恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に、物書きを生業とする女性の業を感じました。
でも、国文学、文芸評論家、トマトと茄子のスパゲッティのくだりは笑いました(笑)
個々の物書きに対する姿勢やプライドは十人十色、でも共通してみんな命を懸けて向き合っているからこそ、強かで格好良いです。
また、おそらく本人も気付いていない(であろう)魅力や本質に、周囲が冷静に分析し受け入れている描写も素敵だなと思いました。
作家さん一人一人が身を粉にして完成させた作品は、読者である私も真剣に向き合わなければ…!という気持ちになりました!
解説にて最後の説明は納得です。
詳細は省きますが、「小説書くのも読書も、個人的で後ろめたい恥ずかしい行為」 -
Posted by ブクログ
とある高校でずっと受け継がれてたゲーム。
サヨコと呼ばれる生徒が見えざる手によって選ばれ、サヨコは誰にも正体をばれないように、学園祭までやり遂げなければならない。
そして今年、六番目のサヨコが誕生する年に、神戸から津村沙世子という、美人で頭のいい転校生がやってきて…
現代ホラーを知るための100冊に選ばれていたので、恩田陸がホラー?と思いながら読んだら、
デビュー作とは思えないくらいの引き込まれる文章と、謎の提示と展開にはさすがだなーと思ったが、
これはホラーなのかな?
読後感は「夜のピクニック」と同様。
個人的には藤子不二雄の言うSF、少し不思議、が一番しっくりくるような。
ま、ジャン -
Posted by ブクログ
ネタバレ表題から想像していた話とは違っていて、(もっとホラーテイストで壮大なのかと勝手に思っていた)普通の暮らしの中に住む人々のSF的なお話だった。なんとなくジブリの平成狸合戦ぽんぽこを想像した。
短編が連なり、特殊な力を持ったひとびとと、普通のひとびとが関わってゆく話が描かれる。中でも表題になった「光の帝国」は、力を持ってしまったがゆえに狙われてしまった過去の常野の子どもたちの悲しいお話で胸が痛くなった。
現在も発達障害やLGBT等、いわゆる「普通」とは違うひとびとがいるが、偏見の目を持たないでフラットに接していきたいという気持ちにさせられた。 -
Posted by ブクログ
恩田さんのデビュー作!
とある高校では十数年にわたり、『サヨコ』という奇妙なゲームが受け継がれていた。3年に一度サヨコが選ばれ、今年は「六番目のサヨコ」が誕生する年であった…。
高校生の瑞々しさと揺れ動く繊細な心をよく表現していると思いました!その一瞬一瞬を大切に過ごしているキャラクターたちも良かったです!
学園祭の「呼びかけ」は名場面!没入感がすごく、また読み返したいくらい好きなシーンでした
「うたごえ喫茶みぞぐち」のシーンや友達と勉強するシーンなど読むと学生時代の楽しかった頃を思い出しました
もちろんホラーなシーンもありました!でも、残酷すぎる描写はほとんどなく、幻想的で曖昧な世界