恩田陸のレビュー一覧

  • 夜のピクニック

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    さわやかな青春小説。すっきり。
    こんなにいい子ばかりいる高校生活ってうらやましい。
    放任主義な母親だけど、子供を1番わかっていて気にしていたところが1番感動しました。

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    2025年12月03日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    千明と千尋の禁じられた恋。

    それぞれ印象的だった一節。
    「一緒に死んじゃおうか?」
    そして、僕がその提案をとても嬉しく感じていたからだった。
    「きょうだいとしての愛だった。彼がきょうだいだったからこそあたしは彼を愛していた。」


    表紙のイラストは千明がナイフを埋めた後、汚れた手を洗う際、泡の付いた自身の手を見つめている視点では無いかと推測する。残ったのは後悔なのか達成感なのか。

    木洩れ日の中で過ごしていた時間は果たして幸せだったのか

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    2025年12月03日
  • 愚かな薔薇 上

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    2025.12.01
    ストーリーは次はどうなるのかについてもどかしさをかき立てる面白さある。しかし、「なち」が美少女ではなかったら、醜い存在ならこういうストーリーにはならないのではということを考えてしまっている。

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    2025年12月01日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    本屋大賞に選出されているだけあって、読みやすい。
    尚且つ、高校生の青春を言語化した作品でもあったことが面白かった。
    読んでみて思った感想として真っ先に思い浮かんだのは、犯人目線の推理小説みたいだということだった。
    ずっと主人公である甲田さんと西脇くんは、異母兄弟だということを黙っていた。それをほとんど知らない周囲の目ではなく、知っている2人目線の話だったことがとても新鮮だった。
    愛のかたちについて、ずっと悩んでいた。
    嫉妬も、愛おしさも、敬う気持ちも、全部愛だとわかっていて、愛に疑問を抱いていた。
    その疑問というか、概念というか、相手を思うことこそが愛なのではないかと直感で教えてくれる作品でも

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    2025年11月29日
  • spring

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    七瀬とHALが即興でコンテンポラリーを再現しているくだりでやっと気がついた。
    「蜜蜂と遠雷」の作者じゃん!
    亜夜とマサルじゃん!

    いや、別の話だし、
    こちらはこちらで素晴らしかったけれど。

    バレエは娘が12年やってた。
    ロシア留学なんて言い出したら費用は?
    なんてバカ親炸裂させていたけど、
    娘が楽しかったのはバレエ以上に友達と一緒にいる事だったらしく、この発表会が終わったら受験生、というタイミングであっさり未練もなくやめて、トゥシューズも捨ててしまった。
    送迎に、役員の押し付け合いに、発表会の裏方に、振り回された日々は何だったんだ、という気もするけど、娘は楽しい時間を過ごせたのだろうし、私

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    2025年11月29日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    ひょんなことから過去の事件を振り返り、その真相を推理していく物語。
    展開が二転三転し、正直どれが真実なのか、誰を信じればいいのか分からなくなる場面も多かった。

    それでもテンポよく読み進められ、最後まで面白く読めた一冊だった。

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    2025年11月29日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    正しい歴史に導く為に何回も二二六事件が繰り返され、俄然、面白さが増してます。

    物語の間にあるインタールードも最後に繋がっていきます。
    まさか、上巻の子供が逆上がりの練習している話がここに繋がるのかなーと納得。

    パラレルワールド?を上手く描いた作品だと思います。

    ラストもなんか、映画の美しいシーンのようで良かったです♪

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    2025年11月29日
  • チョコレートコスモス

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    たぶん『蜜蜂』以来の恩田作品。前回は音楽家、今回は役者。恩田さんは「天才」たちを描くのが本当に上手。それぞれキャラクターの魅せ方も巧いし、言うことないわ!笑。こういう作品を読むたび、作家もまた「天才」なんだなと尊敬するよホント。星四つ半。

    追記。
    (個人的に思うこと)これから一番面白くなってくる分岐点があるとするなら、ここだと思う。p385。まさに前フリだ。あと、p494〜495にかけて。『蜜蜂』のときも感じたが、ゾーンの表現が本当に巧いなぁホント。これは一体なんの涙なの?別に嬉しいわけでもなく、ましてや悲しいわけでもないのに…。こんなよくわからない感情は初めてだ。嗚呼。

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    2025年11月28日
  • spring

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    すごい!
    バレエを全く知らないのに読んでシーンが思い浮かぶ類稀なる文章力。
    これは実際にあった物語では無いですよね?!って思うくらい細部まで事細やかに描かれてる。
    登場人物に天才が多過ぎて、世界で活躍するような人たちはやはりこれくらい天才ばかりなのだろうな。
    さらに天才の性的指向はマイノリティでもそう驚かないのは何故だろうな。
    それぞれの人からの視点で描かれているのも面白かったけれど、一人の天才の物語という感じで、すごい盛り上がりが仕込まれているわけではないので私の好みからは多少外れているかな。

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    2025年11月27日
  • 鈍色幻視行

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    「必然性?」
    そう書き残して自死した脚本家の前妻をいつまでも消化しきれない夫と再婚した小説家の妻が、いわくつきで未完成の映画の原作の謎について、いわくに関わった人たちと2週間の船旅に出る。

    「鈍色幻視行」
    そのまま読めば“色のはっきりしないまぼろしを視つつ行く”
    そんな空気感を漂わせながら船上で問題の小説とその作者の真相、映画化が頓挫したわけを話し合う。

    それぞれの過去を映し出した感じ方が、互いに少しづつ表に流れ出す。
    いつのまにか登場人物たちの流れ出た物語に引きずられてのめり込むように読んでしまった。

    「真実はパレードで降ってくる金色の紙吹雪 落ちてしまえばただの安っぽい紙切れ」

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    2025年11月26日
  • 球形の季節

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    ネタバレ

    途中まで面白く読んでいたが、登場人物が多く、色々な謎が散りばめられたはいいものの少し風呂敷広げすぎて収束しなかった感があったので☆4。

    時代背景が80年代後半〜90年代前半っぽいのでその時代を想像できるかできないかで少し困惑はあるかもしれないが、恩田陸特有の思春期の少年たちの機微の描写とノスタルジーな夏の風景がマッチして懐かしさを感じる作品。

    成長して何者かになる願望は誰しもがあるが今いる場所から踏みだせるかはすごく勇気がいることなのでそのことを書いているのかなと理解した

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    2025年11月26日
  • 珈琲怪談

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    怪談の定義は曖昧だけど、人によっては何ともないかもしれないけど怖いと感じた話や、不思議だと感じた話をただゆるゆると話す感じ。
    場所やシュチュエーションによって呼び起こされる記憶の不思議さや、その人によっての違いが面白い!

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    2025年11月26日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    sfというよりファンタジーの要素が強かった印象。

    不気味な雰囲気を前半部分では醸していたが、
    純粋な作者の想像力を期待させる良い不気味さだった。
    血を吸う風習等、一般的には受け入れ難い風習も描かれていたが、ストーリー性はあったので最後の結末まで読めたと思う。

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    2025年11月26日
  • spring

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    「蜜蜂と遠雷」「なんとかしなくちゃ。」以来の恩田さんの作品でした。今回、他作家の別作品2冊と同時進行で読むということをやってみました。

    本作の『跳ねる→芽吹く→湧き出す→春になる』のそれぞれの間に、2作品の一編ずつを挟んで読み繋ぐという荒技。すると、自分自身飽きっぽい性格なのですが興味関心が薄れることなく、むしろ、まるで好きな連続ドラマを1週間毎に観るような感覚になり、次の順番が回ってくるのが待ち遠しくなるんですね。

    結果4日で完走。ちなみに他2作というのは、永井紗耶子さんと髙田郁さんの作品でした。そのどちらも次に回ってくるのが楽しみで仕方がないという…。

    で、本作ですが(笑)。
    主人公

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    2025年11月25日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    演劇を始めたばかりの天才、佐々木飛鳥が業界を席巻する物語。舞台は誰もが敬うプロデューサー、芹澤が主催するオーディション。
    アイデアに困り嘆く脚本家の神谷や舞台俳優一家の女優として名を馳せる東、飛鳥が所属した演劇サークルのメンバーの視点から、飛鳥の奇想天外な演劇が光る。
    熾烈な戦いの中で飛鳥が到達した境地に読者は心を震わせる。
    個人的に一番好きだったのは東響子の嫉妬に燃えて何がなんでも勝利を掴み取ろうとするタフネス。彼女がいたからこそ、オーディションでの戦いが逼迫しページをめくる手が止まらなかった。

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    2025年11月25日
  • 黄昏の百合の骨

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    ネタバレ

    1作目より起承転結がわかりやすく読みやすかった。木漏れ日に泳ぐ魚でもそうだけど、作者さん、いとこ同士の禁断の恋好きすぎない?笑

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    2025年11月24日
  • 鈍色幻視行

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    ネタバレ

    映画化の企画が上がるたび死者が出る呪われた小説『夜果つるところ』。その小説の謎を追う小説家・蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春と共に参加する。梢の取材に応えて語り出す関係者たち。

    とても良い雰囲気で好き。
    不思議な作品と作者の謎が良い。

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    2025年11月24日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    不思議な物語。
    ゆっくりと時間が過ぎる読書体験もあれば、
    急に場面が変わって違う世界に引き込まれる。
    この本自体が常野一族かも。

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    2025年11月23日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    音を聞いていませんが、描写が素晴らしく、あたかも聞いているような錯覚を覚えます。
    登場人物も実在する人に感じられて、没頭して読み進める事が出来ました。
    早くコンクールの結果が、知りたくなってしまいます(^^;;

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    2025年11月23日
  • 光の帝国 常野物語

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    恩田陸の愚かな薔薇に近い特殊能力系のSFチックな作品。誰かに利用されそうになり、互助しながら社会の片隅でひっそりと生きていく姿が微笑ましい。続編が気になる。

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    2025年11月23日