無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
神原恵弥シリーズ3作目。凄腕ウイルスハンターの神原恵弥が本作で向かうは、トルコ共和国。2作目は国内だったが、3作目は再び舞台は海外へ。1作目の主人公だった満とも再会し、かつての恋人もトルコにいる。高校の同窓生が中年になり異国で再開、隠れミッションを抱えた恵弥は殺人事件に巻き込まれる。
イスタンブールの郊外で、黒い苔に覆われた死体が見つかるようになったらしいという謎。水の研究者の日系の女が殺される事件。顔色が悪く怪しい動きの元恋人。恵弥にミッションを依頼した友人は日本で事故に。満と恵弥はトルコ内を巡りながら謎を追う。
刊行は2015年だが、本作のなかで恵弥は言う。いずれ近いうちに、世界は協力な感染症に見舞われるわ。昔よりも移動が容易になった今、1-2日で感染は世界に広がるはずよ。一説によると、増えすぎた人口を減らすための自然の自浄作用として時折こうした感染症が発生するとも言われているわ。…まるでコロナのパンデミックを予想するような本作の神原恵弥。出版当初はファンタジーとして読んでいたが、今読み返すと、むむむ…となる。これも、時をおいて読み返す楽しさ。
Posted by ブクログ
神原恵弥シリーズの3作目
今作は、異国情緒漂う中東の国に出張の恵弥
仕組まれたような出張の予定や、黒い苔に覆われた遺体という謎、画期的な鎮痛剤という噂レベルの薬 D・F、多田直樹から頼まれた人探し等、またまた色々な思惑が交錯している
----------------------
外資製薬会社に身を置く凄腕ウイルスハンター・神原恵弥。
ある博士の捜索を依頼されてT共和国にやってきたが、博士は殺されてしまう。
一方、この国では全身を黒い苔で覆われて死んだ人間がいるらしい。
ビジネスで滞在中のかつての恋人・橘は不穏な行動を見せる。
恵弥が想像だにしない、これらの背景に存在するものとは――?
----------------------
例によって、舞台となる地名が「T共和国」と伏せ字になってるけど、明らかにトルコ共和国ですね
ってか、バレバレの伏せ字にする必要あるんですかね?
恵弥は様々な理由でT共和国を訪れる
・アキコ・スタンバーグという人物の人探し
彼女は会議と休暇を兼ねてT共和国に一週間の滞在予定だったが、調べたいことができたから帰国が遅れるとメールが届いてから帰ってこないという
その夫から、多田直樹を経由した依頼
・D・Fと呼ばれる鎮痛剤の調査
最高にハイになれて、ダメージがない薬で、日本人が開発に関わっていたという噂
その真相を探るため、会社の指示でレセプションに赴く
・橘浩文との邂逅
高校の頃の元彼で、大手ゼネコンに就職後結婚するも3年ほどで離婚したらしい
・謎の病気
体中に黒い苔のようなものが生えて亡くなる病気が発生しているという
到着後、橘浩文と早々にホテルで再会できたり
アキコ・スタンバーグらしき人物を見かけて後を追うも、通り魔に刺されて亡くなる現場に立ち会ってしまう
また、「アンタレス」という謎の人物からの接触と、その指示通りの行動を強制されるなど
MAZEに出てきた満が再登場
あれがきっかけでこの国に住み着いたらしく、今は焼き鳥屋を経営しているようだ
やはり、満には癒やされるわー
様々な謎や疑惑が出てくるし、黒い苔のようなものが生える病気に関してはウイルスハンターである恵弥が何か手を出すのだろうという予断で読み進めていたけれども
やはり設定は壮大な恩田陸だけあって、真相はちょっと拍子抜けな感じ
あと、とある仕掛けは前作の「クレオパトラの夢」でも使ってた理屈だな
まぁ、納得のいく光景を見せられたらそれを信じるというのは当然と言えば当然なのでしょうけどね
ブラックベルベットというカクテルがあるのは知らなかった
シャンパンとスタウト(黒ビール)を同量ずつ混ぜ合わせたカクテルらしいけど
シャンパンをビールと混ぜるとか、もったいなくない?と思う
あと、物語には関係ないけど、ベルベットとベロアって何が違うのだろうな?
同じような生地に思うのだけれど
今のところ続編は出てないようだ
これで終わりでも一区切りついているようにも思えるし
また続編がでてもおかしくないようでもある
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。