恩田陸のレビュー一覧

  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズのキャラクター一人一人に焦点を当てた短編集。
    黎二と麗子の過去など本編に描かれていないことが盛りだくさんで比較的楽しむことができた。
    しかし「麦の海に沈む果実」以外の内容はほぼ抜けていたため一部、ん?あなた誰?となる部分もあった。
    読む前に一度シリーズを再読しておいた方がスラスラ頭に入るかも…

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    2024年12月22日
  • ブラック・ベルベット

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    神原恵弥シリーズの第三弾。
    久しぶりにこのシリーズを読んだけれど、やっぱり面白い。
    気になった部分が全て明かされるわけではないけども、読後はスッキリする。
    T共和国行ってみたいな。

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    2024年12月21日
  • 灰の劇場

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    ネタバレ

    ①2人の女性が心中したという事件が心に引っかかって、それを小説家しようとする作家、②その作家が書いた2人の女性を題材にした小説、③その小説が舞台化されることになったときのこと、の3つを並行して書くお話。

    ①のパートは具体的な現実の事象がたくさん出てきて、妙にリアルな書き方なので、ものすごくノンフィクションっぽいのだけど、実際どこまでフィクションなのだろう。

    分かりにくいところもあったけど、各パートそれぞれ印象に残る場面はあって結構面白かったです。

    最後のところで、ノンフィクションがフィクションに飲み込まれるようになるのが良かった。

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    2024年12月19日
  • まひるの月を追いかけて

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    恩田陸は人の心の鬱屈というか無意識下、生々しい暗さを上手く具現化し表現するのが非常にうまい。

    旅の中でほぐれていく心の様が繊細でまるで自分の心も解きほぐされていくような気持ちになれた。

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    2024年12月19日
  • 夜果つるところ

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    『鈍色幻視行』の印象で、もう少し耽美的で不気味なイメージの作品かと思っていたけど、思ったより直接的な死や血みどろシーンがあって、日本のお化け屋敷みたいな作品だった。
    意外にしっかり種明かしがある怒涛のラストに向けて、登場人物の描写がもっと分厚かったら、それぞれに感情移入できて更に余韻が深くなったかもしれない。
    まあ作中作という位置付け上、あまり分厚い大作にはしたくなかったのかなとは思う。

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    2024年12月18日
  • 愚かな薔薇 上

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    専門用語や謎が散りばめられていて、下巻を早く読みたくてしょうがないです。

    不穏な空気を漂わせて終わってしまったので、これがどのような終わり方を迎えるのか楽しみです。

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    2024年12月17日
  • 愚かな薔薇 上

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    ネタバレ

    現代が舞台かと思ったら、ちょっと違う。多分SF?
    外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てるキャンプに参加する少女の話。
    あらずじを読んで面白そうと思い購入。
    恩田陸さんの本は夜のピクニックを昔読んだのと、NHKでちらっと6番目の小夜子を見たくらい。
    最初から村の風習とか出て来るけど宇宙船があったりで色々盛り込まれててグイグイ引き込まれました。
    最後に出て来る政治家マジクソ。邪魔するなと思いました笑

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    2024年12月16日
  • 黄昏の百合の骨

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    淡々と、だけれど確実に引き込まれていく1冊だった。祖母の遺言ときょうだい達のそれぞれの目的。
    別冊のシリーズ内の別の登場人物の面影も物語に深みを与えてくれる。
    探偵がいないミステリーがお好きな方に。

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    2024年12月15日
  • まひるの月を追いかけて

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    奈良、明日香、橘寺。
    奈良を巡る奇妙な関係性の不思議な旅行の物語。
    自分も奈良を旅してみたい。
    古墳、寺、沢山の遺跡に死と生が同時に在る感覚を味わい、生きる意味と死ぬ意味を自分の中に見つけられたらいいなと思う。

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    2024年12月13日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    蒔生と節子の回想と森の中を進む4人の描写が交互に展開されます。

    節子が1番冷静にみんなを見てるのが意外でしたね。
    憂理がもっと重要な役割を果たすのかなと思っていましたが、いまいち彼女は地に足がついていないというか、メインの4人より現実味がなく存在が薄く感じました。

    殺人事件が起こるわけでもなく、全体的に静かでしっとりしたお話でした。
    でもすごく人間をちゃんと描写してるというか、こういう人いるよね!とか、こういう気持ち私もなったことがあるけど上手く説明出来なかったんだよね、といったことが多くて全然飽きませんでした。
    人間の深いところが書かれているというか。

    次は黄昏の百合の骨にいきます!

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    2024年12月12日
  • 夜果つるところ

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    ああ、恩田さん。
    大好きな恩田さん。
    秋には必ずこの人の小説を一冊は読まなくては、と思ってしまいます。
    主人公の「びぃちゃん」は娼館に暮らし、
    三人の母親はそれぞれの距離で、憎しみで、愛情で、ビィちゃんに接します。
    そして暮れて咲く花のような館での、不思議な日々。
    それはいつしか立ち込め、色を濃くしていく硝煙に、血の色に、
    やがて終焉がやってくるたしかな足音を聞いているのに、
    それでも火は灯され続けていく。
    夜の濃い、そして人の激情の匂い立つ、お話でした。

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    2024年12月11日
  • 夜明けの花園

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    『麦の海に沈む果実』の登場人物にまた会える。

    本編では見えなかった感情、裏話、その後。
    少しだけでも垣間見えたことで、救われる気持ちがあったことは確かだった。

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    2024年12月10日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    こういうタイプの本は、ほぼ読んだ事がなかったのですが、列車の旅を題材にしていたのが、気になり手にとりました
    ななつ星に乗った気分で、それぞれの旅を経験させてもらいました

    お値段もそこそこで、この先乗れることもないであろう列車ですが、様々な主人公を体験でき、切ない気持ちになりました

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    2024年12月03日
  • ドミノin上海

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     今回も楽しませて頂きました。人に保護されている動物までテラーとして登場するとは斬新さを感じましたし、キャラ設定も抜かりないところが秀逸に感じました。身も心も強い女性達は頼もしく優しい面が事態をより楽しい方向に導く点は面白い。
     映画の描写ではゾンビとキョンシーが登場するので、どちらも流行った時代を知っている身としては鮮明に絵が浮かびました。でもその動きはマイケルジャクソンのスリラーもよぎりました。

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    2024年12月01日
  • 私の家では何も起こらない

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    恩田陸のホラー。たしかに何も怒らなかった。何も怒らなかったけど、怖い。すごいな。何かが起こるわけでもないのに怖いって。筆力がありすぎる。起こった何かにフォーカスするというよりも、その場所で起こったあれこれを掘り下げていくという意味ではちょっと小野不由美の「残穢」っぽい感じもあるかも

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    2024年11月29日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    恩田陸ワールド全開の面白い引き込まれる作品だった。

    人の意識、無意識を直接ゆさぶる、見据えるような不思議な世界観を登場人物を通して描き出す。

    烏山響一の世界から解放?された後の個々人の様子については描かれていないが、それぞれがそれぞれの無意識の本来忘れていく、深く眠っているであろう側面を直視しないでいられるようになったのか。

    恩田陸の作品を感想として残そうとするのは私にはまだ難しい。

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    2024年11月23日
  • ライオンハート

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    めちゃくちゃ面白くて、どんどん読み進めたくなった。いくつもの時代、世界線を行き来するので集中して読み切らないと途中でわからなくなりそう。たぶんもう一度読んだら全然受け取り方が変わると思う。こんなに深く愛し愛されるような人と私も出会いたいと思った。

    一つ、作内と現実をリンクさせる描写。もっとしっかり読めば何か理由があるのかもしれないが、私たちの生きる現実に作内の出来事を落とし込んだ理由がよくわからなかった。

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    2024年11月21日
  • スキマワラシ

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    去年の夏に購入した本。
    読み始めは(今年の)夏だった気がするのに、気付けばこんな時期に……。
    でも、物語の時間軸と同じような季節で読み進められたので、それは良かったのかな?(どうかな?)

    スキマワラシ、出会ってみたいような、みたくないような?
    でも、怖くない存在なら出会ってみたい、かな?

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    2024年11月20日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    膨れ上がる恐怖に引き込まれて、一気に読んでしまった。やっぱり恩田陸さんの作品は好き。

    女子と男子の向き合い方、捉え方の違いが興味深かった。

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    2024年11月15日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    恩田陸、何書いてもおもしろ作家ですごい。物語星からきた小説星人?ちゃんと地に足のついた、描写もディティールもしっかりしている文章なのに最終的にどこへ連れて行かれるのかまるで想像がつかなくて、それがお、おもしれー…すごー…と圧倒されてしまう。
    自分で選択したはずの行動が実は巧妙に仕組まれていることがわかったときの恐怖を寄る辺のなさ、他人どころか自分のことすらも信じきれなくなってしまう追い込まれ具合。
    物語のはじめから不穏な空気感に満ちてて、それがどんどんふくらんで、いつ”パン!”って弾けてしまうんだろうかとそろそろと読みすすめていたのだけど、それが弾けるというよりはぷしゅーと空気が徐々に抜けてい

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    2024年11月15日