恩田陸のレビュー一覧

  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #ほのぼの #共感する #エモい

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    2025年11月22日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    ネタバレ

    面白かった(笑)しかし後半になって一気に駆け足になってしまった感じですね。も少しページを割いて神山との対決とか少年との関係とかをやってほしかったかな~。ある程度こういった感じは覚悟していたしもっと残念な感じを予想していたのでかなり楽しめる結末ではありました(笑)でも久々に本を読む手がとまらないくらいの読書を楽しめた(笑)こういう作品をもっと読んでいきたいな(笑)

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    2025年11月20日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    舞台は歴史の教科書でお馴染みの二・二六事件。歴史の分岐点であり謎の多い事件だ。
    他の二・二六事件の本を読んで分かったのだけれど、かなり史実の細かいところまで物語に組み込まれており、それがリアリティーと緊迫感をより一層際立たせているように感じた。

    二・二六事件の実在の登場人物、安藤大尉や栗原中尉、石原莞爾が未来人の再生プロジェクトのもと歴史を確定させていく過程が描かれている。
    興味深いのは彼らが過去を忠実になぞることを強いられながらも各々の思いが交錯し、どんな行動をとるか想像が難しいところだ。
    特に安藤と栗原が昭和維新を成功させるのか?統制派に近い立場の石原の役割は何なのか?が気になるところだ。
    もし自分だったら逆賊として歴史に名を残したくないし昭和維新を成功させたいから史実とは違う行動をとるかもしれない。
    安藤や栗原の未来を知っているだけにあんな思いは二度と御免だと思うのが普通だろう。

    読み進めていくうちに彼らが自分の意思で行動しているのか、歴史という巨大な歯車に動かされているのかが混同してくる。
    そもそもこのプロジェクト自体が歴史の流れの一部に組み込まれているのではないかと…
    こんなことを考えていると案外今の自分も歴史に動かされているのかも、なんて思ったりしてしまうから不思議だ。

    私的には興味のある二・二六事件を背景にifの世界観がとても面白く感じられた。
    本書はあったかもしれない未来、いろいろな可能性を考え想像するきっかけと好奇心を与えてくれる「最高のギフト」だ!

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    2025年11月16日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    読み終わると少し寂しい気持ちになる。どっちも少しだけホラーっぽい要素があってドキドキする。一気に読み進められる

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    2025年11月13日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    どの作品もさくっと読めるけど、登場人物の人生と重ねて考えられる余韻があった。私はななつ星に誰とどんなときに乗りたいだろうと考えた。

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    2025年11月09日
  • 不連続の世界

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    『月の裏側』ほどは怖くない。ほんのり、じわっと沁みてくる怖さがあった。「幻影キネマ」のお話と最終話の「夜明けのガスパール」が好きだった。特に「夜明けのガスパール」はひょうひょうとしている多聞さんの感情が大きく揺らぐ姿が新鮮。塚崎多聞ってなんなんだろう…

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    2025年11月04日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    歴史のターニングポイントといわれる二・二六事件をテーマにしていることで手に取った作品。宮部みゆきの『蒲生邸事件』も同じ二・二六事件を扱った物語、恩田陸がどんな二・二六事件を描くかとても楽しみ。

    もし自分が二・二六事件の首謀者の一人で、二度目の人生を与えられ事件がやり直されるとしたらどんな行動をとるだろうか。
    読み手は二・二六事件の悲しい結末を知っているだけに皇道派の安藤や栗原に感情移入してしまう。
    石原莞爾や謎のハッカーの存在も常に不穏な空気を物語のなかに漂わせており雪が降り積もる東京は独特の臨場感とぴりぴりとした緊張感が伝わってくる。
    歴史の忠実な再現を行おうとする未来人、それぞれのの思惑が交錯して誰が味方?で誰が敵?か次はどうなるのか先の読めない展開に好奇心が刺激され次から次へとページを捲ってしまう。
    史実通り再現されるのか?歴史を変えようとするのか?歴史のifにぐいぐいと引き込まれ様々な余韻と謎を残し下巻への期待が大きくなる。

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    2025年11月03日
  • ネクロポリス 上

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    数年ぶりに再読。東洋と西洋、生と死、など様々な境界線が揺らいで行く世界観に一気に引き込まれる。"お彼岸”というワードだけでここまで世界を創り込めるのは本当に凄いと思う。最初に死者が現れたときの大騒動にはちょっとクスッとしてしまう。異文化の音楽ミックス、ちょっと楽しいかも

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    2025年10月29日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    色んなパターンの展開が読めるし短編集は隙間時間に最高です!

    と、言っている私は実は一冊でどっぷり世界に浸れる長編派でした。

    好きな作者ができて、その方の短編集から入ったからすんなりハマれたのかな。

    悪い春  麦の海に浮かぶ檻

    が個人的に良かったです。

    もやもやして、もう1ターン読んで、またもやもや。

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    2025年10月23日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    ネタバレ

    やっぱり不気味で面白い!
    最初は登場人物誰が誰だかわからなかったのに、最後はみんなに愛着が湧いた。。。
    もう少しみんなの絆というか、事件を経てどう変化したかみたいなのが見れたら嬉しかったし、序盤が怒涛の展開だっただけに後半に物足りなさを感じたりもしたけど、綺麗な終わりかただったしこれがプロなんだろう

    作家ってすごい

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    2025年10月21日
  • ブラック・ベルベット

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    神原恵弥シリーズの3作目
    
    今作は、異国情緒漂う中東の国に出張の恵弥
    仕組まれたような出張の予定や、黒い苔に覆われた遺体という謎、画期的な鎮痛剤という噂レベルの薬 D・F、多田直樹から頼まれた人探し等、またまた色々な思惑が交錯している
    
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    外資製薬会社に身を置く凄腕ウイルスハンター・神原恵弥。
    ある博士の捜索を依頼されてT共和国にやってきたが、博士は殺されてしまう。
    一方、この国では全身を黒い苔で覆われて死んだ人間がいるらしい。
    ビジネスで滞在中のかつての恋人・橘は不穏な行動を見せる。
    恵弥が想像だにしない、これらの背景に存在するものとは――?
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    例によって、舞台となる地名が「T共和国」と伏せ字になってるけど、明らかにトルコ共和国ですね
    ってか、バレバレの伏せ字にする必要あるんですかね?
    
    
    恵弥は様々な理由でT共和国を訪れる
    ・アキコ・スタンバーグという人物の人探し
    彼女は会議と休暇を兼ねてT共和国に一週間の滞在予定だったが、調べたいことができたから帰国が遅れるとメールが届いてから帰ってこないという
    その夫から、多田直樹を経由した依頼
    
    ・D・Fと呼ばれる鎮痛剤の調査
    最高にハイになれて、ダメージがない薬で、日本人が開発に関わっていたという噂
    その真相を探るため、会社の指示でレセプションに赴く
    
    ・橘浩文との邂逅
    高校の頃の元彼で、大手ゼネコンに就職後結婚するも3年ほどで離婚したらしい
    
    ・謎の病気
    体中に黒い苔のようなものが生えて亡くなる病気が発生しているという
    
    到着後、橘浩文と早々にホテルで再会できたり
    アキコ・スタンバーグらしき人物を見かけて後を追うも、通り魔に刺されて亡くなる現場に立ち会ってしまう
    
    また、「アンタレス」という謎の人物からの接触と、その指示通りの行動を強制されるなど
    
    
    MAZEに出てきた満が再登場
    あれがきっかけでこの国に住み着いたらしく、今は焼き鳥屋を経営しているようだ
    やはり、満には癒やされるわー
    
    
    様々な謎や疑惑が出てくるし、黒い苔のようなものが生える病気に関してはウイルスハンターである恵弥が何か手を出すのだろうという予断で読み進めていたけれども
    やはり設定は壮大な恩田陸だけあって、真相はちょっと拍子抜けな感じ
    
    あと、とある仕掛けは前作の「クレオパトラの夢」でも使ってた理屈だな
    まぁ、納得のいく光景を見せられたらそれを信じるというのは当然と言えば当然なのでしょうけどね
    
    
    ブラックベルベットというカクテルがあるのは知らなかった
    シャンパンとスタウト(黒ビール)を同量ずつ混ぜ合わせたカクテルらしいけど
    シャンパンをビールと混ぜるとか、もったいなくない?と思う
    
    あと、物語には関係ないけど、ベルベットとベロアって何が違うのだろうな?
    同じような生地に思うのだけれど
    
    
    今のところ続編は出てないようだ
    これで終わりでも一区切りついているようにも思えるし
    また続編がでてもおかしくないようでもある

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    2025年10月20日
  • 八月は冷たい城

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    前作「7月は~」の続編といより、B Sideに近いお話。前作で微妙に回収されなかった伏線がしっかりと回収されています。
    また、前作と同舞台のため、不明点から不安が広がる、とは違い、知っていることの上で新たな謎が出てくる、という形も面白い。
    主人公の光彦が命に対してどう感じ、どう考えを変わっていくのかは、この物語のもう一つ見所。

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    2025年10月20日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    「裏返す」とは何か?

    自分自身を、自我を見失うこと?なのだろうか。現代の相手は表も裏もないと作中で話している。

    いやあ、難しい。このタイプの物語を紐解く力がまだないようだ。

    終始抽象派の絵画を見せられている気分だった。ナラティブがあるようでない気がする。ダークファンタジーとしてはなかなか雰囲気のある作品だったと思う。暗い靄の書き方がすごい。『蒲公英草子』が明るい常野の靄なら、『エンド・ゲーム』はどこまでも暗い常野の靄だったと思う。

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    2025年10月15日
  • 黄昏の百合の骨

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    ネタバレ

    理瀬のおばあちゃんの家の話。最終的には地下に死体を溶かす場所みたいなのがあってそれがこの家の秘密なんだとなる。全体的に不思議な感じがした、のはどの理瀬シリーズでもそう。理瀬が少し爽やかな男の子のことをわりといいと思ってるのが面白かった、そういう一般的な人もちゃんと好きになるんだと思ったら。あとは理瀬が普通に異母兄弟的な奴とやったことがあるのには笑った。あとはあの純粋な人が消える話か。可愛げのある子が実はやばいみたいな筋書きやばいなと思った

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    2025年10月13日
  • 珈琲怪談

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    ネタバレ

    多聞を主人公にした他作があるとの事なのだが未読である、多作家の著者であるのでとても全作は読めないが知ってしまうと気になって仕方ない何かの機会があれば読んでみたい、4人のそれぞれかなりのステータスをもった男たちが怪談とも思えない話を披露するだけの話だがなかなか面白い、人生にある程度余裕がなければありえない話だ、最近の量子力学を知ると無碍にありえない話では無さそうに感じるから不思議だ、今年は小泉八雲の年であるため怪談話がトレンドになるかもしれない。

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    2026年06月03日
  • Q&A

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    大型商業施設 M で発生した原因不明のパニックによって、多数の死者が出る。施設の中で一体何が起きたのか、これは事故なのか事件なのか。その全貌を Q&A 形式の複数の対話によって徐々に浮かび上がらせる…というのが本線の話なのだが、その Q&A、支線の一つ一つにあっと驚くような仕掛け(不倫、幼児性犯罪、利殖詐欺、陰謀論から殺人事件まで)があり、これだけで一本の短編小説にしてもよかったのではないかと思うような秀逸な話ばかり。恩田陸の本領が遺憾なく発揮された傑作。

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    2025年10月11日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    上巻は古本屋で買ったが下巻が本屋では見つからず仕方なく電子で購入。面白かったからもっと書店に置いてくれてもいいのに。
    下巻はやや失速したけど恩田作品の一番の重要点である結末はまぁちゃんと終わったし私の総合点は高かった。読者にはわかる20世紀ネタが散りばめられてるのも面白かった

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    2025年10月08日
  • 月の裏側

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    ネタバレ

    仲間のそんな姿見てもその不安や迷いから盗まれに行っちゃうの?と思いました。心を強く持って欲しいし、自分ならもう少しだけ人間としてこのままどうやるか月末を見たいけどな〜とか思いながら読んでいた時にかなり引き込まれて入り事に気づきました笑

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    2025年10月07日
  • 三月は深き紅の淵を

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    『三月は深き紅の淵を』という幻の本にまつわる一冊。

    一章ではこの本のありかを探していて
    二章ではこの本の作者を探していて
    三章では二人の少女の死の真相を追い、
    (このあたりで、んぬぁ!?ってなる)
    四章ではこの本の構想を練っている。

    なにを言っているかわからなくなってきたけれど、
    これは何度も咀嚼したい作品だった!

    印象としてはセピア色でノスタルジック。
    最後にガツンと目が覚める物語が差し込まれていて
    これが次の『麦の海に沈む果実』に続くというんだから読むしかない。じっくり頭を使って心に落とし込む。これだから恩田さん作品はクセになるんだなぁ。

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    2025年10月03日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    亡くなった作家、重松時子を偲んで彼女に縁のある女性5人が一年に一度、木曜日を挟んだ3日間、彼女の家に集うーという設定だけでおもしろそうと思ったし、実際おもしろかったです。
    ひとつの家に何日間か集まるというのは恩田陸さんの作品のなかでも「蛇行する川のほとり」「ネバーランド」も似ていて、私はこういう設定が好きなんだなと気づきました。
    おいしい食事とお酒を囲みながら女性だけで話すのは楽しいだろうな(この物語の場合は楽しいだけではないけど)。
    再読だったけど、どんな展開をみせていたか覚えていなかったので楽しんで読むことができました。

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    2025年10月02日