恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
夢中で読んだ。
展開が実に巧妙で、しかしわかりやすく本当に読んでいておもしろい。伏線の回収の仕方もうまい。やはり恩田さんは天才だなと思う。恩田さんの作品はたくさん読んだがいつも最後まで飽きずに読めるのがすごいと思う。また読みたくなる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻、面白かったです。「お客さん」が自分は「お客さん」だとわかってるのも凄い。「ほとけさま」なんだなぁ。。
アナザー・ヒル行ってみたい。提灯行列やりたいな、ピンクの御用提灯持ってデモ楽しそう。「提灯行列」「百物語」の魔改造が好きです。百物語は真逆になってて大変。。下巻の風も凄かった…ちょっと見てみたいけれど。
まさかのケント叔父さんが上巻から居る彼だったのびっくり。でもサマンサもラインマンのお姉さんも亡くなってなくて良かった。。
全時代のアナザー・ヒルは重なってしまったし、大鳥居はこれから修復するんだろうし、血塗れジャックは今後こちらの世界に本当に来られないのか…課題は山積みですが、これから -
Posted by ブクログ
ネタバレ11月のヒガンに故人と会えるアナザー・ヒル。英国と日本の文化や宗教が入り混じる黄昏の世界を堪能しました。英国調で西洋の城もある景色にそびえ立つ大鳥居。お稲荷さんの祠もあるし良いです。
亡くなった家族に会いに行く人もいるけど、今年のヒガンはなんと言っても連続殺人「血塗れジャック」の被害者から犯人を聞き出すことが1番の課題です。
主人公の、東大の学士・ジュンはぼけっとしているし、何かが引っかかってもその時に思い出さないのでヤキモキするけれど憎めない良いやつ。アナザー・ヒルの諸々に慣れていないので読者も彼と一緒にドキドキ出来ました。
ジュンと行動を共にする面々も島の人たちもゴシップ好きでガヤガヤとポ -
Posted by ブクログ
ネタバレ恩田陸氏の理瀬シリーズ目当てに。
他の人のコメントで 他作品もシリーズの短編ありとの事にて気になる。
どれも 短編ながら、妙に記憶に残るであろう作品達。
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
→テンポ良くスイスイ読める。主人公が本が読めないのは理由があるのだろうか?
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
→ヨハンの短編といい、短編ながら満足の一作。
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
→難しい。。けれど、逆の立場の神を だからこそ奉るって発想は驚いた。
綾崎 隼『時の館のエトワール』
→ラストのセリフ、ページをめくっての1行で 紙ならではだなぁ。。
白井智之『首無館の殺人』