恩田陸のレビュー一覧

  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    文字数が少なく、行間も少々空いている為スムーズに読み進める事ができる。何も知らない主人公と同じ気持ちで読める所がおすすめです。ただ、寂しい話ではありましたが・・・。個人的にですが、この作者さんの文体が読みやすくて好きです。

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    2024年03月05日
  • 不安な童話

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    ネタバレ

    面白かった~!
    もう最初っから引き込まれてしまった。
    核になる人物2人の情緒が不安定なもので、深読みしようとするとミスリードされてしまう。

    にしても、美人でエキセントリックな画家の倫子。
    画家としての才能には溢れていたかもしれないけど、人としてはサイテー。
    周囲を振り回し過ぎるし、我が子をすら愛しているようには見えない。
    これは子どもからするときついな。

    極度に人間嫌いだったはずの倫子の遺書が25年ぶりに発見されて、指定された人物に指定された絵を届ける倫子の息子に、成り行きから同行することになった万由子。
    そこで出会う人たちも腹に一物あるようで、人の記憶を感じ取ることのできる能力を持つ万由

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    2024年03月02日
  • 私と踊って

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    ネタバレ

    【収録作品】心変わり/骰子の七の目/忠告/弁明/少女界曼荼羅/協力/思い違い/台北小夜曲/理由/火星の運河/死者の季節/劇場を出て/二人でお茶を/聖なる氾濫/海の泡より生まれて/茜さす/私と踊って/あとがき/東京の日記/交信

    単行本で読んだものの再読。
    「東京日記」がイチ押し。この不穏さが身近に感じられる。

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    2024年02月26日
  • ライオンハート

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    ネタバレ

    エアハート嬢の到着と春が好き。初めて読んだ時に各章にカラーで絵画が配置されててすごい!ってなりました。
    エリザベスが「アミリアには間に合わなかった」と呟くのが何故か心に残ってます。二人が一時だけ会うことができて、すぐに別れなければいけない運命がつらい。
    天球のハーモニーは世界史専攻じゃなかったからいまいち人間関係がわからなくて…イギリス王政を復習してから読み直します。

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    2024年02月26日
  • 薔薇のなかの蛇

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    英国ソールズベリーにある貴族の館"ブラックローズハウス"をめぐるミステリー。
    当主の誕生日に合わせ、親戚やその知り合いの人たちがブラックローズハウスに集められる。近隣で切断遺体が見つかったばかりだが、いわくつきの館の庭で新たな切断遺体が見つかる。
    アーサーやリセの観察力にも驚いたが、ハラハラしながら読み進んだ。

    恩田陸さんの書くストーリーは、スゴイ!

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    2024年02月23日
  • ドミノin上海

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    25人と3匹。
    それぞれの使命と欲望が上海でどんどん絡み合い、だんだん近づいていく様に続きが気になって最後まで手が止まらない。まさにエンターテイメント!
    どうやったらこんなに楽しい展開とオチを思いつくんだろう。

    すべての偶然は必然だ。
    まさにドミノ。楽しい。

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    2024年02月19日
  • 中庭の出来事

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    雰囲気がとても好き。何重にも重ねられていく推理。途中のラーメンのエピソードが何故かすごく印象的で好き。ああいうスイッチって何故かあるよね。

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    2024年02月11日
  • 隅の風景

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    作家の筆で描き出される目の前の風景を味わうのが、紀行文を読む楽しみ。
    人によって旅の目的はさまざまであり、興味の対象、目に留まるものもそれぞれ違うことが新鮮である。
    旅という異界の中にちょっとずつ自分を置いてくるという。自分のかけらは今も異国の地にあるという夢見るような感覚は、行った人でないと分からないのだろう。羨ましいことだ。
    付録として、恩田さんの愛読する「旅の本」の紹介、土地ならではの地霊を感じて書かれた恩田さんの作品の紹介も載っている。
    これからの読書の案内にもなる。

    『ロンドンで絵を買う』
    同行者から「イギリス児童文学の挿絵を専門に扱っているギャラリーがあるのでそこに行きたい」と言

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    2024年02月08日
  • 中庭の出来事

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    ネタバレ

    前回メモしながら読んだ甲斐あってか、今までで一番すんなり読めた
    存分に楽しむには、それまで読んだ内容を忘れない内に読み切る勢いが大切

    「私と踊って」収録の「弁明」とは若干齟齬があることに今更気付いた
    弁明では脚本家先生に奥さんがいるのね
    薬の入れ替えはあってもなくても矛盾はないけども
    弁明の話は外側の外側、中庭の出来事での細渕が目撃したこと
    薬の入れ替え云々が出てくるのは外側、神谷なる脚本家が大女優に殺害されるお話の中のことか

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    2024年02月04日
  • 夢違

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    世界設定がツボ。とにかく展開が気になるしわくわくしっぱなし。
    いろんな伏線だたくさん張られてどう回収するのか楽しみにしていたら、結局回収されぬままほったらかして終わってしまった…。
    設定は大好きなのにちょっと残念。

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    2024年02月03日
  • ネクロポリス 下

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    人間、お客さん、ラインマンと登場人物の個性があって面白い。
    しかもお客さんとラインマンに至っては謎が多すぎて読めば読むほど実際にそこにいるような感覚になる!

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    2024年01月28日
  • ネクロポリス 上

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    世界観を理解するのに時間がかかるけど、それは登場人物のジュンも一緒。
    細かい心理描写にさすが東大博士課程と思わせるようなことが散りばめてあってのめり込みました。

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    2024年01月28日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    秘かに都市伝説となった歩道橋を訪れた「私」が記憶と現実と世界の裂け目を目撃する表題作ほか、ホラー、SF、青春、ミステリなどあらゆるジャンルの全18編を収録する。

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    2024年01月27日
  • 黄昏の百合の骨

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    おもしろい。登場人物がみんな謎めいていて、でもなんか愛おしくて…。みんな好き。ラストのたたみかけるような、意外な展開も気持ち良かった。

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    2024年01月21日
  • ドミノin上海

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    上海の青龍飯店というホテルをめぐりOL、映画監督、警察、風水師、骨董店、パンダ、イグアナ、犬など総勢25名のドタバタコメディ。

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    2024年01月20日
  • 象と耳鳴り

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    退職して刑事である関根多佳雄さんが関わるミステリー短編集。
    どれもがこうだ!とすっきり解決する形ではないけれど、深い考察でじんわりと迫ってくる感じが面白い。
    息子と娘も魅力的で、現役検事の春くんの鋭いけれど飄々とした感じが好きだった。

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    2024年01月16日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    男女4人の美しい謎を求めて旅する物語。
    「美しい謎」とは??
    上巻の大部分はぐだぐだしていた印象をうけた。
    ラストにようやく殺人事件が登場。
    真相に儚いと同時に憤りを感じた。
    続けて読みたい。

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    2024年01月02日
  • 象と耳鳴り

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    恩田陸のデビュー作「六番目の小夜子」の主人公である秋の父親・関根多佳雄を主人公に据えた、本格ミステリ短編集。

    元判事で大のミステリ好きの多佳雄が安楽椅子探偵さながらにさまざまな謎を解いていく連作短編12篇。
    それぞれがバラエティに富んでいて飽きさせず、小さな違和感から論理的思考によって謎を解き明かしていく過程がたまらなくゾクゾクする。
    多佳雄もさることながら、検事である息子の春(しゅん)のキャラクターもいい。

    江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」、「パノラマ島奇談」や中原中也の「北の海」、アンセル・アダムスの「エルナンデスの月の出」など小説や芸術作品をテーマに盛り込んだ話も多く作者の知識の広さは

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    2023年12月31日
  • ドミノin上海

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    「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い路地裏の骨董品店に緊張が走った。門外不出のお宝が闇のルートで輸入されたのだ。虎視眈々と狙う店主だが、なぜか問題の品は、人気急騰中のホテルの厨房に流れ着いていた・・・。かつて東京駅で数奇な運命を共にした面々に、一癖も二癖もある人物たち、さらには動物園脱出を目論むパンダも加わって、再び運命のドミノが倒れ始める!予測不可能、爆笑必至のパニックコメディの金字塔!!

    前作から随分たちますが面白さはパワーアップしていて本当にあっという間にぐいぐい読みました。ダリオや厳厳など動物目線のパートも違和感なく、むしろ人間以上に感情移入してしまう筆力とテンポが素晴らしい

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    2023年12月30日
  • 上と外(上)

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    少し冗長かな、と思った。離婚した両親と、別れて暮らす兄・練と妹・千華子。元家族が一堂に会したG国(グアテマラと表現できないのは何故?)でクーデターに巻き込まれ、両親は決起グループに監禁され、兄妹はマヤ遺跡が点在するジャングルに振り落とされた。失われた文明と思われているマヤに息づく成人の儀式。複雑な家族関係に輪をかけて、複雑な政治体制の国、そして謎の文明と盛り沢山。巻末に「書き下ろし文庫全6巻を、単行本に合本し二分冊」とは、これまた複雑。

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    2023年12月24日