恩田陸のレビュー一覧

  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    旅行先の沖縄のイオンの書店でなんとなく衝動買いした一冊。

    主な2人の登場人物の、視点が交互に入れ替わりながらストーリーが進む。ある事情を抱える男女2人の物語なので、恋愛小説かと思ったがどちらかというとミステリーに近い感覚。

    引っ越し直前の、荷物をほとんど出し切ったがらんとしたマンションの一室が舞台なのだが、その様子がなおこの話の不穏さを後押ししているように思った。

    吉田修一のパレードも、マンションの部屋が舞台だったが、それを思い出した。

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    2026年05月21日
  • チョコレートコスモス

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    ・大学の劇団に突如現れた不思議な天才少女(佐々木飛鳥)、ステップアップを狙うサラリーマンあがりの中堅脚本家(神谷)、演劇進出を狙うアイドル(安積あおい)、芸能一家出身で圧倒的地位を獲得しつつある女優(東響子)など・・・が伝説のプロデューサー芹澤泰治郎による舞台への出演を掛けたオーディションに臨んでいく群像劇
    ・面白かった!!!!! ゾクゾクした!!!!! というのが読後の率直な感想
    ・演劇の世界の深さや、登場人物の心理描写やスピード感が圧巻
    オーディション場面は、「演劇サークル入部の為のエチュード」「2人3役の脚本」「舞台主演が演じる傍らでその影を演じる」などいくつかあるが、夫々違った方法で想

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    2026年05月21日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    この話の要素は大きく、24時間歩き通すという高校の変わったイベントと、異母兄弟がクラスメイトになったという2つのみ。しかも序盤でだいたいの人間関係や場面がわかってしまうから、正直「まだ後4分の3くらいあるけど話持つの…?」と疑問だった。そして回想シーンなどもほぼ無い。ただただ高校生が歩きながら話すのだ。
    それでも飽きずに読めてしまうのは、恩田陸さんの落ち着いた、でも好奇心に溢れた語り口だからなのか。他の人には書けない作品だと思った。

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    2026年05月21日
  • 不連続の世界

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    食わず嫌いするなと言われそうだが、短編集となると伸ばした手を引っ込めてしまう。あくまで個人的な好みだから気にしないでほしいが、物語に続くテンションが一回ずつ上がっては下がり、上がっては下がりを続けるので疲れてしまう。
    だが連作となると別だ。一話一話は完結しているように見えて実は、という仕掛けがたまらなく好きだ。予期せず手にした本がそれだと途端にやる気が漲ってくる。
    『月の裏側』の多聞再びだが、シリーズではなく前作と繋がりもない。怖さとは違う不穏で、白昼夢のような世界観。起きてもまだ夢の中にいるような雰囲気がたまらなく好きである。

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    2026年05月21日
  • 祝祭と予感

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    この人の書く音楽家、みんな素敵。蜂蜜と遠雷、ぜんぜん覚えてなかったけどなんか蘇った、もう一回読みたいなあと思った。

    オーディブルにて

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    2026年05月20日
  • 光の帝国 常野物語

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    ネタバレ

    不穏な話もあればほっこりする話もありちょっと変わったショートで面白かった。
    オセロゲームや草取りの話は繋がっているのかいないのか……。
    最後の話はハッピーエンドで締めくくりとして良かったなあ。

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    2026年05月19日
  • spring another season

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    ネタバレ

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    Springの短編集、各キャラクターのその後であったり本編の隙間話だったり、楽しめました!
    主人公の春はもちろんだけど、周りのキャラクターも魅力的

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    2026年05月19日
  • spring another season

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    ネタバレ

    フランツと春の話が多めでBL小説としても上質に仕上がってるのでは、と思った次第で。前巻と違い、最初から春の素の姿が割れているのでとても可愛らしく思える。
    春とフランツの人生で唯一と思しき季節と、他魅力的なキャラクターの短編集。甘くて苦い短編集。(短編集?)

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    2026年05月18日
  • spring

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    教養の無いわたしは登場人物の魅力と男男が無いと読むのがしんどかった。飽きはしないけど、長い、しんどい。でも続刊読みたい。(感想が酷い)

    とは思ったものの、数日経っても余韻が残るとても良い本だった。
    コミカライズされるといいな。

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    2026年05月18日
  • 夜のピクニック

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    ただ歩くだけの話なのに、すごく繊細で多幸感いっぱい。自分の青春や人生の思い出がより愛おしく思えてくる。心の宝物にしたくなる本。読んでよかった。

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    2026年05月18日
  • spring another season

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    バレエダンサーがテーマの人気長編の続編である。続編は、短編集であった。長編で活躍した登場人物ひとりひとりが取り上げられ、前日譚や後日譚、サイドストーリーなどが展開される。

    …ただ、入手するまでにずいぶん時間がかかってしまって、本を開いても出てくる人物出てくる人物、ほとんど覚えてない笑 覚えてなくてもったいない気もしたが、それでも楽しめるのだからさすが恩田陸…。

    そして読んでいくうちに少しずつ思い出す。あの日の光…。挑戦、葛藤、栄光。

    短編のなかで、主人公の萬春のかなり未来を垣間見る物語もある。おじいさんになったバレエダンサー兼振付家へのインタビューという形式だ。不覚にも月日の流れと人生と

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    2026年05月17日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ずっと前に買ってたけど、読めてなかったもの。
    音楽の表現が素晴らしくて、読み始めてみると止まらなくて半日で読み終えてしまった。
    読んでいてわくわくするし、どんな音楽なのか、人柄が伝わってきて、すごく良かった。
    明日は下を読むぞ!音楽聴きに行きたいなと思った
    努力した上で才能を咲かせた人と、生まれもって音楽に愛された人と、様々な人がいるけど、やっぱり生まれもった天才に憧れてしまうな

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    2026年05月17日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    誰にも共感できないからこその圧倒的な面白さ。

    クラシックの名曲が曲名と共に浮かんでこないので、
    映画サントラをBGMに読みました。
    最高でした。

    杉山巧さんのカバーイラストもとっても素敵です。

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    2026年05月16日
  • ユージニア

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    ネタバレ

    薄暗いキャンバスに描かれた絵画のような世界観
    恩田ワールドなのかは分からないが(恩田作品5作目なので)、背景のように常に感じる闇感が独特でいい
    大量毒殺事件当時の状況が語り部たちによって部分的に明かされていくが真相は闇の中
    最後の最後でモヤッとして、自分が読み取れてなかったのかと他の人の感想を見てみたら、皆んなそうだったみたいで一安心
    これが恩田作品なのかなぁ

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    2026年05月16日
  • spring

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    周囲の人からの視点で物語が進む間は、人間離れした天才を遠巻きに見ている印象だった。ひとりだけ圧倒的に輝いている。本人視点で本人の内面が説明されてから、ようやく春に人間味を感じるようになった。表現したいものがバレエにだけ見つかったから、バレエ以外の道を選べなかったのだと思う。
    わたしはバレエに全く無縁だったけど、この本を読んで少しバレエを知った気になって、春の祭典のバレエを動画で見てみた。この本を読みながら想像したものよりはキラキラした感情は生まれなかったけど、現地で鑑賞したら感動があるかもしれないとも思う。

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    2026年05月15日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ピアノコンクールに挑む若者達の話。最初は引き込まれたが、1次、2次、3次予選と繰り返す中で同じような描写があり、そこは斜め読みした。

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    2026年05月14日
  • 麦の海に沈む果実

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    あれ⋯?

    終章までは、思ったより暗い世界観だなと思いながらも割と面白くて読みやすかったのに、結末で納得させてもらえなかった。

    降霊会は結局何だったの?犯人ってそれだけのこと?序章でなぜ麻理衣が出てきたの?施設の入口を見つけたのになぜ入らなかったの?

    物事がただ起こっただけで、解決感がない。なんだか煮え切らないなあ。

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    2026年05月14日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    audibleにて。
    昔から読みたい読みたいと思っていてなかなか読めずにいた本です。

    うちの小説とか本とかをあまり読まない姉がこの本は大好きで何回も読み直してるって言ってて、読んでみたかったけどなかなかだったので、今回はaudibleでしたが聴けてよかったです!

    音楽の小説って難しいと思うけど、本当に音が鳴ってるような気がします。

    1番お気に入りの人が2次で落ちたので、ガックリしましたが、最後にサプライズがあって良かった^_^

    映画も観て観たくなりました。

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    2026年05月14日
  • 光の帝国 常野物語

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    不思議な物語。大切なものをたくさん無くしたのだなあと哀しくなる。自分とは異質なものにも優しくありたい、としみじみ思った。
    題名も著者も忘れていて、吉本ばななの「王国」を読んで、ストーリーを思い出した。

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    2026年05月14日
  • まひるの月を追いかけて

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    読むと奈良に行きたくなり、
    奈良に行くと読みたくなる。

    大好きな恩田陸さん。
    夜のピクニックは代表作の一つだが
    この『まひるの月を追いかけて』は、大人版「夜のピクニック」だ。
    二人の女性が、一人の男性の話をしながら奈良を、明日香を、山辺の道をひたすらに歩く。のどかな風景描写も挟まって…と、ほっこりした作品かのようだが、さすがは恩田陸さん、そんなストレートな展開にはしてくれない。
    そもそも、恩田さんの作品には「不穏さ」がつきまとう。はっきりとは書かないけど、何か良くないことが起こるのではないか、と気持ちをざわつかせる描写がとてもうまい。
    この作品も同様で、どこか不穏なのだ。
    そして、次々と「何

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    2026年05月13日