【感想・ネタバレ】夜の底は柔らかな幻(上)のレビュー

あらすじ

恩田ワールド全開のスペクタクル巨編!

国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恩田さんの作品はそれなりに読んできましたが、傑作の1つだと思う。恩田ワールドの精度の高さがこれでもかと冒頭から繰り広げられ、読みながら声が出た。かなり残酷な描写もあるので苦手な人は避けた方がいいけれど、設定の厚み、細部の作り込み、日常からごく自然につながっていく異世界と異能者。これぞ、という作品だと思います。

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2024年01月22日

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世界観、物語の独創性。恩田陸ワールドに引き込まれ気づけば上下巻読破というような作品。日本国内に存在する途鎖国に警察官の実邦がとある目的のために潜入する。この世界では在色者という分類の人間がイロという個別の特色能力を使うことができるが厳しく取り締まられている為、ヌキと呼ばれる技術や外科手術によりそれを隠し日常生活を送っている。実邦、悲劇となった在色者研究の対象となった生き残りの生徒、最近ソクとなった神山の支配者の子がそれぞれの目的のためにソクを目指す。

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2021年09月15日

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再読ww

あーー、こんな話だった!!と思い出すけど、先の展開は思い出せない。
そしてスピンオフの内容も忘れつつある。

自分の脳みそが心配・・・

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2021年04月17日

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スピンオフ短編集から読んでしまった。

途鎖って土佐とかけてる?土佐犬とか…
現実的なのに途鎖は異国というか異世界のようだ。実邦のイロが気になって仕方ない。
葛城のクソデカ感情に興奮してしまった。本当に横恋慕か?と思うけど愛憎入り混じってそうだし他にも何かありそう。捕まえたとしてお前は一体何をする気なんだよ。
第一部の実邦の最後の言葉、スピンオフ短編集のあの場面そういうことかーーーー!!!!えっ、神山それは犯罪では…?(今更感)

藤代家の人間が全く登場しなかったけど、後半で出てくるんだろうか。従兄弟の有一のキャラがいまいち想像できない。
誰かが死ぬのかなと思うけど、そして死んだ人もいたけどちょっとそれはないわ…と悲しくなった。
閉鎖的かつ一種の信仰にも似た山へ向かう実邦やその他の皆さんがどうなることやら。
序盤で葛城が、男をたらしこむ手段は相変わらずとか言ってたけど、その侮辱は別にしても読んでて確かに実邦にはその魅力があるのかもと思った。それが必ずしも恋情ではなくても何かしら惹きつけるものがある…読んでるだけで何故かそんな気がしてしまった。
続きも楽しみ。

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2020年02月28日

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ずっと積読になってました。恩田さんの不思議な世界へワープしながらとっても楽しい読書時間を過ごしてます♪下巻も一気に読もう♪おねぇキャラの軍くんが良い味だしてるだぁ。先に読んじゃったけど「終りなき夜に生れつく」でも好きなキャラだったので下巻でもどんな風に登場してくれるかわくわくです。

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2017年04月11日

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恩田さんらしさ全開の上巻。
いきなり始まる不思議ワールドに「???」となりながら気づけば途鎖国にどっぷりハマってしまうこの雰囲気、さすがです。

「月の裏側」や「禁じられた楽園」の空気を感じてワクワクしながら読みました。

さて、問題は下巻ですよ。

このワクワク展開をどう落とすのか……恩田さんだということを頭に置きながら引き続き楽しもうと思います。

どれぐらい拾ってくれるかなー。

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2017年02月06日

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ネタバレ

異なる世界軸の日本が舞台。途鎖、闇月、在色者といった土俗的なイメージをもった言葉の数々がねっとりと暗く、重いホラーな雰囲気を醸し出し、ゾクゾクさせられる。

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2016年12月14日

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恩田陸によるダークファンタジー。
日本ではあるが、分断され国家権力の及ばぬ隔絶された地『途鎖国』を舞台に
『在色者』と呼ばれる特殊能力を持った者たちが暗躍するという
どちらかと言えばAKIRAの様なサイキック路線のような物語。

在色者である実邦は身分を隠して途鎖国に入国。
闇月といわれる時期、途鎖では多くの者がある目的をもって山深くを目指す。
実邦も山を目指すが、実邦を追う入国管理局の葛城、
謎の男・黒塚の登場など、周囲に不穏な空気が満ちる。
更に謎の殺人者、恩師が残したメッセージ、隠された過去の悲劇など
何重にも要素が重なり始めてきたとこで上巻が終わる。

息を呑む展開の連続で非常に楽しめる内容なのだが、
兎にも角にも専門用語が多い。
在色者、イロ、ヌキ、ソク、タマゲ、闇月などなど。
この辺の専門用語と設定を理解できないと挫折しそうな内容。
さて、これが下巻でどう収束するのか。
まさに作者の腕の見せ所と言ったところであろう。

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2025年08月30日

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ネタバレ

架空の日本、土佐ではなく途鎖国には多くの在色者がいて戸惑いながらも生活していた
イロをコントロールするべく研究に挑む世代、コントロールされた世代、イロのコントロールは嗜虐性を呼び起こすのか

読み始め、常野物語の続編?と気分が上がる
謎めいた言葉や流れに身を任せて自分も闇月に引きづられていく

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2024年07月30日

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在色者と呼ばれる特殊能力をもつ者たちによるバトルと彼らを追う警察。設定や登場人物はかなり魅力的。

途中、だれるところがあったり、物語が入ってきづらいところがあったりもして、読むのにけっこう体力を使いました。ただ、結末は納得の着地をしています。お見事!

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2023年10月07日

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最初は好みかどうか探り探りでしたが、どんどん読めました。設定は、話の中で自然と折り込まれているので、それも面白くてソワソワしながら引き込まれてた。ワクワクはしない。ソワソワ。終わりの方はだんだんヒヤヒヤしてきたので、下巻はずっとヒヤヒヤなら予感。ミステリアスな部分をずっと引っ張る世界観好きです。下巻にゆきます。

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2022年12月18日

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読んでいて楽しいという感じ。しかし作中でもあったように、新人と旧人みたいに人類の進化の過程で似た世界になるのかもしれない。

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2022年04月25日

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ザラついた重苦しい空気、ねっとりした闇、次から次へと現れる怪しい人物、殺気が入り混じった緊張感…

途鎖国…在色者…ウラ…ソク…イロ…ウチ…均質化手術…アッパー系/ダウナー系…ヒトガタ…闇月…かなりのイロ…説明もほどほどに、当たり前のように飛び交う耳なれないコトバ

〈常野物語〉シリーズ+〈神原恵弥〉シリーズmeet『AKIRA』な展開は、下巻に続く……

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2020年09月22日

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途鎖が地名であることに気付いたのは、数ページ進んでからだった。ヌキ、イロ・・聴き慣れぬ言葉が意味することが分からず読み進めて漸く現実的な話でないことに気づいた自分の鈍感さに恥ずかしさを覚えながら読み進めた。
超能力を持つ人達が互いに牽制し合いある場所を目指している事が分かった。その過程でどんな事態が待っているのか?続きを読んでみる。

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2020年07月10日

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ソフトな印象のタイトルからは想像もつかない壮大なファンタジーですが、怖い雰囲気が強いので、後半は明るい側面を見せて欲しい。

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2019年01月01日

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上下巻の長編作。これは何かで連載していた作品なのかな?『引き』が凄い。ずっと「この後どうなるの?!」「これってどういう事なの?!」「ここからどうするの?!」の連続で、長編とは思えない体感速度で一気読みした。
恩田陸先生の書く能力者は、ただただ特別で強い人ばかりでなくて、どこか自分に近い人物であるように思う。
頭にバッと広がる途鎖国(モデルは高知県らしいです)の風景と、彼らの生き方が、とても美しい内容だった

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2018年12月14日

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ネタバレ

いつものことながら唐突に設定された世界観の描写から始まり、この読者を置いてけぼりにしがちなスタートに一気に引き込まれていく。
「ウラって何だろう」「在色者って多分能力者かな」と想像しながら読み進めるのがとてつもなく面白い。
主人公はもちろんのこと、脇役にも悪役にも個性がしっかりあり、1人1人を好きになれるところも良い。
少しずつ絡まってくる人間関係にワクワクしつつ、主人公の真の強さも気になるし、敵対関係が協力関係に転換することもあるんじゃないかと楽しみでもある。

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2018年11月12日

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常野物語みたいな感覚のお話かなと、思ったけどなんとなく今まで読んできた恩田陸さんのファンタジー系の話と感じが違うな、と思った。閉ざされた国、特異な能力、それぞれの思惑。上巻の終盤の、葛城と黒塚の戦いには度肝を抜かれた。主人公、美邦の周りには、数名の性格や立場の異なる曲者たちがいるようだ。下巻に続く。

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2017年12月20日

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国家権力の及ばない「途鎖国」。特殊能力を持つ人間を在色者と呼び、彼らが目指す場所がそこにあります。一年で闇月と呼ばれる時期だけに、入ることが許される山の奥深くに。
在色者たちそれぞれの過去と現在が因縁となり思惑となり、野望と復讐が重なります。

冒頭の鉄道の描写が好きだ。今から自分の知っている世界と違う場所へ侵入していく。列車に乗っている以上、否応なく侵入してしまうことに、躊躇してしまう。けれど、状況は進んでいく。
それを束の間忘れさせてくれる絶景。

実邦の感情とは違うかもしれないけど、自分が感じたのはそんな気分でした。

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2017年09月21日

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不思議な設定
出てくる謎の言葉たちの説明もなく
でもなんとなーくわかる感じ。

常世物語の雰囲気が近いかな。
三崎亜記さんの作品にも近しいかな。

どうやら悪い奴が3人いるみたいだが、葛城の残酷さが際立っている上巻です。

下巻楽しみにしてます。

2017.9.3

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2017年09月04日

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(上下巻あわせたレビューです)

恩田さん自身超能力を扱った作品をいくつか書かれていますが、自分が読んだ中では本作が一番面白かったように思います。これまでにないほど大きなスケールだったり、恩田作品としては珍しく残虐かつグロテスクなシーンが頻発したりする所も目を引きますが、一番読んでいて楽しかったのは在色者同士の対決シーンですかね。特に上巻ラスト付近の黒塚と葛城のバトルはなかなか面白かったです。『帝都物語』とか漫画『ドラゴンボール』とか、最近の小説だと『新世界より』の再現を狙ったのかとも思えました。ただ下巻に入ると神山と水晶筋の謎のほうに話の比重が移った感じがして、直接対決がそんなに目立たなくなったのはやや残念でした。せっかく個性的なキャラクターをこれだけ配置したのだから、個人的にはもっともっとやりあって欲しかったですね。

肝心のラストは正直はちゃめちゃな印象でしたが、恩田作品ですし、まあいいかな、と。。

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2017年06月12日

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こーゆーのって何系の小説って言うんだろ。面白い。ほんと、恩田陸の小説は設定説明がないままストーリー展開していくので読者は理解に追いつこうと必死になる。 そして最後までまとまった説明ってなくて、ちょろっちょろっと文中に書かれているのでそれを拾って理解してく感じ。

途鎖の国でイロを抱えた者たちが闇月に山に集まりゼロサムゲームに挑む。主人公の実邦がかつての旦那を殺しに行くためとあったけど、え、どゆこと?とはてなが頭でいっぱいのまま下巻に続く。

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2017年05月26日

Posted by ブクログ

中盤まではどんなふうに物語が広がっていくのか。
このエピソードはいったい誰のどこに繋がっているのだろうか。
どんどん物語の世界へと引き込まれていく。
着地点のまったく見えない暗い空を飛んでいるような、不安と期待を同時に感じながら読み進んでいく。
でも、終盤が近づいてくると不安になってくる。
きっちりと終わっているのだろうか。
肩透かしをくったような終わり方じゃありませんように。
答えの示されない、回収不足の伏線が山になっている。
ラスト一歩手前まで、まるで壮大な映像美が浮かんでくるような描写にわくわくしていたのに・・・。
いつものように、「ああぁ」と思わされる結末だった。
それでも、恩田さんの物語には手が伸びる。
読んでみたいと思ってしまう。
すっきりをすべてが解明された落ちがないと納得しない人には向かない作家なのかもしれない。
けれど、たとえ結末はどうであっても、物語を十分に味わう楽しさを与えてくれる作家であることは間違いないと思う。

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2017年02月16日

Posted by ブクログ

恩田ワールド全開なのでイロとかタマゲ等のこの本でしか通用しない言葉が出て来て戸惑う
在色者は多分能力者の事じゃないかな?

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2016年10月09日

Posted by ブクログ

「終わりなき夜に生れつく」を読んで読み始めた。
この人たちは一体何者でどんな関係があってどこへ向かっているんだろう?
こんがらがった結び目が少しずつほどけていくように分かっていく一方で、すごい力を持った人によって繰り広げられる戦いと殺戮、破壊。おそろしい…。

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2024年10月27日

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なんでだか登場人物を覚えるのに時間がかかって、
ん?これは警察の人?え?悪い人?と分からなくなりつつ、行ったり来たりしながら、読み進めました。

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2020年10月16日

Posted by ブクログ

在色者とか出てくるところを見ると、常野物語系の(常野物語シリーズでは無いのですが)特別な能力のある人が出てくる話。

途鎖国を、土佐国と思ってしまった。(発音が似ているし、本の中にも、そっちの方の地方の名前が出ていたので)

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2020年03月28日

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恩田陸の超能力や架空の国のシリーズは読んだことがなく、そのシリーズかなと思って読み始めた。実際、設定や架空の言葉に最初は?だらけ。
だけど、この話は前にでた本と関係あるものではなく、この主人公がいろいろあった状況から突如はじまっている。でも、だんだんそれがわかってくる感じがとてもおもしろかった。下巻が楽しみ。

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2019年06月21日

Posted by ブクログ

この作品のスピンオフが発売になるので、手に取った1冊。何とも、最初から不思議な世界で「恩田ワールド」全開な感じ。特殊能力を持つ「在色者」、国家権力が及ばない「途鎖国」…こういう世界を描く才能って、ただただ凄いと感じる作品。ただ現実離れし過ぎているので、この世界観に慣れるまでは、少し時間がかかった。

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2017年03月06日

Posted by ブクログ

恩田陸といえば思い出すのは夜のピクニック。
そのイメージが強く、他の作品を読んだことも無かったので、一種猟奇的な表現や仄暗い世界観には驚きました。本来はこんな物語を書く人なんだなと。

ファンタジー要素を含んではいるけれど、上記の猟奇的描写、ほのかに感じるホラー風味など、物語はしっかりと大人向けです
魅力的なキャラクターたちは、映像化したら映えそう。

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2016年06月20日

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