恩田陸のレビュー一覧

  • ライオンハート

    Posted by ブクログ

    あらすじから時代を超えて出会う運命の2人の感動系かと思ったら、そう簡単な話じゃない
    いくつもの時代と場所が重なって万華鏡のようにうねる中で一瞬だけ出会える2人
    それが本当に一瞬だけで、気づいて出会った瞬間に別れが始まっている
    描写はホラーに近い部分あり、夜に一人で読んでたらちょっと怖かった

    0
    2025年06月11日
  • 薔薇のなかの蛇

    Posted by ブクログ

    念願の理瀬シリーズです

    本作の理瀬や『黄昏の百合の骨』での理瀬を見ると、『麦の海に沈む果実』の冒頭の部分を本当によく思い出す。あの不思議と若干の不安を纏った少女が、田舎の電車に乗っている描写からはじまる異世界・ゴシックミステリーへの入口。


    『薔薇のなかの蛇』
    舞台はイギリス!ヨハンの健在ぶりに嬉しくなって、終盤になってもまだまだ謎多き場面設定にゾクゾクする

    何回も何回も読んでは戻って読んでは戻ってを繰り返すほど、こんな世界観が大好きです

    ひゃーー続編というかまだまだ理瀬シリーズ深いなぁって!!!

    ずっとアーサー視点だったのに、最後の含みのあるアーサーの笑みにやられました///(//

    0
    2025年06月11日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

    0
    2025年06月10日
  • 祝祭と予感

    Posted by ブクログ

    待望のスピンオフだけでなく、エッセイまでついていて嬉しいサプライズでした。スピンオフはどの作品も語りすぎず、登場人物達の未来を予感させるもので益々みんなの今後について期待を膨らませてしまう。

    本編の後書きを読み、どの様にして作品が作られていたのか気になっていたので少しその様子が垣間見れて嬉しかった。

    0
    2025年06月09日
  • 私の家では何も起こらない

    Posted by ブクログ

    読み進めつつ、なぜかあの頃読んでいた海外の児童文学が思い出された。解説を読んでちょっと納得。
    後味が微妙だったり、ぞわっと不気味さの残ったりする話もありながら、単に怖いだけでは終わらない、不思議な親しみやすさがあった。
    屋敷のリフォームをした職人の話が特に好き。

    0
    2025年06月04日
  • 黄昏の百合の骨

    Posted by ブクログ

    自分の中で勝手に恩田陸さん強化月間。
    理瀬シリーズの独特の世界観にははまってしまうなあ。今回は高校生になった理瀬の話。
    どう転ぶかわからないハラハラ感もあり、楽しませてもらった。
    波瀾万丈な人生の理瀬が、心休まる日がきますように。

    0
    2025年06月01日
  • 不連続の世界

    Posted by ブクログ

    私が好きな恩田さんのジャンルでした。
    そこには登場する人物たちの日常があるのだけど、何かしら少しの違和感がある。
    小説ゆえイベントや事件的な話題があるし、その話も不気味な要素をはらんでいたりするけど、喉に小骨が刺さっているような、そうでもないような…そんな、言葉にできない違和感、いや不安感が終始あるお話。

    0
    2025年05月31日
  • 夜果つるところ

    Posted by ブクログ

     冒頭、読みにくい本かなと思ったが、グイグイ引き寄せられた。
    不思議なことが何点もあるが、
    絶えず、10歳くらいの私の目線で物語が進行している。

    0
    2025年05月29日
  • 麦の海に沈む果実

    Posted by ブクログ

    ようやく手を出した理瀬シリーズ。
    この独特の雰囲気にすっかり魅了され、早くも次が読みたい!
    謎が謎をよんですべてが明らかにならない感じも余韻を残してよかった。

    0
    2025年05月29日
  • 愚かな薔薇 下

    Posted by ブクログ

    今の子どもたちに贈るメッセージ。
    新しい時代はすぐ目の前に来ている。それは必ずしも良いことばかりではなく、困難と悲哀に満ち満ちたものとなるだろう。それでも越えてゆけ。
    古い世代の、親の世代の習わし、常識に囚われるな。それを真似しなくていい。すべてがフロンティアだという覚悟を持て。そうでなければ、この先の難局は乗り越えられない。大人を切り捨てでも羽ばたけ若者よ!
    という感じに思えた物語。

    少子化・人口減少のあおりをこれからどんどんと受けていく日本の子どもたちに届けたいメッセージだと感じる。

    0
    2025年05月29日
  • 夜明けの花園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名な「蜜蜂と遠雷」を昔々に読んで、あんまり刺さらなかったのだけど、これはすごく面白かった!こんなゴシックミステリーも書かれる作家さんとは知らなかった。
    蜜蜂〜でも感じられた幻想的な筆致で描かれる、某魔法学校のような仄暗く冷たい世界観は、現実を離れて小説の世界にのめり込みたい時にもぴったり。最近こういう雰囲気の小説を読んでいなかったなあと思う。
    中でも麦の海に浮かぶ檻が一番好きだった。タマラはまるで宝石の国のシンシャのよう。愛そうとすると、殺してしまう。みんなといたい、ひとりでいたい。矛盾を抱えるキャラクターはいつだって魅力的だ。
    世界観としてはフィクションだけど、登場人物たちの渦巻く疑念、嫉

    0
    2025年05月28日
  • 不連続の世界

    Posted by ブクログ

    続編の「珈琲怪談」の前に再読。塚崎多聞を主人公とする五つの短編集。しっかりオチのある話からふわっと終わる話、ゾッとする話など恩田さんらしい短編集。この空気感がたまらなく好み。ふと旅行に行きたくなる一冊。「珈琲怪談」も楽しみ。

    0
    2025年05月27日
  • 鈍色幻視行

    Posted by ブクログ

    久しぶりに恩田陸の作品を読んだのですがとても面白かったです。

    舞台は豪華客船に乗ったある本に惹かれた様々な人々が集まり議論や交流をするもので、閉鎖された空間で繰り広げられるストーリーに引き込まれました。

    作中に何度か出てきた「真実とはパレードの紙吹雪みたいなもの(最初はひらひら舞って綺麗で見る人によって変わるものが時間が経つと大勢に踏まれて紙屑同然になってしまう)」という表現も好きでしたが、私が1番好きになった表現は武井京太郎のインタビューにある現実には真実など無く事実と現実と生活、感情があるだけという言葉がとても気に入りました

    物語や虚構の中にこそ真実がある

    生きている人間はそれだけ

    0
    2025年05月24日
  • ドミノin上海

    Posted by ブクログ

    肩の力を抜いて楽しく読めるエンタメ小説!
    いちいち言葉選びが面白く、浮かぶ情景がシュールさに溢れていて面白かった。

    0
    2025年05月22日
  • 終りなき夜に生れつく

    Posted by ブクログ

    恩田陸「終りなき夜に生れつく」
    同じく恩田陸の常野物語の3作目「エンドゲーム」に近しい精神世界的な面に入りつつも(個人的には同作は少しそのイロが強かった)、均衡を保ったと感じた

    0
    2025年05月21日
  • 朝日のようにさわやかに

    Posted by ブクログ

    不気味。怪奇。不可思議。
    逆に作者の長編を読んでいないのでこの印象に尽きる。古の、星新一を初めて味わった頃の恐怖感が蘇ってくるよう。じわじわと何かが起こっている。

    ここはひとつ『蜂蜜と遠雷』あたりを読んで涼もうか。

    0
    2025年05月20日
  • 三月は深き紅の淵を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が今読んでいる本と話の中に出てくる本がリンクしているのか、
    登場人物たちとの感想と一致していて、
    だから4章は本当に読みづらく違うお話?
    と混乱した。
    個人的にそのことが引っかかってマイナス1。
    3章までは面白かった。

    0
    2025年05月17日
  • 不連続の世界

    Posted by ブクログ

    恩田陸さんの1冊目がこの本でよかったのか?はわかりませんが、まずはこの本から購入。
    主人公・多聞の5話からなる本。
    主人公は話毎に年齢を重ねていき、タイトル通り5話の内容のつながりはありません。
    評判通り、情景描写の表現力が秀逸で実際にその場に居合わせているような感覚にさせられます。
    表現が綺麗が故に恐怖も繊細なレースに包まれるようです。
    恩田陸さんの作品は、ホラーだけでなくいろいろなジャンルの作品をこれから読んでいこうと思います。

    0
    2025年05月13日
  • 三月は深き紅の淵を

    Posted by ブクログ

    混乱と驚きのパレード
    『待っている人々』では、あらすじ通りに話が進みましたが、結末は全くの予想外。作中作構成かと思いきや全く別物で『三月は深き紅の淵を』が2冊!?って感じです笑
    『出雲夜想曲』は作者を探し求めに行くストーリーでここでも『三月は深き紅の淵を』の正体はイマイチ分からず…。
    『虹と雲と鳥と』では、おそらく『三月は深き紅の淵を』の執筆が始まった様子。
    そして 『回転木馬』がほか3つと違いすぎて。恩田さん本人が登場しているように感じ読み進めていくとこの短編が有名な理瀬シリーズの1作目になっているらしくまたまた混乱。
    結局終始混乱と驚きの繰り返しでしたが、なぜか読後感はスッキリ

    0
    2025年05月11日
  • 三月は深き紅の淵を

    Posted by ブクログ

    「麦の海に沈む果実」に登場する「三月は深き紅の淵を」がタイトルにつけられた本書。
    これもまた「三月は深き紅の淵を」を巡る物語で、書き方が不思議だけど、それが恩田陸さんっぽいなぁと思います。
    第四章で理瀬が登場して、もしかして「麦の海に沈む果実」は最初こういう展開にしようと思っていたのかなぁと想像しました。黎二が生きていてくれるならこちらの展開のほうがよかったかも。
    第四章ではもしかしてこれは恩田陸さん本人のことでは?と思うところもありました。
    不思議な物語だけど、一章ずつがっつりその世界に入り込んで読めるのが楽しかったです。

    0
    2025年05月11日