恩田陸のレビュー一覧

  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    ページをめくる手が進まない
    怖くて気持ち悪くて
    心に錘を下げてお化け屋敷に放り込まれたような作品でした
    でも面白かった

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    2020年05月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

    購入済み

    舞台化希望

    面白い!
    密室劇の要素を踏まえ、登場人物も限られているので、舞台化したら面白そう。
    登場人物が個性派揃いなので、舞台映えしそう!
    恩田陸の作品の中ではサクサク読める部類なので、コロナ禍で暇を持て余す中、
    一気読みしてしまった。近未来設定ではあるが、今般のコロナ禍を思わせる話題
    も入っており、ある意味先見の明があったのだろう。

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    2020年04月30日
  • 麦の海に沈む果実

    購入済み

    とても

    良い

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    2020年04月24日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

    購入済み

    一言

    圧倒的です

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    2020年04月14日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    『海外旅行処女』??? なんでしょ、この怪しい言葉。『私の仲のよい友人たちは、しょっちゅう海外旅行に行っている』という彼らから、こんな『ありがたくない異名』を2003年9月まで頂戴していたという恩田陸さん。『これまでに飛行機に乗ったのは生涯でたった一回。そのたった一回乗った飛行機が、それはそれは恐ろしかった。お陰さまでますます飛行機が怖くなってしまった』という恩田さん。これはそんな恩田さんがイギリスとアイルランドに取材旅に行くことになったドタバタ旅をまとめた初の紀行文、いやいや、旅行エッセイであります!いや〜これ、たまらなく面白い本です。レビュー冒頭ですが、もうとってもおすすめーって言わせてく

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    2020年04月09日
  • MAZE 新装版

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    序盤の軽い推理小説の様な感じで読み進めたら…
    ホラーなのかなんなのか、怖くてどんどん先に読み進めてしまいました。
    満がいて良かったです。

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    2020年03月16日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    美しき謎と過去への思索の旅

    圧巻だった
    上下巻およそ750超Pあるが、特別なことは起こら
    ず、学生時代の親友4人が数日間をともにしたY島
    旅行での会話で綴られた物語

    各章ごとにストーリーテラーが代わるのがポイント

    ほぼ4人+1人の登場人物は下記で当ててみた

    利枝子…黒木華
    彰彦…加瀬亮
    蒔生…豊川悦司
    節子…木村佳乃
    憂理…蒼井優

    『三月は〜』の第一章と同じタイトル
    四人の親友が非日常の旅にきて、それぞれが心に
    引っかかっていた過去と対面し、ときに美しく、
    ときに残酷に謎を明かしていく

    利枝子は、親友の憂理の死の事実と最愛の蒔生が
    突然去った理由を…彰彦は、親友の死の真相と姉の

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    2020年03月13日
  • 土曜日は灰色の馬

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    ネタバレ

    彼女がどんな本を読み、どんな世界を愛しんできたか、わかる一冊。
    同年代の私には多いに同感するところがあり、懐かしさや親近感を感じてしまった。
    もちろん、別人である以上、そうかなぁと思うこともありながら、彼女が読んで、わたしが読んでいない作品を読もうと企らむのである。
    あー、楽しかった。

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    2020年03月12日
  • 妖し

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    あまり「妖し」じゃなかったんですが
    一番良かったのは
    窪美澄先生の 「真珠星 スピカ」
    死んだ母親が娘を こっくりさんを使って
    守る話で 愛情に不意打ちされて
    かなり泣けました さすが

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    2020年03月09日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    リオデジャネイロ五輪、その閉会式のスクリーンを席巻した日本発のキャラクター達。日本人が胸を張った瞬間。その中央にいたのがドラえもん。ある調査では日本人の認知度97%とされる日本人の共通認識。
    もし、仕事で大失敗をした時、あの時、あの瞬間にこうしていたら、あれを見過ごさなかったら、人は誰でもそんな経験はあると思います。そんな時にもう一度あの時間に戻れたら、これもよく思うことです。でも思えばそんな発想がすぐできるのは、ドラえもんを知っているから、タイムマシンを知っているからなのかもしれません。でも同じ日本人でもドラえもん以前の時代の人だったらどうでしょうか。しかもあの時間に戻っても同じことを忠実に

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    2020年03月04日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    再読。「ドミノ in 上海」のあと「ドミノ」を読み返すつもりだったが、なぜかこっちが読みたくなった。読み出してからもビーディックコーヒーがこっちにも出ていたからだ、と気づく。今の時期に読み返したのはタイムリーだったかも。

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    2020年03月01日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    スピンオフ短編集から読んでしまった。

    途鎖って土佐とかけてる?土佐犬とか…
    現実的なのに途鎖は異国というか異世界のようだ。実邦のイロが気になって仕方ない。
    葛城のクソデカ感情に興奮してしまった。本当に横恋慕か?と思うけど愛憎入り混じってそうだし他にも何かありそう。捕まえたとしてお前は一体何をする気なんだよ。
    第一部の実邦の最後の言葉、スピンオフ短編集のあの場面そういうことかーーーー!!!!えっ、神山それは犯罪では…?(今更感)

    藤代家の人間が全く登場しなかったけど、後半で出てくるんだろうか。従兄弟の有一のキャラがいまいち想像できない。
    誰かが死ぬのかなと思うけど、そして死んだ人もいたけどち

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    2020年02月28日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

    素晴らしいが

    まず、めちゃくちゃ面白いです。
    それだけは確かです。
    ただ個人的な好みとして不満なのは、
    決して悪い点というわけではなく、
    女性の作家さんの傾向かもしれませんが、
    ラストに絶頂感はありませんね。
    盛り上げて、なだらかに下がっていくというか。
    絶頂を求めるなら、主人公に最後演奏して、
    思い切り震えるほど感動を追い求めてしめますよね。
    ただ、それができなかった。
    作品的に失敗しても作家としては挑戦して欲しかったな、と思いますが、
    これがいいと作者としては思ったのかもしれませんね。
    これって、のだめのラストにも通じるんですよね。
    思いきり盛り上げて終わるなら千秋のオケで演奏

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    2020年02月14日
  • 黄昏の百合の骨

    購入済み

    麦の海にハマった人は、その次としてこれを読みます。逆だと駄目なので、先に麦の海です。
    主人公の魅力とミステリアスな雰囲気に引き込まれます。

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    2020年02月14日
  • 麦の海に沈む果実

    購入済み

    恩田陸の小説で一番好きです。かつて女子だった人、学園に憧れた人は、胸キュンの要素がいっぱいだと思います。不思議で空虚な世界観がさすがです。

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    2020年02月14日
  • 上と外(上)

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    これ、面白かったです。
    なんていうんでしょう、少年小説よんだかのような?読後のさわやかさと、マヤ文明とかこー、マニアさをくすぐるかのような設定と、うふふ、もう、たまりませんな!的なときめき(笑)
    いやージャングルでサバイバルとか、絶対こんなの死ぬにきまってるよ!
    とか思いつつもやはりトキメキが止まりません!
    どうしても続きが気になって、急ぎ読みしちゃったので、再度ゆっくり読みなおそう~。

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    2020年02月09日
  • 上と外(下)

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    この本を読んでいる途中、恩田陸のエッセイ「小説以外」を読んだ。そこで恩田さんは、つまらない本には本当に腹がたつ、いつもわくわくするような本を読んでいたいし、そんな本を読みたいという気持ちが、本を書く原動力なのだと。
    まさにこの小説が、「わくわくする本」。始めは、亀裂のはいった家族の問題から話ははじまるのだけど、ジャングルや地底へ場面が移ると、描写や心理の変化がリアルで、ずっとわくわくできた。ニコや祖父との練の関係もあたたかく、最後まで裏切らない展開だった。
    分厚いけれど、読み応えがあり。

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    2020年01月30日
  • ネクロポリス 上

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    恩田さんと英国というのはとても相性が良いと感じました。コーヒーと紅茶では文化が違うというのもよくわかります。同じ職場で食事をした後コーヒーか紅茶となった時もいつもなるほどと感じることも多いです。

    そして、この作品では、日本文化が他国に受容されるとしたら、何が、どのように、どのような形で受け入れられてゆくだろうかという恩田さんなりの考察を見ることができるように思います。それは図らずも恩田さんがそれぞれの文化をどのように見ているかに触れることでもあり、とても興味深いです。

    中でも一番興味深いと感じたのは、『向こう』に行く という考え方です。現代の日本でも未だこの言葉は神秘性を纏っていると思いま

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    2020年01月04日
  • 劫尽童女

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    父親の実験の道具とされ、ある部分で人よりも優れた力を持つ動物の能力をフィードバックされて生まれてきた遙。初めは小さな女の子として登場する。彼女が辿る過酷な運命を描いていく物語である。こんな力を持っていては圧倒的な孤独にならざるを得ない。とはいえ彼女に寄り添う高橋シスターや神崎の存在は読む者にとっては救いである。突然現れたトオルの存在もー。しかし、この出会いの後、とんでもない出来事が起こる。
    特殊な能力を持った人間の物語でありながら、我ら凡人にも生きる意味とは何かということを突き付けてくような思いがしてならない。

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    2019年12月17日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    「二・二六事件」に題材をとった歴史改変SFだ。宮部みゆきも「蒲生邸事件」で同じく二・二六事件を舞台にしていて、かぶるのかなあとちょっと不安になったが、いやいやこれは恩田陸独特の世界観があって、読みごたえがあった。むしろこちらの方が断然面白い。未来からやってきた国連の人間たちが、実際の事件をもう一度なぞっていくはずなのに、誤差がいろいろと出てきて、おいおいこれで大丈夫なのか、歴史がぐちゃぐちゃになるぞと読者を不安がらせるところも上手い。先を読みたくて、すぐに下を読むこと請け合い。

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    2019年11月27日