恩田陸のレビュー一覧

  • spring

    Posted by ブクログ

    バレエの世界観、踊り、音楽、本とは掛け離れたもののはずなのに、想像がそれを補うという読書体験をさせてくれる
    萬春の特異性は実写では出せない
    頭の中に読者の数だけ萬春がいる
    これも本ならではの良さだよなぁ

    0
    2026年08月11日
  • ユージニア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恩田陸を読んだ〜って感じがした。
    とにかく真相を知りたい性質の私は、他の人の物語ならこういう終わり方は全然スッキリしない…となりそうだが、恩田さんのはそうならなくて何故かとても良い気分になる。描き方なのかキャラなのか文章力なのか分からないけれど…。たぶんキャラというか人間の描き方かもしれない。分かるものも分からないものも含めてなんだか納得してしまうのだ。物語にふんわりと包まれて、余韻が優しい。不思議だ。
    最近は小説はあまり読んでなかったのだけど、一度恩田さんを読むともっと物語に溺れたくて、この後しばらく恩田さんの未読作品を読むと思う。

    0
    2026年08月11日
  • 六番目の小夜子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある高校で、3年ごとに引き継がれるサヨコの話。
    3年ごとということは、その高校の生徒が一新されるということだ。
    それなのにその伝統は、奇妙なまでに引き継がれていく。
    一体どんな力が働いているのか。サヨコとはなんなのか!
    サスペンス青春物語。

    やはりなんといっても、文化祭の体育館のシーンですよね、、。あのシーンのための物語と言っても良いと思う。読んでて鳥肌が立ちました。
    自分も体育館にいるんじゃないかという臨場感。なにか恐ろしいことが起こるのではないかという緊張感。みんなが騒ぎ出して、先生が「あかりをつけろ!」と叫んだときの焦燥感。全部が体験として刺激的だった。

    ところどころわからないことが

    0
    2026年08月11日
  • MAZE 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アジアの西の果て、入った人間が消える不思議な白い建物。友人である神原恵弥の依頼で謎解きを請け負った時枝満。恵弥、スコット、セリムと共に「豆腐」と名付けた建物を調べるが…。カメラをつけたラジコンでの調査で映った人影、消えたセリム。

    入った人間が必ず消える訳ではなく、消えない人間もいる不思議な謎。神原恵弥と満のやり取りが面白い。

    0
    2026年08月09日
  • 夜のピクニック

    Posted by ブクログ

    歩行祭というシンプルで長いイベントのなかで人間関係やそれぞれの感情が徐々に変わっていく様子を描いた作品。
    大きな展開があるわけじゃないけどゆっくり明らかになるそれぞれの状況やじんわり変わっていく心を感じながら読み進めると、不思議と落ち着いた気持ちになる。
    一方で、多くの子が顔がいい書かれてたり男女の仲の良さが、自分が当時見つめていたクラス上位のグループの落ち着きを感じさせ、少し苦しくなった。

    0
    2026年08月09日
  • 珈琲怪談

    Posted by ブクログ

    終始まとってる空気がオシャレだと思った。
    いい大人たちがカフェで語り合う。その内容がたまたま「怪談」

    すごく贅沢で有意義な時間の使い方で羨ましく思った。

    0
    2026年08月09日
  • 黒と茶の幻想(下)

    Posted by ブクログ

    『黒と茶の幻想』(上) 恩田陸
    『黒と茶の幻想』(下) “

    読み手を引き込み一瞬も気を逸らせない凝った構成の物語だ。登場人物の微妙な心の動きはキレよく丁寧な文章で迫ってくる。自分の一回り後の世代が人生半ばにして棚卸しの中間総括をする話だ。

    仲の良い男女4人の同期生が大学卒業後、仕事も家庭も一段落したところで、一緒に屋久島(小説上は架空の島)に3泊4日の旅行をするという設定である。
    樹齢千年の古代杉など島の自然の息吹に触発されて、彼らが体験し交差した学生時代までを反芻する。
    四人がそれぞれ章ごとに主語で回想を巡らす。

    利枝子は小さい頃から美人で聡明、皆の憧れの的であった。今

    0
    2026年08月12日
  • 夜果つるところ

    Posted by ブクログ



    遊郭「墜月荘」に暮らす「私」には、名前も、生年月日も、そして自分が男なのか女なのかさえ分からない。

    三人の「母」に囲まれながら、「交流部」や「料理部」など、館の中で繰り広げられる異様でおぞましい出来事を目にし、経験していく「私」。その無垢ともいえる視線を通して描かれる人間の欲望や狂気、そして少しずつ揺れ動いていく感情が、何とも不気味で、それでいて美しい。

    読み進めるほどに、「私はいったい何者なのか」という疑問が膨らんでいく。そして最後に明かされる、その正体――。ここで物語の景色が一変する。思わず「そういうことだったのか」と唸らされる衝撃の結末だった。

    本作が『鈍色幻視行』の中に登場す

    0
    2026年08月08日
  • 傾斜のマリア

    Posted by ブクログ

    久しぶりの恩田陸。色んなシリーズあるけどこの恵弥シリーズは毎回面白く今回も満足!
    舞台が長崎で歴史や戦時の話もちょっとあり夏の読書に合う。ラストもスッキリで読みやすかった

    0
    2026年08月08日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

    Posted by ブクログ

    上巻では、ピアノコンクールを文章で味わう体感に新鮮さと驚きを感じたが、後半戦になるとやや中だるみ感が否めず、読みながら何度も眠気を感じた部分があった。
    本戦の前のリハーサルのエピソードなどは物語のアクセントになっていて良かった。
    ホフマンのメッセージと、弟子に課した課題は、作中で消化されたような、やや腹落ち感が欠けるような感覚ものこった。

    登場人物については、本当によく考えられ、厳選され、一人ひとりの感性までもよく掘り下げられており、作品に厚みを与えてくれている。
    また、解説を読んでもわかる通り、音楽を文学に落とし込むというのは相当な工夫と努力が必要だったはずで、その点は、すごいのひと言に尽

    0
    2026年08月07日
  • ドミノin上海

    Posted by ブクログ

    冒頭で衝撃を受けたけれど、前作以上に賑やかなドタバタ群像劇で楽しく読めた。前作を読んだのはかなり前だったものの、読み進めるうちに登場人物たちを自然と思い出し、『ドミノ』も自分にとって印象の強い作品だったのだと実感。別々に動いていた人々や出来事が最後にまとまっていく、大団円らしい読後感もよかった。

    0
    2026年08月06日
  • ドミノ

    Posted by ブクログ

    中学生の頃に読んだのであまり覚えてないですが、なんか犬がいたような…?ドタバタ群像劇で最後に綺麗に収束して驚いた記憶があります!また読み直したい1冊です。

    0
    2026年08月05日
  • 夜果つるところ

    Posted by ブクログ

    「戦争というのは、歴史の本の中の出来事であり、過去の出来事だと思っていた。本の中に書かれていることはもう終わってしまったことなので、これから先も戦争というものが起きる、ということが信じられなかったのだ。」p192

    過去読んだことのある恩田さんとは趣向が異なり、少し面食らった。でも、読んでいるうちに青白い晦のような空気に包まれこの独特な重力を好ましく思った。


    棕櫚 シュロ

    0
    2026年08月05日
  • ドミノ

    Posted by ブクログ

    ドミノのようにたくさんの登場人物たちの、ドミノが倒れるようなそれぞれのドタバタ劇が、ドミノのように綺麗にゴールに収束していきます。
    映画を見るような感じで、一気に楽しく読み終えてしまいました。夏にピッタリの痛快エンタメでした!


    この筆者の作品はミステリアスなものをこれまで読んできたので、こんなお話も書いていたのですね!?って感じで、ますます好きになりました。

    0
    2026年08月05日
  • チョコレートコスモス

    Posted by ブクログ

    ガラスの仮面 小説版

    話のテンポも登場人物の対比や心理描写も丁寧で面白いけど、一番気になるところで終わるから1巻で完結するんじゃなくて続編欲しかった

    0
    2026年08月05日
  • 上と外(下)

    Posted by ブクログ

    全六巻の時も読み応えがあってよかったが、上下巻にまとまった新装版も良い。
    恩田陸というとどうしても怪奇と幻想、推理の人というイメージが強すぎるものだから本作を読んだ時はこういうの描くんだと驚いた。冒険小説なのである。
    都市部と森林部でのパートはきっちりと区切られていてクリフハンガーもしっかり配置されていて読む手が止められない。結末など過去に読んでいて知っているはずなのにやはりハラハラしながら頁をめくっていた。何よりこの小説のラストがいい。冒険のあとの爽やかな涼風を肌に直接浴びているようだった。

    0
    2026年08月04日
  • 土曜日は灰色の馬

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんのエッセイって、ルーツや、見ている世界を知れるので良いですね。たまに(結構?)毒があるのも好きです。しかし紹介されている本はほぼ読んだ事のない本、かつ難しそうと感じ、読もう!とも思えず…ただただすごいな〜っと思うしか出来なかった…!小説家ってすごい。いや、私が無力なだけか…

    0
    2026年08月03日
  • 傾斜のマリア

    Posted by ブクログ

    シリーズ最新作だけど
    前作ブラックベルベットの続編、と言った感じ。
    わたしは続けて読んでいるからわかるけど、間が開いちゃった人は復習してから読むのがおすすめ。

    会社を辞めた恵弥は、休暇でN崎を訪れる。
    基本、なにも起きてないのに面白いのはなぜなんだ。
    恵弥の祖母の残した数え歌、傾斜のマリアとは、なんだったのか。全然解決してくれなかったので、覚悟して読んでください。そんな恩田陸が好きな私みたいなやつは、安心して読んでください。

    0
    2026年08月03日
  • ドミノ

    Posted by ブクログ

    終盤のドタバタ劇、テンポよく読み進めることができた。誰の紙袋に何が入っているかは終始こんがらがったままであった。

    0
    2026年08月03日
  • 鈍色幻視行 下

    Posted by ブクログ

    ミステリーを想像していて、それとは違いました。
    けど、読後感は良かったです。
    最終章に出てくるフレーズは、そこだけ切り取っても人生、生活、日常を送るうえで何かを感じるんじゃないかと思いました。
    ストーリー内のテーマの物語を読むかどうか…読んだら、またこっちを読み返すことになりそうです。。。
    読むなら間をあまり空けないほうが良いけど、他も読みたいし悩みます。

    恩田陸さんの作品は、あまり読んできてないけども…梢さんは"恩田陸"の中の人の一部が投影されてるのではないかな?と考えられて面白いです。

    0
    2026年08月03日