恩田陸のレビュー一覧

  • ドミノ

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    ネタバレ

    全てが東京駅で収束していくのが面白かった!
    ただ元関東連合のえりこ姉さんについてはありゃあ属性が強すぎるなという気持ち。姉さんいなかったら状況は打開されなかったと思うのでキーパーソンだが、展開として少し強引な感じはする。
    とはいえ恩田陸さんの作品は結構こういうの多いので慣れていて、全然ドタバタを楽しめた!

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    2025年08月11日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    「夜のピクニック」の大人版とでも言うべきか、大学時代の友人グループ4人が、4人それぞれのナレーションで、屋久島(本文中はY島)の4泊5日の旅を通じて、長らく思い出さなかった過去や、過去の様々な謎を解き明かしていく物語。秀作だとは思うのだが、蒔生があまりにもゲスな男で、がっくし。

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    2025年08月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 夜明けの花園

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    結局、このシリーズが好きなんだなあ。
    毎度、ちゃんと同じ空気感をまとっているよね。
    すぐ読み終えちゃったし、短編のせいもあってか物足りなさがあったけど、このくらいが適正なのかも?

    また『麦の海に〜』読み返そうかな。

    読み応えとしては⭐︎2か3くらい。
    単純に好きなので⭐︎4で。

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    2025年08月09日
  • 上と外(上)

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    よくこんな状況を描けるなーと感心するする。実体験では、ないだろうし。またちょっとファンタジックな展開に期待高まる。

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • 八月は冷たい城

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    摩訶不思議な世界観、さすが恩田陸と思いきや二部作の二作目だったようです。
    それはさておき、この不思議さは不気味とも怖いとも違う。子供の頃見たひと夏の変な瞬間、とでも言うべきか。
    言葉のチョイスがいい。「みどりおとこ」に『夏の男』、これらが一体何なのか……結末まで読んで「おお」と唸ってしまった。前作から読まなかった後悔が大きい。やらかした。

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    2025年08月06日
  • 三月は深き紅の淵を

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    理瀬シリーズ1作目、と知らず再読。タイトルの三月〜を巡る話で、どの章もめちゃくちゃ面白くて好き。ある家でその小説を探す青年、小説の作者を追って旅をするうちに混沌に迷い込む女性たち、少女2人の転落死を追う人々、理瀬の話と交錯する生み出す作者、どの章も関係なさそうやのに、繋がりどれも興味深く残るのが凄い。恩田陸さんのこの独特の深海ちっくな雰囲気が大好きでこの世界に飲み込まれたい。

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    2025年08月04日
  • 三月は深き紅の淵を

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    油断した、3章までがすごく綺麗なミステリーだったから4章もその勢いで読んでしまった、恩田陸の怪異的なる文章の海に足を取られてしまった
    やーよくこんなメタ発言ばんばんできるな、この作家本当にすごい、十数年ずっと追いかけてしまう

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    2025年08月04日
  • 愚かな薔薇 下

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    思春期の危うさと不気味さを感じながら、人間の在り方がぐらっとするようなSFの世界観に引き込まれた。あの村に居た感覚になれる、そういう没入感をくれる恩田陸、大好き

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    2025年08月03日
  • ネバーランド

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    真冬を舞台にした物語、真夏の夜に一気読みをした。年末帰省をしない4人の学生寮での1週間を描いた物語。
    有名校の由緒ある古い建物の寮。私は寮生活を経験しておらず、少し憧れを抱いていた。それはある種青春の代名詞のようなものさえ感じる。若者らしく冬の寒さの中でも活発に行動する日中と、それぞれが抱える過去や現在の苦悩を打ち明ける夜。誰にでもある裏の部分が少しずつ解かれていくのだが、それでも次の日にはほとんどあっけらかんとして過ごす潔さに心地よささえ感じた。ゲームの罰ゲームのようなものとはいえ、心の中にある闇を打ち明けられる仲間がいてよかったなと思う。
    新しい年には前を向いて歩き出せるようなきっかけが年

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    2025年08月03日
  • 月の裏側

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    読み終えた感想は「怖い」なのだけど、これは決してホラー映画を見たとか、そういった類の直接的なものではなく、自身の内から来る、不安とか、不安定な部分を刺激される…非常に不思議な物語でした。

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    2025年08月03日
  • 麦の海に沈む果実

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    恩田陸の理瀬シリーズ第二作目のこちら。
    ネットで調べたところ、刊行順ではなく二作目の『麦の海に沈む果実』から入るべし!との声が多かったのでその通りに。

    結論、めちゃくちゃ面白かった!!!

    閉鎖環境にある全寮制の学校が舞台。望めば何でも好きなことを学べる贅沢で素敵な環境…の裏は、若く麗しい校長が君臨する不気味で美しい狂った王国。ちなみに学校長は男性。

    この風変わりな学園は通称『三月の国』と呼ばれ、基本的に三月にしか入学出来ないとされている。そんな中、主人公の理瀬は二月の終わりに入学したことで、破滅をもたらす魔女と噂される。理瀬を訝しむ者、親しげに接する者、様々な人間関係と歪な環境、次々に起

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    2025年08月02日
  • クレオパトラの夢 新装版

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     恩田陸がこのような作品を書くのかと感心した。全く、違ったテイストだ。
     主人公の神原恵弥のキャラクターがユニークだ。医学部を卒業し、外資系製薬会社に勤め、事業のシーズハンターである。精悍でタフだが、姉三人と双子の一人で、もう一人は女。都合四人に囲まれて育ったので、お姉言葉を話す。記憶力抜群で、一度見たら覚えてしまい忘れない。映像記憶能力が高い。

     双子の一人、菅原和見は、東京の大手弁護士事務所の弁護士であるが、医学研究者の若槻慧と不倫をしていた。若槻が、北海道に移転することで、追いかけてH市に移転した。そんな和見を連れ戻すために、神原恵弥はH市にやってくる。

     恵弥がH市で、和見に会った

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    2025年08月02日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田陸「六年一組の学級日誌」本気で怖くて嫌な未来の話だった。起こるかもしれないっぽいところが、本当にイヤだ。短い話なのに、読み応えがある。
    我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」は最後が切なかった。

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    2025年08月02日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    『光の帝国』の1話目に出てきた春田一家が(名前の漢字は違うけど)、明治時代、世紀の変わり目の東北の農村の旧家にやってくる。
    一見小さな農村で完結する物語のようだが、列強に肩を並べようと戦争に進んでいく日本の時代の空気感が繰り返し述べられる。
    歴史修正主義が跋扈する今読むと、過去をあったがままに「しまい」、人々が経験したこと、その思いを今生きる人たちに伝えてくれる春田一家が、記憶すること、それを後世に伝えることの大切さを教えているように感じた。

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    2025年08月01日
  • 六番目の小夜子

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    恩田陸の小説によく出てくる、頭脳明晰で美しくミステリアスでありながら戦略的な人間関係を築く少女が主人公の物語。
    恩田陸のデビュー作であり、当時からこの世界観を作り出す文章力があったことに驚きが隠せない。
    ミステリーと青春群像劇の組み合わせであり、恩田陸のノスタルジックな文章との整合性が高い。
    紗代子以外の登場人物一人ひとりの魅力がより表現されている方が、個人的には好みだと感じたが、普通の高校を舞台にここまで発想を膨らませられている点が素晴らしい。

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    2025年07月31日
  • 黄昏の百合の骨

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    麦の海に沈む果実の続編。
    個人的には世界観に浸る3月の国編の方が好みだったが、本編は主人公である理瀬の他者分析や明晰な思考が読み取れる点が興味深い。
    事件の展開は多いが、それだけでなく常に文章から溢れ出る奇妙な不安や刹那的な美しさが心地いい。

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    2025年07月31日
  • ドミノin上海

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    まず、前回それなりにキーイグアナだったダリオがいきなり食材にされてたのは笑った。
    ボリュームもかなり増えていて、繋がるようで繋がらないもどかしさをラスト同様にドミノしてくれた。
    ダリオとアルティメットパンダの印象が強過ぎて、他のメンツがやや薄くなってしまったのが残念。けど面白かった。

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    2025年07月31日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

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    2025年07月30日