的無意識について何となく聞いたことがあったが、人々の深層意識下で共有されるイメージのようなものらしい。大洪水の伝説や、巨大樹や、巨人伝説、そういったモチーフは遠く離れた世界中の国々になぜか共通した伝承として残っている。国同士が繋がる手段のない時代に共通した話が生まれるのは、記録に残ってないだけで本当に実在していたからだと唱える人もいるが、私は人種問わない -
Posted by ブクログ
何も知らず「夜果つるところ」を読んで感想を見たらこっちを先に読んだ方がいいという作者の言葉をみてすぐに読んだ。だけど、「夜果つるところ」を先に読んでいて良かったと思う。
記憶が新しいうちに含みの多い作品だから自分の考察と照らし合わすことができた。
「鈍色幻視行」は650ページ以上の長編だったけど、読みやすく疲労感が少なかった。
いわく付きの謎の本と作者をめぐった、同じ船の中で2週間共にする様々な人生を持つ登場人物達による視点。 真実は虚構にしかない。どんな現実もそれぞれが見たいように見てるそれは本当にノンフィクションなのか。真実なんて、パレードで降ってくる紙吹雪のようなもの。
鑑賞作品の真実、 -
Posted by ブクログ
大人って、子供に対して時間をケチるんだよね。
自分の使える時間全体を百とするなら、子供に使うのは十くらいと決めている。近所の大人だったら、よその子に使うのは、二か三くらいかな。声掛ける時も、ここで一くらい使っといてやるかっていう割り当てを計算してるのが見え見えなんだ。だから、何か話し掛けて、子供がそれに食いついてきて、一のつもりだった時間を三使わせられそうだって感じると、みんな慌てて子供を突き放す。
何冊目かの恩田陸。木漏れ日が最初で、次がQ &A、ドミノ。Q &A読んだときみたいな、「終わってしまったよ…」感が強かった。
インタビュー形式で、誰と誰が話しているのかわからない