恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鈍色幻視行の中の核となる小説!
墜月荘での主人公の生活を自ら回想。人々が集う夜の館でおこるなげき、許されぬ愛、絶望、問い、淡い恋、死、幽霊たちを主人公目線で語る。
「墜月荘には途切れることのない緊張感がある」
「墜月荘自体が、この世のものではなかったのではないか」
「思い出はあたしのもの、あたしだけのもの誰にも評価なんかさせない」
「生きることはすざましいことだ」
いろいろな登場人物のセリフが刺さります。
死を見つめ、生きることを考え、せつなさを感じる、そして夢を見ているようなそんな小説でした。千早茜さんの「魚神」を思い出しました。
鈍色幻視行で船を選んだのは、途切れることのない緊張感を