恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シチュエーションが面白い 恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」や「夜のピクニック」が好きで手に取りました。私は恩田陸さんの作品でも合うものと合わないものがあります。少し読み始めましたが、シチュエーションに読まない理由はないなと思いました。前半は面白さでサクサク行けましたが、後半はもったりしました。
お互いのことを殺人犯ではないかと考えているカップル(後に男女と記した方が良いと分かる)が、二人で住んでいたアパートで最後の別れの夜を過ごすというシチュエーション。これだけで読まない理由がないと思いました。
食料品は生き物だ、生き物だから重いんだ、カップラーメンは軽い、生きて -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙も真夏って感じだけど読んでいてそんなに夏って感じはしなかった。だから「夏に読もう」じゃなくて一年通して楽しめるはず。どんどん真実に近づいていくワクワクがとっても好き!
個人的にとってもお気に入りなポイントがあって、6章の『時間が経ってみると意外に大した問題ではなかったと判明することも多い。さすがに八年人生経験が長いだけあって、兄のすることはけっこう正しい。』というところ。(文庫本だと187頁かも)
私も年の離れた姉兄がいるから今まで私がなんとなく思ってたことが言語化されて嬉しかったしやっぱり合ってたんだなとちょっと思って嬉しかった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった~!
もう最初っから引き込まれてしまった。
核になる人物2人の情緒が不安定なもので、深読みしようとするとミスリードされてしまう。
にしても、美人でエキセントリックな画家の倫子。
画家としての才能には溢れていたかもしれないけど、人としてはサイテー。
周囲を振り回し過ぎるし、我が子をすら愛しているようには見えない。
これは子どもからするときついな。
極度に人間嫌いだったはずの倫子の遺書が25年ぶりに発見されて、指定された人物に指定された絵を届ける倫子の息子に、成り行きから同行することになった万由子。
そこで出会う人たちも腹に一物あるようで、人の記憶を感じ取ることのできる能力を持つ万由 -
Posted by ブクログ
「三月は深き紅の淵を」から始まる、水野理瀬が登場するゴシックホミステリー。
ある英国貴族の屋敷に招待客が集められた。
表向きは主人の誕生日に伝説の聖杯を披露するとのことだが、裏では主人に対する脅迫が届いていた。
その屋敷には英国留学中の水野理瀬も招かれていた。
彼女に対して、この家の息子アーサーは彼女に対する警戒心を強めていた。
一方、世間では胴体だけの死体が遺跡の列石に置かれていた死体遺棄事件で話が持ちきりだった。
しかし、それを模した状況の死体が屋敷の林で見つかった。
しばらく恩田陸の小説から離れていたが、登場人物たちの探り合いのミステリーが恩田陸の真骨頂だと思う。