恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
基本的に作品の評価というものは、『訴えかける感情の数』×『深さ』の総数で決まると考えてます。例えば、単純に恐怖だけを描いた作品よりは、謎解き要素を加えて探求心を唆られる方が、作品としての奥行きがあり読者層も広がります。結果的に作品として評価されやすい。
ただし、『深さ』は読者の力量に委ねられる部分が大きいため、『訴えかける感情の数』が少なく『深さ』に特化している、いわゆる指向性が強い作品ほど評価はされにくい傾向にある。
本作品は様々な感情が複雑に絡み合っているにも関わらず、指向性が強い作品にも思われる稀有な例な気がします。
えー、とにかく好きな作品です。 -
Posted by ブクログ
とっても良かった!
掲載されているほとんどの建築物には入ったことがあるか何度も前を通ったことがあったけど、詳しい成り立ちや竣工年などは知らなかったので、勉強になった。
この本を片手に改めて横浜の街を巡りたくなる本。
説明に終始せず、詳し過ぎず素っ気なさすぎず素人には丁度良い分量の文章というのが良かった。この手の本では文章が専門でないものから見ると難解なことが多く、途中で投げ出したくなったりするけど、この本ではそんなことがなく、また写真も美しいものが沢山掲載されているのでじっくり見ることが出来て嬉しい。
前書きや後書きを読むと、まさにそのようなことを目指して作られた本みたい。
改めて、こんな -
ネタバレ 購入済み
水野理瀬
・(所詮、私は善人になれないのだ。)
・(悪は全ての源なのだ。
善など所詮、悪の上の上澄みの一部に過ぎない。
悪を引き立てるハンカチの縁の刺繍でしかないのだ。
でなければ、善がいつもあんなに弱く、嘘くさく、脆く、儚いことの説明がつかない。
つまり、この世の全ては、悪の巨大な褥から生まれたのだ。)
・(そして、悪の褥は常に新しい血を必要としており、その血を生まれながらに持った者が、
いつの世も必ず存在する。
悪の存続は、人間にとっての必然であり、自然の理として強く運命づけられているのだ。)
・(人間は弱く、忘れっぽいもの。目の前から現物が消えれば、記憶などたちまち改竄されてしま -
購入済み
4人のピアニスト
4人のピアニストが主人公?、それぞれの視点が描かれて物語が同時進行に描かれるのが面白いです。
原作未読で皇なつき先生に目当てで読んでみました。これまで時代物を描かれてきたのを読んできましたが、現代の絵柄も上手くて綺麗で、音楽の物語のこの作品に合っています。あーちゃんの音楽への情熱が戻る事とマサルくんとの再会を期待しています。4人目の男の子はラスボス感(真の主人公)あってわくわくしました。