恩田陸のレビュー一覧

  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    同じ場所、同じ時間、違うメンバーで
    織り成される2話連作。一日で一気読み。
    凄いな。と読み終わったあと、思う一作。
    最近、恩田陸先生にハマりつつある自分。
    先生の家の積読本を漁ろう。次はどれにしようか…

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    2022年03月22日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    ファンタジー寄りで謎めいた感じの内容で面白く読めました(*^_^*)

    コロナ禍の今と似ている状況の部分もありました。2人の視点で前半と後半で分かれていて楽しさ2倍でした(^^)

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    2022年02月16日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    歩道橋シネマ読んでから、なんとなく読み返したくなって久しぶりに再読
    谷内六郎がここにいた

    第一部から第三部の大学生パートは、まだ読むには少し生々しくて
    自分の大学時代を冷静に、客観的に見つめ直す度量がまだ無い
    またしばらく時間を置いてから読みたい

    糾える縄の如しは何故か水沢めぐみの絵で脳内再生された

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    2022年02月13日
  • 私と踊って

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    多彩な19編の短編種

    ミステリーあり、星新一トリビュートあり、これからの作品のネタあり。

    怪事小品(漱石の永日小品の、類語的で対義的な名称を考えたんだけど、いい感じのが思い付かず。)的な、何か。

    既に完成した作品あり、数度読んでも掴めないものあり。総括して面白い。

    「東京の日記」
    ブローティガンの『東京日記』と内田百聞の『東京日記』が下敷きらしい。(どちらも未読)
    これがなかなか好み。短編である事が惜しい。すっごく膨らめて近未来小説として欲しい。
    もうなってるのかな?これから恩田さん読めば、わかるね。

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    2022年02月13日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    奇妙なお話が多くて好きだった。
    結末が少し弱い。
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    それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐる驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話

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    2025年04月14日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    再読4回目。
    ちょうど読みやすい短編集。わたしがこの著者を好きになった、ホラーなんだかSFなんだかとにかく面白かった、っていう感じを久しぶりに味わった。

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    2022年02月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    ネタバレ

    ヒューマノイドとか出てきたりテロリストに疑われてたりなど、現実的にはあまり起こらないような内容。
    でもなぜかすごい先が気になってさくさく読み進めていった。
    テロリストを探しているヒューマノイドのキャサリンが本当はテロリスト??と疑ったり、何かしらやましいことがある中年女性とか謎の親父、何かありそうな親子など気になる人たちも続々。
    すべてラストでスッキリした。

    他の人たちの口コミ読むとイマイチって感想も多いけど、私は「はぁーーー面白かった!」と思った。

    空港好きだしこれもまた面白く感じた一因なのかも。

    あと、謎の肺炎が今の新型コロナウイルスとリンクしていつ書かれたの??と思ったら5-6年前

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    2022年01月30日
  • 上と外(上)

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    ありふれた日常から非現実的な世界へと入っていった。今回は紛争、秘境的な所だが、日本人で海外にあまり出たことのない私からすると日常ではなかった。どのように下巻に続くのか気になって読み進めた。

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    2022年01月22日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    ノスタルジーな雰囲気で、読み甲斐がある。会話が面白いし、こういう登場人物視点での章はあんまり得意じゃなかったけど、これは面白い。
    そして、シリーズで世界が繋がってるのがまた良い。

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    2022年01月21日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    「ネバーランド」と対になるこの作品。
    恩田陸さんの少年少女たちが出てくる作品はとても良い…
    大人になりかけの少女たちが過去に事件があった家で夏を過ごす、そんな話。登場人物が魅力的で、語り手が章ごとに入れ替わることで登場人物への印象もうつり変わっていく。
    三章の語り手の真魚子は読者の代弁者的な立場で、事件とは全く関わりのない立場から物語をみてストンと締めくくってくれるのが気持ちいい。
    少し終わらせ方が強引かなと思うところはあったけど本当に真夏の夜の夢を見たあとのすっきりした不思議な気分になれるそんな話でした

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    2022年01月18日
  • 蛇行する川のほとり

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    細やかな表現から
    川のほとりの家の風景や美しい登場人物が想像できてぐいぐいひきこまれてしまうミステリアスな話
    上級生が大人びて見える学生時代も思い出させてくれた

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    2022年01月17日
  • 訪問者

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    山奥の屋敷である人物の死の真相を解き明かそうとする者たち。そこに新たな訪問者が現れ…

    形式としてはクローズド・サークルものでミステリの典型ではある。
    オチでアッと驚く大逆転があるわけではないが、終始ドキドキし、怪しい伏線に翻弄される。
    読書体験として素直に面白い。

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    2022年01月04日
  • ネクロポリス 上

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    大晦日から元旦にかけて読んだ。
    続きが気になりすぎる上巻の終わり方。
    今年一発目の本のチョイスとしては、暗めかな?

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    2022年01月01日
  • 訪問者

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    ずっとわくわくしながら読めた。
    「訪問者」というワードが持つミステリアスな魅力を存分に味わえる作品。

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    2021年12月14日
  • 蛇行する川のほとり

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    読んでいてちょっとゾクゾクするような怖さがあっておもしろかった。映画『ヴァージンスーサイズ』のような美しくて危うい少女時代の雰囲気が好きな人にはオススメです。

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    2021年11月25日
  • ネクロポリス 下

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    “お彼岸”をテーマにしたミステリーに、
    ホラーやらファンタジー、コメディが
    ゴッタ煮状態で物語は展開し、破綻し
    そうなところでエンディングはSFに
    なりキレイにオチをつけるのはサスガ

    なんとなく『世界の終わりとハードボイルド
    ワンダーランド』の雰囲気を思い出した
    あっちは世界の終わりだけど、こっちは……

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    2021年11月21日
  • ライオンハート

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    とてもロマンチックで純粋な本でした。

    あとがきで恩田さんの本を描くに至った経緯が少し綴られていて、そこもまた面白い!

    作品と作品が恩田さんによって本という形で繋がれているのを感じました。

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    2021年11月20日
  • 私と踊って

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    なんだか不思議なお話たちで現実でもしこうだったら、というような突飛ではあるのだが、現実的な描写もあり、面白く感じた。
    壁が壊れ補修工事が行われる中で、壊れることでいつも見えない景色が見え、想定外の目撃者が出てしまうという流れは印象的で、普段の生活の中でどこに着目するのか、そこからどんな発想に至るのか。こういった着眼点が創造する人たちのすごいところだと改めて感じた。

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    2021年11月20日
  • ネクロポリス 上

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    お彼岸が“ヒガン”になるだけで、なんと幻想的な
    イベントになるのでしょう

    日本とイギリスの文化が不可思議に融合し、
    年に一度、死者が戻ってくるという島アナザーヒル
    かの柳田國男先生も研究していたという“ヒガン”に
    連続殺人事件“血塗れジャック”の被害者や
    未亡人“血塗れメアリ”が手にかけた前夫が
    還ってくるとか来ないとか…
    島の秘密、先住民族、死者に遭うために集まる人たち、様々な伏線が張り巡らされた異世界はさらに続く

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    2021年11月13日
  • 上と外(下)

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    ネタバレ

    上巻ではヘリコプターから放り出されてジャングルに落ちた練と千華子が一緒にサバイブする様をすごいと思ったが、下巻では、さらに二人がバラバラになり、それぞれ過酷な状況で生き延びる。

    練はマヤの成人の儀式と称する、ジャガーのいる巨大遺跡の中での命懸けのミッションクリアゲームに参加させられるが、途中からは、地震と噴火でその地下に張り巡らされた廊下が崩れる前に脱出を迫られる。
    一方の千華子は1人で遺跡内の廊下を進み、最後は両親が探しに来て、目印として落としていった風船を頼りにジャングルを1人で進む。そして、炎が迫り来るなか、ギリギリのところで母に助けられる。

    練を成人の儀式に巻き込んだ、理知的であり

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    2021年11月06日