恩田陸のレビュー一覧

  • 六番目の小夜子

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    恩田さんのデビュー作、初めて読みました。ココから、恩田ワールドが始まったんですねぇ。不穏が不快じゃない、ラストまで読んで、スッキリ解決したわけじゃないけど、読後感は悪くない。コレって私的に大事なポイント。恩田さん、これからも読ませていただきます。

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    2026年03月07日
  • Q&A

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    audibleにて。恩田陸さんの本は「夜のピクニック」が好きで、劇場版と小説が印象/満足感どちらも同じと感じた珍しい作品で、それ以外読んでなかった。当作はインタビュー形式で少しずつ状況が分かっていくので、次第に物語に引き込まれて行ってとても楽しかった。ボキャブラリの少なさから来る印象なのかもしれないけど、ラストの展開が意外過ぎて「おい笑!!!」ってなった。

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    2026年03月07日
  • 六番目の小夜子

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    恩田陸先生のデビュー作。数年ぶりに読んだけれど、やはり色あせない魅力がある。
    子どもとも大人とも言い切れない「高校3年生」という年齢の、揺れ動く心の不安定さや脆さ、儚さ—そして、その奥にある美しさが『サヨコ伝説』という奇妙なゲームに翻弄される彼らの姿を通して描かれていた。すべてが明かされるわけではない終わり方も、まだ物語が続いているような余韻が残りこの物語にはよく似合っていると思う。ドラマ版も懐かしいなあ。

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    2026年03月07日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    4人の中では、何故か蒔生のキャラが魅力的と思うのは、おかしいのだろうか? 憎みきれない人でなし、、、昔の歌のフレーズにもありましたわ。それにしても、恩田陸さんの巧みな心理描写には、かないません。この著書は特に、ある程度年齢を重ねたからこそ、わかる、ろくでもない矛盾というか、割り切れなさも受け入れざるを得ないというか。解説にもある、恩田陸は世代の作家、というのも納得する。

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    2026年03月06日
  • spring

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    ネタバレ

    バレエダンサーであり振付家の萬春(よろずはる)の半生。
    集中力と観察力、そしてそれをトレースする力と表現力。
    必要な才能はすべて持っている。
    でも、だからと言ってそれだけで世界のトップに立てるほど、甘いものではない。

    中学生時代に出会い、ともにドイツに留学したJUN。
    幼い頃から近くで春のそばで彼を見守ってきた稔おじさん。
    同じバレエスクールに通っていたが、その後作曲家になった七瀬。
    そして彼自身の言葉で萬春を語る。

    全体の感想としては、面白かったです。
    JUNのパートは、まあ普通のバレエ小説、バレエマンガにありがちではあったけど、恩田陸の筆にかかるとワクワクするほど面白い。

    一番好きな

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    2026年03月06日
  • 珈琲怪談

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    「ようこそ、珈琲怪談へ。」
    アミーゴ4人の茶和会、飲み会じゃないのがミソ。オチがなくとりとめのない小話が延々と続くけど、最後まで読んでしまう不思議。

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    2026年03月08日
  • 祝祭と予感

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    「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。
    「祝祭と掃苔」「獅子と芍薬」「袈裟と鞦韆」「竪琴と葦笛」「鈴蘭と階段」「伝説と予感」の6作収録。

    最初に言っておくと、「蜜蜂と遠雷」は記憶の彼方である。
    素晴らしい作品だったこと、栄伝亜夜や風間塵など主要キャラの外殻など断片的なものしか覚えていない。正直、再読せずにこの短編集を読んでしまって良いものか直前まで悩んだ。でも、えいやという気分で頁を開いてみた。
    最初の作品が「祝祭と掃苔」で、前述の栄伝亜夜と風間塵が出てきてくれたので、意外とすんなりと世界に戻ることができた。天才たちの年相応の雑談に、心が和んだ。記憶が曖昧でもちゃんと楽しませてくれるなあ。

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    2026年03月05日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    とっつきにくい印象もある。会話以外の文字が多く、読み進められるか?と思いつつだったが、そこは、恩田陸さん。なかなか複雑な背景で攻めてくる。そして、年齢的にも共感できる文章が幾度か出てきて納得する。下巻ではどうなっていくのか、うーん、早く読みたい!

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    2026年03月05日
  • ライオンハート

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    輪廻転生もので不思議な話だった。登場人物全員横文字で混乱した。でもふわふわした夢みたいな世界観は好き。

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    2026年03月05日
  • ドミノ

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    ★4.1
    登場人物のそれぞれの思惑で起こした行動が少しずつ繋がっていく様子がおもしろかった。
    頭の中に映像を思い浮かべながら読むと楽しい。
    映像でも見てみたい。
    なんとなく踊る大捜査線に出てくるスリーアミーゴスのようなコミカルさを彷彿とさせた。

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    2026年03月05日
  • 夜果つるところ

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    昭和初期、山間の遊郭・墜月荘で、私は三人の母と共に生活していた。
    産みの母・和江、育ての母・莢子、名義上の母・文子。館に訪れる軍人や客、下働きの男女たち…私の視点で紡がれるのは、不穏で耽美な空間。「鈍色幻視行」の核となる作中作。

    浮き世離れしている作品。
    主人公であるビイちゃんがあまり主張してこないせいか、のっぺりした平板な印象を受ける。読者は、輪をかけて遠くから墜月荘を眺めているような気分にさせられ、終始視点は俯瞰だった。それをのめり込む事ができなかったと評価することもできるのだが、この奇妙な距離感があったおかげで、墜月荘の非日常感が色濃く演出できていたという見方もできる。非常に評価が難し

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    2026年03月03日
  • 珈琲怪談

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    塚崎多聞が出てきます。
    他に作曲家の尾上、外科医の水島、検事の黒田。
    この4人で、各地の喫茶店を巡りながら、それぞれの持ちネタ…ならぬ持ち怪談を披露する。
    京都、横浜、神田神保町、神戸、大阪、京都…
    尾上の「ようこそ、珈琲怪談へ」という宣言で始まる、怖いお話たち。
    幽霊がらみの本物怪談もあるけど、偶然?必然?みたいな巡り合わせの不思議なお話もあり。
    夜寝る前に読むと、ちょっと怖いかも…

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    2026年03月03日
  • 薔薇のなかの蛇

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    今回は、ラストに向けて理瀬シリーズのミステリーが開花した感じ。ヨハンの出番は少なかったけど、しっかり裏で絡んでくるという。理瀬とヨハン、どんな未来を歩んでいるんだろう。混沌とした現代、実在するような錯覚に陥る、そこが流石恩田ワールド。

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    2026年03月01日
  • spring another season

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    『Spring』で魅了された萬春にまた会いたいと思っていたので嬉しい。フランツとの恋愛エピソード多め。もしHALが女性だったら…フランツの家から手切れ金を渡された春が一人で息子KENを産んで…って二人とも妄想逞しすぎでしょ!学生時代、ヴァネッサやフランツ、ハッサンなど能力のある友人たちに「できるよね」と、押しかけ振り付け師のようなことをしていた春は、人気振付家となり、HALの作品だけを集めたスペシャルガラ2日間なんて絶対見に行きたいような魅力的な仕事をしている。
    フランツの引退公演は、HALの振り付けでデュオを踊る「石の花」。少し切なかった。
    唯一の師、ジャン・ジャメから数えて5代目の芸術監督

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    2026年03月01日
  • 珈琲怪談

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    内容を聞かれたら「おっさん4人で喫茶店梯子しながら怪談話するお話だよ」という、相手の頭に「それはおもしろいのか?」という疑問でいっぱいにさせてしまいそうなあらすじなのに面白い。「夜のピクニック おっさんバージョン」的な。
    (主人公たちが訪れているのは、実在のお店がモデルになっているそう。今回出てきたどの土地に関しても土地勘がなく、「あぁ、あの店ね」みたいな楽しみ方ができないのが悔しい…笑)

    特に大きなオチがあるわけではないけれど、
    ちょっと不思議、ちょっと怖い、が詰まった作品でした。
    「すぐそこに怪異があっても、それは日常の顔をしていて。ただ気づかないだけ。」(本文より)

    大げさなものでは

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    2026年03月01日
  • spring

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    1人の天才バレーダンサー兼振付師をそれぞれの人の視点で語っていく作品。人とは異なる感性を持った人として語られていくけど、本人は世界が広がりそれが自分だと納得できるまでは苦しいんだろうな。"人間は多面的な生き物だし、相手によってみせる顔が異なり、齟齬と矛盾がそこそこにある"というのを作品の中でも感じる。
    "蜜蜂と遠雷"の時と同じくバレー作品を観たくなる。

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    2026年03月01日
  • 珈琲怪談

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    喫茶店巡りをしながら怪談話をするおじさん4人。
    地味にさくっと語られる怪談話だがよく考えてみるとじわじわと怖い。
    日常に潜む不思議な話は、正解なければないほどおもしろい

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    2026年03月01日
  • 月の裏側

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    九州の水郷地方都市で、三人の老女が相次いで行方不明になり、行方不明中の記憶を失くして数日後にひょっこり帰って来た事件の謎を解明するために、元大学教授の協一郎と、協一郎に呼ばれた教え子だった多聞、協一郎の娘の藍子、ジャーナリストの高安が奔走する。

    すごく久しぶりに恩田陸を読んだのだけど、ああそうだ、じわじわーっと気色悪いのが近づいてくるこの感じ・・・緊迫感とか、逃げ場のない不安感、寄る辺のない心もとなさが「これぞ恩田陸」なんだったなーと思いながら読んだ。

    「父には分からなかったのだろう。いつも独りぼっちでいるのが当然と思っていた私の中に、『誰か』に助けを求めるという選択肢がなかったということ

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    2026年02月28日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    第七章の運命では、表題のとおり聡子様の悲しい運命に涙を禁じえません。

    私は聡子様の感性が好きです。
    これからも、もっとたくさんのお話の中で出逢いたかったです。

    【好きなシーン】
    聡子様が椎名と永慶が描いた絵の感想を言う場面

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    2026年02月28日
  • ドミノ

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    ネタバレ

    かなり多くの登場人物のある一日の東京駅周辺を舞台に繰り広げられるとっても勢いのある話
    時代背景が出版当時2000年付近なのでちょっと古い(携帯とか社内便、元ヤンとか)けど、楽しい。その時代を知っている必要があるかもしれない。
    東京駅に訪れたことがある人は何となく情景も浮かびやす位と思う

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    2026年02月28日