恩田陸のレビュー一覧

  • エンド・ゲーム 常野物語

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    今月は少し棘のある作品が読みたいらしい自分。と言っても、ラストがとんでもなく後味悪いのは苦手。こちらは、あらたなゲームが始まるのかもどけど、悪くはなかった。裏返す、裏返される、洗濯屋、???な感じもあるけど、もしかしたら現実にもあるかもね。

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    2026年02月08日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    恩田陸さん初挑戦!

    なんか読んでいて主人公の姿が、「成瀬は天下を取りに行く」の成瀬に重なる部分があって、すごく面白かったし読んでてわくわくした。
    自分も新たな学びや発見がたくさんあったし、恩田さんのたまに挟まるミニ情報がかわいらしくて楽しい◎
    続きもあるのかな、読みたいな。

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    2026年02月07日
  • 三月は深き紅の淵を

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    これが本当に不思議な話なのだ。
    一冊のミステリー、それを巡る話なのだがこの本に関わった人々、その全員を巡る視点が実に魅力的だ。
    全く知らない話なのに、どこか郷愁を感じさせる恩田の文体とマッチしている。そう、「あれ? 自分はひょっとしたら人生のどこかでこの物語に触れているのではないか?」そんな風に思わせる力がある。もちろん、そんな物語があるかどうかもわからないのに。
    安易な謎解きがセットになっていないのもいい。意地悪で、そのくせ懐かしい。ひと癖もふた癖もある迷路のような小説だ。

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    2026年02月05日
  • ユージニア

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    冒頭の詩、事件に関わった人たちから語られる証言から真相を追うミステリー。時系列が複雑、証言者も切り替わっていくので頭の中の整理が大変でした〜。犯人は未だに分かりません!^_^

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    2026年02月05日
  • 麦の海に沈む果実

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    初めて本を1日で読み終えた!ずっとグレーの世界にいるのに、本を閉じてまた開く時にはなぜかワクワクしている不思議。世界観に没頭できて時間経つのがあっという間!情景を想像するのが少し難しかった。嶺二の最後の描写が切ない。

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    2026年02月03日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    作者が作内でちょこちょこ自我出してくるのが新しくて面白かった!
    日本史わからなすぎて途中目が滑っていってしまった、、、
    続編出て欲しいなあ

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    2026年02月02日
  • Q&A

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    何だろう、何だか忘れられない一冊。淡々と語られるQ&A形式の物語。何が起こったのか、どうして起こったのか、読み進めていくうちに少しずつ紐解かれていく。ただ、不思議なテンションが何故かくせになる。何年かに一度は手に取りたくなる。

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    2026年02月01日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    過去に一度読んで、脳みそがこんがらがった記憶があった。再度読んで、恩田のその小難しいものをわかりやすく(?)書くという才能に痺れながらもやはり脳みそがこんがらがった。なので、これはこういう物語なのだと思う事にした。
    「裏返す」ものと「裏返される」もの。この辺は『月の裏側』でも似たようなテーマが出てきたが、単に化けるというわかりやすいテーマではない。善と悪というわかりやすいものもない。目に見えてわかりやすい、掴みやすいものの出てくるものではないのだ。結末にしては拍子抜けだが、この力量は凄いよなぁと唸る。

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    2026年01月31日
  • 中庭の出来事

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    ネタバレ

    劇中劇中劇というめちゃくちゃ複雑な話だったけど、最後に全てが繋がってすっきり。私にとって欲しい真実が与えられたからこの感想なのかな。
    それまで男・女優1.2.3など名前が明記されず黒いベールを覆った状態の登場人物たちが名前を与えられベールが剥がれ、徐々に演じている役割が明確になっていく。この点と点が線で繋がる感触は最高だけど、こんな複雑な構成の話を、巨大に広げられた風呂敷をうまく畳まれたなと思いました。誰やねんって思いながら読んでたけど最後まで読んでよかった笑

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    2026年01月30日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    面白かった!
    恋愛話でも、いやミスでもなく、いろんな意味で涙が出たりすることもなく、とてもいい人が良いことをして感動させるとかでもない。

    誰も傷つかず、みんながハッピーになるのが、パズルのピースがパチっとハマるような気持ちよさがあって、読んでいて楽しかった。

    続編が待ち遠しい!

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    2026年01月27日
  • いのちのパレード 新装版

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    ダークファンタジーからSF、ホラー、コメディのようなものまで様々なジャンルのものが収録された短編集

    観光旅行
    スペインの苔
    蝶遣いと春、そして夏
    橋
    蛇と虹
    夕飯は七時
    隙間
    当籤者
    かたつむり注意報
    あなたの善良なる教え子より
    エンドマークまでご一緒に
    走り続けよ、ひとすじの煙となるまで
    SUGOROKU
    いのちのパレード
    夜想曲

    観光旅行、夕飯は七時、隙間、当籤者、あなたの善良なる教え子より、SUGOROKUが特に好きでした!

    「観光旅行」は指や手の形をした巨岩が生える奇妙な村を観光する夫婦の話。オチが最後まで全く予想できず驚き!不穏な空気で進むストーリーもよかったです

    「夕飯は七時」は知らない言葉を聞くと頭の中のイメージが実体化してしまう兄弟の話。おじいちゃんに実体化がバレないよう奮闘している兄弟の姿がとっても可愛らしかったです

    「隙間」は隙間を恐れている男の話。何を恐れているのか、よく分からず不気味に話が進み、最後まで怖かったです

    「当籤者」はロト7に当籤したと通知がきた男の話。物語では2週間は当籤者を殺しても罪にはならない。設定が面白く、オチもよかったです

    「あなたの善良なる教え子より」はイヤミスのような読後感。教え子からの手紙による告白で話が進みます。真の善とは何かを考えさせられるお話でした

    「SUGOROKU」は少女たちが上がりを夢見て日々を過ごすお話。毎日あるお告げで進むのか、戻るのか、振り出しになるのか決まることや上がりの先には何があるのか…など空気感は不穏ですが、設定が楽しかったです。解説にある少女が感じる成長への不安という主題は全然読み取れていませんでした笑


    読後の余韻がすごくよかったです。「短編でごく一部を切り取り、読者がそこから覗きこむことで向こう側にある無限の広がりを感じることができる」という解説の言葉が印象的でした。余韻を感じる所以はここにあるのかなと思いました。

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    2026年01月27日
  • スキマワラシ

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    ネタバレ

    散多は、兄の営む古道具屋を手伝っている。
    時々、古いものの持つ記憶が一瞬見えてしまうこともあるが、兄との古道具屋暮らしに問題はない。

    最近一部都市伝説マニアを騒がせている、廃ビルや解体工事現場に現れるという少女に散多も遭遇し、仮にスキマワラシと名付け、その動向を気にしたりもする。
    スキマワラシは、座敷童とは違い、時間や空間の隙間に現れるのではないかと思われ、その出現パターンを分析したりもするのだが…。

    散多が最近強く反応するのが、古いホテルを解体した時の廃材だったタイルを使った二次作品。
    いろいろなイメージを強制的に受け取らされ、そして自分の両親の若いころの姿をそこに見つける。
    タイルと両親の関係は?

    大きく2つの謎があるのだが、この兄弟、決して焦ったり根を詰めたりしない。
    堅実に日常を送りながら、余った時間で考えたり行動したりするので、話のテンポとしては決して良いとは言えないのだけれど、なぜだか「ふんふん」と打ち明け話を聞くように読まされてしまう。

    青果店勤務の傍らアーティスト活動をしている醍醐覇南子(だいごはなこ)と知り合ったことから、古道具を使ったアート作品制作の話が持ち上がる。
    醍醐覇南子と犬のジロー(またはナット)、スキマワラシ、タイルの謎が呼び合うかのようにひとつの場所に彼らを招く。

    面白かった、と、最初に言っておこう。
    私はこの作品好き、と。
    でも、嫌いな人も多いだろうということはわかる。

    まず、謎の解明が中途半端というか、それは解明じゃないよ!
    スキマワラシはなぜあの人を探して、なぜそれを渡したの?
    散多の能力はなぜもたらされたの?
    そしてその名前は結局どこから出てきたのが最初なの?(無限ループじゃん)
    で、タイルは何を訴えたかったの?

    作品の出来不出来で言うと、不出来と言わざるを得ない。
    でも、それでも面白く読めたのだから、私との相性はよかったのだろう。
    作者からポーンと放り出された先にあったのは、青空の下の風通しのいい原っぱだったという読後感。
    伝わりにくいたとえですが。

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    2026年01月25日
  • 灰の劇場

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    フィクションとノンフィクションが交互に展開されるタイプの小説。

    自殺した2人の女性の謎を追う!という最初のミステリー感から考えると肩透かしをくらってしまうかもしれないが、そうではなく、女性(特に中年以降)の人生にある、どこか灰色がかった緩やかな絶望感を淡々と描く日常系(?)の小説として捉えると面白く読めると思う。

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    2026年01月24日
  • 月の裏側

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    ネタバレ

    「珈琲怪談」が面白かったので、塚崎多聞シリーズの第一作を読んでみた。期待通りの作品。
    読み終わったときも長い夢を見ていたような気持ちになった。白日夢やノスタルジイ、ミステリーなど混沌としたものが溶け合ったストーリーだ。
    舞台の街も読者が「来たことがある」「知っている」と思い起こさせる。夕立も蒸し暑い夜も夕闇も、そして久々の美しい月。冬に読んでも梅雨時の感覚がよみがえる。
    結局「アレ」の正体は謎のままで、この小説は謎のまま終わらせるのが正解だと思う。世の中は謎だらけなのだから。ただ多聞は実際のところどうなのだろう。盗まれたのか盗まれてないのか・・・本人は盗まれたと言っているがそれも怪しい。しかしそれも追及しなくていいことなのだろうな。
    郷愁に焦点をしぼると私は非日常なイメージがある。「郷愁」は若いころに訪れた温泉地など風情のある風景だ。そこで生活している人を感情を持っている「人」と認識するよりも風景の一部として捉えてなかったか。仕事で出会う人は人間臭いのに、なぜか自然に近い人は草木や動物と同じように見ていないか。それは神と一体になっていると言えなくないか。そう思うと自分も自然の一部に溶け込みたくなる。となると私はまだ盗まれていなかったのだ。

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    2026年01月23日
  • 黄昏の百合の骨

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    ネタバレ

    この物語の中では3人死んでますが、殺人は一つも無かったということでよろしんですよね?恩田陸さんの小説はこれで2冊目でまだまだ初心者です。前読んだ本は難解過ぎて理解できなかったですが今回はスーッと入ってきました。また恩田さんの本を読みたいと思いました。

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    2026年01月20日
  • 麦の海に沈む果実

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    すごくおもしろかった。恩田陸さんの作品はどれもこれも言葉が綺麗でスイスイ頭に入ってくる。常に不気味な空気が漂っていて、学校から消えていく生徒はどこへ行くのか、2月にきたりせは本当に学校を壊してしまうのかどきどきしながら読み切った。私としては少し悲しい結末だったな… 生徒から愛されている子と教師や大人から愛される子でわかれていて非常におもしろかった。

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    2026年01月20日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    主人公の女の子が幼少期から大学卒業までかけて、身の回りにある「キモチワルイ」を解決していく話。
    物語の脚本ももちろんなんですが、作者の恩田陸さんの個人的な語りが最高に面白かった。次回作も楽しみです!

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    2026年01月18日
  • 珈琲怪談

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    ホテルのクローゼット、内部照明の所には絶対泊まりたくないと思った…怖い…

    怪談するために、多忙な大人が時間を作って集まるなんて、とても価値ある、大人なアソビだな。やりたい。

    キャスティング
    多聞・・・松田龍平
    黒田・・・高橋一生
    尾上・・・ムロツヨシ
    水島・・・森田剛

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    2026年08月22日
  • ライオンハート

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    夢を通じて記憶が引き継がれ、時空を超えて何度も出会い、求め合うエドワードとエリザベス。
    昨今の乙女ゲームにありそうな、SFロマンスだった。

    次はどんな出会い方でどんな別れになってしまうのか?切ないながらも雰囲気が好きで、手元に置いておきたい1冊となった。

    どうしてもライオンハートというと、SMAPを思い出す…後、ズートピアの市長…

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    2026年01月16日
  • ドミノin上海

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    前回のドミノがおもしろかったので期待して読み始めました。表紙のパンダのインパクト強すぎと思いましたが、表紙に負けないくらい、パンダの行動がぶっ飛んでた。アウトローとパンダを組み合わせる発想がすごい。ドタバタ劇の群像劇でたくさんの人、動物、幽霊までも出てきますが、登場人物それぞれに性格を持たせ、個性を大事にしているため登場人物は多いけど混乱せずに読むことができました。

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    2026年01月16日