恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ導入は毎年開かれるお茶会、クラシックなホテル、作り話のリレーが習慣の三姉妹など、独特のミステリアスな雰囲気が感じられて良かった。
姉弟の出生の秘密、
両親の死の真相、
顔が潰された謎の死体の真相など、
姉弟の禁断の関係で序盤にプチ衝撃を受けていたのが馬鹿らしくなるくらいてんこ盛り。
一番の隠し事をしていたのは丹伽子だったが、それにしたって施設を抜け出してなんとお騒がせな笑
知られずに終わる形もあったかもしれないが、それまでにバレていた可能性もあるし、良くも悪くも区切りがついて良かったのではないか。
巻末にて、著者のインタビュー
子供時代や、社会人になってからのエピソードなど -
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【短評】
第156回直木賞及び第14回(2017年)本屋大賞を受賞した傑作『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ小説。六つの掌編からなる作品群と、作者による音楽エッセイで構成された一冊である。『祝祭と掃苔』『獅子と芍薬』『袈裟と鞦韆(ブランコ)』『竪琴と葦笛』『鈴蘭と階段』『伝説と予感』の六編が収録されている。
本作は、風間塵や栄伝亜夜を始めとする数々との登場人物との再会を喜ぶ趣のお話と、これまでとは違う側面から「音楽」を描くお話に二分される。前者はファンサービス感が強く其処まで心躍るものではなかったが、後者は素直に面白かった。作者の「音楽」に対する造詣の深さが垣間見える。
特に気に入ったのは『袈裟と鞦 -
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ネタバレ美術の授業にて、「夏の人を描きましょう」と先生に言われ、先週転校してきたミチルはなんのことやら?とにかく夏らしく、麦わら帽子をかぶった子供を描いたが、他のみんなは揃って全身緑色の人間を描いていた。隣の席に聞くと、「みどりおー」といいかけるも、夏の人としてみんな知っているという。
帰宅後、習慣で全身鏡を覗くと小屋の影から、緑の影が見えた。「みどりおとこ」
そして、なぜか夏の城への招待状を受け取り、計6人が林間学校に参加。食事当番、お参り、水路から流れてくる花の色と数の報告という、謎の業務。
以上が導入。
p168という短さながらも少しSFチックなはっきりした真相もあって、読後の満足度が高い -
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すごく面白かった。恩田陸さんの本は独特な世界観で物語の中の空気感も好きです。上下巻と分かれてる少し長めのお話でしたが、スッと物語の中に入っていけたのであっという間に読めました。
下巻のみんなそれぞれのインタビュー形式の場面では読者の前にそれぞれの人物がいて語ってくれているみたいでした。
自分の中で気になった文章書きます。
P11
【肉体関係を持とうが持つまいが、他人は他人である。むしろ、他人でない人間と肉体関係を持つのはまずい。肉体関係は、あくまでも「他人」と持つべきもの。なのに、なぜ関係を持ったとたんに「他人ではない」ということになるのか】
P156
【世の中には、全く言葉の噛み合わな -
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【あの名作たちの不穏で気になるその後】
豪華メンバーによるパロディのアンソロジー!
今回の一番のお目当てはあをにまるさん。
『今昔奈良物語集』が最高にファンキーで面白かったので、期待値爆上がりで読みました。
『髭』 あをにまる
芥川の『鼻』のコンプレックスを現代風にアレンジしたハートフルコメディ。
やっとの思いで髭のコンプレックスを克服したのに、周りの反応が意外にも……「おい、それかよ!」と唸らされた。
そこで気づかされる、自分にとって髭が何だったのか。「俺の髭は観葉植物じゃない」と叫びながらも、どこか吹っ切れた感じの主人公にクスッと笑えます。原典をしっかりと踏襲しつつもユーモア溢れる作品 -
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いい年のおじさんたちが、喫茶店やバーをハシゴしながら怪談話をするという短編集。何も知らずにこの作品を読んだが、どうやら主人公を塚崎多聞とするシリーズの3作品目らしい。シリーズは飛ばさず順番に読みたい自分としては悔しいが、この作品からでも十分楽しめる。
全体的にはゆるっとした雰囲気。怪談もほとんどが怖くなく、どちらかというと仲良しのおじさんたちが話しているのをまったり見守る感じ。さらりと読める。
ただ、たまにゾクっとくるエピソードがあるのと、多聞の何気ない一言が、友人の仕事のサポートになることがあり、いい刺激になっていた。
おしゃれそうなお店が出てくるため、純喫茶に行きたくなる。ほんのりと